テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

外でアコギを録るのは難しい

2021年05月14日 | 楽器
本当に良いアコギを手に入れたと思う




サドルとブリッジピンも馴染んできた



指弾きでもピック弾きでも良く鳴るようになってきた

ドレッドノートよりも一回り小さいボディサイズは大正解だった

弾いていて疲れない

本日はレコーディングすべく機材を外に持ち出した


感度が良いマイクが外の騒音を拾ってしまう

車の走行音や子供の遊び声など・・

最後までレコーディングできない

まぁ、そんなに都合良くはいかない

やはり録音は自宅に限る







  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

使用後に弦を緩めるべきか?

2021年05月14日 | 楽器
読者のみなさんは使用後に弦を緩めるだろうか?

賛否両論あるようだ

ちなみに私は『緩めない派』なのだ

そもそも、ギターのネックは弦のテンションに堪えるように設計されているのだ

一昔前のギターにはトラスロッドが仕込まれていなかったという

現在でもギターの起源であるクラシックギターにはロッドが仕込まれていない

ナイロン弦を使用するアコギは弦の張力が弱いのだ

それでも皆無ではない

ネックが反ることもあるのだ

そんな場合には『ネックアイロン』で矯正するのだ

時間も手間もかかる

手間がかかる作業は工賃も高い

そんなかんじでクラギ弾きは弦を緩めることが常識なようだ

高価なギターほど板が薄い

板が薄いアコギは良く鳴る

しかしながら強度が弱い

鉄弦アコギの場合には鳴りと強度のさじ加減が難しい


ネックよりもトップ板の浮き(盛り上がってしまう)が問題なのだ

弦を緩める事なく何年も放置されたギターに多い症状なのだ

弾いているギターにはあまり起こらないようだ

湿度が関係しているのだろうか?

ハードケースの中で眠っていたギターに多いという


トップが浮いたギターはどうするのか?

トップ板に圧をかけて矯正するのだ

時間との戦いになる

総じて鉄弦アコギの弦は太く張力も強い


アコギの弦にも細いゲージが用意されているが・・

指が痛いという理由で細いゲージを選ぶのは論外

一気にダメなギターになってしまう

アンプやエフェクトを通すエレキの場合には一概には言えない難しさがある

テクニカル系のプロなどは極細の弦を低い弦高でセットすることも多い

ユルユルのテレテレなのだ

軽いタッチで音が出る

弾き心地も緩い感じになるのだ

私はエレキにもある程度の弾き心地を感じたい

それ故に細いゲージは好きではない

弦高もある程度の高さが欲しい

6弦12フレットで2㎜が基本になっている

気温や湿度でネックが順反りになるのは許容範囲

上記よりも弦高が高くなってもあまり気にしない

面白いことに反ったネックは元に戻ることも多い

放置の段階でどんどんとネックが反る場合にのみ調整するのだ

近年はすべてのギターやベースのネックが落ち着いているのだ

動くネックは異常ではない

ロッドが効いているならば問題はないと思う

効きが良いロッドは信頼度も高い

むしろ、固着しないように適度に動かすことも大事なのだ

ロッドを回してギシギシするネックはダメなネック

ロッドに専用の潤滑剤を流し込む方法もある

楽器店ではあまり勧めないと思う

動きが悪いロッドの最終手段なのだ

廉価なギターならば、気にしないで色々と試すことができる

私は市販の潤滑スプレーを吹きかけたことがある

動きが滑らかになった記憶が蘇る


先日、行きつけの楽器屋さんにトップ板が浮いたアコギが持ち込まれた

目視で分かるほどに膨らんでいるのだ

12弦のギターなのだ

弦のテンションが高いことが容易に想像できる

因みに12弦のチューニングはオクターブ上に合わせるのだ

さらにテンションが強くなる

借り物の12弦を何度も弾いたことがあるが鳴りが心地良い

チューニングひとつとっても面倒臭い

自分で買う気にはならない

でも弾いてみたい・・

そんなギターなのだ

高価なアコギは設計の段階で弦の張力を計算して設計されている

廉価な12弦ギターは6弦とほぼ同じ設計のまま12弦ギターを作ってしまう

それ故にトップ板の浮きという症状が起こり易くなる

6弦では合板ギターをあまり良くは言わないが12弦の場合にはむしろ良いケースも多々あるのだ

合板のアコギは強度面で優れているのだ

因みに若いアコギはほぼトップ板が浮くということはあり得ない

古いギターで起こる症状なのだ

ヴィンテージ系のアコギにとっては常識だという

トップ板の浮きをサドルの高さで調整するのだ


サドルがペタペタになった後はまた考えるという・・

トップ板を矯正するのだろうか?

高い弦高のまま使うのだろうか?

アコギの場合、弦のテンションを緩める為にチューニングを下げることもある

自分の声にギターの音域を合わせる為に先人のブルースマンが編み出した技なのだ

ジミヘンもすべてのギターを半音下げで使っていたようだ

そんなジミヘンに影響を受けた後発組(レイヴォーンなど)もそれを真似た

現在では色々な意味合いで『半音下げ』が用いられているのだ

エレキでも色々とチューニングを弄ってみるのも楽しい

6弦だけを下げるチューニングもメタル系の定番なのだ

それ専用のゲージも用意されているほどに定着しているのだ

まぁ、レギュラーでちゃんと弾けることが大前提だが・・

ギターに慣れていない人ほど色々と弄りたがる

エレキならば最小限のエフェクトとアンプだけで良い

シンプルなセットから生まれる芳醇な響きというものがある

私はレコーディングの演出としてコーラスやディレイを使うこともあるが

基本的にはあまり好きではない

歪みに薄いリバーブという組み合わせが好きなのだ

軽めのクランチとリバーブは最強なのだ

ギターの良さや性能が最も発揮される

ゴチャゴチャとエフェクトを追加するならばどんなギターでもピックアップでも良いと思う

むしろ、廉価なギターにハイパワーなピックアップが最強なのだ

エフェクトのノリも良いことが多い

シンプルなセットで鳴るギターは良いギター

それを引き出せる人は上手い人

ギターに慣れていないエレキ弾きはアコギを嫌う

何故だろうか?

アコギはギターの原点なのだ

自分の腕前が問われる

引き出しの多さが求められる

自分で自分に飽きてしまう・・

これはエレキにも言えるが抜け出すのは大変なのだ

「音が悪いのって機材が原因かな?」

機材の買い替えや買い足しという沼にハマってしまうのだ

場合によるとギターの買い替えに至ることも多々ある

楽器屋さんにとっては『上客』なのだ

何でも良いのだ

楽器を買ってくれる人が良いお客さんなのだ

気が付けば、数十万円のギターと高額が周辺機材に囲まれている

残るのは長期のローンだけなのだ

「良し! 機材は揃った!」

「頑張って弾くぜ~い!!」

ならば良いが・・・

「何か違う・・ どこか違う・・」

ということも多々ある

その原因の根本が自身にあることに気づくのはかなり後になってから

気づく人はまだマシなのだ

散財も終わりを告げる

好き嫌いを問わず、読者の皆さんもアコギを取り入れることをお勧めしたい

アコギが楽に弾けるようになればエレキは楽勝なのだ

確実に弦をヒットするテクや余弦のミュートなどエレキにも必須のテクがマスターできる

そもそもが自身のテクや引き出しと向き合うことが出来る

自分に厳しい人は伸びるなのだ

趣味の世界は概ね自分に甘くなってしまうことが多い

井の中の蛙に陥ることも多い

自分よりも演奏が劣る人の中で有頂天になっていてはダメなのだ

不思議なもので自分よりも上手い人や知識が豊富な人と付き合っていると
自然に上手くなっているのだ

ギターのテクも知識も身に付いていることが多い

今回も脱線大会だった・・




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする