テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

トーカイレスポール(レスカス)とダンカンの組み合わせってどうかな?

2013年11月29日 | 日記
すっかりレスポールの魅力にハマってしまったのだ

自身もコレクターである有名なギタリストが語っていた

「レスポールは『芸術品』 ストラトは『完璧なマシン』だと思うね」

両方のギターを使っている私にはこの言葉の意味が理解できるのだ

60年前にレスポールの第一号機が誕生したのだ(P-90搭載のゴールドカラー)

その数年後にレスポールのネガな部分を改良する形でストラトが誕生したのだ

さらにその数年後にはストラトのネガであるノイズを克服する形でハムバッカーが生まれたのだ


気に入ったギターを弾くだけでも十分に楽しいが・・

好きなギターの生い立ちについて考察することも意外に楽しいものなのだ

色々な知識が増えるとギターに対する考え方や接し方も変わってくるのだ


ギブソンが我が家に来る前は当然ながらトーカイのレスカスがレスポールのメインだったのだ



庶民的な発想としてはやはり値段が高い順に優先順位を決めてしまう悲しい性があるのだ

ギターの金額的にはストラトが一番高いギターだったのだ


ギブソンが加わった事で順位が入れ替わったのだ

トーカイが3位になったのだ

まぁ、ギターの値段などどうでも良い気もするが・・・

何だかんだとメンテの優先順位やら色々とあるのだ


話は変わるが・・

以前にグラスルーツの安レスポールの改造についてご紹介したと思う



ルックス的には何の変哲もないレスポールタイプだが・・

心臓部であるピックアップをダンカン製に交換しているのだ




”高性能ピックアップで安レスポールの音がどこまで良くなるか?”

というテーマのもとに作業に取り組んだのだ


読者の皆さんにも実際の音源をお聴きいただいたと思う

安ギター+安ピックアップよりは確実に音色が良くなったのを実感したのだ

しかしながら、同時に安ギターの『限界』も感じたのも事実なのだ


使用材が陳腐故にピックアップが単体で鳴っているような感が否めないのだ

マルチで同じ音色を作り高級機でるトーカイと音色比較のテストを行ったのだ


もちろん、互いのピックアップが異なるので正確な比較にはならないと思う

あくまでも音の鳴りや響きという感覚的なテストであったが・・・


やはり、高級なギターがそれなりに高い理由が何となく理解できたのだ


このテストの結果を楽器店のお兄さんに報告したのだ

「僕も若い頃に似たような実験を何度も繰り返しましたよ」

「ピックアップで劇的に良いギターになるか?って事をテーマに・・」

「結果は微妙でしたね・・ やっぱりギターが材がすべてだって結論に達しました」


ネットでもギターの材について触れているものがあるが・・

やはり自身の耳で体験しなければ分からないものもあるようだ


ちなみにトーカイというギターが手元になければグラスレスポールの仕上がりが100点だったのだ

読者の皆さんの中にもご自分のギターを改造したいと考えている方がいると思う

1本のみのギターを大切に使っているという場合には
ピックアップ交換だけでも十分に満足いく結果が得られると思う

基本的に他の良いギターと比較しないということが大前提なのだ


実はギブソンを購入する前まではトーカイの音を完璧だと思っていたのだ

『PAF』を再現したという日本製のピックアップは非力だが表情があるピックアップで気に入っていたのだ

全域に渡り音の分離なども完璧だった

欲を言えば低音域が少々物足りないのだ


歪ませても限りなく『上品』なのだ


クリーンも歪みもとにかく端正で上品な音になってしまう

いわゆるギブソン系の『暴れる音』とは程遠い音色なのだ


エボニー指板、極薄ラッカー、太めのネック、良質のボディトップ&バック・・

というロック的条件を十分に満たしているだけに物足りなさを感じていたのだ


”音の立ちあがり・・”

という言葉をご存じだろうか?

指板に関してはローズ系よりも硬質なエボニーの方が有利だと言われている

塗装も限りなく薄い方が音の反応が良いとされているのだ

「グラスにダンカンってちょっと勿体ないかな・・?」

これは交換前に楽器店のお兄さんからも再三再四言われていたことなのだ

まぁ、自分で納得しなければ先に進むことが出来ない性格なのだ


ギブソンも基本的には自社の過去の製品をコピーしているという事実があるのだ

つまりは『黄金の3年間』に作られたギターがそれほど完成されたギターだったという証なのだ

現在のカスタムショップ製もレギュラーラインも当然ながらこの辺りを意識しながら設計されているのだ


音を決定づける上でもっとも重要なものはやはり『ピックアップ』なのだ

ギブソン自身も他社も当時の『PAF』というピックアップを基準にしつつ改良を加えているという感じなのだ



私のギブソンには『57クラッシック』というピックアップが搭載されているがこれも当時のコピーモデルなのだ

厳密に言うとロックにも対応できるように現代的に少々リファインされているようだ


ギブソンの多くのモデルに搭載されている一番人気のピックアップなのだ

さらにロック色が強い『バーストバッカー』や『カスタムバッカー』という人気のピックアップもあるが・・

現時点では不動の人気を誇っているのだ


ネットなども状態が良いもの(コイルの劣化などが無い状態)は高値で取引されている

以前にあるプロのブログで見かけたのだが・・・


57クラッシックを二基とダンカン二基+フレット交換という交換条件が成立したらしい

ギブソンのボディに載っていたという事が重要なのだ


前回も音について少々触れたが・・


”ギブソンの暴れる音・・”

を体で感じることができたのだ


適度な弦のテンション感(ネックの仕込み角度が他社と違う)と相まってピックアップが鳴りまくるのだ

先にも述べたように塗装やボディ材が大きく関係しているのだ


良いギターの条件が集約されたような感動を覚えたのだ

庶民にとってはレギュラーですら安い買い物ではないが・・・


半ばこの衝撃的な音を聴いて衝動買いのような感じになってしまったのだ

まぁ、私の場合、気になるものがあると夢に出るのだ

さらに症状?が悪化すると日中の仕事の時にも頭に何度も浮かんでしまうのだ


本業でミスを犯すくらいならば・・
思い切って購入してしまった方が精神衛生上良いのだ


57クラシックもPAFのコピーなのだ

トーカイのピックアップとは同じコピーモデルでも雰囲気が違うのだ

グラスに積んだダンカンの59モデルもある意味ではPAFのコピーだといえるのだ


三者三様という感じで個性があるのだ


グラスにも飽きたので『別の実験』がしたくなったのだ


テーマは・・・


”高級レスポールとダンカンの組み合わせ・・・”


楽器店のお兄さんによると・・

「良いピックアップは良いギターで初めて活きるんです!」

過去にもピックアップやその他のパーツ交換の経験があるがどれも10万円未満のギター達なのだ


ある意味では20万円を越えるようなトーカイやストラトは別格なのだ

巷の高級ギターは天井知らずだがやはりこの辺りが一つのボーダーラインになると思う


とりあえず、ボディにピックアップを合わせてみたのだ



これは意外に重要な作業なのだ


本格的な作業に入る前にモチベーションを上げるのだ




グラスは元の安ピックアップに戻したのだ

おそらく近々には嫁に出すと思うのだ


次回は実施の作業など諸々についてリポートしたいと考えているのだ

いわゆる『ギブソン配線』についても触れていきたいと思うのだ

ギターは昨晩に完成したのだ


実際の音は期待以上の凄いサウンドなのだ

グラスに載っていたダンカンの性能が開花したような印象を受けているのだ

ルックスもジョンサイクス風でかなり精悍になったのだ


やはりギターは深いと思う・・














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本家ギブソンのレスポールは別格だと思うなぁ・・・

2013年11月27日 | 日記
過去には後悔した買い物も多々あったが・・・

今回は大満足なのだ


購入してから悔やむこともあるのだ

「やっぱりアッチの色の方が良かったかな?」

「他のモデルが良かったかな・・・?」


ギターに限らないが複数の中から最良の一つを選ぶのは難しい事だと思う

購入後についついネット検索などをして落ち込む人もいると思う


”○○の評価・・”的なものはあまり信じない方が良いと思うのだ

本当に腕があるような人は酷評などしないものなのだ

積極的に悪口などを言いたい人はギターを弾く以前の問題のように思える


エレキの王道であるギブソンやフェンダーのアンチ派すらいるのが現実なのだ

「一昔前のギブソンは品質や音が良かったのに最近はちょっとね・・」

私には比較の対象が見えてこないのだ


お金を貯めてギブソンやフェンダーを狙っている人はこんな意見を見て意気消沈してしまうのだ

まぁ、どこの誰だか分からない人の言葉に一喜一憂するような人もある意味で問題だと思う


高価なギターでも低価格のギターでも自分が選んだギターにもっと自信を持つべきなのだ

他人の評価で落ち込むということは・・つまりは自分の目利きを否定する事に等しいのだ


ちなみに私は自分のギター選びには絶対の自信を持っているのだ

過去に何度も売却したことがあるが・・
常に自分の都合というか・・タイミングなのだ


最近のギブソンの品質について、楽器店のお兄さんに質問してみたのだ

「特に品質が落ちたって感じはしませんね・・・」

「以前と同じクオリティですよね・・・」


某大手の楽器店がギブソンの総代理店を任されていた頃は出荷の前に入念にチェックを行っていたようだ

指板の粗を滑らかにしたりパーツを取り付け直したりしていたらしい

それでもダメなギターを返品していたという流れなのだ


諸問題の末に某楽器店が代理店を降りてしまったのだ

それ以降はほぼ、輸入された状態で全国の楽器店に発送される事になってしまったのだ

ある意味で欧米に『ジャパン品質』を求めるのは酷だと思う


これはギターに限った話ではないのだ

感覚の違いなのだ


『とにかく品質だ!』という人は日本製のギター(高価格帯)から選んだ方がストレスがないと思う


私の行き付けの楽器店のギブソンはすべて良い状態のように感じられたのだ

「お客さんの為に僕が一生懸命に仕上げているんですよ」

聞けば私の購入したレスポールもお兄さんがヤスリで丁寧に指板のバリを除去したそうだ


ちなみに本国ではその程度の状態はまったくクレームに値しないらしい

「音が出ないよ~ 断線してるんじゃない?」

この辺りくらいからが本国ギター弾きのクレームレベルだという


非常に寛大で大らかなお国柄なのだ


日本の素人ギター弾きの多くは小キズやネジ類の曲がりで大騒ぎするようだ


むしろ近年のギブソンは非常に『正確な音程』を意識してギター作りをしているのだ

フレットの打ち込みに最新鋭のマシーンを導入したらしいのだ

詳しくはネットで検索してみていただきたい


実際に私が試奏した段階でピッチの良さに驚いたのだ

しかもフレットのフィーリングが抜群に良いのだ

ボディの細かいキズなどどうでも良いのだ

重要なのは音に関わる部分なのだ


極端な言い方をすればギブソンでもフェンダーでもギターという『道具』なのだ

第一印象として、とにかく今までのギターとは別次元の音を感じたのだ


音を文章で表現するのは難しいが・・・

ネックとボディに弦の振動が伝わっているのだ

「レギュラーのレスポールが悪いって誰が言ってるの?」

横で私のプレイを眺めていたお兄さんに愚痴ってしまったのだ


やはり、お兄さんもこの手の質問をお客さんから受ける機会が増えたそうだ

「困ったものですよね~」

「実際に弾いてみれば良さが分かってもらえるんですけど・・」

ここだけの話だがUSA製のギター好きなだけに他の安ギターとはメンテの入れ込み具合が違うのだ

すでに試奏の段階でベストなコンディションになっているのには驚かされたのだ

「さすがだね~ 完璧だよね♪」

「ギブソンってこんなに良い音がするんだね~」

興奮気味に話かける私の言葉にお兄さんもご満悦なのだ


お店のギターを褒められて嫌な気分になる店員さんはいないと思う

お兄さんと私の間柄にお世辞はないのだ


私は常に『正直なモニター』を心がけているのだ

購入した製品の使い勝手などを細かく報告しているのだ

まぁ、客の立場である私にそんな義務はないが・・・

性格なのだ


適正なメンテができる楽器店で購入するレスポールは安心できるという事なのだ

ギブソンの購入を検討している方はお店選びから始めるべきだと思う

「あの店はうちから一番近いから・・・」

こんな安直な理由でお店を選ぶと後悔すると思うのだ


ちなみに場末の楽器店でも店員さんにレスポールの知識があれば特に問題ないと思う



ネットで高額なギターを購入する人はどんな感覚なのだろうか?

一日に船が一便という離島に住んでいるならば分かるが・・・


今回、同モデルを数本ほど試奏しただけでもすべて鳴りや雰囲気が異なったのは注目すべき点だと思う

単純に色違いというレベルではないのだ

他のレスポールの音が良ければ、私のもとにチェリーは無かったのだ



お兄さんの勧めでラッカー塗装専用のクリーナーを購入したのだ



今まではネックもボディもすべてオレンジオイルで磨いていたのだ

ちなみにこのクリーナーは超お勧めなのだ


イメージ的には車用のワックスに近い感じなのだ

少量の液体をクロスにつけて塗り伸ばすと白く固まるのだ

その後に乾いた布で拭き上げるだけで完了なのだ


とにかく艶が違う!のだ

ポリ塗装であるアリアやにも使ってみたのだが良い感じなのだ

大は小を兼ねる・・という事でラッカーにもポリにも使える優れモノなのだ


ギターに輝きを・・という方はお近くの楽器店でお買い求めいただきたい




最近、ギター以外にちょっとした書籍を二冊ほど購入したのだ



これを読むだけでレスポールとストラト博士になれるのだ


コチラもかなりお薦めなのだ

前半はヴィンテージの画像、後半はギターの歴史やプロのインタビューなのだ

コンデンサーのカスタムにまで触れているのだ


クリーナーですべてのギターを磨いたのだ



ストラトもかなり良い艶が出たのだ

レスポールとストラト・・どちらも捨て難い魅力があるギターだと思う



これらのギターの原型がすでに50年以上前に完成していた事に感動しているのだ


ヴィンテージを手に入れることは無理だが・・・

近年のギターでも十分にUSA製の良さを堪能できると思う


実際にヴィンテージを何本も所有しているプロが言っていた

「ギターが古くなったらか良くなるんじゃないんです・・」

「良いギターは最初から良いギターなんですよ・・・・」

「良いギターが時間の経過と共に熟成したというか・・」

・・というようなニュアンスの表現をしていた


つまり、購入時に微妙なギターは50年経過しても微妙という事なのだ

安レスポールが50年後に化けるということはないのだ

当たり前だが・・・


ちょっと調べてみたのだが・・

ギター付属しているケースはすべて基本的に非売品らしい

類似のケースを購入する事は出来るが純正と明確に差別化しているという



ギブソンの場合、『USA』という文字は純正の付属ケースにしかプリントできない仕組みになっているようだ

トーカイもロゴプレートが違うらしい


まぁ、ギターを保護するケースだけに相当なトラブルが無ければ買い替えることはないが・・




ギブソンを購入して改めてトーカイの素晴らしさを知ったのだ



定価20万円超えの日本製は伊達ではないと思う


ギブソンとは違った意味で味わい深いレスポールだと思う

面白い事に本家のラッカーと日本製のラッカーでは明らかに雰囲気が異なるのだ

どちらが良いかは私には分からないが・・・


磨いてピカピカに輝くのは一緒なのだ


昨日、レスポールの『ブックマッチ』についてお話したと思う

美しい杢目が分かり易いように強調してみたのだ



やはりメイプル風のシールとは別物だと思う


サンプルとしてアリアもアップしてみた



コチラも美しい杢目だが・・・


十万円未満のギターの整い過ぎたトラ杢は要注意なのだ

まぁ、シールであると自覚して購入するには何の問題もないが・・


レスポールの醍醐味の一つにこのトラ杢が挙げられるのだ



単板のプレーントップも良い雰囲気だが・・・


やはり適度な横縞こそがレスポールの魅力なのだ

世界に同じレスポールは存在しないのだ

まぁ、似たような模様があると思うが・・・


「どんな音か聴かせてよ~」

と思っている読者の方々も少なくないと思う


現在、微調整中なのだ

もう少々お待ちいただきたい


今後、トーカイやストラト(シングル)との弾き比べなども企画しているのだ

時間があれば、先日ご紹介したようなフルタイムの完成曲にもチャレンジしてみたいのだ














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ギブソンレスポール2013モデルをリポートしてみる・・・

2013年11月26日 | 日記
読者の皆さんが一番気になっている部分はやはり『音』だと思うのだ



実際に私も購入の際の最大のポイントが音色と弾き心地だったのだ


ここで一つだけご報告したい事があるのだ


”2013年モデルとそれ以前のモデルが別物である・・”

という事なのだ


これはカスタムショップ製のレスポールにも共通している事実なのだ

カスタムショップにおいてはネックの接着方法やトラスロッドの仕込み方法などが一から見直されたようだ

その他にも変更点が多数あるようなので興味ある方は検索していただきたい


レギュラーラインの一番のトピックはやはりボディ構造にあるといえる

特に私が購入したトラディショナルの『完全ソリッド化』は多くのファンが待ち望んでいた仕様変更なのだ

ちなみにトーカイのレスカスも完全ソリッドボディなのだ




近年、レスポールのレギュラーラインの品質が低下したという巷の噂が気になっていたのも事実なのだ

実際のところは自分自身の目と耳と指先の感触で確かめてみるしかないと思っていたのだ


いつもの楽器店でレスポールの購入をする前に私なりに他店のレスポールも調べてみたのだ

何の取り決めがあるのかは知らないが値段は一律のようだ


しかしながら、ボディの木目などかなり個体差がるように感じられたのだ

レスポールの魅力は色々とあるがその一つがトップ材の雰囲気だといえるのだ

ストラトのようにベタ塗りのギターにルックス的な差は少ないがレスポールは同じギターがないのだ


私はチェリーサンバーストという王道のカラーを選択したのだが・・

すべてのギターで微妙に表情が異なるのだ

庶民には安くない買い物だけに気に入った木目とカラーを選びたいと思っていたのだ


メイプルトップ+マホガニーバックというのがレスポールの基本構成なのだ

安ギターにもメイプル風?のギターがあるが実はメイプルを極薄に削ったシールが貼られている場合が多いのだ

非常に高価な材だけに低価格帯のギターにふんだんに使うことは価格面で不可能なのだ


本物のメイプルを使用しているギターはマシなのだ

中にはメイプル風のビニールシートを貼り付けているギターも多々あるのだ

「俺のギターって凄くメイプル柄がキレイで整っているなぁ・・」

こんな場合は怪しいのだ


自分と同モデルをネットで検索していただきたい

そっくりなギターに出会ったならば完全なるシール仕様という事になる


まぁ、ルックスがお気に入りでカッコ良ければそれで良いとも思えるが・・

厳密にはトップ材の仕様は音質に影響を与えるのだ


レスポールにも色々なトップ材がある

プレーントップという単板を用いた仕様もマニアには人気なのだ

しかしながら多くのレスポールはメイプル2ピースという仕様なのだ


『ブックマッチ』という言葉をご存じだろうか?

厚手のメイプル板を真ん中当たりで二分割にスライスする工法なのだ

スライスした二枚の板を広げたものをレスポールの形にカットするのだ



木目によってあらゆる表情を見せるのだ


左右で全く違う柄のレスポールを見かけるが・・

これは異なる板を合わせたのではないのだ

メイプル板の上部と下部で自然に木目が異なっているという事なのだ


まぁ、そんなギターも二本目には良いと思うが・・

やはりファーストギターとしては出来る限りキレイな木目のギターが欲しいと思うのが人情なのだ


バックのマホガニーもかなり重要なのだ

ラインでの切り出しだけに大きく材質が異なることはないと思うが・・

相手は自然の木なのだ


部位によって密度が異なる事も多々あるのだ

密度が低ければ、軽やかな音色のギターになる


逆に密度が高ければ太く伸びやかな音色になる傾向が見られるのだ

これはレスポールだけの話ではない

ストラトやその他のギターも同様なのだ


ギブソンもフェンダーもカスタムショップ製が珍重されるのはこの辺りの精度が高いからなのだ

「微妙な木だけど・・使っちゃえ~」

という事はあまりないらしい


成形の前に材料の綿密な選定から作業が始まるらしい

その辺りの手間暇が価格にも反映されているのだ


つまり、個体のバラつきが少ないのだ

それでも使用材が天然の木だけに個体差は生まれるのだ


ギブソン&フェンダー共にレギュラーラインに当たり外れがあるのはこんな理由なのだ

どこの国の何処の楽器店に当たりのギターが出荷されるかは分からない


生産の最終工程で『検品』という作業がある

これは安ギターにも必須の作業なのだ

高価なギター入念に・・

安ギターはそれなりに・・・

という違いこそあれ、必ず行われているのだ

この段階で大凡の出来は確認できるという



当たりのギターに出会うのはある意味で確率統計のようなものなのだ


あまりギターに慣れていない人の場合には同モデルが色違いで選べるようなお店がお薦めなのだ

単体では感じられない微妙な音の違いや弾き心地に気付くはずなのだ


まぁ、弾き心地に関してはその楽器店がすべて同じにセッティングしている事が前提になる

店頭のギターのネックが反っているのを放置しているようなお店は避けた方が良い

「あっ・・ネック反ってますね・・ちょっと待っててくださいね」

「すぐに直しますから・・ この時期って簡単に反っちゃうんですよ」

などと季節や湿度を理由にする場合が多い


つまりは販売しているギターに愛着がないという証なのだ

脱線してしまったが・・・・

ギター&お店選びの参考にしていただきたい


話をレスポールに戻そう・・

購入の本命はトラディショナルだったが・・・

その他のモデルも参考程度に弾かせてもらったのだ

2013モデルのスタンダードも数本弾いてみたのだ

ゴールドトップやスタジオなども弾いてみたのだ


高価なギターだけにこんな機会がなければ気軽に触れることはできない

購入の意思もないのに試奏している人がいるが・・・

モラル的にどうかな?と思ってしまう


今回、色々なレスポールを腰を据えてじっくりと弾いてみたのだが・・

やはりトラディショナルが一番レスポールらしいと感じられたのだ

完全ソリッドによって他のモデルよりも格段に重いのだ


この重さがレスポールらしい太い音を作り出しているように感じられた

さらにはトラディショナルだけネックが極太なのだ


あえて極太という表現をしたのは他のメーカーのギターと比較してのことなのだ

アイバニーズのような極薄ネックのギターと比較するとまるで丸太なのだ


実はこれが黄金時代59年製レスポールのネックなのだ

ストラトは手が小さい人にも弾き易いギターだが・・
ストラト独特の音は誰にでも出せるものではないという深みがある

ある意味で非常に難しいギターなのだ


ロックから流れてきた人がブランドネームだけに惹かれて購入すると必ず後悔するギターなのだ


一方のレスポールの本格仕様は弾き手の身体的能力を求めるギターなのだ

4kgを越える重量級のボディを抱えながら長時間立って演奏できる体力があるか?

極太のネックで握り込みのコードフォームが出来るか?

ボディコンターもエルボーコンターも無いのだ

決して弾き易いギターではない

ガンズのスラッシュのような肉体派に似合うギターだと思う


楽器店のお兄さんによると2013年のトラディショナルはカスタムショップの59モデルに似ているそうだ




ちなみにトーカイのレスカスもかなり極太ネックなのだ

薄いネックに慣れている人は確実に違和感を感じると思う


レスポールは弾き手を選ぶギターなのだ

好きと弾きこなすという事は違うように感じる


アニメでは女子高生が軽々と弾いているようだが・・

現実世界では女子にはかなり厳しいギターだと思う

丸太ネックのトラディショナルでは指が届かないような・・


結局、色違いのトラディショナルを数本弾き比べて決めたのだ

幸いにもどのギターもかなり杢目が美しかったのだ


「コピーモデルじゃ絶対にギブソンの音は出ないよ・・」

ネットのQ&Aの回答で見かける文言なのだ


正直なところ、この言葉には私自身眉唾だったのだが・・・

実際にレスポールを弾いて驚いたのだ

「え~凄いね~ これがギブソンの音なんだ」

「他のギターと全然違うね~ これがレスポールなんだ」

まるで感動的な風景に出合ったような感じで感嘆の声を上げてしまったのだ


何本もレスポールを所有しているお兄さんは慣れたものなのだ

「だから言ったじゃないですか・・・」

「本物は違うって・・コピーとは違いますよ」


実はトーカイを弾いた時にも恥ずかしながら感動してしまったのだ

美しい女性に一目惚れしたような感じだったのだ


安ギター特有の弦だけが鳴っているような感覚とは対照的な響きだったのだ


今回のギブソンはその時の感動をさらに上回る衝撃だったのだ

大袈裟に感じる方も多いと思うが・・・


これが当たりのギブソンの音なのだ

数本の中からチェリーを選んだのだ


決定理由は色ではないのだ

もっとも私の好みの音色だったのだ


数本の中で最も重量が重く感じられたのだ


私の年代ではチェリー≒ジミーペイジなのだ




実は世間で珍重されているヴィンテージのサンバーストはすべてチェリーサンバーストなのだ

50年代後半にゴールドトップからサンバーストにモデルチェンジしたのだが・・

カラーは一色だけだったのだ


当時の質が悪いラッカー塗装の為に褪色してしまったのだ

カスタムショップのギターをサンプルにご覧いただきたい



当時はすべてのレスポールがこんな感じに統一されていたのだ

チェリーが変色してこんな感じになるのだ



さらに色が抜けると・・




『レモンドロップス』という色を耳にしたことはないだろうか?

イメージ的にはゲイリームーアのレスポールのような感じなのだ

チェリーの赤い部分が完全に脱色してしまったのだ


ラッカーの色落ちの原因は色々あるようだ

一般的には紫外線によるものとされるが人の汗や湿度による影響も軽視できないのだ

この色落ちこそがヴィンテージの醍醐味なのだ


現代のレスポールは様々な色がある

ギブソンの公式カラーは全25色だと聞いたことがある


先にもご説明したようにチェリーが褪色した様を色々なカラーで表現しているのだ

タバコサンバーストという色も渋くて良い色だが化学変化で赤色がこげ茶色(タバコ色)になるのだ


実際のところ、ギブソンスタッフでさえ、色の変化は予測できないそうだ

当時は褪色はクレームの的だったようだ


クレーム処理と言う事でギブソンがギターを預かって塗りなおしていたようだ

50年前の人々の中に色が抜け落ちたギターの価値が高騰すると予測できた人がいただろうか?



2013モデルの機能的な面をご紹介したいと思うのだ

注目はピックアップなのだ

ギブソンの大定番である『57クラッシック』&『57クラッシックプラス』なのだ



リアのコイルの巻き数を増やす事でフロントと差別化しているのだ



従来は同じピックアップを二基搭載していたのだ(一部のモデルを除く)

57という言葉の通り、57年製の『P・A・F』のコピーなのだ

一般的に『パフ』と呼ばれている名器なのだ

他社の多くのコピーモデルがこのピックアップを手本にしているのだ

ダンカンにもディマジオにも類似したピックアップが存在する


現在、単体で現存するパフは皆無なのだ

ヴィンテージレスポールと一体化しているのだ

希少価値が高いこのピックアップを社外製品に交換するコレクターはいないと思う


ギブソン社でも自社のストックを分解し入念に研究して開発した渾身の名器なのだ

『バーストバッカー』や『カスタムバッカー』というピックアップもあるが・・

これらは57をさらにパワフルにチューンナップしたピックアップという位置づけなのだ


トーカイ以降、『非力なハム』に魅力を感じているのだ

ストラトのシングルの『枯れ』とは異なるハム独特の枯れた音も魅力なのだ


とにかく歪みまくっていた数年前と比較して我ながら成長したと感じているのだ


伝統を継承しながらも現代的な快適装備も盛り込んでいるのが2013モデルの良い所なのだ

ブリッジをご覧いただきたい



良くあるレスポールタイプのブリッジと若干異なるのがお分かりいただけるだろうか?


サドルの可動範囲が広いのだ

さらにサドルの向きにも注目していただきたい

すべてのサドルが同一方向にセットされているのだ


可動範囲が広い事で不必要にサドルを反転させる必要がなくなったのだ

さらには動きも非常に滑らかでチューニングの精度が格段に向上しているように感じられる


従来のサドルは何となく不安定というか・・
ストラトタイプのようにオクターブを追い込むことが難しかったのだ

ドライバーでサドルを前後に移動したとしても指で触れると僅かに動いてしまったのだ


これは安レスポールでも高級品でも同様なのだ

そういうサドルなのだ


弦をを張りテンションをかけることでサドルが押し付けられて固定されるという仕組みなのだ

ストラトのように弦を張ったままサドルを動かすのもご法度だったのだ

まぁ、勘と慣れの問題もあるが・・・


そのギターの癖を熟知すれば確実にオクターブを合わせることは出来るが・・

熟練の技が必要というギターはある意味、初心者には向かないと思うのだ


教科書のとおりにオクターブを合わせてみるも微妙に狂った状態というレスポールタイプが多かった


オクターブの狂いが気にならないという人は問題ないが・・



さらにはテールピース(弦を支えているストッパー)の支柱が従来よりも長くなったのだ


より深くボディに刺さっているのだ

ブリッジのポストも同様なのだ


弦の振動をボディに伝達するという意味では非常に重要なパーツなのだ

テールピースを軽量なアルミに換えるだけで音の立ちあがりが実感できるほど速くなるのだ


重量があるテールはいわゆるコンプでアタックを速めたような感じなのだ

一概には言えないが・・・


低価格帯のレスポールタイプには重量級のテールピースが用いられている

高級なギターにはアルミが用いられていることが多いようだ


レスポールマニアの改造ポイントなのだ

興味ある方は検索してみていただきたい

サイズが微妙に異なるので交換の際は充分に確認していただきたい


さらにはネックの仕込み角度がギブソンは独特なのだ

言葉では上手く表現できないが・・・

これによって安レスポールのようにテールピースをボディに密着するほど下げられないのだ


「何が違うの?」

と思った方も多いと思う


これによって独特のテンション感を得ているのだ

ギブソンタイプのヘッドに傾斜がついているのと同様の考えなのだ


トーカイがもう少し角度が浅いのだ

この辺りも忠実にコピーすれば良いと思うが・・・


各メーカーごとにテンションには拘りがあるようだ

レスポールタイプといっても本家を100%忠実にコピーしているメーカーはない

コピーの制約もあると聞いている


外観はそっくりさんだが・・

”似て非なり・・・”

という感じなのだ


コピーモデルと本家の音が違うという要因は色々とあるようだ


ノブにマーカーが付いているのも高級感が合って良いと思う



この仕様もギブソンのお約束なのだ


無くても困らないが・・

あれば嬉しい仕様なのだ


現状に不満はないが・・

トグルスイッチのノブの色が気に入らないのだ



トーカイ以降『アンバー』にハマっているのだ


ヴィンテージの多くがアンバーだというのも理由の一つだと思う

小さなパーツだがこの目に付く部分なので拘りたいのだ


キャパシタ(コンデンサー)もトラディショナルはオレンジドロップを採用しているのだ

別注のコンデンサーだと聞いているのだ

最新の機能を追求している2013スタンダードには採用していないのだ


これもギブソン社の一つの回答だと思うのだ


ヴィンテージコンデンサーの音は分からないが・・・

トーカイのレスカスも別注のオレンジドロップなのだ


ヴィンテージ系の音を目指すレスポールタイプとオレンジドロップは相性が良いのだと思う

コンデンサーだけで劇的に音が変わることはないが無変化ということは絶対にあり得ないのだ


レスポールタイプのギターを使っている方は楽器店に相談しながらチャレンジしてみていただきたい

特にキャビティ内部を開ける理由もないので機会があったらレスポールの配線や内部もお見せしたいと考えているのだ




とにかくラッカー塗装と杢目が美しいレスポールなのだ

良い買い物をしたと思うのだ


ギブソン&フェンダーの二大ブランドを手に入れたという意味はギター弾きには大きいと思う

私の年代にとっては手が届かなかった憧れのブランドなのだ


大昔鍵付きのショーケースの中のレスポールとストラトをガラスに張りつくように眺めていて
店員さんに睨まれてしまった苦い記憶が蘇るのだ

当時は加湿器などなかったのだ


笑える話だが・・

ギターの横に水を張ったコップを置いていたのだ

木材という事でピアノを真似ていたのだと思う


プロですらUSA製に手が届かなかった時代なのだ


良い時代になったと思うのだ





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念願のギブソンレスポールのオーナーになったのだ(^O^)/

2013年11月25日 | 日記
前回のブログでレスポールを予約した事をお伝えしたと思うが・・

昨日、希望のレスポールを入手する事ができたのだ



トラディショナル2013年モデルなのだ


何種類かカラーが選べるのだが特に色を優先しようとは思っていなかったのだ

弾いた結果として鳴りが気に入ったギターを選ぶと決めていたのだ




もちろん、自分が気に入った色を購入する方が愛着も倍増すると思うが・・

個人的にはルックスよりも『音』なのだ



これは色々なギターを弾いてきた長年の経験なのだ

結果的に音色や使い勝手が悪いギターは使用頻度が低く結局は飽きてしまうのだ

こんな感じでかなり散財?してきたのだ

様々なタイプのギターを所有してきたのでメンテの知識は増えたと思う


読者の方もギターに興味があり、それなりにギブソンやフェンダーに関して検索などしていると思う

今回購入したレスポールはレギュラーラインの製品という事になるのだ


ご存じのとおりギブソンもフェンダーも『レギュラー』と『カスタム』という二系統のラインを持っているのだ

一般的なギターと特別な高級ギターという位置づけのように認識されているのだ


知ったような事を言う人の多くはこんな感じなのだ

「レスポールってカスタム以上だと思うよ」

「鳴りとか全然違うし・・レギュラーはダメだね」


私も購入前に色々と調べていたのだがこんな意見に出会うことも多かったのだ

ダメといっても定価で30万円前後のモデルなのだ


まぁ、『最終的なジャッジ』は自分の耳なのだ

自分の耳と感覚に自信がない人は結局は周囲の人間やネットの意見に振り回されることになるのだ


ギターのテクニックに関する部分は誇れるものも無いが・・

ギターの音色を聴き分ける耳力と指先の感覚には絶対の自信を持っているのだ

まぁ、外部の評判が気にならないと言ったら嘘になってしまうが・・
それ以上に自分の感覚を信じて疑わないのだ


先にも述べたが・・

レギュラーラインのレスポールの購入のポイントは製造年月日に尽きる

ご存じに方も多いと思うが2013年モデルからレギュラー&カスタム共にリニューアルされたのだ


既存のモデルはボディの重量を軽減する為に意図的に『空洞』が設けられていたのだ

左側が従来のスタンダードモデル、右側が2013年モデルのボディ内部なのだ

空洞部分は減っているがそれでも完全ソリッドではない



もう1枚

コチラは既存のトラディショナルの内部なのだ

スタンダードよりは空洞部分は少ないがコチラも完全ソリッドではなかったのだ



マイナーチェンジで穴の位置や大きさを変えながら10年近くも製造が続けられたのだ


今回の2013年モデルのトラディショナルでは待望の『完全ソリッド化』が実現したのだ



以前からレスポールマニアから熱烈なるラブコールが寄せられていたようだ


”レスポール≒重い・・”

というネガなイメージが定着しているのも事実なのだ


重さというのも曖昧で外国のギタリストのように体格が良い場合・・

「レスポールって好きだけど重いのがなぁ・・」

という意見を聞いたことがない


つまりは弾き手の体力との兼ね合いだという事なのだ

独特のネックの太さもネガな要因になっているのだ


58年~60年の『黄金の三年』・・

に作られたレスポールは完全ソリッド&極太ネックというのがお約束なのだ

現在、異常なほどの高値で取引されているヴィンテージレスポールなのだ


カスタムショップの場合、この年代をコピーしたモデルはこれらを忠実に再現しているようだ


レギュラーラインとカスタムラインを明確に区分けした事によって

レギュラーラインの製品を一般向けという形で設計し始めたのだ


リーズナブルな値段(カスタムと比較して・・)と万人受けする仕様・・というのがレギュラーなのだ


一般的にレスポールとして浸透しているサンバースト系のモデルは『スタンダード』なのだ

近年のレギュラーラインではこれを『スタンダード』と『トラディショナル』という感じで区別しているのだ


スタンダードはとにかく最新の技術を惜しげも無く投入した試験的モデルなのだ

ロックペグの採用、ピックアップのタップ化、シールド抜け落ち対策etc・・

とにかく便利機能が目白押しなのだ


ネックも60年代以降の薄型ネックを基準にさらに薄く手に馴染む形にリファインしているのだ

そんな流れからボディの大胆な空洞化(軽量化)が定着したのだ


一方のトラディショナルはまさに『伝統』を継承するスタイルで進化しているのだ

伝統と言いながらも使い勝手を考慮して『チーズ穴』を標準仕様としてきた経緯があるのだ


もちろん専門家が充分に計算した設計故に素人に分かるような音の変化ないと思う

それでも生粋のレスポールファンは『穴空き』が納得できないようだ


プロも様々ですべてのプロがカスタムショップ製を手に入れられるわけでもないと思う

レギュラーラインのレスポールを手に入れて音楽活動をしていた人も多いのではないだろうか?

「君のレスポールの音はスカスカだね~」

「もっと重い音って出るかな? 無理?」

などとエンジニアに言われたプロは皆無だと思う


結局のところ、使い手の『気の持ちよう・・』だと思うのだ


読者の皆さんの気になる所に『作りの粗さ』が挙げられると思う

粗いといっても緻密に作られた日本製のギターとの比較なのだ


言うなれば国民性なのだ


高価な買い物だけに私も慎重にチェックしたのだ

ギターに関しては特に気になる部分はなかったのだ


まぁ、私の場合はペグの動きとフレットの打ち込みが完璧ならばある程度は許せるのだ

試奏でついてしまった多少のキズなどは気にならない

最近の『中古加工』流行りの影響も多少はあると思う


肝心の音だが・・

今回はスペースの都合上割愛するがかなり良い!のだ

この辺りは次回にご説明したいと考えている


ちょっと微妙なのはハードケースなのだ



カナダ製なのだ



ロゴが誇らしげだが・・

作りはかなり粗いようだ

「ギターを守る道具っていう考え方なんですよね~」

いわゆる工事現場のヘルメット的な発想でケースを作っているようだ


日本人のようにケースにまで『美品』を求めないようだ

これは以前に購入したストラトでも経験しているのだ


まぁ、目的はギターなので寛大な心で許せてしまうのだ


この辺りももっと突っ込んでご説明したいと考えているのだ



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ギブソンのレスポールは庶民の憧れのギター?

2013年11月23日 | 日記
最近の私はレスポールタイプのギターをメインで弾くことが多いのだ



常連読者の皆さんはご存じだと思うが・・

一時はエピフォンのボディを削るほど弾き難さを感じていたのがレスポールタイプのボディだったのだ

もちろん、演奏性向上の為にコンター加工が為されているストラトタイプを越えることはあり得ない


「まぁ、何とか大丈夫かな・・?」

という程度なのだ


最近、楽器店である本を購入したのだ

ヤングギターでレスポールの特集が組まれていたのだ



有名ギタリストが所有するお宝的レスポールの数々やレスポールの歴史について触れているのだ



個人が所有しているヴィンテージストックの貴重な写真なのだ



実際にギブソンを持っていなくても楽しめる内容なのだ



過去にヤングギターがレスポールの特集をした際のインタビューや写真を再編したような流れなのだ




数年前まではアームをグリグリと動かすようなメタル系の音楽にハマっていたのだが・・

最近ではツェッペリンをはじめとするレスポールをメインにした渋めのロックにハマっているのだ

クラプトンとオールマンが共演した名盤なども改めて真剣に聴き返しているのだ



レスポールの良い音を耳にすると自然にレスポールタイプに手が伸びてしまうのだ



重量級のボディは人によってはネガな要素になるが私には重さは問題はないようだ



むしろ、レスポール特有の『あの重さ』が音の太さに繋がっていると解釈しているのだ

フロントとリアのハムをミックスできるというのもレスポールの大きな強みなのだ


ジミーペイジがリフで多用する愛用のポジションだという

リアしか使わないプロも少なくないが勿体ない気もする

どんなギターでもボリューム&トーン、ポジションのセレクターは積極的に使った方が楽しいと思う



話は変わるが・・

実は本家ギブソンのレスポールを注文してしまったのだ

「俺ってホントに我慢ができないオヤジだなぁ・・」


おもちゃ屋さんの前で合体ロボを眺めていた幼少時代と何も変わらない


結局のところ、先に紹介したレスポール特集の書籍を購入した時点で
かなりレスポール寄りに心が動いていることは自覚していたのだ


トーカイの『レスカス』には十分満足しているのだが・・

やはり、木目の本格的なレスポールが欲しくなってしまったのだ

コピーモデルにも良質なギターは多いがそれなりに良い値段なのだ


「一度は本家のギターを所有してみても良いかな?」

と思ってしまったのだ


まったくの思い付きなのだ


衝動買いとはいえ、安くはない買い物なのでお兄さんに相談しながら慎重に話を進めているのだ

実は購入の際に資金として数本をトレードに出すことにしたのだ

追加金という形で購入が具現化したのだ


近々に手に入る予定なので画像と共に購入に経緯についてもご紹介したいと考えているのだ


今回は久々に本格的な楽曲をお聴きいただきたい

最近はギターを弾く元気は十分にあるのだが本格的な楽曲制作にまで至らないのだ

年齢とともに集中力が低下しているのだと自覚しているのだ

頭の中に楽曲にイメージは溢れているのだが・・・

鍵盤を目の前に打ち込む意欲がないという状態なのだ


過去にご紹介した楽曲をグラスのレスポールで弾き直してみたのだ




”安レスポール≒音が悪いギター・・・”

と信じ込んでいる人も多いようだがその考えは早計だと思う

ピックアップなど手を入れればそれなりに使えるギターになるという事なのだ






ギブソンのレスポールが待ち遠しいいのだ

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