これまでの主張とほぼ同じではあるが、もしも外務大臣だったらどうするか(万にひとつも有り得ないけど、笑)、ということを書いておくよ。
①パキスタンの安定化
アフガンに直接日本が何かできる、ということは多くはないだろう。実現困難なことの方が圧倒的に多くて、あまりにハードルが高すぎるのだ。そこで、直接アプローチではなく、間接アプローチということになる。
最も関係の深い国としては、パキスタンであるのは衆目の一致するところであると思うので、まずはパキスタンを強固にするよりない。これは、(日本の)対印関係上においても重要なことなのだ。
そこで、パキスタンに対しては、仕事を生み出せること、社会生活基盤を向上させ、パキスタン人の社会安定化を促進すること、を掲げる。具体策を例示すると
・天然ガス発電施設整備:
大規模送電線施設のない地域でも可能なものを含む。小型~中規模発電設備なども積極活用。エネルギー需給率を改善することは、国内産業にもプラスだし、温暖化対策という面でも有利。豊富な天然ガス資源を有効利用できる。
・地方中核都市整備:
カラチのような大都市と内陸部を繋げる中核都市を目指す。人口規模は数万人程度でもいいので、生活基盤の整備された地域を生み出すことが必要。それには、仕事や雇用が必要、ということになるだろう。いったん都市機能が生じてくると、あとは自然に発展してゆく可能性は広がるかもしれない。その足場となる都市が必要なのだ。それには、道路、鉄道や水道などの所謂社会インフラ整備が欠かせない、ということになるわけである。アフガン国境付近に直ぐに向かうということはできないかもしれないが、内陸部に向かって足場を固めてゆく、ということになるだろう。
・パキスタン人留学生受け入れを増やす:
日本国内で人材育成はできると思う。まずやるべきは、日本在住のインド人グループとパキスタン人グループを招き、日本人が司会進行をやって双方の何が問題で、どうなれば印パの関係がよくなるのか、双方にとことん話し合ってもらうことだ。それを聞いている第三者的立場の日本人がどう感じ、何をどうするか考えて、解決に向けた糸口とすることだと思う。在日のインド人とパキスタン人が取っ組み合いの喧嘩をしたりするものなのだろうか、というと、多分そういうのは極めて少ないんじゃないかな、と思う。パキスタン人が意見を聞き入れるとすれば、一番聞くのはやはりパキスタン人に言われる時だろうね、と思うから。なので、パキスタン国内で人々を説得できたり、指導できたりするような人材を育成することが必要だろう。
そういう留学生を受け入れる時、在日のパキスタン人たちに協力してもらえばいいので、月額一人15万円とか20万円程度の留学費用を出してあげればいいのではないか。日本でインド人とパキスタン人が友達になって帰ればいいんだよ。パキスタン人のことをよく知っているのは、基本的にはパキスタン人なのだから。
②麻薬取引の撲滅運動
これも幾度か取り上げた。アフガンで生産されるアヘンは世界生産の9割にも達すると言われているので、武装グループの資金を枯渇させる必要があるのだ。
武装グループとて、金がなければ武器や弾薬などを購入できないのだから。その資金を減らす為に、麻薬取引に関する捜査活動などを先進国でやるべきだろうね。たとえば、欧州ではオランダ、ドイツ、ベルギーなどが麻薬取引の中継地点となっているようなので、それらNATO諸国で取締強化をしてもらう。
合法ドラッグ類で違法ドラッグを駆逐できる、と考えているなら、英米では率先して大麻自由化などの「規制緩和」(笑)を実施すればいい。その代わり、アヘンから精製されるドラッグ類を徹底して取り締まれ、ということになる。それとも、アフガン以外の地で「アヘン生産」の競合地域を作って、価格競争でアフガンのアヘン生産を断念させるか、だ。
まさか、そこまで要求はできないだろうけど、麻薬取締強化は空爆を繰り返すよりは意味があると思うよ。
①パキスタンの安定化
アフガンに直接日本が何かできる、ということは多くはないだろう。実現困難なことの方が圧倒的に多くて、あまりにハードルが高すぎるのだ。そこで、直接アプローチではなく、間接アプローチということになる。
最も関係の深い国としては、パキスタンであるのは衆目の一致するところであると思うので、まずはパキスタンを強固にするよりない。これは、(日本の)対印関係上においても重要なことなのだ。
そこで、パキスタンに対しては、仕事を生み出せること、社会生活基盤を向上させ、パキスタン人の社会安定化を促進すること、を掲げる。具体策を例示すると
・天然ガス発電施設整備:
大規模送電線施設のない地域でも可能なものを含む。小型~中規模発電設備なども積極活用。エネルギー需給率を改善することは、国内産業にもプラスだし、温暖化対策という面でも有利。豊富な天然ガス資源を有効利用できる。
・地方中核都市整備:
カラチのような大都市と内陸部を繋げる中核都市を目指す。人口規模は数万人程度でもいいので、生活基盤の整備された地域を生み出すことが必要。それには、仕事や雇用が必要、ということになるだろう。いったん都市機能が生じてくると、あとは自然に発展してゆく可能性は広がるかもしれない。その足場となる都市が必要なのだ。それには、道路、鉄道や水道などの所謂社会インフラ整備が欠かせない、ということになるわけである。アフガン国境付近に直ぐに向かうということはできないかもしれないが、内陸部に向かって足場を固めてゆく、ということになるだろう。
・パキスタン人留学生受け入れを増やす:
日本国内で人材育成はできると思う。まずやるべきは、日本在住のインド人グループとパキスタン人グループを招き、日本人が司会進行をやって双方の何が問題で、どうなれば印パの関係がよくなるのか、双方にとことん話し合ってもらうことだ。それを聞いている第三者的立場の日本人がどう感じ、何をどうするか考えて、解決に向けた糸口とすることだと思う。在日のインド人とパキスタン人が取っ組み合いの喧嘩をしたりするものなのだろうか、というと、多分そういうのは極めて少ないんじゃないかな、と思う。パキスタン人が意見を聞き入れるとすれば、一番聞くのはやはりパキスタン人に言われる時だろうね、と思うから。なので、パキスタン国内で人々を説得できたり、指導できたりするような人材を育成することが必要だろう。
そういう留学生を受け入れる時、在日のパキスタン人たちに協力してもらえばいいので、月額一人15万円とか20万円程度の留学費用を出してあげればいいのではないか。日本でインド人とパキスタン人が友達になって帰ればいいんだよ。パキスタン人のことをよく知っているのは、基本的にはパキスタン人なのだから。
②麻薬取引の撲滅運動
これも幾度か取り上げた。アフガンで生産されるアヘンは世界生産の9割にも達すると言われているので、武装グループの資金を枯渇させる必要があるのだ。
武装グループとて、金がなければ武器や弾薬などを購入できないのだから。その資金を減らす為に、麻薬取引に関する捜査活動などを先進国でやるべきだろうね。たとえば、欧州ではオランダ、ドイツ、ベルギーなどが麻薬取引の中継地点となっているようなので、それらNATO諸国で取締強化をしてもらう。
合法ドラッグ類で違法ドラッグを駆逐できる、と考えているなら、英米では率先して大麻自由化などの「規制緩和」(笑)を実施すればいい。その代わり、アヘンから精製されるドラッグ類を徹底して取り締まれ、ということになる。それとも、アフガン以外の地で「アヘン生産」の競合地域を作って、価格競争でアフガンのアヘン生産を断念させるか、だ。
まさか、そこまで要求はできないだろうけど、麻薬取締強化は空爆を繰り返すよりは意味があると思うよ。