新司法試験に関する記事について、2009-09-11 - ボ2ネタ ボ2p1経由で読んでみた。
司法試験の合格者数から、勝手ながら独自にトップ20を並べてみた。
数字は順に、出願者数(A)、受験者数(B)、脱落率(1-B/A)、短答式到達者数(C)、短答パス率(C/B)、合格者数(D)、受験合格率(D/B)、出願合格率(D/A)。
一橋 144 132 0.0833 113 0.8561 83 0.6288 0.5764
東大 451 389 0.1375 333 0.8560 216 0.5553 0.4789
神戸 164 149 0.0915 124 0.8322 73 0.4899 0.4451
京大 333 288 0.1351 236 0.8194 145 0.5035 0.4354
慶応 360 317 0.1194 266 0.8391 147 0.4637 0.4083
中央 435 373 0.1425 292 0.7828 162 0.4343 0.3724
北大 175 156 0.1086 131 0.8397 63 0.4038 0.3600
首都 103 87 0.1553 66 0.7586 34 0.3908 0.3301
千葉 74 64 0.1351 49 0.7656 24 0.3750 0.3243
愛知 67 41 0.3881 37 0.9024 20 0.4878 0.2985
名大 146 120 0.1781 79 0.6583 40 0.3333 0.2740
早大 474 380 0.1983 266 0.7000 124 0.3263 0.2616
阪大 199 155 0.2211 110 0.7097 52 0.3355 0.2613
明治 380 310 0.1842 241 0.7774 96 0.3097 0.2526
上智 178 144 0.1910 105 0.7292 40 0.2778 0.2247
広島 95 84 0.1158 50 0.5952 21 0.2500 0.2211
横国 91 79 0.1319 56 0.7089 20 0.2532 0.2198
九大 211 174 0.1754 106 0.6092 46 0.2644 0.2180
南山 83 59 0.2892 33 0.5593 18 0.3051 0.2169
立命 289 243 0.1592 161 0.6626 60 0.2469 0.2076
脱落率というのは、出願予定があるが実際に受験した人数との差になり、受験してもダメだなとか、学校側が受験を見合わせるよう指導するとか、自信ない人が受けないとか、そういう脱落する割合を見ている。一橋と神戸大が一ケタ台で、9割以上が受けるけれど、2割以上が受けない学校もある。
上の並び順はD/Aで見ているので、基本的に受験合格率が高ければいいというものでもない。一橋は脱落率、短答式パス率、合格率のいずれも高水準なので、最も質の高いロースクールとみていいだろう。どちらかといえば、他の有名私立に比べて少数精鋭、指導水準が高く合格に最も近い学校だろう、と。
この他でみると、神戸大がオススメであることが判る。京大は勿論悪くはないのだけれど、バランスの良さでは関西圏だと神戸大の方がいいのかも。元から京大法学部とかに入れるような実力の持ち主が多いだろうと思うので、合格率が高くても不思議ではないからね。そういう点でも神戸の健闘が光るのでは。
私立では、意表を突いていたのが、愛知大学とかいう学校。少数精鋭主義だね、ホント。合格率を上げる為だろうと思うが、脱落率を高くしている。その甲斐あってか、短答式パス率は全学校中最高の9割を達成。反復訓練の賜物かもしれないが、後は記述系授業の質を高くすると更に伸びる可能性はあるのかも。それと、一橋も同様なのだが、未修者の合格率が割りと高い、という傾向がある。他の大学院では圧倒的に既修者の合格率が高いところが多い中、40~50%程度の未修者合格率があるのは教育の質の高さが求められるのではないかな。
あと、関東圏では、首都大学東京が意外に健闘。千葉大も。早稲田は人数を多くしすぎて、質の高さが保てない、ということなのかもしれない。慶応や中央に水を開けられているという感じ。
この上位20校で受験者3744名、合格者1484名で全合格者の7割以上を占める。出願合格率は約3人に1人、受験合格率は約4割、であった。他の学校の存在価値は疑わしくなってくるかも(笑)。
参考までに、ランクから漏れた学校を挙げてみる。
東北 179 154 0.1397 107 0.6948 30 0.1948 0.1676
立教 157 112 0.2866 81 0.7232 25 0.2232 0.1592
関西学 237 191 0.1941 134 0.7016 37 0.1937 0.1561
同志社 301 235 0.2193 160 0.6809 45 0.1915 0.1495
法政 190 138 0.2737 103 0.7464 25 0.1812 0.1316
関西 275 207 0.2473 147 0.7101 35 0.1691 0.1273
どうした、東北大、って感じ(笑)。これはまあいいか。
傾向を見ると、平均の脱落率が高い(上20校は約16%、この6校は約23%)、受験合格率が半分程度の19%、出願合格率に至っては約15%と、更に差が広がる。
まあ、これら26校の合格者1681名は、全合格者2043名のうち約82%に達するので、他のロースクールは存在意義が問われるであろう。
司法試験の合格者数から、勝手ながら独自にトップ20を並べてみた。
数字は順に、出願者数(A)、受験者数(B)、脱落率(1-B/A)、短答式到達者数(C)、短答パス率(C/B)、合格者数(D)、受験合格率(D/B)、出願合格率(D/A)。
一橋 144 132 0.0833 113 0.8561 83 0.6288 0.5764
東大 451 389 0.1375 333 0.8560 216 0.5553 0.4789
神戸 164 149 0.0915 124 0.8322 73 0.4899 0.4451
京大 333 288 0.1351 236 0.8194 145 0.5035 0.4354
慶応 360 317 0.1194 266 0.8391 147 0.4637 0.4083
中央 435 373 0.1425 292 0.7828 162 0.4343 0.3724
北大 175 156 0.1086 131 0.8397 63 0.4038 0.3600
首都 103 87 0.1553 66 0.7586 34 0.3908 0.3301
千葉 74 64 0.1351 49 0.7656 24 0.3750 0.3243
愛知 67 41 0.3881 37 0.9024 20 0.4878 0.2985
名大 146 120 0.1781 79 0.6583 40 0.3333 0.2740
早大 474 380 0.1983 266 0.7000 124 0.3263 0.2616
阪大 199 155 0.2211 110 0.7097 52 0.3355 0.2613
明治 380 310 0.1842 241 0.7774 96 0.3097 0.2526
上智 178 144 0.1910 105 0.7292 40 0.2778 0.2247
広島 95 84 0.1158 50 0.5952 21 0.2500 0.2211
横国 91 79 0.1319 56 0.7089 20 0.2532 0.2198
九大 211 174 0.1754 106 0.6092 46 0.2644 0.2180
南山 83 59 0.2892 33 0.5593 18 0.3051 0.2169
立命 289 243 0.1592 161 0.6626 60 0.2469 0.2076
脱落率というのは、出願予定があるが実際に受験した人数との差になり、受験してもダメだなとか、学校側が受験を見合わせるよう指導するとか、自信ない人が受けないとか、そういう脱落する割合を見ている。一橋と神戸大が一ケタ台で、9割以上が受けるけれど、2割以上が受けない学校もある。
上の並び順はD/Aで見ているので、基本的に受験合格率が高ければいいというものでもない。一橋は脱落率、短答式パス率、合格率のいずれも高水準なので、最も質の高いロースクールとみていいだろう。どちらかといえば、他の有名私立に比べて少数精鋭、指導水準が高く合格に最も近い学校だろう、と。
この他でみると、神戸大がオススメであることが判る。京大は勿論悪くはないのだけれど、バランスの良さでは関西圏だと神戸大の方がいいのかも。元から京大法学部とかに入れるような実力の持ち主が多いだろうと思うので、合格率が高くても不思議ではないからね。そういう点でも神戸の健闘が光るのでは。
私立では、意表を突いていたのが、愛知大学とかいう学校。少数精鋭主義だね、ホント。合格率を上げる為だろうと思うが、脱落率を高くしている。その甲斐あってか、短答式パス率は全学校中最高の9割を達成。反復訓練の賜物かもしれないが、後は記述系授業の質を高くすると更に伸びる可能性はあるのかも。それと、一橋も同様なのだが、未修者の合格率が割りと高い、という傾向がある。他の大学院では圧倒的に既修者の合格率が高いところが多い中、40~50%程度の未修者合格率があるのは教育の質の高さが求められるのではないかな。
あと、関東圏では、首都大学東京が意外に健闘。千葉大も。早稲田は人数を多くしすぎて、質の高さが保てない、ということなのかもしれない。慶応や中央に水を開けられているという感じ。
この上位20校で受験者3744名、合格者1484名で全合格者の7割以上を占める。出願合格率は約3人に1人、受験合格率は約4割、であった。他の学校の存在価値は疑わしくなってくるかも(笑)。
参考までに、ランクから漏れた学校を挙げてみる。
東北 179 154 0.1397 107 0.6948 30 0.1948 0.1676
立教 157 112 0.2866 81 0.7232 25 0.2232 0.1592
関西学 237 191 0.1941 134 0.7016 37 0.1937 0.1561
同志社 301 235 0.2193 160 0.6809 45 0.1915 0.1495
法政 190 138 0.2737 103 0.7464 25 0.1812 0.1316
関西 275 207 0.2473 147 0.7101 35 0.1691 0.1273
どうした、東北大、って感じ(笑)。これはまあいいか。
傾向を見ると、平均の脱落率が高い(上20校は約16%、この6校は約23%)、受験合格率が半分程度の19%、出願合格率に至っては約15%と、更に差が広がる。
まあ、これら26校の合格者1681名は、全合格者2043名のうち約82%に達するので、他のロースクールは存在意義が問われるであろう。