テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

久しぶりにベースで盛り上がったよ

2022年01月31日 | 楽器
昨日は半日くらいベースを弾いていたのだ

ベース用のマルチはエフェクト馴染みが薄い

「これってどんなエフェクターだったかな?」

という感じなのだ

ギター用のマルチとは少しばかり内容が異なる


まぁ、実機に触れる機会も少ないので自分の好みと直感で音作りすれば良いと思う

私はギターでもそんな感じで音作りすることが多い

ベース弦はわりと放置してしまうことが多い


前回いつ頃に交換したのか忘れてしまうほどなのだ

以前は少しでも劣化を感じると即交換していた

ちょとした散財なのだ

ベース弦は値段が高いのだ

指弾きとピック弾きならば劣化はあまり気にならない

問題はスラップなのだ

特にプルの音なのだ

人差し指で弦を引き上げる音が濁るのだ


生粋のベース弾きは常に最良の状態でベースを鳴らしていると思う

私はギター弾きなのだ

その辺りの立ち位置を明確にしたいと思う



この音に自分が慣れれば良いだけの話なのだ

しばらく弾いていると心地良くなってきた

人間は本当に不思議な動物だと思う

どんな環境にも状況にも慣れてしまうのだ

濁ったプルの音を無理矢理にイコライザーなどで補正しない

自然が一番なのだ


ここ最近の乾燥状態でボディが良くなるように感じられる

ベースが楽しくなるまで徹底的に弾き込みたいと思う

何か美味しいフレーズが湧いてきそうな予感がムンムンなのだ

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ギター弾きの都市伝説とは?

2022年01月30日 | 楽器
「それってホントに?」

という噂話は数多く存在する

読者の皆さんはそんな噂を信じるタイプだろうか?

どうだろう・・私は話半分という感じなのだ

自分に都合が良い話は信じるという・・

ギター界隈にも色々な都市伝説があるのだ

噂話には特に根拠はないのだ

それこそが噂話なのだ

話が伝達される過程で盛られることも多々ある

”ギターが下手な人は散財する・・・”

という噂は昔から存在する


この話に関しては私は信じている

私にもそんな時代があった

ギターは良く分からないが何か楽しい・・

という微妙な時期なのだ

「万能ギターって無敵じゃない?」

と信じていた時期とも重なる

要するに自分が何を求めているかが分かっていないのだ

ハムにもシングルにも切り替わる・・


便利なようで何となく中途半端な印象も否めない

ハムバッカー一辺倒だった私がシングルの必要に気づいたのは良いこと

それに気づかぬままにギター道に幕を下ろす人も少なくない

「こんな音じゃないんだよね~」

とにかく迷っているのだ

ブリッジは可変が良いのか?



固定タイプが良いのか?


はたまた、フロイドタイプは無敵なのか?


こんなギターが流行っていたとう時代背景もある

レスポールの購入で迷っていた時期にこのギターを買った


何か違うのだ

マルチやアナログ系のエフェクターを鬼のように買い漁っていた時期とも重なる


まさに鬼のような・・

いくら使ったのだろうか?

廉価なれど、積み重なれば相当な金額になると思う

何を買っても満足できなかった

「違うんだよなぁ・・」

「こんな音じゃないよ」

とにかくギターや機材有りきの発想だった

そこに自分の技量は加味されていない

振り返れば不思議なのだ

下手な人は自分を客観視することが出来ない

まさに当時の私の話なのだ

面白いことに自分が上手くなってくると上手い人のプレイが理解できるようになる

YouTubeなどの動画を観ているだけでその人の技量が分かる

先日もBlackstarのアンプを検索していた

「この人って上手いなぁ・・」

そんなコメントも多かった

上手い人が弾けば電池駆動のアンプでも上手に鳴らすのだ

その逆も然りということに尽きる

クラプトンの黄金期を飾ったギターは30万円前後のニコイチギターなのだ

ブラッキーとブラウニーなのだ

6本買ったストラトの良いパーツを組み合わせた改造ギター

最終的にはオークションで1億5000万円で落札された

米国の有名な楽器屋の本社社屋の玄関で見ることが出来るという

このギターに価値があるのではない

このギターを使って名演を生み出したクラプトンに価値があるのだ

伝説に大枚を支払うのはカッコいい!

ジミヘンも知人からプレゼントされたギターが最愛のギターだった

レギュラーラインの白いストラトなのだ

ペイジ師匠のレスポールもレギュラーラインの製品なのだ

ジェフベックのストラトもレギュラーラインをカスタムしたギター

そこに過剰な贅沢は存在しない

根拠のない高額なギターに心躍らされるのは日本人だけなのだ

世界のメーカーはその辺りを良く知っている

ギター以外のブランド品も日本に押し寄せている

良いカモなのだ

繰り返しになるが・・

上手い人は道具を選ばない

達筆なお坊さんも筆を選ばない

いつも古の諺には関心させられる

「先人にも色々と考えていた人がいたんだなぁ・・」

同時に人間は時代を超えてもそう大きくは変わっていないということ

時代を超えて変化しないのはギターと車のワイパーだけ

何故だろうか?

一世紀という時代を経ても何も変化しない

ということなのだ


続いては弦に関する都市伝説

”コーティング弦は長い間、新品状態の弾き心地を維持できる・・”

長い間とはどのくらいの期間だろうか?


これは難しい問題だと思う

好みと言ってしまえばそれまでなのだ

私はノンコーティング派なのだ

弦にお化粧は必要ないと考えているのだ

定番の弦が弾き難い、滑り難いと感じたことがない

お守りとして潤滑スプレーを常備しているがあまり使わない

「弦交換が面倒臭いなぁ・・」

「もう少し使うかなぁ?」

というタイミングでの使用が多い

つまり、演奏中というよりは演奏後での使用が多いのだ

私も過去にコーティング弦を試したことがある

当時に弦には違和感を覚えた

「最近の弦はかなり進化してますよ」

「一度試してみたらどうですか?」

と楽器屋さんに勧められることも多い

正直な話、試す必要が感じられない

現状の定番弦に何の不満もないのだ

人間は不満があるからこそ改善を試みる

不満を感じるから買い換えるのだ

考えてみれば、現状維持は素晴らしいことだと思う

ギター弾きにとって幸せなことだと思える

余計なことで悩み、時間とお金をかけるのはある種の浪費だと思う

その時間と手間を他に費やしたいと考える

時間はお金では買えないのだ

弦の滑りの悪さは弦だけが原因だろうか?

指先が硬くなれば、自然に指が滑るようになってくる

そこまでが長いのだ

指先が石のように硬くなる人は0.1%にも満たないと思う

どうだろうか?

読者の皆さんのお知り合いにそんなギター弾きがいるだろうか?

少なくとも私は知らない

ジミヘンやクラプトンの指が硬かったか?は知らないが・・

巧みで特殊な指先を持っていたことは間違いない事実だと思う

考えてみれば、当時にはコーティング弦など存在しない

先人たちはそんな状況に文句を言っただろうか?

人間は進化する、環境に適応する

動物としてそんな本能を兼ね備えているのだ

上手いギター弾きは感性で音の配置を考える、そして本能で演奏として起こすのだ

時には理論的な発想で指板を捉えることも大事だがいつまでもそれを続けていても意味がない

そこの成長はあり得ない

優れたお坊さんが筆を選ばないように上手いギター弾きは弦も選ばない


世界基準には意味と価値がある

弦が滑るようになって上手く弾けるのだろうか?

私はむしろ、滑らないようにピックを当てる技術を編み出した

もちろん、速弾きなどのプレイには向かない

ガリッとしたエッジが効いた音はブルースなどに向いている

繰り返しになるが私は滑らない状態を欲することがあるということ

ギターはキレイに弾くだけが美徳ではない

時にノイズや音痴を味方につけることも大事なのだ

ミスを色気に結びつけるのも技量だと思う

ジミヘンが存命していた時代は一発録りも多かった

多少のミスはそのまま録音してしまったようだ

マニア層ともなるとご丁寧にミスまで忠実にコピーしてしまう

ヘタウマと称されるペイジ師匠のギターソロには色気がある

あのタイム感は再現できない

私も死ぬほどコピーに明け暮れた日々がある

今は良い意味で諦めたのだ

違った意味でギターの魅力を再発見した

脱線したが・・・


続いては中古ギターの都市伝説・・

中古ギターは音が良いか?

音の良さは感じ方だと思う

個人的には新品が好きなのだ

中古ギターの多くは前のオーナーの癖が染みついている

これが厄介なのだ

場合によると得体の知れない臭いが染みていることも多い

私も勉強の為に何本か中古ギターを買ったことがある

ヴィンテージと中古ギターの境界線も難しいところ

明確な線引きは誰もできない

一つ言えることは時代が古いギターは痛んでいるということ

新品ギターのようにアクセル全開は無理

ギターの扱いに慣れているということが大前提になってくる

弱っていることを理解して購入するのがお約束なのだ

車やバイクにも言えるが・・

時間を買っているという感覚が必要なのだと思う

自分が使っていたギターならなお良いと思う

「他人の思い出を買ってもねぇ・・」

は私の本音なのだ

私も40年くらい前に日本製のエレキを多数持っていた

親戚に楽器屋さんの卸に勤めていた者がいた

「傷物だから安く買えたよ」

今では消えてしまった謎のメーカーが多々あったのだ

「勿体無いですね~ 弾いてみたかったですね」

楽器屋さんからも惜しまれる

私も同感なのだ

タイムマシーンがあれば、ギターが消失した時間に戻りたい

過去に戻れないからこそ時間が大事なのだ

過去の分岐点の間違った選択を修正できれば人生も変わっていたと思う

人間は色々な物を失って生きているのだ

後悔があるから人生は楽しいのだと思う

私は色々な事やものを諦めてきた

そんななかでギターだけは数十年も続けているのだ

続けているのか?

続けられているのか?

どちらの表現が正しいのかは分からない

いずれにしても今現在もギターを弾いていることが事実なのだ

私は新品のギターを買って弾き続けることが良いと思う

漠然とそんな結論に達したのだ

ある一流のプロが言っていた

「ヴィンテージは好きな音だけど・・」

「レコーディングには使えないよね」

「今は自宅のソファで弾いているよ」

時価総額6000万円相当のギターなのだ

「良いのがあったから現地で買ったんだよ」

「考えてると売れちゃうからね そうだろ?」

一流のプロの言葉は本当にカッコいい!

私の知り合いにもプロがいる

二足のわらじなのだ

ギターや音楽だけで生計が立てられる人は尊敬してしまう

「ギター一本で食べてる人ってほんとに凄いよね」

私はギターが趣味で良かったと思っている

このブログも趣味で良かったと思っているのだ

プロの世界は厳しい

人気や需要がなければ降板を命じられてしまう

辛いのは自分ではない家族なのだ

「パパ頑張ってね・・」


続いては作曲に関する都市伝説・・

「作曲したいんですけどギターを習った方がいいですか?」

「ギター弾いてるんですけど、作曲ってどうするんですか?」

ネットなどの質問コーナーでチラホラ見かける

これまた難しい問題だと思う

天才ベートーヴェンは盲目になった後で楽器無しで『第九』を書き上げた

頭に浮かんだ音符をどんどんと楽譜に書き込んでいく

まさに天才なのだ

音楽の世界と時として神がかっていることも多い

そういう神話も少なくない

天才ポールマッカートニーも名曲イエスタデイを高校二年の時に自宅のベッドで作ったのだ

ごろんと寝転んで弾いた曲があの曲なのだ

「歌詞も同時に閃いたんだよね」

まさに天才なのだ

ジミヘンのリトルウイングも自宅での部屋弾きで生まれた曲なのだ

亡き母親を思い浮かべた曲だと言われている

コードワークが天才なのだ

コピーしてみると分かるのだ

コピーも難儀だが・・

あれを作曲した人が数十年前に存在した事実が驚異なのだ

当時は自然発生的に生まれた曲も多かったという

特にロック系の人の作曲に決まりはないようだ

私の周囲にもギターはチョロチョロと弾けるが作曲を謳う人は皆無

「そもそも作曲ってどうやるの?」

「まぁ 作曲もしたくないけどね」

凡人の発想は常にネガティブなのだ

ギターには何も賭けていないのだ

賭けるものが他にあるのだと思う

耳に馴染んだコード進行を並べただけのフレーズは作曲ではない

まぁ、私もそんな感じになってしまうことが多い

幸いにも近年の私は引き出しが膨大に増えているのだ

毎日ギターに触れている賜物であり贈り物だと思う

「この響きっていいなぁ・・」

とにかく縦横無尽にコードを並べてそれっぽく弾けるようになってきた

「それって誰の曲?」

知り合いに尋ねられるのだ

誰かの曲に似ているだろうか?

似ているのだと思う

好きなギタリストに似ていると言われることは光栄なこと

目指すべきベクトルが合致した瞬間なのだ

彷徨えるギター弾きはいまだに着地点が見いだせない

「俺ってどこに向かってるんだろ?」

「俺の好きな音ってどんなかなぁ?」

読者の皆さんの中にも発展途上の方がいると思う

何でも屋になるのは止めた方が良いと思う

「俺はカッティング職人になるぞ!」

という感じで目標を明確にした方が良いと思う

むしろ、それが上達の近道になることも多い

心を無にしてアホのようにカッティングに興じることがある

とにかく同じコードで延々とカッティングを続けるのだ

もはや荒行にも近い

「ミュートってこんな感じなんだ」

「短音カッティングってこんな感じね」

という感じで気づくことも多い

独り言も多い

ギターの練習は暗く地味で長い旅のような物なのだ

「あの人って何で上手いの?」

読者の知り合いも見えないところで努力しているのだ

ギターが上手い人は辛い練習を楽しく行う術を知っているのだ

勉強が得意な人と同じ発想なのだ

動物の中でも人間くらい怠けな動物はいない

気が付けば楽な方へと流れてしまう

仕事や学業ならば少しは辛抱も生まれるがそれが趣味ならはあり得ない

趣味のギターに努力はあり得ない

努力を回避して成果だけを願う

それも人間なのだ

ある意味でギターは平等なのだ

ギターと真剣に向き合った成果が結果としてフィードバックされる

「俺 結構、金もかけて頑張ってるけど・・」

「まったく成果が見えてこないんだけど何で?」

方法が間違っているのだ

空回りも人生なのだ

ギター道に空回りは付きものなのだ

むしろ、失敗しないギター弾きは成長しない

「俺さ 無駄遣いとか一切しないから」

「だって金が勿体無いだろ? だよね?」

浪費癖がある人もダメだが極度の倹約家もこれまたダメなのだ

ギターの音に色気がないのだ

ギターは勉強ではないのだ

ギターは音楽を奏でる

音楽はアートなのだ

私も散財の果ての今日があるのだ

とにかくギターに関する経験は結構積んできた

ライブやレコーディングなど失敗の連続だった

それもすべて自分引き出しになっているのだ


まぁ、ギターの関する都市伝説はいろいろと飛び交っている

話半分で信じてみるのも楽しいと思う😉 



















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手持ちの機材を遊ばせない工夫とは?

2022年01月30日 | 楽器
読者の皆さんは手持ちの機材を使い切っているだろうか?

私は自信を持ってYESと答えられるのだ

断捨離で良いバランスが保たれていると思う

現在はエレキが三本、アコギが二本、ベースとウクレレが各一本

この内一本は必ず愛車のトランクに積んでいるのだ

楽器の使い方や考え方は人それぞれだと思う

自分に合った方法を見つけることが大事だと思う

昨日は久しぶりにベースを弾いてみた

ベース用のマルチを二台持っているのだ



どちらが上下ということはないのだ

そもそも用途が異なる

画像下のモデルは旧モデルだが市場での人気は高い

ギター用も根強い人気を保っているようだ


ベース用のマルチと同様に旧モデルの方が人気が高い

市場の相場も高くなる傾向が見られる

古参モデルだがまだ生産を続けているという

同社のMTRも生産を続けているようだ


デジモノは最新の方が音が良い

当然ながら機能に比例するように値段も高くなる

私も10年くらい前までは常に新製品を追いかけていた

最近はそんな気持ちも薄れてきた

「最新の機能って必要かな?」

「タッチパネルって必要?」

という感じなのだ

ガラケーの頃には操作ミスは少なかったように感じる

確実にボタンを操作することが出来た



スマホは微妙なのだ

特にここ最近の乾燥で指先がカサカサになっている

「あれ? 反応が鈍いなぁ・・」

その動作にイライラすることも多々あるのだ



それなりにスマホを使っているがおそらく機能の半分も使っていないと思う

若い人の半分も活用出来ていない気がする

それ故にスマホの最新機種には無関心なのだ

ギターや周辺の機材にも似たようなことが言えるのではないだろうか?

”自分にとって何が必要なのか?”

を冷静に考えれば残材も防げるような気がする

買い物は楽しい行為だがストレス発散の代替となるのは危険だと思う

心理学では買い物行動にもある種の中毒性が見られるという検証がある

買い物をすることで脳から興奮物質が出るという

素人の私にも何となくイメージが湧く

新しいギターを手に入れた時の興奮もやがて薄れてくる


「ペイジ師匠と同じギター買ったぜ~♪」

今は日常なのだ

少し派手なテレキャスという感じで日常使いをしているのだ

楽器は熱が冷めてからば勝負だと思う

飾って眺めるような目的で買ったギターは役目を終える

興味が薄れた時が潮時ということになる

あとは坂道を転げるようにモチベーションが下がっていく

私もそんな苦い経験をしているのだ

要するに楽器弾きとして迷っているのだ

彷徨っているのだ

心が落ち着いていないのだ

そんな状態でプレイに集中できるはずもない

楽器の本数を絞ったことでプレイヤーとしての気持ちが芽生えてきたのだ

特に意識はしていない

自然とそんな心持ちになってきたのだ

”それしか弾く楽器がない・・”

という良い意味での切迫感が生まれる

ベースも二本あった頃は迷いながら弾いていた


「今日はどっちのベースで弾こうかな?」

一見すると嬉しい迷いに感じられるが・・

その実。心はモヤモヤしていたのだ

プレイに集中できないのだ

「音が悪いのは弦が古いからかな?」

自分の練習不足を棚にあげてベースを責める

「アッシュはスラップ専用、バスは指弾き専用ね」

と自分に言い聞かせる姿が滑稽に思えてきた

上手い人は道具を選ばない

一本のベースで何でも器用に弾きこなす

これはギターにも言えると思う

一流のプロも結局は使う楽器は一本なのだ

ステージでもレコーディングでもいつも同じ楽器を使う

不具合に備えて予備の楽器を揃えているが基本は使わない

それが手に馴染んだ道具というものだと思う

私は靴でも洋服でも気に入った物を使い倒す癖がある

家族には笑われるのだ

「いつも同じの履いてるね」

特に靴に関してはその傾向が強い

理由は良く分からない

そういう性質なのだと思う

”馴染む・・”

という響きに心が癒やされる

ギターでも靴でも安心できるのだ

私はお世辞にもオシャレな部類には属さないと思う

自覚しているのだ

それで良いと思う

私の知り合いにオシャレなおじさんがいる

汚くなりがちな中年において良い心がけだと思う

かつてはギター弾きだった

「忙しいからほとんど弾いてないよ」

近年はギターに触れている姿を見かけたことがない

「売らないよ 俺のコレクションだから」

不要なギターを処分するつもりもないようだ

考え方は千差万別だと思う

ここにプレイヤーとコレクターの大きな違いが見え隠れする

ギターが好きという共通点がありつつも根本が異なる

オシャレな人にギターが上手い人はいない

ギターとはもっと泥臭く生活に根付いたものであるべきだと思う

ギターを弾き倒した指先は弦で荒れる

ギターを商売にしている人の指先を見たことがあるだろうか?

雰囲気だけでギターを弾いているような人は間違っても上手くならない

ギターはファッションのアイテムではないということ

私の知り合いのオシャレおじさんはスペックにうるさい

むしろ、私よりも詳しいのだ

「カスタムショップの限定品なんだぜ」

ピックアップなども拘りの限定品で武装しているのだ

「結構、お金がかかってるんだよね~」

そういうギターを持っている自分に酔っているような感じに思える

悪いとは思わない

ギターの楽しみ方も色々とあるのだ

少なくとも私とは異なると思う

熱量のベクトルが違うのだ

私の知り合いには買って満足してしまう人が多々いるのだ

どんな心情なのだろうか?

「ウクレレ? 持ってるよ?」

「ハワイ産の奴を買ったんだよ」

「もう何年も弾いてないなぁ」

「子供?楽器には興味ないよ」

「たぶん弾かないんじゃない?」

良い楽器を子供に託すという気持ちもないようだ

暗いクローゼットの中で自分と共に歳を重ねていくのだ

気が付けば、私はケースの中に楽器をしまったことがない

修理などで楽器店に預ける時だけなのだ

あとはブログの撮影の為なのだ

基本的に手が届くところに楽器を配置している

狭い書斎を圧迫することもない

「ギター邪魔だなぁ」

と感じた場合には本数が多いと判断すべき

「弦交換とか面倒臭いなぁ・・」

「弦の出費も馬鹿にならないな」

と感じた場合にも本数が多いと思う

「今日はどのギターにしようかな?」

「天気がいいから軽めのギターかな?」

もはや訳がわからない選び方になっている

そんな場合にも自分にとっては本数が多い

「久しぶりに弾いたから何か違和感あるなぁ」

「ネックが馴染まないんだよなぁ 何でかな?」

自分のギターにも関わらず、レンタカーを借りたような感覚になる

太いネックだったり薄いネックだったりと忙しい

特にギターに慣れる段階ではデメリットしかない

「慣れないなぁ・・」

一生続いてしまうことも少なくない

同じ楽器を弾き続けることの最大のメリットは『気付き』

楽器の不具合にも早い段階で気づく

自分の成長にも気づくことが出来る

上手くなりたいならば、機材は盛らない方が良い

シンプルが良いと思う

 

ギターの本質が分かってくるとシンプルな方向に向かうようになる

より一層、ギターの素の部分を欲するようになってくるのだ

究極はエレキの生弾きなのだ

生で弾いても楽しく感じられるようになれば本物だと思う

”生で弾いているエレキの何を少し加える・・”

そんなイメージで音作りできれば良いと思う

シンプルな機材の最大のメリットは再現性

同じ状態や状況をいつでもどこでも引き出せる

設定を記憶できるマルチを活用するのもお勧めなのだ

お気に入りの歪みペダルにマルチを組み合わせるというのも定番

歪みペダルも可能な限り絞るのだ


ギターやアンプなど組み合わせでツマミの位置も変わってくる

使い倒せば美味しいポイントも見えてくる

真空管アンプと電池駆動のアンプではセッティングが違う

理屈というよりは感覚としてそれを捉えているのだ

ペダルの台数が減ればノイズも減る

運搬時の負担も軽減される

「音が限定されるんじゃない?」

そこは弾き手の技量が問われるところなのだ

ボリューム操作で変幻自在な音を創出したジミヘンに学ぶべきところも大きい

エレキギターもギターなのだ

アコギと何ら変わらない

そう考えると気が楽になる

私は音作りや演奏で心がけていることが一つある

”幼稚な音にならない・・”

何をもって幼稚とするか?は微妙だが・・

私の中ではゴリゴリのドンシャリは卒業したのだ

二音のパワーコード的なプレイには飽きたのだ

まぁ、考え方にも色々あって良いと思う

とにかく、自分が欲しい音は何なのか?

その辺りを明確にしておくと良いと思う

自分がシングル派なのか?

ハムバッカー派なのか?



別に両方を使っても悪くはないが・・

決めておくと方向性が見えやすい

ハムバッカー派がシングルを買っても持て余す

使い所が見いだせないままに悶々とする

その逆も然りなのだ

使いこなせないことでそのギターが嫌いになる

そして、それを使いこなせない自分が嫌いになる

その逆も然りなのだ

ギターを楽しむ為にはマインドのコントロールが不可欠になる

読者の皆さんは気分がのらない時にギターを弾いたことがあるだろうか?

おそらく、ストレスの発散にはなっていないと思う

どんどんとディープな沼にハマっていくのだ

逆に良いことがあった時に弾くギターは楽しい

彼女が出来た、受験に合格した、仕事で昇進した・・・

良い出来事と連動して弾くギターは楽しいものなのだ

いつでも気軽にギターを弾ける環境作りが大事だと思う






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BstarstarのminiAmpとzoomMS-50G音作り

2022年01月29日 | 楽器
Blackstarのミニアンプとzoomのマルチで音作りしてみた


最大のメリットは多彩な音作りにあると思う

私の場合はアンプのツマミはこんな感じ


クリーンチャンネルを使用、ゲインはMAX

コンプは0という感じなのだ

そもそもこのアンプはベース用なのだ

ゲインをMAXに設定することでチューブ感を付加しているのだ

このマルチには有名アンプのモデリング音源が多数プリセットされているのだ



今回はFD VIBROを使用した

個人的にはフェンダー系を良く使う

電池駆動のミニアンプながら、巻き弦の鳴りを感じることができる

アンプの後ろにイコライザーを配置している


イコライザーは地味なエフェクトだが重要なのだ

実機のボードでも余裕があるならば配置しておきたい

ギターを理解してくると手放せなくなるエフェクトになる

「俺、イコライザーとかあんまり興味ないわ・・」

という方も多いと思う

使いこなせるようになると音がそれっぽくなってくる

イコライザーの為に実機を買うのも微妙だと思う

MS-50Gならば、すべてが揃う



ノイズゲートも秀逸なのだ


リバーブなども色々と揃っているのだ


歪みは実機を使い、空間系はMS-50Gで代用する人も少なくない

賢い使い方だと思う

今回のようにアンプとセットで使う方法以外にもヘッドフォンで鳴らすことも出来る

DAWとの相性も悪くない

工夫すれば、ライブなどでも使えるのだ

ロータリー式にプリセットを配置する事も出来る

私はスタジオや簡易セッションで使用する場合には事前に準備しておくことが多い

使い勝手はフロアタイプに負けるが持ち運びの利便性では敵なし

Blackstarのギター用アンプも少し調べてみた

ネットでもかなり評判が良いようだ

アンプ一台で完結するのは魅力だと思う

しかしながら、私の場合には飽きてしまう気がする

その時の気分で色々と音作りしたいのだ

電池駆動ならば場所や時間を選ばない


ちなみに先日、電池を追加購入したのだ

MTR専用として同社のPBブランドの廉価ヘッドフォンを愛用している


非常に素直な音で気に入っているのだ

安かろう悪かろうではないところが魅力だと思う



安い製品は庶民の味方なのだ

インナーフォンは耳を痛めてから懲りた

今回使用したギターは黒テレ





レリックした部分がさらに剥げてきた


廉価のギターも使い方なのだ

今回の音はMTRの内蔵マイクで録ったのだ


ピックが弦に当たる音が確認できると思う

近所の公園の駐車場で録音したのだ

多少は音が車外に漏れると思うが十分に常識の範囲内なのだ

真空管の大型アンプも電池駆動のミニアンプも録ってしまえば同じ

レコーディングでは最終的にヘッドフォンで確認することになる

小型アンプなれど、ライン録音とは区別したい

程よい空気感が弾いていて心地良いのだ

アンプを使った練習は初心者にもお勧めなのだ

マルチ+ヘッドフォンという組み合わせばかりで弾いていると実機のアンプが鳴らせなくなってしまう

今回の音源は音のラフスケッチというイメージで弾いてみた

後半ではピックアップとトーンを弄っているのだ

最初はアンプを切り替えて音源を作ってみたのだが面倒臭くなってきたのだ

そんなこんなでアンプは一台なのだ

アンプを切り替えたり、ギターのピックアップを切り替えたり色々と遊べる

これだけのアンプがあれば、必ず好みの音に辿り着ける

アンプの前段に歪みペダルを配置しても良い感じなのだ

このマルチは名器だと思う


一台持っていても損はないと思う

パソコン経由でエフェクトの入れ替えも可能になっているのだ

私も自分好みにカスタマイズして楽しんでいるのだ

この大きさにすべてを詰め込む発想が凄い!

どんなアンプとの相性も抜群なのだ



スタジオの設置されている真空管アンプとの相性も悪くない

「エフェクターはアナログじゃね!?」

という考えは古いと思う

スタジオ遊びもセッションもこれ一台でOKなのだ

準備も片付けも簡単なのだ


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電池駆動のミニアンプとzoomMS-50G

2022年01月27日 | 楽器
外遊びの必須アイテムなのだ

一日中遊べるのだ


電池駆動は便利なのだ

場所を選ばない




小型アンプは移動も楽なのだ


MTRなども一緒に持ち運べるのだ

ピグノーズは1ボリューム仕様という不思議なアンプなのだ

コンパクトサイズのエフェクターやシールドくらいは収納できる



電池駆動のミニアンプを使うポイントはエフェクターとの組み合わせ

ピグノーズの前段に歪み系を配置する人も多いようだ

私はzoomのマルチを使う


イコライザーやリバーブなども使えるので便利なのだ

私のお気に入りのセッティングは『フェンダー風』なのだ

ツインリバーブをイメージして音作りしているのだ

ツボにハマればかなり良い感じの音になる

巻き弦の鳴りが感じられる

ブラックスターには歪みのツマミとイコライザーが内蔵されている

アンプ単体で鳴らしてもそこそこ使える

しかしながらzoomとの組み合わせでまるで別物になる


zoomと組み合わせる時にはアンプはセンターで使うことが多い

チャンネルはクリーンチャンネルを使用する

1ボリュームのピグノーズと同じような発想なのだ

同じようなカテゴリのアンプだがそれぞれに個性が感じられる

筐体のサイズや素材、スピーカーの特性などが音に反映される

電池駆動の小型アンプは意外に人気があるカテゴリなのだ

初心者から上級者まで愛用者は多い

デスクの上に置いてのチョイ弾きなどでも重宝する

そこそこの音量で鳴らしきれる辺りに魅力を感じる

パワーがあるアンプを絞って鳴らすよりも非力なアンプを開き気味に鳴らす方が良い音になることが多い

ピッキングに追従する感じが楽しい

小型アンプにマイクを立ててみるのも楽しい


マイクとMTRがあれば、かなり遊べる



電源に縛られない世界は楽しさも倍増なのだ



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