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郵貯・簡保の一律サービス義務化?!

2009年09月08日 21時20分28秒 | おかしいぞ
なんでこうなるんだよ。民主党は元々そんなこと言ってなかったろ。
民主党案は、郵政公社を縮小→廃止するってことだったろ。民営化じゃなく、公社のままで半減させ、いずれ廃止するってロボ岡田(当時の代表)が言ってたでしょ。たった4年で、過去のことは忘れたのか?

それをなんで今更元に戻すんだよ。
過疎地の運営の厳しい郵便局は「基金で維持」ということだったろう?
こんな、全国一律とかいう話ではなかったでしょうよ。

貯金・簡保に全国一律サービス義務化…郵政見直し(読売新聞) - Yahooニュース

連立政権樹立へ向けて協議を進めている社民党、国民新党と共に具体的な見直し作業に入る。地方での金融サービスの維持と、金融2社からの手数料収入に依存する郵便局の経営を将来的にも安定させる狙いだ。
3党は次期臨時国会で、持ち株会社の日本郵政と金融2社の株式売却を凍結する法律を成立させる予定だ。今年度中にも、郵政民営化関連法の一部改正や、見直し新法の提出などを検討しており、金融2社への全国一律サービス義務付けを盛り込む。




05年当時、このへんに書いたように、配達業務と他の業務(たとえば資金出し入れ)とを一緒にやるのは、何ら問題ないじゃないの。やればいいよ。だけど、それはただの民間会社でもできるし、義務化されてなくてもできる話でしょうよ。サービス維持を義務化ってのは、それは電線とかの維持みたいなものになってしまうので、おかしいんじゃないか?単なる年寄りへの迎合としか思えない。


民主党の主張していたように、公社のままで半減させたりしたら、それは「郵政公社の人たちが可哀想すぎだ、リストラの嵐になってしまうぞ」と言って、オレは反対したじゃないか。民主党は、郵政公社さえも存続させない、って言ってたんだろ。新たに、郵便専用の国の機関(=国家公務員、ということだ)ということにするぞ、とかいう計画だったでしょ?

しかも、公社の貯金額は半減させる、とも言っていたよな?金額上限を設けるって言ってたろ?
一体運営なんて、一言も言ってなかったぞ。どうして政権を取った途端に過去の主張をひっくり返し、尚且つ前回選挙で「郵政民営化賛成」という民意に反してこれを止めるわけ?

05年選挙で自民党が勝ったのは、「国民は郵政民営化には賛成だったが、それ以外の政策に賛成していたわけではない、自民党に白紙委任したわけではない」と講釈を垂れていたのは、野党の連中やマスコミ連中だったでしょうよ。

オレが追及しろ、と言ったのは、日本郵政の「新たな利権化」を狙うようなマネをさせるな、西川体制を厳しく検証するべきだ、と言ったまでだぞ。西川は降りてもらえ、というのは当たり前だろ。だが、民営化をやめてくれ、なんてことを主張した覚えはないぞ。

だからイヤなんだよ。
民主党は、形を変えた旧式自民党のまんまの政策をかなり実施しようとしているんだよ。

大敗した自民党もアレだけど、あまりに振れ過ぎなんだよ。
民主党になったらなったで、自民党から消えかかっていた「守旧派自民党」が民主党で復活したというだけじゃないの、これじゃ。


コインの表から裏へ、そして、また表へ、みたいなもんか。

おいおい、勘弁してくれ。



『感染列島』と『252』の感想

2009年09月08日 18時03分05秒 | 俺のそれ
まず、『感染列島』から。

新型インフルエンザが話題となった今年においては、タイムリーな作品となった。が、感染症の恐怖みたいなものが、大袈裟すぎるきらいはあるかも。

東京とか、廃墟みたいになっちゃって、人々のいる気配すら感じられなくなるような、模型?かCG?の映像とか、やけに大袈裟だった。あれじゃ、本当の世紀末状態だよ(笑、どこのマッド・マックス的世界?)。


妻夫木くんは、全ての弾避け可能なヒーローの如く、ヴァイラスの攻撃を完璧に回避して、ホント頑張ったねって感じだ。
WHOの元カノDrは、微妙。指揮命令するような立場の人が、安易に感染してしまって、うぬぬぬと思ったけど、話の流れ的にはしょうがないのかも。敢えてあの結果に。

一種の厳しい警告というか、「なめるなよ」的な、感染症は甘くはないぜという、大変厳しい教訓を人々に授けたということなんでしょうか。

時間が長いけれど、個人的には苦にならず、若干の誇張などが気になるのを除けば、割と良い作品になっていたのでは。たとえば、養鶏場の社長さんが自殺というのは、現実にあった夫婦自殺を想起させ、メディアスクラムの被害や陰湿さとかをきちんと出していたしね。製作側の良心を感じさせた。

現代ではなくても、昔のペストとか、そういう感染症の猛威に近いイメージかも。ただ、今後に本当の「新型」とかだと、笑えない話ではあるかもしれない。



続いて、『252』。
災害モノ、というのは、そろそろ定番ということかも。

うーん、率直に言って、駄作。
トラウマのエピソードとか、単なるマネでは。その他の筋も、ほぼマネっぽい話か、以前に映画などに原型のあるものばかり。狙いすぎ、では。

興行成績を上げねばならぬ、というのは、仕方のないことかもしれないが、過去に人気メニューとなってしまった食材を寄せ集めて、あたかも別な料理で作りましたってポーズだけがあるような感じ。

ほぼ「前に、○○で食べたような気が…」ということかと。それだけで出来上がっている料理って、ある意味コワイ。
これまでと異なる点というのは、全面協力が自衛隊や海保ではなく、消防庁だったというだけでは(笑)。

あと、腹腔内出血で強引な輸血だけやってみたとしても、出血を止めることができなければ、死ぬのは同じだろうと思うんだけど。
しかも、ちょっとだけ輸血しただけなのに、腹腔内は血だらけであろうはずの女の、元気のいいことといったら(笑)。

埋まってる時の、奥さんの取り乱しっぷりもハンパじゃないよね。元レスキューの奥さんにしては、有り得ないくらい「今すぐ助けて(ゴラァ)!!」という暴れ具合が、あまりに作りすぎでは。

海猿の時にもちょっと思ったんだけど、今回も「神出鬼没」ぶりが遺憾なく発揮されていたし。いくら家族とか関係者とか言ったって、あんなに奥さんが現場のどこにでもすかさず「顔を出す」って、有り得なくね?(笑)
指揮本部みたいな場所でも「コソーリ後ろに立ち」、救助現場にも「スススッと”砂かぶり席”に控える」というような感じで、こんな女はイヤだ、の典型的見本みたいになっていた。邪魔な上に、しつこいし、どこか遠くに消えていて欲しい、と思ったりするよ。

海猿の時には、指令本部みたいな建物内をどこでも好き勝手に行き来するとか、素早く屋上に上がっているとか、その程度だったからどうにか許すか、と思ったが、今回のはそれ以上だぞ。
いってみりゃ、救出されて海面に上がってきたら、その脇にボートで奥さんが待機している、みたいなもんだな。そんなに近づけるのかよ、と。

全体的に、「痛々しい」という感じの映画でした。


つーか、伊藤くんが可哀想でしょ。
敢えて、『海猿』と同じ俳優さんを充てたのは、酷くない?