テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

CTSポットとオレンジドロップ

2021年02月28日 | 楽器
改造パーツの第二弾

CTS製のポットとオレンジドロップ

無難にシングル向きの値の製品を選んでみた


ツマミはフェンダーの純正品

かなり重いタイプなのだ

ドラゴンテレキャスと同じモデル

ベーシストのジャコパストリアスも愛用していたという

ポットの重みのあるトルク感と相まって良い感じになると思う

黒テレキャスにおいては操作が重い感じを望んでいるのだ

ボリュームもトーンも際どいくらいに微調整したい


現状はかなりユルユルな感じ



ボリューム奏法が出来るくらいにフィーリングが軽い

実際、ストラトではボリューム奏法を行う人も少なくない

最も有名なところではジェフベック

あえて軽めの操作性のポットに交換しているそうだ

テレキャスの場合にはツマミの位置的にこの奏法は向かない


デフォルトはミリ規格、交換パーツはインチ規格

スイッチプレートに少々の加工が必要なのだ

その辺りも含めてプロにお任せする

ハイパス仕様は今回は無しにする

このピックアップは元々かなりジャキジャキしているのだ

通常使用でもトーンを絞ったくらいで丁度良いのだ

ボリュームを絞っても思った以上にハイが残るようだ

逆にドラゴン同様に絞った時のトーンの変化を楽しみたい

必要ならば、簡単にハイパス仕様に変更できる

近々に作業を開始する予定なのだ😉 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

楽しいならレリック加工も良いと思う

2021年02月28日 | 楽器
読者の皆さんはどのようなギターをお使いだろうか?

そして、今後どのようなギターを狙っているのだろうか?

買い物には少々の下調べも必要だが・・

後は勢いだと思う

理屈よりも自分の直感を優先させた方が良いギターが手にはいる

良いギターとは何だろか?


”値段が高いギターが良いギター・・”


が正しいと勘違いしている微妙な層がいることも事実

良いギターとは自分に合ったギター

自分に合うとは?

好みやプレイのスタイルを指す

良いギターの条件は飽きないギター

いつまでも弾いていたくなるギター

思わず頬摺りしたくなる愛らしさが感じられるギター

そんなイメージが浮かんでくる

変化球としては他人からの評価が高いギターも良いギターだといえる

そこに値段はあまり関係ない

バブルか感覚は数十年前に崩壊しているのだ

実質的な経済に加え、人々に感覚からも泡のような曖昧な感覚が消えている

質実剛健が好まれる時代なのだ

ピークほどではないがギター人気は根強いのだ

意外にもファン層は厚い

ギターを趣味にするにはギターが必要になる

初心者はギターだけに気持ちが集中する

実際にはその他の周辺機材に意外にお金がかかることを後で知る

ギター本来の性能や旨味を引き出す為にはむしろその他の要素が大きい

経験的にギターを知るベテランはその辺りを体で知っているのだ


”ベテラン=高額ギター・・”

という図式も崩れつつある

千差万別というか・・

ゾーンは広い

ギター歴30年で30万円くらいのギターを大切に使っている人を知っている

安価ではないが高額と呼べる価格帯でもない

すでに数回のフレット交換を繰り返している

使い込んだ戦歴が生々しい

まさに体の一部とうオーラを発している

少し羨ましい

私にはそこまで長い付き合いのギターがない

ギターを長く使う概念も無かった

ギターは消耗品だと思っていた

ギターを使い込むという考え方はここ10年で定着したのだ

ストラトもジャズベも10年超えの付き合いになる


このベースをここまで長く使うとは想像もしていなかった

最終的にはレリック加工というオチが付いている

使えばレリックも活きてくる

意味がある作業に思えてくる

レリック加工で使用頻度がUPするならばそれもあり

レリックで音楽仲間との会話が盛り上がるならばそれもあり

レリック加工をもっと気楽に考えてみ良いと思う

パーツの改造にも同様のことがいえる





使う予定がないならば無理して交換などする必要はないと思う

これは私の個人的な考え方なのだ

使うからこそノイズ処理やその他のメンテを行うのだ

実際に不具合が改善した楽器の使用頻度は格段に向上しているのだ

実践的な道具くらい美しい物はない

ギターの素晴らしいところは音が出るところ

実際に演奏できる点にある

「そんな当たり前じゃない?」

という声も聞こえてくるが・・・


実際にはそうではない

眺める為にギターを買う人がいるのも事実

値上がりなどを見越して投資的な目的でギターを買う人もいる

ギターは金(ゴールド)ではない

店員さんの珍しいギターという言葉に躍らされて飛びついてしまう

何故だか日本人は限定品とか希少品という言葉に弱い

欧米の人はそんな謳い文句には見向きもしない

この違いは何だろうか?

日本人には自我がない

特にエレキという楽器に対して歴史が浅い

欧米はエレキ発祥の地なのだ

その違いや意識の違いは大きいと思う

ギターが弾けるようになってくると色々と見えてくる

ある意味でギターは車にも似ている

実際に操作(演奏)が出来るようになってくると視点が違ってくる

プレイヤーは限定や希少などではギターを選ばない

仮にその希少なギターがドンズバで自分の好みならば迷わず買い

予算が許すならば買いで良いと思う

自分が使うという前提での購入になる

弾く為に買ったギターは飾ることが目的のギターとは異なる

弾く為のギターは改造もメンテも実践的なものになる

ピックアップの交換にしても質実な製品を選ぶのだ

飾る為のギターはピックアップにも面倒臭い線引きを取り入れる

「このピックアップって限定30個なんだぜ」

「コイルも本人が直接手巻きしてるんだぜ」

やはり拘りは希少性とレア度なのだ

そういう人にとっては音などはどうでも良い

珍しいか? 否か?

その辺りからギターに入ってくるのだ

行きつけの楽器店の店員さんも昔はそんな感じだった

結婚して子供が生まれたタイミングで目が覚めたようだ

面倒臭いギターはすべて売ってしまった

所謂、レギュラー品が数本という変わり様

心なしかギターの演奏にも味が出てきたように感じられる

面倒臭いギターの蘊蓄(うんちく)を語っていた頃よりも音に熱が感じられる

ギターは趣味なれど、その人の人生や生活を反映している部分があるように感じられる

その人の生き様のような物がギター選びや演奏に現れる

「俺の演奏ってそんなに深くないよ」

まぁ、そんな事を言っている私もそんな領域にはまだまだほど遠いが・・

ギター人生の最期にはそんなプレイヤーになりたいと思っている

現在使っているギター達はおそらく連れていくと思う

不調の面倒を見ながら共に歳をとっていく覚悟なのだ

フレットの打ち替えを楽しみにしているのだ

フレットを打ち替えてこそ一人前なのだ

弾かないギターのフレットは減らない

数十年使ってもフレットは減らない

履かないスニーカーの靴底と一緒なのだ

余計なお世話だが・・

私はコレクターがあまり好きではない

ギターは弾くため、スニーカーは履くため、本は読むため・・

一流のプロにも二種類のタイプがいる

ヴィンテージのギターを実践でガンガンに使う人

価値あるギターは家に保管してコピーモデルを使う人

私は前者に憧れる

そのRockな生き様に憧れる

ギターを大切にするのは当たり前

大切にする意味を履き違えていると痛い

白い手袋で息を息を吹きかけてギターを眺め磨くような使い方は好きではない

同じギター好きでもそんな人とはお友達になれない

「わぁ~ そんなに強く弾いたらフレット減っちゃうよぉ~」

実際にこういう人がいるのだ

言葉に出すことは少ないが・・

そういう目をしている

私はギターの貸し借りが好きではない

特に他人のギターを借りることが嫌いなのだ

まったく上手く弾けない

楽器屋さんの試奏も得意ではない

私のスタイルがグリグリのゴリゴリなのだ

フレットを痛めつけるようなプレイが心地良い

どこの現場に行っても磨り減ったフレットは賞賛される

面白い現象なのだ

最近はレリックも人気なのだ

どこに持っていっても注目の的なのだ

高価なギターなど見向きもされない

ギター弾きの感性は不思議なのだ

お金を出せば誰にでも買える物には無関心

むしろ、才能というか感性の部分に訴える部分に心惹かれるようだ

自分でいうのも何だが・・

私の黒テレキャスのレリックはプロにも高評価なのだ

「カッコいいですよ 何か協力させてください」

私のレリックギターは小サークルの一大プロジェクトになっているのだ

私がギターの外観を作り、電気のプロがギターの電装を弄っているのだ

当ブログが楽器屋さんの売上に貢献する日はまだまだ遠いが・・

大きな括りではギター業界に影響を与えているように思える

「えっ? 調子に乗って言い過ぎじゃね?」

それで良いのだ

好き勝手なことが言えるのがブログの世界・・

勘違いもブログの楽しみのうちなのだ😉 



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ギターブログについて思うこと

2021年02月28日 | 楽器
早いもので2月も終わるのだ

昨年同様にこの2ヶ月も気が付けば過ぎていたという感じ

読者の皆さんは如何だろうか?

私にとって救いは当ブログなのだ

定期的にブログを更新することを日々のルーティンにしているのだ

「趣味がない人ってどうしてるのかな?」

私に知り合いにも無趣味の人が多いのだ

「俺の趣味って飲み歩きと食べ歩きなんだよな」

まさに趣味や楽しみを封印されたような状態なのだ

外出することも友人と楽しく集うことも許されない時代

本当に困っている様子なのだ

仕事で絡むことも多いのだが・・

日を追う事にイライラが蓄積されているように感じる

まさにストレスの塊という感じなのだ

そんな人が増えている

人間には発散が必要だと思う

時に自分の意見を発し、他人の言葉に耳を傾ける

そんな感じで精神のバランスを保ってきたのだ

幸いにも私には発信の場が与えられている

それが当ブログなのだ

好き勝手な意見を発信できることを嬉しく思っているのだ

そんな言葉に耳を傾けてくださる読者の皆さんにも感謝しているのだ

誰も読まないブログ、誰も聴かない曲を作っても意味がない

まさに無観客な状態なのだ

芸能人にとって一番辛いことだという

シャイな一般人には理解できない世界に住む人々・・

まぁ、私も一人の発信者として理解できる部分もある

私の知り合いにもギターブログを書いている者がチラホラいるのだ

「最近やる気が出ないんだよね~」

「だって訪問者数も増えないしさ」

「誰が読んでるの?求められてる?」

少々自暴自棄感が募っている様子

「えっ? 更新とかしてないよ」

「その時の気分だよな 忙しいし」

自分都合なのだ

どこまでも自己中心的な発想なのだ

自分だけが忙しいと勘違いしているのだ

読者の皆さんにも日々の生活があるのだ

忙しいのだ

忙しい時間の合間を縫って訪問してくださっているのだと思う

ネットの情報は無限大・・

膨大なサイトの中から選んでいただいているという意識が欠落している

相手の立場になって考えてみれば、見えてくることも多い

ブログを飲食店に置き換えて考えてみたい

楽しみに訪れたお店がいつも閉まっている

「え~ 今日も閉まってるの?」

「せっかく来たのにさ 他を探すよ」

まぁ、現代は来店前にチェックするので肩透かしも少ないと思うが・・

喩え話という感じで解釈していただきたい


私はとにかく更新頻度に気を使っているのだ

内容は二の次はご愛敬だと思う

素人の私が発信する内容などたかが知れている

その辺りは私自身が重々承知している

「こんなにギター好きな人がいるんだ・・」

それが伝われば良いと考えているのだ

当ブログの目的であり目標なのだ

ギターのテクニック自慢でも高価なギターの自慢でもない

とくかくギターに情熱を注いでいる様をお伝えしたい

ギターは楽しい趣味だということも伝えたい

ギターを売り買いするのが楽しい人もいると思う

ギターを眺め、磨くことを生き甲斐にしている人もいるだろう

否定はしない

それもギターの楽しみ方だと思う

私の知り合いにもギターを弾かないギター好きがいるのだ

一円でもギター安く買い、一円でもギターを高く売る・・

そんなことを生き甲斐にしているという

そんなプロセスをブログで発信しているのだ

残念ながら、私は他人のギターの売買にはまったく関心がない

自分でも呆れるくらいに他人のギターに興味がない

演奏や作曲には関心がある

機材などにも興味がある

つまり、ギターを支える環境に関心があるのだ

ギターのメンテにも興味があるが・・・

ギターの値段や売り買いの過程には無関心なのだ

読者の皆さんは如何だろうか?

当ブログでも塗装の修理やレリック加工などが人気なのだ

まぁ、私の場合にはそう頻繁にギターの売り買いなどしないが・・

ここ最近は黒テレキャスへの関心が高いと感じる



過去記事のTop10もテレキャス関連が占める

やっとレスポール関連の記事が姿を消した

先に述べたように塗装に関する過去記事が根強い人気

何故だろうか?

巷のレスポール好きはレスポールに何を求めているのか?

そして、購入に際して何を不安に感じているのだろうか?

私もレスポールでの作曲やパーツ交換などに関する記事も山ほど書いてきた

塗装剥がれ以外はほとんどヒットしない

塗装に続く人気記事は『日本製のレスポール』

そこから見えてくるものは何だろうか?

私にとってはとても参考になる

ブログを発信するにあたり参考にしているのだ

「ハンバーグが食べたいよ~」

という人に煮物を出しても意味がない

巷の声にブログを寄せていくことも大事な作業だと思う

「あのね パーツ交換したよ」

良くあるネタなのだ

その後が続かない

「パーツを取りつけてどうしたの?」

読者はその先を期待する

パーツ交換後の音やギターの使い方を知りたい

微妙な温度差があるのだ

巷のパーツ交換好きはパーツの交換が目的なのだ

それを買い、取り付けることで満足してしまう

ギターの売り買いを目的にしている人に近い発想

不思議なことに私の周囲にはプレイヤーが少ない

そこそこギターを持っているがほとんど弾かない

「何で弾かないの?」

と問いかける

「忙しいんだよね~」

「体調も優れないし」

それがギターを弾かない理由になるのだろうか?

24時間寝る間を惜しむほど多忙な人などいるのだろうか?

私も平日はそこそこ忙しいが週末にはそれなりに都合をつける

少しばかりギターを弾く時間もブログを更新する時間もある

それが捻出できないならば、数時間ほど早起きする

時間は自分でつくるもの・・

特に意識したことはないが・・

私は無意識に時間を作りだしている

「ギターを弾きたいなぁ・・」

「ブログを更新したいなぁ・・」

義務感は皆無

ギター演奏もブログ更新も自分へのご褒美なのだ

当ブログはカタログスペック的なことは語らない

実際に使ってみた生の声を大事にしているのだ



基本的に悪口は書かないようにしている

私が使った物で深く語らない製品はそういうこと・・

賢明なる読者の皆さんには汲んでいただきたい

良い事や良い製品は徹底的に褒める

それが礼儀だと思っているのだ

お金を出して製品を買っていることも事実だが・・

その裏に存在するメーカーや開発スタッフの努力にも感謝したい

私に人生の艶を与えてくれるギターに感謝!!

そこには感謝の気持ちしか存在しない

もしも私が無趣味だったら・・?

考えてだけでもゾッとする

繰り返しになるが・・

楽しみを与えてくれるギターに感謝

元気をくださる読者の皆さんに感謝

私のギターライフを支えてくれる人々に感謝

困った疫病と困った世の中が
私をセンチメンタルな気持ちにさせるのだ😷 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

廉価ギターに改造の価値はあるのか?

2021年02月28日 | 楽器

”廉価ギターには改造の価値はあるのか?”

難しいテーマなのだ

価値があるか?否か?は自己判断で宜しくなのだ


今回、私は成り行き?で黒テレキャスを改造しているのだ

「暇だから改造でもすかなぁ?」

というよりは実用に迫られての改造という感じなのだ


言葉はアレだが・・

目的が曖昧な改造は意味がない


黒テレキャスのペグ交換はこのギターにとって最初の改造

デフォルトのペグの動きが渋かった

カクッという動きはペグにとっては致命傷

正確なチューニングができるはずもない

本体価格を思えば、高望みや期待はできない

廉価なギターがすべてにおいて完璧ならば高級ギターの存在意義が薄れる


逆の表現をするならば、高級ギターに不具合や不都合があってはダメなのだ

どの辺りからの価格帯を高級と呼ぶのか?

非常に難しいところだが・・

個人的にはUSA製のレギュラーラインを高級ギターに入れても良いと思う

販売価格で30万円超えは安くはない値段だと思う

ギターに関心がない人から見ればアホな値段

「3万円くらいで立派なギター買えるじゃん?」

という事になると思う

趣味の世界は難しい

私も他の趣味の世界に対しては値段や価値が分からない

そういうものなのだ

ギターに関しては思うところがあるのだ

それなりに経験を積み、それなりの時間を過ごしてきた

昨今の私は音楽製作も含めてギター弾きとしての集大成的な時間を過ごしているような気がしている

「集大成ってわりには安ギター使ってるの?」

と偏屈な見方をする人もいると思う

”ベテランだから高級ギターを使う・・”

もある種の都市伝説だと思う

各々、収入も事情も異なる

考え方も異なるのだ


私にとっての改造は不具合の改善なのだ

壊れてもいないパーツを交換することはしない

昔は意味もなくダラダラとパーツの交換を楽しんでいた時期もあった

現在は私にとっての改造は必然なのだ


まぁ、改造もギターの楽しみだといえる

改造を趣味にしている人もいるほどなのだ

あえてそれを否定する気持ちはない

それが趣味なのだ

読者の皆さんは改造やカスタムに関心があるだろうか?

仮にあるならば、ギターを選ぶ際に注意していただきたい

ギブソン系は改造の余地が少ない

ある意味では完成しているといえる

言葉を変えるならば、面白みがないともいえる

レスポールのピックガードで色違いを選ぶことはできない

黒と白(クリーム色)しか選択できない

ピックガードを変えるならばエスカッションも同時に交換する必要がある


このギターにレスカス用の黒を取り付ける人はいない

「このピックガードってレアな品だぜ」

「ヴィンテージから採寸して作ったんだ」

まさに自己満足の世界なのだ

地味な改造なのだ


一方のフェンダー系は改造に向いている



今回の黒テレのピックガードのように大胆なイメチェンも可能

以前にナチュラルアッシュのジャズベのピックガードも白から黒に交換した

まるで別物といった風貌に変化する

ストラトも同様なのだ

交換するパーツの面積が大きいだけに効果も大きい


修理を前提に設計されているのだ

もっともお手軽な修理はパーツ交換なのだ

場合によるとネックを交換することも可能なのだ

実際にプロでもお気に入りのギターのネックを新参のギターに移植することも多い

ペイジ師匠もブラウンのテレキャスにドラゴンのネックを移植している

友達にいたずらされたボディはどうなったのだろうか?

ペイントをすべて剥がして木部剥き出し説もある

「塗り直せばいいんじゃない?」

は普通の人の安直な発想


芸術家の発想はそう簡単なものではない

同じように描けば良いということでもない

ペイジ師匠の心の中で時間が止まっているのだと思う

このギターも当時の画像などを参考に再現したという

「ボディはフェンダーに貸し出したんだ」

「ネックもボディもサイズはジャストだよ」

どのような風貌のギターがフェンダーに貸し出されたのか?

それは門外不出のトップシークレットなのだ

たぶん?

フェンダー系はブリッジやサドルも改造し易い



サイズが合えば、どんなパーツにも交換可能

カスタムの楽しみがある

自分だけのオリジナルギターを作ることも可能



場合によるとギブソン系はツマミの交換も難しい

バレルやハット、スピードノブくらいしか選択肢がない

一方のフェンダーはサイズが合えば無限大のパーツが交換可能


素材もチタンやメタル、ニッケルなど豊富なのだ

交換作業もレスポールなどと比較すると容易なのだ

以前にレスポールの配線を交換したが・・

トグルスイッチの位置が離れているだけにかなり大がかりな作業になった

それがレスポールの独特のデザインや操作性に繋がっているのだ

しかしながら、メンテや修理、改造となると作業を邪魔する


フェンダー系のギターは修理を前提に設計されていると聞いたことがある

ストラトのピックガードもピッタリと裏返しに出来るように配線の長さを決めているという

一部のコピーギターではそこまで考えられていない

「こういうところが廉価なギターはダメなんですよね」

「惜しいですよね 最近は結構良くなっているんですよ」

プロである楽器屋のお兄さんも嘆くことがある

楽器屋の店員さんは自分で廉価のギターを買うことはないが・・

廉価のギターが嫌いではないような素振りを見せる

何故だろうか?

廉価のギターに情熱を注ぐ中年おじさんも相手にしてくれる

有り難いことだと思う


私は音楽制作はひとりが好き

しかしながら、メンテを含む作業に関しては人恋しい

人間はひとりでは生きていけないと痛感している

今回の黒テレキャスの外部パーツの交換は自分で行ったが・・

後期の電気関係はすべてプロ任せなのだ

ミリ規格のプレートにインチ規格のパーツを組み込むのもプロ任せ

仕上がりが楽しみなのだ

廉価のギターの弱い部分は電装系

場合によるとそこを強化すると化ける

そこにどのくらいお金と手間をかけられるか?

他人の評価を気にする人にはお勧めできない

「安ギターにそんなにお金をかけたの?」

場合によっては馬鹿にされる

私はまったく気にしない

とにかく、自分が良いと思う道に突き進む

流行廃りも気にならない

自分の中にこそ旬があるのだ

今回のパーツの交換で黒テレの改造は打ち止めになると思う

ピックアップ交換の深い闇に迷い込むこともない

一発で気に入ってしまったのだ

特にピックアップは非力なくらいからのスタートで良いと思う

特にデフォルトが酷い場合には交換しただけで染みてくる

換えた感が満載なのだ


私の知り合いに高価なギターのパーツ交換の闇に迷い込んでいる人がいる

「特に悪くないけど・・ピックアップ交換したい」

「特に問題ないけど・・ ペグを交換してみたい」

おそらく出音がパッとしないのだと思う

良くある話・・

自分が思い描いた音が出せないイライラは誰しも経験する

廉価ギターならば言い訳できる

「安物だからこんなもんだよね~」

高級ギターの場合にはそんな状況が許せない

納得できないのだと思う

読者の皆さんもギターのステップアップを考えていると思うがご注意していただきたい

その辺りの失敗も想定しての買い物になることを覚悟しておくと良いと思う

以前にもお話したが・・

私もストラトを購入してから2~3年くらい悶々として日々を彷徨った

一時はギターを手放す覚悟をしたこともある

「このストラトって良いギターですよ」

「また欲しくなりますから・・ダメですよ」

楽器店の店員さんに感謝!!

背中を押すよりも引き留めてくれる

自分だけの判断ならば、手持ちのギターの内容も変わっていた気がする

楽器屋さんも私をモニターとして活用しているのだ

承知しているのだ

ギターやベース、弦、DAWなど・・

音楽に関わる情報をリアルに提供しているのだ

当ブログも大いに役立っているのだ

私にバックは無いが・・

作業工賃のサービスやその他諸々で優遇されているのだ

今回の黒テレキャスの改造も色々と助言や作業協力してくれているのだ

修理などを行わない楽器屋さんが増えているなかで頼もしい

時代は5Kだが・・

ギターはアナログなのだ

DAWが進歩してもギター本体はアナログなのだ

私が惹かれる一番の魅力なのだ

ギターと指先が作り出すトーンは嘘をつかない

ギターはとても正直な存在だと思う

「パーツ交換なんかしても音は良くならないよ」

手厳しいギターの声が聞こえてきそうなのだ

やはり、基本になるのはギターと触れあう時間

ダラダラ弾きはダメ

密度が高い時間を意識すべきだと思う

改造はそんな気持ちを後押ししてくれる

不具合を改善してルックスもリニューアル

ギターを弾く気にさせてくれる😉 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

テレキャスターとハイパスコンデンサー

2021年02月28日 | 楽器
ちょっと勘違いしていたのだ

ドラゴンテレキャスにはハイパスコンデンサーが装着されていないようだ


ペイジ師匠のようなRockな使い方には不用な装備



”テレキャス=ハイパス仕様・・”

という印象を持つ人も多い

私もそんなひとりなのだ

厳密には年代で仕様が異なるということらしい

最初期から数年くらいのテレキャスには装着されていなかった

そもそも配線が現代のテレキャスとは大きく異なっていたようだ

非常に興味深い

配線アレンジで色々と遊べるのもエレキの良いところ

テレキャスがカッティングなどを好むプレイヤーに多用される中期くらいからハイパスが標準仕様になったようだ

ハイパスには賛否両論あるようだ

良い点しか存在しないならば、すべてのギターに標準装備されている

ボリュームを絞った時にトーンも追従して変化する方が好みという人も多い

ある意味でハイパス仕様は個性的なのだ

クリーン系でカッティングを主体に演奏する人にはメリットが多い

一方で歪み系を多用する人にとっては邪魔になることも多いようだ

過去の記憶が蘇る

ハイパスコンデンサーを取り付けて喜んでいたのもつかの間・・

数ヶ月後には元にもどしていたことを思い出した

何かしら使い難さを感じたのだと思う


ちなみに黒テレキャスは少し特殊な配線であることに気づく

コンデンサーは一個だが・・

ボリュームを絞った時にハイ成分が残っているのだ

今回、ポットとコンデンサー(オレンジドロップ)を装着するにあたり

通常のギターと同じ配線(回路)に戻してみようと思う


思った以上に高域が強いのだ

通常の配線でボリュームを絞っても十分に高域が残るように感じる

実際のところ、試してみたい

気に入らなければ、ボリュームポットにハイパスコンデンサーを付け足せば良いのだ

非常に簡単な作業なのだ

逆にドラゴンテレキャスの仕様の寄せてみたい


そもそものコンセプトやピックアップが異なるので差別化は成立すると思う

ピックアップの交換と同様に配線(ポットやコンデンサー交換含む)の見直しも試してみなければ分からない部分も多い

トライ&エラーで正解を探していけば良いと思う


黒テレが完成したら久しぶりにスタジオでガンガンに鳴らす予定なのだ

廉価なギターが改造で一生付き合える相棒になった

ギターは楽し😉 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする