テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

ジャムセッションはギタリストの『引き出し』で決まると思う!

2012年09月26日 | 日記
音楽好きの読者の皆さんも色々なキーワードで音楽動画を検索していると思う

私もyoutubeは大好きなのだ

曲作りの一休みなどに楽しんでいるのだ


最近は『ストラト』というキーワードを軸に色々と検索しているのだ


ストラトを愛用しているギタリストは多いが・・・

やはりストラトマスターといえばchar氏以外には考えられないと思う


検索窓に『char』と入力すれば、面白い動画に行き当たるのだ


個人的に気に入っているのが・・

”Char meets ○○・・”という動画集なのだ

char氏が有名なギタリスト達と簡易的なジャムセッションを繰り広げているのだ


char氏が凄いのは誰とでもどんなジャンルでも合わせることができる点に尽きる

ギタリストとしての力量と引き出しが求められる部分なのだ


外国のギタリストの中にはアイコンタクトも無く、好き放題に弾きまくっている人もいる

そんな場合も氏はニコニコしながら合わせてしまう懐の深さがあるのだ


このセッションシリーズの中でも個人的にお気に入りの動画がスティーブルカサーとのジャムなのだ




このシリーズは何本かに分かれているようだ

来日の際にお気に入りの何本かを持参したようだ


ヴィンテージのレスポールを楽しそうに弾いている動画が一番気に入ったのだ



動画の中にも出てくるセリフなのだが・・

当時のレートで50万ドルの価値があるらしい


個人的には価値あるヴィンテージのギターは2000万円くらいかな?と思っていたのだが・・

とんでもない値をつけていることに驚いたのだ


ルカサーもレスポールのマニアで一時は100本くらい所有していたそうだ

好きなギターを好きなだけ買える身分の一流プロが羨ましいと思ってしまう

庶民の私はソコソコのストラト一本で喜んでいるのだ


私などギターや関連の小物で散財?しているのだが・・

プロはギターで家族を養い、好きなギターを次々と購入できるのだ


ちょっとだけルカサーの話をしてみたい

TOTOと言えば、テクニシャンの集団というイメージなのだ

当時、一番売れていたバンドではないだろうか?

バンド活動以外に全員がスタジオミュージシャンという一面が共通しているのだ


他のアーティストに呼ばれて参加するという形なのだ


多忙すぎて、新作のレコーディングに全員が揃うことがなかったそうだ

時間が空いたメンバーが一人でスタジオを訪れて自分の演奏パートだけを録音して帰ってしまうのだ


当時のこのエピソードに感激してしまったのだ

当然ながら譜面が読めることが大前提のプレイということになる


当時としては音質も素晴らしかった

ギター弾きの私としてはルカサーのギターにばかり注目してしまうのだが
バンドサウンドとしても抜きに出ていた気がする


ルカサーのギターの音を一言で表現するならば・・・

”お金がかかっている音・・”というべきだと思う


ラックタイプのエフェクトをふんだんに使うというスタイルだった

後発のギタリストやバンドにも多大な影響を与えた気がするのだ


個人的にはジャーニーあたりも影響を受けていると感じているのだ



数十年後にルカサーが何かの音楽誌で告白しているのだ

「当時の音はあまり好きじゃない・・・」

「個人的にはアンプに直結した音が好きなんだ」


当時のサウンドはレコード会社からの要望だったのだ

「もっとコーラスをかけてディレイで豪華にしてくれないか?」

「もっと歪みを抑えて上品な音にした方がいいんじゃないかな?」

ということらしい


今回、ご紹介するようなシンプルな音が本人はお気に入りのようだ

若い頃には色々と無茶をしていたとも語っていた


50歳を越えた最近では非常に健康に気遣いながら練習にも励んでいるそうだ

「一流のプロって練習なんか必要なの?」

と思う人もいると思う



どんな一流ギタリストも老いには勝てないのだと思う



私も中年と呼ばれる年代になってしまったが・・・

むしろ、若い頃よりも指が動くようになったのだ

練習らしきものはしたことがないのだがギターに触れる時間は長くなったと思うのだ

音を聞き分ける耳も良くなった気がするのだ


音の粒立ちや枯れた音色を体で感じられるようになってきたのだ



char氏の話から脱線してしまったが・・・

char氏もスティーブルカサーも私にとっては共にギターヒーローなのだ


正直な話、ルカサーのようなハムの音は若い頃からカッコいいと思っていたのだ

いわゆるアメリカンロックサウンドなのだ


中学生の頃からchar氏の存在は知っていたが・・

これほど凄いギタリストだとは知らなかったのだ

中学生には渋過ぎる音と弾き方なのだ


一部読者の中にも若い人がいると思う

ジェフベックやchar氏の凄さをすぐに理解しなくても良いと思う

そのままギターを弾き続けていれば、やがて理解できる日が訪れると思うのだ

それまではドンシャリのロック小僧でも誰も文句など言わないのだ




ヴィンテージのストラトとレスポールの『貴重な音源』をお楽しみいただきたいと思う

youtubeの動画



手放してしまったエピフォンのレスポールも
40年以上所有していたら渋く枯れた音になったのだろうか?


関連動画にもカッコいい動画が多いのでお楽しみいただきたい



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やっぱり、USA製のストラトは素晴らしいなぁ・・

2012年09月22日 | 日記
ストラトを購入して数カ月が経過したのだが・・・

最近になってストラトの良さが実感できるようになってきた気がするのだ


”ストラトって難しいギターだよ・・”

char氏をはじめとするストラトマスターが良く口にするセリフなのだ


一方、楽器店で初めに勧めるギターもストラトタイプのギターなのだ

この矛盾は何だろう?


ストラトの懐の深さを痛感させられる・・



ギターを弾く上で重要なのは『情報収集』だと思う

実際にストラトを弾きこなしている先輩の意見に耳を傾けるのも一考だといえる


ストラトを使うプロの多くはボリュームの『フルテン』(最大値)は使わないという事なのだ

実際に私もフルテンでリフなどを刻んでみたのだが相当に耳に痛い音になってしまうのだ

ボリュームを少しだけ絞っただけでも音に艶と輪郭が加わるのだ


ボリュームと共に重要なのがトーンだと思う

ストラトの最大の武器の一つだといえる



二つのピックアップをブレンドしつつ、二つのトーンで細かく音のキャラを作り込めるのだ



レスポールにも同様の機能が備わっているが思ったほど音に変化がないと感じる


ハムとシングルの性格の違いだと思う



ストラトはボリュームとトーンだけで自分の音が作れるギターだといえる

ジェフベックに憧れてストラトを手に入れる人も多い


”ジェフベックの音ってギターらしくないんだよね~”

という声をよく耳にする



素人にありがちなディストーション歪ませただけの単純な音とは程遠い

時にシンセのようでもあり、管楽器のような音を出すこともある

とにかく多彩な音がジェフベックの武器だと思う


加えて常時アーム棒を動かしている奏法も唯一無二だといえる

速弾きオンリーの若い世代がその良さや凄さに気付くのには時間が必要だと思う

「スィープ命だぜぃ~!」

という感じで日夜ピックを滑らせている少年もいつかはギターの真髄に到達するのだと思う


楽器の中で最も手軽に始められるのはギターだと思う

安い価格帯のギターが手に入れやすいというのも理由の一つだといえる


しかしながら、極めればもっとも奥深い楽器の一つだともいえる


最近になってギターの難しさと楽しさを実感しているのだ

難しいばかりでは疲れてしまう

やはり、楽しんで演奏するというのが大前提だと思うのだ


過去に楽器店で試奏したりしながら少しはUSA製を感じていた

実際に自分で所有するというのも大きな意味を持つといえる


弦高もブリッジもスプリングもすべて自分の好みに調整できるのだ

カッティングのピックキズも気にしなくても良い

借り物ではこうはいかないのだ


遠慮しながら、良い音を出すのは不可能だと思う


先に楽しく演奏することが必要だと言ったが・・

楽しさ≒成果だと私は考えている


成果とは何か?

「俺って上手くなったなぁ・・・」

他人からの客観的な評価も大切だが最も重要なのは『自己評価』なのだ


自身が満足できる演奏や音が作れるようになったならば、それはステップアップの証なのだ



今まで色々なギターを試してきたがUSA製は良くも悪くも音に忠実なのだ

それ故に自分の下手さ加減も成果も実感し易いのが最大の特徴だといえるのだ


USA製のレスポール、PRSなどのハム系にもいえることらしい(お兄さんが言っていた)


以前の私は買えない反発からアンチUSA派だったのだ

我ながらセコいと思う・・・

「高額だから良いギターとか言ってるんじゃないの?」

という感じだったのだ


読者の皆さんの中にも同様の感情を抱いている人が多いと思う



当たり前だがギターの構成パーツの多くは木材なのだ

高額なギターから順に良い材質を使っているという事実がある

量産のギターとの最大の違いはそこなのだ



しかも、USAのFenderではストックしている木材を数年(長い場合は10年!)
ほど寝かしてから制作にとりかかるそうだ

これは高級家具にもいえる大切な作業工程なのだ


湿度が低い国からやってきた私のストラトは最初の数週間はネックが暴れまくったのだ

「ダメなギターを買っちゃったのかな・・?」

という不安と後悔の日々が続いたのだ


ここでも楽器店のお兄さんの温かい励ましと的確なアドバイスで乗り越えたのだ



ギターは不思議なものなのだ・・


ある日突然、良い音になっていたりするのだ

おそらく、自分のテクの向上も少なからず影響していると考えられる


歴代のギターの中でも最も繊細な作りなのだ

ネックに埋め込まれているトラスロッドを取り上げてみてもかなり細いタイプが採用されている

調整用の六角レンチも極細タイプなのだ

「もっと、太いロッドを使えばいいのになぁ・・」

と感じていたのだがこれがフェンダーの拘りの一つらしい


剛性よりも音質を最優先した結果だとお兄さんは言っていた


もともと、乾燥している状態で組み上げられたストラトがここ数カ月で私の書斎でさらに乾いたのだ

今年の酷暑もネックを反らせながら乗り切ったのだ

とにかく、僅かな環境変化に敏感に反応するギターなのだ


しばらくは微妙な順反り状態だったのだが・・

この季節の変わり目で逆反りになったのだ


気にしない人はスルーするような僅かな動きなのだ

ちなみにアリアもジャズベも同時に順反り傾向に動いたので
私の環境においては『正しい動き』だと思う

何年もトラスロッドを動かしていないギターを一気に調整するのは危険なのだ


何十年も運動していない中年オヤジが全力疾走した状態になる

常にロッドを動かしているギターはロッドの動きがスムースなのだ


人によってはあまり、ロッドを動かさない方が良いという人もいるようだ

これは間違った意見だと知っていただきたい


ギターの不具合を修正する為のパーツだということなのだ

仮に反ったネックのギターがあったとしよう

ロッドに触れない方が良いという意見に乗るならば、そのまま放置することになる


ロッドの緩みは軽減できるかもしれないがギターには常に歪みが加わった状態なのだ

弦を張った状態のギターの弦の張力は50kg前後なのだ

ベースならばさらに10kg増しなのだ


どんな事があってもネックは常に正しい状態にしておくのがお約束なのだ

弾きたい気持ちを抑えてもとにかくメンテなのだ


言いかえれば、メンテを楽しめない人は高額のギターを良いコンディションで維持することは難しい



調子が悪くなったら、次のギターに買い替えるという方が楽しめる気がする



先日、メキシコ製のストラトの品質に少々触れたのだが・・・

私が見かけたストラト達はすべて良いコンディションだったのだがネットでは酷評も多いようだ


「お国柄かな・・作りが雑だよね」


「ネジが斜めに打ってあったよ」


行きつけの楽器店のストラトが良好だということは多少品質にムラが見られるのかも?

検索好きの読者の皆さんもストラト好きの人は多角的に検索してみていただきたい



一方の日本製ストラトの品質を悪くいう人は少ないようだ

しかしながら、音に文句をつける人は多い


「ストラトの音じゃないね・・」


「見た目だけストラトって人向きかな」


とにかく、ネットにはイチャモンをつけたい人が溢れているようだ



個人的にはアルダーを使っているストラトはかなり良い音がすると思っている

値段も10万円を超えてしまうが・・・


最高峰といわれるUSA製にも文句をつける人がいる

音に文句をつける人は皆無なのだ


やはり品質という話になってくる

私のストラトは吟味して確認したのでほとんど問題はなかった


以前にお話したと思うがブリッジのスプリング(サドルを支えているバネ)が微妙に効いていなかったのだ

これは自分の好みの弦に交換した後に発覚したのだ


つまりは自宅でサドルを動かして分かった事実なのだ

試奏の段階でここまでチェックするのは難しいと思う


これは不要になったジャズべのバネをオリジナル加工して対処したのだ

ルックス的にも良くなったので満足しているのだ

先日、このバネを留めているネジにサビが浮いていた



防錆加工のクリーナーで磨いたので問題ない

頻繁に錆が出るようならば、ステンレスのネジに交換しようと考えているのだ



小ネジ6本程度の交換は音には何ら影響しないのだ



その他の部分はメンテしながらチェックしたのだが完璧な状態だった

特にBC.Richではペグの不良に悩まされたので動的パーツは入念にチェックしたのだ


ロックペグのロック部分もかなり精度が高いといえる

おそらくシュパーゼル製だと思う

Fの文字がカッコいいのだ



この辺りのオリジナリティが既製品を後付けしたパーツにはない魅力だといえる


音に関してはヴィンテージマニアには受けが良くないようだ

これはピックアップの問題なのだ


当たり前だが枯れたヴィンテージサウンドから歪みのドンシャリまで守備範囲が広いギターは存在しない

ストラトにもいえるのだ


そのギター特有の持ち味というか得意な分野があって当然なのだ


私の自己判断だがかなり秀逸なピックアップだと思う

とくにシングルのネガだったノイズを徹底的に押さえ込んでいるところが素晴らしい


静かな曲での無音状態の時に重宝する

楽器店のお兄さんはヴィンテージのストラトも作曲に使うそうだがノイズはcubaseで後処理するそうだ

これはプロも使っている手法らしい

無音部分の音データを削除するということなのだ




普通のストラトの場合、ノイズと共に音の細さも問題になる

他の楽器に埋もれない為にはそれなりのEQ処理が不可欠なのだ


私のストラトはそんな心配も無用なのだ

とにかく音が太いのだ

ハムはもちろんなのだがシングルの音にも腰があるのだ


むしろ、場合によってはマルチのEQで低音部分をローカットする場合もあるほどなのだ

当然ながら歪み系エフェクトの乗りも良いのだ


ここまで書くとロック系のストラト(ダンカン製ピックアップ搭載)をイメージする人も多いと思う

ゲインを絞れば、かなりストラトの枯れた音になってくれる

ここまで万能だとは思わなかったのだ


しかも、『魔法のスイッチ』によりさらに野太いサウンドクリエイトも可能なのだ

一本でライブから自宅録音までいけるギターだと思う


余談だが・・

GT-100もネットで検索してみたのだが酷評を書いている人はいなかった

苦し紛れにこんな事を書いている人を見つけた

「音は凄いと思うけど・・色がねぇ~ GT-10の方がカッコいいと思う」


読者の皆さんはどうだろうか?

実際に楽器店で実物を見た(弾いた)人はいるだろうか?


ネットなどの画像では単なるブラックに見えるかもしれないが・・

実物はデコボコの艶消ししぼ加工になっているのだ


かなり、質感にこだわっていると感じられる

今回は画像をご用意できなかったがさらに切り替えのスイッチを一つ購入したのだ


以前にご紹介したペダルは新品だがこのスイッチはたまたま中古品を見つけたのだ

単なる切り替えスイッチなので新品である必要もないと感じたのだ

新品の値段の半分以下で良品が手に入ったのは嬉しいと思う


文章では上手くお伝えできないがスイッチの導入でまたまた遊びの裾野が広がったのだ

ピンポイントで色々な機能のON&OFFが可能になったのだ

本体にも切り替えのスイッチが付いているのだがさらにそれが増えたという感じなのだ


アームの操作、ペダルの操作、スイッチの切り替え・・・

とにかくギター演奏も忙しいのだ

ナチュラルなアコギ派の人には無縁の世界だと思う

我ながらギターに関しては器用だと思うのだ



足元ばかりに気を取られて指が動かなくなるということがないように気を付けているのだ



機会を見つけてスイッチの画像もご紹介したいと思っているのだ



ストラトの話から最後はマルチエフェクターの話になってしまった・・・

こんな締めも良いのではないだろうか?




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ストラトって何だかんだ言っても弾き易いよね・・

2012年09月21日 | 日記
私のブログを読んでいるうちにギターを始めてみたくなった人も多いと思う


やはり、ギターの購入が重要だと思う

つまりはギター選びということなのだ


楽器店にも友人数人を引き連れてギター選びに訪れる学生さんも多い

これは見ていて微笑ましく楽しい光景なのだ


たかがギター一本の購入に女房&子供を連れてくるオヤジには笑ってしまう

楽器店に来るのも一人では寂しいのだろうか?


ギターを分からない奥さんが財布を握り締めてプライスボードを睨んでいるのだ

「何でこんなにギターって高いの?」

「この9800円のギターでいいんじゃない?」

旦那はビックリした顔で奥さんの顔を覗きこむのだ

「え~98,000円の間違いだろう?」

「もっと高いのが欲しいよ~」

「俺のギター歴知ってるだろう?」


ちょっとした漫才をみているような感じなのだ

ギター歴でギターの値段を決めるのもナンセンスだと思うが・・・


だから言ったのだ・・

楽しいギター選びに女房は無用なのだ



最近、結婚したお兄さんはそんな夫婦のお客さんの
やり取りを眺めながら微妙な顔つきで苦笑いしているのだ



楽器店には色んなお客さんが来店するのだ

『世相』を垣間見る上でもかなり面白いと思う



最初のギター選びは意外と難しいものなのだ

私の行きつけの楽器店には
お金持ちのお坊ちゃんが最初のギターとして
フェンダーカスタムショップのストラトを購入したという『伝説』があるのだ


これは極論だと思うが・・・


初心者だから安いギターで良いという人もアドバイスも当てにならない

初心者だから上手く弾けないだろう?

という単純な理由だと思う


上手く弾けなくても生まれつき『音感』が良い人もいる

最初の一歩として間違った音を記憶するのは上達の妨げになるのだ


店頭価格で5万台くらいのギターにかなり美味しいギターが揃っているようだ

若年層がターゲットだけにメーカーも力を入れている価格帯なのだ

むしろ美味しいゾーンだといえるようだ


この価格帯に日本製を求めるは無理なのだ

「このギターって日本製ですか?」

やたらと会話の中に日本製を絡めてくるお客さんがいる


店員さんも食傷気味なのだ

”日本製だから何?”

という心の声が読み取れるのだ


近年は海外工場で働いているパートさんのレベルも向上しているらしい

器用なパートさんの場合、不器用な社員を追い抜く勢いだそうだ


そんな情報までメーカーの営業マン経由で楽器屋のお兄さんに届いているようだ

その情報を私が教えてもらい、このブログで皆さんにご紹介しているという流れなのだ


余談だが・・・

フェンダーのメキシコ工場のクオリティが目を見張る勢いで高まっているらしい

最終のチェックは本場から派遣されたスタッフが管理しているのだ

いわゆる不良品というのも近年は激減しているようだ


商品にうるさいお兄さんもフェンダージャパンのギターと並べて仕入れているようだ

USAは値段的にも別格として両者は価格でも肉薄する存在なのだ

日本製にも10万円の後半もあるしメキシコにも10万円を切る価格帯がある



初心者向けのギターとしてはお薦めだと思う

初心者に限らず、ベテランが使っても十分に満足する音がする印象を受けたのだ


ちなみにアメリカ製のストラトの代用として購入する人がいるようだが・・・

お兄さんによると何もかもが異なると言っていた

「同じところは形が似ているところですかね・・・」

「別のギターと考えた方が良いと思いますよ・・・」


3本目のギターとして買いそうな私を止めてくれているようだ

「USA製のストラトを使っている人にはお薦めできませんね」

「あえて別のギターとして考えるならば止めませんけど・・」


・・という感じなのだ


実際に演奏させてもらったのだがお兄さんの言葉の意味が分かったのだ

ギターの作りはとても良い!

特に品質は抜群だと思う


フジゲンを始めとする日本の色々なメーカーに製造を委託しているのだ

通はシリアルナンバーに拘るようだ

シリアルでどのメーカーが製造したのかが分かる仕組みになっているようだ



でも・・

ストラトの音がしないのだ

価格帯が高いアルダー材を使ったストラトは良い雰囲気を出していると感じたのだ

しかしながら、少々値段が高くなってしまう



私も色々な形のギター(試奏を含む)を経験しているのだが一番フィットするギターはストラトだと思う

ダブルカッターのボディ形状を採用するギターは多い

もちろん、体の形に合わせてコンター加工してあるのだがメーカーごとにコンターの対する考えが異なるのだ


私のアリアを例に挙げるとコンターの角がストラトよりも角ばっているのだ



売りに出したアイバニーズも結局、自分でコンター加工するに至ったのだ


ストラトはとにかく丸いのだ

体に触れる部分の多くが柔らかい曲線で構成されているのだ



ストラトのコンター加工も長い歴史の中で変化しているようだ

いわゆるヴィンテージと呼ばれる古い年代のギターは現代のギターよりもコンターの削りが深いのだ

しかもコンターの加工面積が広い印象を受ける


最近のストラトに慣れている私は違和感を感じるのだ

ユーザーの声を反映しつつ、つねに進化しているのがストラトの良い部分だといえる


何だかんだ言っても・・


長時間、練習してストレスを感じ難いギターとしてストラト形状をお薦めしたいのだ



ここまではボディ形状と値段の関係なのだ

忘れてはいけないのが『ネックの形状』なのだ



ギターの弾き易さを決定する大きなポイントになると思う

ちなみに私のストラトはネック形状にも特殊な加工が施されているのだ


ローポジでは厚く、ハイポジでは薄い仕様になっている

どのポジションでもコードを作り易い配慮だと聞いている


均一の厚さのネックばかりを弾いてきた私は最初は違和感を感じたのだ

今では手に馴染みとても弾き易いと感じるようになってきたのだ


USA製の基準は外国人の手の大きさだと思う

日本人でも小柄な人はそれなりにネックを入念にチェックすべきだと思う

「わーい USA製のストラトだぜ~」

という感じで見落としてしまいがちな部分なのだ


試奏の際には自分の中でもっとも難しいコード(指間を思いっきり広げるような・・)
を押さえてみることをお薦めしたい

単音の弾き易さなどはメンテ後に決まるものなのだ

店頭のギターのセッティングは常に万人向けなのだ



次は音なのだ

試奏の際にはたいてい格安のトランジスタアンプを貸し出されることが多い

このクラスのアンプでピックアップが持つ本来の音を引き出すことはできない


「やっぱりギブソンのレスポールで深い音がするよな~」

という中年のお客さんを見かけたことがある


1万円のアンプでレスポールの野太いサウンドは出ないのだ

こんな場合、通のお客さんはこんな風に言うのだ

「弾き易いギターだね・・ イイ感じだね」


音には触れないのが通なのだ



以前にもお話したがあえて『生音』を聴いてみるのがお薦めなのだ

良いボディ(密度が高い)は音の鳴りと伸びが良い傾向がある

ネックとボディが一体になって振動していると感じられるのだ



格安のギターに見られるチグハグ感がない


覚えておいても損はない情報だと思う

是非とも楽器店でお試しいただきたい

『このお客さん・・デキるな・・・』と思われるのだ



最後にストラトの音源をお届けしたい

またまた、『魔法のスイッチ』でシングルを擬似的にハムのように組み合わせて音を作ってみたのだ



普通の発想の人には持て余す機能だと思う

私の場合には何故だか色々な音作りが頭に浮かんでくるのだ

非常に個性的なハムの音が作れるのだ


レスポールのような温かく太いハムとは程遠い音だと思う

抜けの良さはストラトならではだと感じる

使い方によってはかなり遊べる機能だと思うのだ


イメージはスティーブヴァイなのだ

アイバニーズを使わなくても雰囲気だけは表現できるのだ

如何だろうか?




そろそろ本格的な曲作りを始めたいと考えているところなのだ





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レスポールのようなストラトキャスターってどんなかな?

2012年09月16日 | 日記
最近はギターの種類も豊富になった気がする

しかしながら、ほとんどのギターはストラトとレスポールの派生だといえる


久々に懐かしい画像をアップしてみたのだ



すでに手放してしまったエピフォンのレスポールなのだ



ヘッドのレスポールのロゴが輝かしい・・


ご存じの方も多いと思うがストラトとレスポールでは大きくサウンドキャラクターが異なる

その音の違いはやはり『ピックアップ』によるところが大きいと思う


私の場合、数年前までは自他共に認める『ハム派』だった

あの野太くマイルドな音が大好きだった


音楽制作の為に導入したcubaseを購入した頃に使っていたギターもアイバニーズのハム仕様だった

初期の頃の作品ではフュージョン系もジャズ系の曲もハムで音を作っていたのだ


最近では色々な影響を受けて、『シングル派』に転向したのだ

やはり、アルペジオやカッティングなどではシングルの方が音が前に出る傾向がある


ハムとシングル・・

どちらが優れているということはない気がする

優劣はつけられない

互いにそれぞれの特徴があるのだ


余談だが・・

以前に所有していたアイバニーズもロック色の強い音がするギターだった



アームシステムに特徴があるギターだった



私からギターを譲り受けた楽器屋のお兄さんは
かなりの改造を加えてライブなどで使っているようだ

良く知る人のもとで使われているというのは元オーナーとしても嬉しいと感じているのだ




レスポールもBC Richもマイルドなハムの音が欲しくて購入したのだが結局は私には合っていなかった

音は気に入っていたのだがボディやその他の形状が弾き難かった

もちろん、前情報として理解していたつもりだったのだが・・

だんだんとストレスを感じるようになったのだ


ストレスの要因の一つとして『コンター加工』が挙げられる

ストラトやアリアとは異なるのだ


ギターの購入や買い替えを検討している人は考えてから購入した方が良いと思う

ストラップで立って弾くのか? 椅子に座って弾くのか?

演奏スタイルはかなり大きいと思う




”ハムの音も欲しいけど弾き易いギターがいいなぁ・・・”


これが私のストラト購入の動機の一つなのだ

あるギター雑誌で私のストラトが紹介されていたのだ

伝統的なスタイルを踏襲しながらも何となく現代的な雰囲気に惹かれてしまったのだ


カッコいいハードケースも魅力だった

個人的にはヴィンテージ系のキャンバス地の汚いケースは嫌いなのだ

そもそもヴィンテージに魅力を感じない

経年劣化でボディの塗装がボロボロに剥げてしまったギターは個体として微妙だと思う

自分が不注意でつけてしまったキズならば許せると思う

ギターとはそんなものではないだろうか・・?


もっとも信じられないのは新品時の『ダメージ加工』なのだ

これだけは逆立ちしても信じ難いのだ

大枚を出してこれを嬉しそうに購入する人も如何なものか?


物は使いこんで枯れていくものなのだ


人それぞれ、考え方が異なるので仕方がないが・・・




ハムの音が作れるストラトということで購入したのだが・・

正直な話、シングルがメインであまり使ったことがなかったのだ

ハムの音が欲しい時にはアリアを使ってしまうのだ


「それなら、普通のストラトで良かったんじゃない?」

というご感想もあると思う


私自身もそんな気がしている時期もあった

しかしながら、GT-100の購入を機に気持ちが変わってきたのだ


しばし、音楽制作の手を休めてギターの音と向き合うようになったのだ

改めてアリアのハムとストラトのハムの音を聴き(弾き)比べてみたのだ




アリアのピックアップはダンカン製なのでいかにもロックな音色なのだ

歪み系のエフェクターの乗りが非常に良いように感じる

アンプの倍音成分が前に出る印象なのだ


アイバニーズも同様の傾向だった


一方のストラトのハムは角が無い丸い印象の音なのだ

レスポールのフロントで作ったような音なのだ


良く言えば柔らかく温かい音・・・

悪く言えば少々音抜けが悪い音・・・

という感じなのだ


ロックが好きな私にとっては音抜けが悪い音というのは使い難いのだ

しだいに使わなくなってしまったのだ


妙に低音が強調された音色も好きになれないのだ



実際に私の行きつけの楽器店の常連さんの中にも同じストラトを購入した人がいるようだ

お客さんの一人が改造を依頼してきたらしいのだ

「このスイッチって使えないから取れるかな?」


要するに普通のシングルのストラトに戻したいというのだ

あえてスイッチを取らなくてもいいような感じだが・・・

独特のツマミの形状が気に入れないようなのだ



結局、ツマミを普通のストラトと同様のものに交換したらしい

もう一人のお客さんもこの機能はあまり使っていないという



”レスポールのようなパワフルなハムの音!”

という謳い文句だが実際には程遠いのだ


やはりレスポールの音はレスポールでしか出せないことに気付いたのだ

当たり前だが・・・



この扱い難いハムの音を私なりに『調理』してみたのだ

幸いにもGT-100では二つのEQが使用可能なのだ

しかも、周波数ごとに細かい調整ができる



抜けが悪いと感じる倍音を強調して

音がこもる低音部分の周波数をローカットしてみたのだ


以前はEQはあまり手をつけなかったエフェクトだった

正直な話、あまり気にならなかったのだ


最近ではどんな音を作る時でもEQは欠かせないエフェクトになった

ここ数年の私なりの成長だと思う


EQで作り込んだ音にコーラスとディレイを加えている

コーラスにも数種類ある

モノラルのコーラスに加えてステレオ系が2種類あるのだ


エフェクト音を左右に広げるお馴染みのステレオコーラスはアルペジオに最適なのだ

今回は少し特殊なコーラスを使ってみた

ダイレクト音とエフェクト音を左右に振り分けているのだ


しかもエフェクト音を少し遅らせるという小技?を使っているのだ

ディレイは反復が一回だけのショートディレイなのだ

こちらもプリタイムを工夫している


機材は異なるが音にお金をかける天才スティーブヴァイがリフで使う常套句の一つなのだ

「全然違うよ~」という声も聞こえてきそうだが・・・


雰囲気だけは出ていると思う



以前にもお話したが私の録音方法は巷の素人ギタリストとは異なる

つまりはオーディオインターフェイスの入力がステレオ対応なのだ

「何の事?」という人も多いと思うが・・


普通はギターはモノラルで録音(入力)するものなのだ

モノラルで録音したトラックをDAW内で左右に振り分けてステレオ効果を作り出すことが多い


左右に異なるパターンのリフを配置した曲を耳にすると思う

あんな感じなのだ


私の場合は元がステレオ入力なのだ

左右の振り分けもステレオを残したまま行うことが多い


ステレオ入力のメリットは大きい

マルチエフェクターにヘッドフォンを接続してステレオで聴いている音がそのまま録音できるのだ


モノのギターの録音本数だけに執着している人も多い

オーバーダビングし過ぎて訳が分からなくなっているケースを多々見かける


むしろ、一本のギターをステレオで録音した方がスッキリと聴こえることに気付いたのだ

GT-100には様々な『音の壁』を作る秘密兵器が備わっている


追々、ご紹介していきたいと思っているのだ

今回はギターだけを録音してみた

先にも述べたようにEQ効果が大きいのだ

アリアよりもコード感が出ているように感じる

この辺りにストラトの雰囲気が垣間見れるのだ


本当にコード感が良いギターだと思う

自画自賛だが・・・

私の調整も秀逸だと思う


メンテでは誰にも負けない自信があるのだ




イメージ力が豊かな読者の皆さんならば、頭の中でカッコいいドラムを鳴らせると思う

これにベース、シンセが加われば重厚なリフの完成なのだ












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アーム棒を少しだけ好みの角度に曲げてみた・・

2012年09月11日 | 日記
購入時にストラトのアーム棒を加工したのはご存じだと思う

アーム棒の角度が足りなかったのでアリアを手本に加工したのだ



これは加工後の画像なのだが新品の時にはもっと真っ直ぐに近い状態だったのだ

アームの先端とボディの隙間が少ないように感じられたのだ

多少の躊躇もあり実際にはアリアよりも曲がりの角度は浅いのだ


アームの加工をした頃にはストラトもアリアも010~という太さの弦を張っていた

現在は0095~という太さに変更したのだ

特別の理由がない限り、しばらくはこの弦を使っていく予定なのだ


アーム付きのギターの調整は非常に繊細な作業なのだ

弦の太さを変更すれば、弦と均衡を保っているボディ側のバネの調整も必要になってくる

今回の場合は弦を細くしたのでバネを緩める方向で調整したということになる


再三の調整の末に二本のギターの音程は非常に安定している

かなり激しいアームプレイをしても問題ないのだ


最近になってアームの使い方が変わってきたのだ

今まではアームダウンが主体の使い方だったのだ


さらに踏み込んだ使い方として『アームアップ』も使うようになってきたのだ

アームアップをするギタリストはほとんどいない

飛び道具的にアームアップを決めるギタリストはいるが・・・

その頻度は非常に低いように感じられる


アームアップといえば、やはりジェフベックの右に出る者はいない

曲中でもかなりのウェイトでアームアップを多用するのだ

チョーキング後のアップ、スライド後のアップ、トリル奏法をしながらのアップ・・・

とにかく、常にアーム棒に指を引っかけながらの演奏なのだ

しかも、ピックを使わずに親指と人差し指で弦を弾くのだ


私が憧れるスティーブヴァイも何かのインタビューでジェフベックのアームプレイには脱帽だと言っていた


アームダウンが主体だった頃には少々アームの角度が浅いように感じていたのだが・・・

アップを取り入れるようになってからはストラトの角度がお気に入りなのだ



目安の為にオイルの容器を置いてみた


アームの先端と文字の位置関係を確認していただきたい

今回はストラトを見本としてアリアのアームを少し曲げてみたのだ

仕上がりはこんな感じなのだ



先端の位置で約1cmくらい曲げたのだ


仕上がりにはかなり満足しているのだ


過去にアイバニーズの極太アームを加工(カットも含め)した経験があるので今回は楽勝だった


さすがに手曲げは無理なのだ

鉄アレイを台座として活用したのだ

アームの先端にハンカチを巻きつけてキズを防止するのだ



これはアームの散り付け位置の画像なのだ

 

画像では分かり難いと思うがギターごとに微妙に根元の角度も異なるのだ

 


今回の作業によってギターを持ち換えてもまったく違和感を感じなくなったのだ



以前よりも角度が浅くなっているのがお分かりいただけるだろうか?


しつこく、横からの画像を加えてみた

 


かなりアームアップがし易くなった気がする

ジェフベックのように親指で弾いてもピックで弾いてもアーム棒の先端が手の平の中に収まるのだ


私生活では家内に注意を受けるようないい加減な部分も多々あるのだが・・・

ギターに関してはかなり神経質なのだ


”何でそうなるのか?”

は自分でも良く分からないのだ


あくまでも素人のお遊びなのだが・・

志だけは素人レベルのそれを大きく超えている気がしているのだ

おそらく、楽器店のお兄さん達の影響が大きいと思う





今回は久々に重厚なリフがメインのロックを演奏してみた

調整後ということでストラトとアリアを両方使ってみたのだ

 


数小節のループを繰り返しているのだ

ダラダラと4分を越えているので途中で飽きてしまった人は飛ばしながら聴いていただきたい


ちなみに音源は久々にBR-80を使っているのだ

録音が簡単なので・・・






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