本日は在宅勤務なのだ
ということで平日にも関わらず、こんなイレギュラーな時間に
ブログを更新しているのだ
早朝からレリック加工の続きを行っていた
乗りかかった船・・
ということで第三段階のテーマは『バランス調整』
前後左右のバランスを調整する作業を進めていた
ベース雑誌やネットなどの画像を参考にしているのだ
レリック ハードレリック スーパーハードレリックという感じで
エスカレート?していくようだ
カスタムショップなどでも大御所になるほど激しいレリックを施す
汚す(壊す)ほどに評価が高くなるのも独特な世界
激しくレリック処理を施されたギターやベースはかなり高い
中には残っている塗装の面積の方が少ない固体もある
良くも悪くも限度を超えているのだ
レリック加工の楽器を購入する場合の注意点は『証明書』
実際に一流のマスタービルダーが行った作業であるという証明が必須
売りに出す時に重要になってくる
「レリックのギターを買ったんですよ」
と言い張ってもムダなのだ
レリック加工は唯一無二
誰がレリックしたのか?を証明できない
逆の言い方をするならば、そのくらい微妙な作業ということ
明らかにギターを知らない初心者が紙ヤスリで闇雲に行った作業は
一目瞭然なのだ
誰が見ても素人仕事だとバレてしまう
一方、手先が器用で楽器を知り尽くした人が行ったレリックやエイジドは
かなりクオリティが高いという流れにもなると思う
行きつけの楽器店にそんな作業が得意なお客さんがチラホラいるのだ
非常に自然でさりげないレリック加工がカッコいい
その人の年齢やキャリア、テクニックと汚しのバランスが取れている
昨日ギターを始めたような初心者が激レリックのギターを使っている事がある
ギターに負けているのだ
ギター本体はカッコいいが・・
弾き手と合体することでかなり評価を下げてしまうことが多々ある
ギターは洋服や靴のようなもの
身につけることで活きてくることも多いのだ
”自分に似合う楽器・・・”
という考え方もある
手が小さく、非力で線が細い人に本格的なレスポールは似合わない
同じく体格が小さい人には標準サイズのストラトも少し大きい
むしろ、マスタングなどを選択した方がオシャレなのだ
ギターを抱えた姿を鏡に映してみると良いと思う
本日の作業はすでに削った部分を拡げたという感じ
エピフォンを削っていた時代には手作業だった
今は道具を有効に活用しているのだ
楽が故に気を抜くと削り過ぎてしまうのだ
ドリルも便利
ドライバーにも削り機にもなる
塗装を剥ぐにはスクレーパーが一般的
アイロンで塗装部分を熱し根気よく剥いていく
面積にもよるが・・
気が遠くなる作業なのだ
再塗装などを考えている場合には剥離の段階が重要なのだ
削るというよりはペリペリと剥がすという感じ
それ故にプロに依頼するレリック加工は値段が高いのだ
孤高の天才であるエリックジョンソンが残した有名な言葉がある
「ギターは塗装を剥がした方が良いんだ」
「木に呼吸させるんだよ 木は生きているんだ」
「今の塗装は厚過ぎるよ 丈夫なことは良いけど」
という趣旨の言葉を残している
実際、手持ちのほとんどのギターの一部の塗装を剥いでいたようだ
ギター下手な人が発する言葉には誰も反応しない
上手い人や才能溢れる人の言葉には説得力がある
「塗装を剥いでいるから音がいいのかな?」
という気持ちになってしまう
エリックジョンソンも伝説王なのだ
ファズ好きで有名なのだ
シグネチャーモデルをリリースするまでに5年かかっているのだ
本人が納得しないのだ
中途半端な製品では販売を許可しないのだ
一流に妥協はないということ
私は拘る人が好きなのだ
拘りと変わり者は違うのだ
キレイなベースがあることは心強い
それ故に突き抜けるのだ
迷ったらゴトー製のペグ
古参ベースのペグが壊れたのでゴトーに換装したのだ
こういうパーツの不具合がストレスを生む
逆に快適になれば楽器に手が伸びる
楽器を手にすれば上手くなる
上手くなればさらに弾くようになる
そして良い楽器が欲しくなる
一昔は当たり前だった流れが現在は崩壊しつつある
段階を経て楽器を選ぶことは非常に重要なこと
良い楽器が欲しくなるのは世の常人の常ではあるが・・
残念だが・・
万人にその良さは理解できない
楽器を理解し感じるにはそれなりのスキルが不可欠なのだ
初心者ならば、とにかく廉価の楽器を弾き倒すべし!
弾き壊す?くらいの気構えが大事なのだ
その頃には楽器の良さが分かっているのだ
というか・・廉価な楽器の悪い部分や物足りない部分が理解できる
youtubeの動画などにも『比較もの』が多い
私も好きで良く観る
良い楽器を持っていない人にとっては嫌みに映ることも多々あるが・・
比較動画は割と言っていることが正しかったりするのだ
脱線しそうなのでyoutube話はここまで
そんなこんなでレリックすることで愛着が湧く
塗装を剥がして音が良くなったか?
はこれから
手に取る頻度が高くなったことで楽器が鳴るようになったことは事実
周辺機材も効率良く使うようになる
使う為に買った機材がいつしか押し入れで眠っているのだ
時間の経過と共に古臭く感じてしまう
さらに使わなくなっていくのだ
ベースを頻繁に使うようになって『コンプ』の動作に詳しくなった
コンプレッサーって何?
という人はいまだに少なくない
読者の皆は如何だろうか?
イコライザーも同様
使いこなせればかなり武器になる
カッティングにもこの二つは欠かせない
私は周辺機材を選ぶ際に統一している点がある
”単三電池仕様・・”
これを統一することで効率が格段にアップするのだ
弦のストックは次回分程度だが・・
電池はこのくらい持っているのだ
ピグノーズアンプやベースアンプには6本使用
ベース用のマルチには4本
ギター用のマルチに2本、もう一台のベース用にも2本
ここ最近の作曲やレコーディングに必須のレコーダーは4本
その他、車のトランクに積んでいるLEDライトも単三3本
携帯ラジオも単三2本
ベースの練習などをする際にラジオを外部入力に接続することが多い
以前は充電池を使っていたが・・
現在はあまり使っていない
消費電力が少ない卓上の時計やエアコンのリモコンなどに
使っても良いと思っている
楽器の場合には電池の準備と交換が面倒臭い
廉価の電池をガンガン使うことは環境にはどうだろう?
その辺りに関しては違和感を感じているのも事実
出先で電池が切れることも嫌なのだ
今後はさらにより良い方法を模索していくつもりなのだ
いつでもどこでも練習できることは大きなアドバンテージ
人気のない場所で大音量でギターアンプを鳴らすのも悪くない
そこそこに曲になっていれば、変わった行動も様になる
ピグノーズをフルブーストした音を読者の皆さんにも感じていただきたい
前段に歪みをかますと小型のマーシャルアンプに早変わり
近隣を気にしながらトランジスタを絞るよりもロックな音になる
アンプが醸し出す自然な歪みはギター弾きの心を刺激する
時間を無駄にしないのが私流
最新のニュースなどを聞きながら、無心になってスラップに打ち込む
楽器の練習は孤独でアホな世界
「何の意味があるの?」
アホな世界の先にはカチカチの指先が待っている
これも楽器上達の必須条件なのだ
口先で偉そうなことを言ってもバレてしまう
逆に指先を見せれば、すべての人が黙ってしまう
楽器を良く知る人にとっては水戸黄門様の印籠のようなもの
私の言葉の意味が理解できる人は中級者以上
余談だが・・
次に購入するギターが決まったのだ
オーダーをかけている
テレキャスターなのだ
色はブラック、指板はローズ系
まぁ、大したギターではないが・・
廉価な価格帯のメイプル指板は安っぽい
これもまた勉強なのだ
指板のお手入れを面倒臭いという人もいるが・・
私にとってはむしろ楽しみだということに気付いた
汚れも目立たない
カッティングなどで良い具合にエンド部分が削れるのもローズ系の魅力
定期的にオイルを塗布するのも楽し
ローズ系の指板の経年変化は見ていて楽しい
最近はローズ材も希少になっている
そこそこの価格帯のギターにしか使われない
紙を圧縮した材を指板に使う時代
木も枯渇しているのだ
「メイプル指板なら明日にも入荷できますけど・・」
という店員さんの言葉に私は首を横に振ったのだ
そんなこんなで入荷が楽しみなのだ
すでに改造する為のパーツを用意しているのだ
購入する前から改造を考える人は変わり者
購入する前から破壊(レリック)をイメージする人は変態
私は変わり者であり変態なのだ
まぁ、他人に迷惑をかけない変態は問題ないと思う
本日は在宅勤務の合間に色々と遊ぶ予定
アコギを含む楽器の調整なども行いたい😊