テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

『KILL BILL』を意識して作った曲第二弾だよ(^O^)/

2011年08月31日 | 日記
布袋氏も30周年を迎えるようだ

コピーはしたことがないがお気に入りとして聴いていた

バンドを解散した後はソロとして活動していたのだが個人的にはソロになってからのギターが好きだ

フュージョン界の雄である高中正義氏のライブにゲスト出演していた映像には驚いた

持参したギターはあの有名な『ゼマティス』(検索してね)なのだ

オープニングで高中氏の楽曲をフルコピーしていたのには脱帽した

「やっぱりプロは凄いね~」という感じで感心したのだ


数日前に・・

”布袋氏のKILL BILLをイメージした曲”を遊びでアップしたと思う

聴いてくれた読者の人も多いと思う



今回はもう少しグレードアップさせてみた

試作と完成の中間くらいのイメージだろうか?


使用ギターはAriaなのだ

前回もジミヘン風の曲で使用したが、非常に音の幅が広いギターなのだ

今回もギターの音色だけは納得の音になった


最近は気に入った音はエフェクターに『保存』するようにしている

さらにはギター毎に微妙にパラメーターを変えるほどの拘り様なのだ

今までがテキトーだっただけ素人と言えどもにギタリストとしては当然なのだ


今回の曲ではシンセ系で音に変化と厚みをつけている

『主旋律』と呼べるメロディラインはないがリズムで楽しむ曲をイメージしたのだ


”私流KILL BILL・・”なのだ(^O^)/

布袋氏のカッコいい画像と一緒に楽しんでほしい







前回、B.C>Richが手元に戻ってきた件についてお話した

とても美しいギターだが少々気に入らない部分もある

太ももに突き刺さる『尖がり部分』も未だ気になる箇所ではあるが・・

人間の体は不思議なもので徐々に痛みに慣れてしまうのだ

最近ではスポンジ無しでも演奏できるようになってきた


もう一点、これは非常に重要な事なのだ

『ピッチの甘さ』特に4~6弦の高音部分で音程が狂っている

フレット音痴だと決めつけていた


『完璧な対処法』を見つけたのだ

今までピッチの甘さに悩んでいたのだが・・

”目からウロコ・・”的に感動するほど完璧に仕上がった


やはり、ギターは美しいだけではダメだと思う

楽器屋のお兄さんのように『眺めるギター』は私には必要ないようだ


ギターに興味がある人も多いような感じなので、次回作で楽曲と共にご説明したいと考えている

事前に予告しておくと、

『ゲイリームーア風の泣きのブルース』なのだ

亡きゲイリーの素晴らしいプレイを思い浮かべて演奏した

どのギターを使っても良いように感じるかもしれないが・・

この手の曲に最適なのはやはりB.C.Richに他ならない


実験的に他のギターも交互に録音してみたいという構想もある

ちなみにIbanezはフレットの微調整の為にドックに入っているのだ

自分好みの弾き心地の為には時間とお金は惜しまない


次回作を楽しみにお待ちいただきたい
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『愛すべきB.C.Rich』が帰ってきたのだ・・・

2011年08月30日 | 日記
先日、B.C.Richを売却する件をお話した・・・

「もったいないなぁ・・」

と思った人も多いと思う


ちょっとした理由でキャンセルになったのだ

実は友人が奥さんに許可なく購入を決めていたらしい

どこの家でも奥さんが強いという証だろうか?

お金の工面ができるまでは大学時代の愛着のあるギターを使うそうだ

たかが数万円といえども妻帯者にとっては大きいのだ


そんなわけで、またまたB.C.Richと付き合うことになった

フレットの擦り合わせによってすべてのフレットで音が均一に鳴るようになった

ピッチの甘さはどうにもならない

いわゆる『フレット音痴』なので解決策はない


中国の生産工場には今後もう少しだけ精度の高い作業をお願いしたいと思う

実際に市場のギターの半分以上(低価格帯においては9割くらい?)なので避けては通れない道なのだ

USモデルの精度はどうなのか?

楽器店のお兄さんに質問してみた

「う~ん 何とも言えませんね」

「当たり、ハズレは付きものですよ」

「うちのギターは全部当たりですけどね」

などと冗談を言っていた


結論的には日本製が最も信用できるというのが業界の常識らしい

「トーカイのレスポールってどうかな?」

実際に彼も所有しているらしい

「ギブソンも持ってるんですけど、精度の高さはトーカイですね!」

「ボディーとピックアップのバランスも日本製に軍配が上がりますね」


何故にギブソンやフェンダーに執着するのか?

これは日本人の性格に起因する

ブランド物に群がる日本人特有の性質故なのだ

「ギブソンだけじゃないですけど・・レスポールって合理的じゃないですよ」

「何しろ設計が古いですからね・・今のギターの方が何倍も弾き易いですよね」

彼は苦笑いを浮かべていた

「でもね・・ギターって眺める楽しみもあると思いませんか?」

「酒を飲みながらギブソンを眺めているだけで癒されるんですよ」


何となく分かる気がする

弾き難いギターだがB.C.Richにも同じ匂いを感じる

「レスポールって座って弾いても立って弾いても体に当たるんです」

「僕にとって、絶対にファーストギターではないですね・・・」

「でも、一番好きなギターなんですよね・・不思議ですね」

彼は話を続けた

「ギブソンも弾き易いレスポールを作っていた時期があるんですよ」

「ボディに削りを入れたり、軽いボディにしたり、ネックを細くしたり・・」

「でも、結局はファンにまったく受け入れられなかったんですよね」

「そして、結果的に残ったのが数十年前から変わらない形のレスポールなんです」


ギターにはロマンを感じる

語っている彼も楽しそうだが私も楽しくなってくるのだ

この手のエピソードは聞いていて飽きない


楽器店のお兄さんとの会話をちょいちょいとブログで紹介しているが
ギター好きならば知っていて損がないネタばかりなのだ

ネットの微妙な情報に振り回されるよりもマシだと思うが・・如何だろうか?

彼はプロの視線から、私は実際に数本のギターを素人の感覚で弾き倒して語っているのだ


何かの縁で私のブログの常連になった皆さんには有意義な情報をお伝えしたいと考えている

実際にギターを弾いている人もこれからギターを始めてみたいと考えている人にとっても良いと思える

「完璧なギターなんて無いですよね・・・」

「あれも、これもって買ってるうちに40本ですからね」

「ちょっとした外車の一台分くらいになってるんじゃないかな?」

たいしたギター道楽だと思う


大量のギターを格納できる部屋も羨ましいがギターも羨ましいと思う

「体は一つだからね・・僕には4本が限度だね・・」

「できるだけ、満遍なくすべてのギターを弾きたいからね」

私の言葉に彼は満足そうに笑みを浮かべていた


・・何だか、最近の私のブログは非常に『小説仕立て』になっている(笑)


良く良く考えてみれば、どこまでいっても素人の遊びなのだ

ピッチが甘い、音が擦れる・・などと少々拘り過ぎていた部分を反省しているのだ

これも性格なので仕方がない


趣味といえども、気付かぬうちに完璧を目指してしまうのだ

成果もないままにダラダラと趣味の時間を過ごしている人よりはマシだと思うが・・


そんなわけで、またしばらくB.C.Richと付き合うことになった


「もしかして、切っても切れない縁なのかも?」


ギターを磨きながらそんな事を思っていた



B.C.Richとは無関係だが遊びで作った曲があるので聴いてほしいと思う

最近は私の中では過去のギタリストがブームなのだ

若い頃に通り過ぎてしまったギタリストの偉大さと音楽的センスを感じている


以前にも『ジミヘン風』という試作曲をアップしたが・・・

今回は前以上にジミヘンらしさが増していると思う

何でもギター弾きの間では『ジミヘンコード』というものが常識らしい

要するに構成音に『9th』を加えるだけというシンプルなものなのだ

不思議なもので、これだけでジミヘン風になってしまう


歪みも『ファズ』を使用してみた

コード感が見えるように歪み量を抑えた

ギラギラの歪みが好きになれないエフェクターだったのだが今回はツボにハマった

Aria Proの多彩なピックアップをシングルに切り替えてみた

音を出した瞬間に電気が走るくらいに感動した

「おぉ~ジミヘンの音じゃん~!」

読者の皆さんの耳にもジミヘンが感じられるだろうか?



まぁ、遊びなので細かい部分は突っ込まないでほしい







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Ibanezeとクラシック音楽をコラボさせてみたよ(^_-)-☆

2011年08月27日 | 日記
読者の皆さんは如何お過ごしだろうか?

まだまだ暑い日もあるがここ数日で気温も落ちついてきたようだ

私にとってはギター演奏に最適な季節になったといえる


またまた、ちょっとした遊びを思い付いた

皆さんはドイツのヨハン・パッヘルベルという作曲家をご存じだろうか?

「そんなの知らないよ・・」

という人が大半ではないだろうか?


しかしながら、その代表曲はあまりにも有名なのだ

『カノン』という曲なのだ

彼の代表作であり、唯一の有名な曲なのだ

実は私もこの曲は何度も耳にしていたのだが作曲家の名前は最近知ったのだ(検索だけど・・)


この曲は親しみやすいメロディから結婚披露宴のBGMなどに用いられることも多い

確か・・誰かの披露宴で聴いたような・・・

そんな気がしてきた


何故だか、この曲はロックギタリストたちのツボにもハマってしまうようだ

ロック系ギターの教則本などでも課題曲として取り上げられることが多い

私も何度か楽器店の楽譜のコーナーで見かけたことがある


クラシックにはフォークソングのような『コード』はない

しかしながら、それらの譜面にはメロディに見合ったコードが充てられている

コード進行だけを分析するとクラシックというよりはポップスに近いと感じる

クラシックだけに単純なコードは少なく、多くは『分数コード』が用いられる


ネット動画などでも

『カノンを弾いてみた・・』的な動画が山ほど検索できる

非常に上手い(ギターの音作りも含め)人も多い、中には微妙?な人もいる


チェロやヴィオラなどのストリングスのパートをギター用にアレンジしたものが多い

元がクラシックだけに書き下ろした人によってアレンジも大きく異なるようだ

主旋律であるあの有名なフレーズをギターで弾くのが気持ち良いのだと思う


今回、私もカノンを元に独自のアプローチでアドリブを弾いてみた

ネット動画の人々と同じように弾いても面白くないので大胆にアレンジしている

ある意味では原曲のメロディをまったく無視しているといっても過言ではない


最近、調整が完了したIbanezeで弾いてみた



カノンをコピーする人は多いがアームプレイを絡めている人は少ない

ギターは『隙間狙い』が面白いのだ(^O^)/

いろいろな人のギターサウンドを聴いてみて感じるのだが惜しい人が多い

テクニックはそこそこあるのにギターの音作りが下手なのだ

以前の私に似ている

とにかく歪みをマックスにしてしまう傾向が強いようだ

私も強い歪みは好きなのだが・・少々耳に痛い場合が多い

そんな時にはトーンをコントロールしてバランス調整している


今回のサウンドがそんな感じなのだ

ロングトーンを得る為に歪み量を増やしている

その代わりにトーンでキンキンとした感じを抑えているのだ


私はこの音が合っていると思うのだが
他の演奏者によっては他のアプローチがあるかもしれない

まぁ、自分の曲ではないので、今回はそこまで深くは追求しないが・・・

微妙にピッチが狂っている部分があると思う

実は遊び故にチューニングをしないで録音を開始してしまったのだ

ある、音楽雑誌で元マリノの大谷レイブン氏が語っていた言葉が印象的だった

「アーム付きのギターのチューニング狂いは仕方がないんですよ・・」

「そこまでを含めて愛してあげなくてはいけないんじゃないかな・・」

「演奏中に狂うことも多いですよ でも、チョーキングとかで乗り切ちゃいます(笑)」

つまり、狂った音を認識しつつも指先でそれを微妙にコントロールしているというのだ

何ともプロっぽく、カッコいいと感じた

素人さんの多くは音程が狂ったままエンディングへと向かってしまう事が多い

プロとの耳の差だろうか?

そんなわけで、演奏を始めてすぐにピッチ狂いに気付いたのだが・・

大谷レイブン氏を真似て指先だけで音程を修正しながら弾き続けてみた

アームのウネウネでも微妙に誤魔化している

まぁ、遊びだけに細かいことは一切気にしない







余談だが・・

実は数日前にB.C.Richを手放してしまったのだ


ブログでもちょこちょこと取り上げていたのだが・・・

残念なことだと思う



「何で売っちゃったの・・?」

という感想を抱く人もいると思う



私の友人からの熱い要望だったのだ

前出の大学時代から同じギターを使っているオヤジなのだ

先日、ちょっとした用事で奥さんと我が家を訪問したのだ



オヤジは指を咥えながら


「いいな・・なかなか手に入らないんだよな」



ルックスは上々なうえ、サウンドも気に入っていたのだが・・

微妙にピッチが合わないギターだった

1Fから24F(2オクターブ仕様)だったのだが15F以上が痛い音程だった

チョーキングやビブラートなどで誤魔化しながら弾いていたのだが
他の2本のギターのクオリティが高いだけに嫌になっていたのも事実なのだ

『飾りもの』としては最高だと思う



実は最近流行りの中国製だったのだ

ギターの業界ではアジアをはじめとする海外生産は常識なのだ

コストダウンの為だと思う



実際のところ、日本製のギターに出会う方が難しい

店頭に並ぶギターの1割弱くらいではないだろうか?

海外生産のモデルには当たり&はずれが多い

それを見抜く目も必要なようだ



店員さんに嫌われるくらいに何度も足を運ぶ人は失敗も少ないかも?

私の悪いところは『一目惚れ』が多いのだ

それ故に失敗も多いのだ



自宅に帰って、じっくりと眺めながら気付く事も多い





話をBCに戻そう・・

読者の皆さんも画像をご覧になったと思うが・・

ルックスは最近人気の『ゼマティス』にも負けていないと思う


ブログでは良い事しか紹介していなかったが難点の多いギターだった

フレットに関してもハイポジションにおいては『音擦れ』が頻発していた


「音擦れって?」

隣のフレットとの高さの調整が甘い為に弦が微妙に触れてしまう現象の事なのだ

他の2本に関してはかなり弦高を下げているのだが発生していない

値段もそこそこしただけに納得いかない部分もある


「楽器店での試演の時に気付かなかったの・・?」

店頭に並んでいる段階ではブリッジが普通の高さに設定されているのだ

まさか、ドライバーや工具を借りて弄る勇気はない

精度を信じるしかないのも現状なのだ


ある意味、いろいろな経験をしているだけにネットでギターを注文できる人が不思議でしょうがない

おそらく、あまりギターを知らない人かベテランのセカンドギターだと思える

楽器店よりは一割ほど安いのが常識だがトラブルなども耳にする事が多いので怖いのだ


そんなこんなで迷っていたのだ

もちろん、後でクレームをつけられても困るのでウイークポイントは説明した

「関係ないよ! 俺はそんなにハイポジは使わないからさ・・」

彼はローポジションでのリフ刻みが大好きな男なのだ


ある意味、素人さんで20F以上のハイポジを多用する人は少ないかもしれない

実際のところギブソンのレスポールにしてもフェンダーのストラトにしてもノーマルネックでは22F仕様が多い

つまりはそんな際久まで使わないのだ


売却の金額だが・・

楽器店の二束三文の買い取り金額よりは高かった

彼にしても店頭で販売されている価格よりもかなりお得に購入できたと思う


双方が満足する結果に至ったので良かったと思う



実は次に購入したいギターが決まっているのだ

すでに偵察済みなのだ


やはりマイルドなハムバッカーサウンドが必要なのだ

ギラギラの尖がった音をトーンで潰したサウンドとは区別したい

ゲイリームーアが弾くバラードの音をイメージしていただきたい

あの音はIbanezや Ariaでは出せない

まぁ、逆の事も言えるが・・・


久々に大定番のレスポールを狙っているのだ

本当は本家のギブソンが欲しいが私の経済状況では無理なのだ

中古という選択もあるが・・過去に一回だけ挑戦して懲りている


新品しか考えられない

『純国産』に拘ってみたいと考えているのだ

老舗メーカーのトーカイが気になっている

木目も美しく細部の作りも完璧なのだ

ある意味ではUS以上のクオリティではないかと思える

レスポールタイプのコピーモデルというと『エピフォン』が有名なのだが・・・

すべて中国製なのだ

価格はお手頃なのだがネットなどでも評判が二分している

賛否両論が別れるところだといえる


一時はエピフォンも日本生産のモデルが存在した

今でもネットオークションなどではマニアに人気の品なのだ


グレコ、トーカイ、フェルナンデス・・は純日本製の看板ブランドだった

最近になってトーカイが復活したらしい(店員さんの話だが・・)

とにかく、『純日本製』というだけで心が躍ってしまう


私のジャズベも日本製なのだが・・

確かにクオリティが高いと感じられる


ただ・・値段が少々お高いのだ

実売価格で10~20万円くらいのモデルを狙っている

ギターに限らないが・・

「欲しい・・」

となったら我慢できない自分の正確を悔やむ時が多々ある

でも、明日の事は誰にも分からないのだ

今を楽しんだ方がお得な人生だと思える時もある

『貯金命!』という人もいるだろうがお金は蓄えるものでもあり、使うものでもある

欲しいと思えるものが夢に出るような人は思い切って買ってしまった方が良い

精神衛生上にも正しい選択だと思える


いよいよ、ブタの貯金箱に隠しておいた『ヘソクリ』を出動させる時が来たようだ


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私が影響を与えた素人ギタリストたち・・?

2011年08月24日 | 日記
またまた、妙なタイトルをつけてしまった

普通ならば、

”私が影響を受けたギタリスト・・”となる


多かれ少なかれ、人は誰かに影響を受けて生きているのだ

あまりにもかけ離れた人よりも近しい人々に影響を受けるケースが多いと思う

読者の皆さんにも少なからず心当たりがあるのでは?


実は私がギターを始めたのは父親の影響なのだ

私が幼稚園生の頃から、その辺にクラシックギターが転がっていた

気が向くと古賀政男のような演歌を弾いていた

その頃の私は当然ながら、ギターなどにはまったく関心を示さなかった


本格的にギターに興味を抱き始めたのは中学生の頃なのだ

仲の良い友人がギター部に入部し、休憩時間に毎日のように弾いていたのだ

ギター部にもジャンル分けがあり、彼はフォークソング系に属していた


お世辞にもルックスは良いとは言えない

『中の下』くらいなのだ

当時は携帯電話もポータブルゲーム機も無い時代だった

非常に趣味性の低い時代だったと振り返り思い出す


休憩時間に彼がギターを弾き始めると友人を取り囲むように『女子の輪』が出来ていた

私を含め、ギターを弾けない(もちろん持っていない)者たちは指を咥えて眺めていた


数ヵ月後に親を説得して見切り発射的にフォークギターを買ってもらった

たぶん、モーリスの最も安いモデルだったと記憶している

音が良いのか?悪いのか?も分からなかったが嬉しかった

教則本も少なかった(しかも高かった)時代だけに友人が教えてくれた数個のコードを練習した


凝り性の私は1カ月ほどでコードを教えてくれた友人を追い抜いてしまった

奏法的な話になってしまうが・・

『プリング&ハンマリング』『スリーフィンガー』などカッコ良く見えるテクをテレビから盗んだのだ


現在でもネット動画から奏法のヒントを得ることも多いのだが・・

当時から、そういったセンスがあったようだ


数ヵ月後には女子の輪を私が独り占めしてしまったのだ

嫌な奴~と思わないでほしい


みんな異性にモテたいのだ

”努力なき者に果報は無し!”

指にマメを作った成果が実った瞬間だった


女子に囲まれている私を羨ましそうに見つめている男がいた

私の親友のK君だった

長身の私に対して彼は前から2番目というおチビさんだった

ルックスは並みといったところか・・


ある日、彼が意を決したように私に話しかけてきた

「あのさ・・僕もギター弾きたいんだけど・・・」

「今週の日曜日に買い物に付き合ってくれないかな?」


楽器が弾けない者にとって楽器店は敷居が高い場所なのだ

髪の毛が長い店員さんに話しかけられたらどうしよう・・

当時の中学生は純真で初心だったのだ


私はお金を握り締めた彼のお供をかって出た

どうやら、小遣いを数カ月ほど前借りしたようだ


ちなみに彼は私のギターよりも1万円ほど高いギターを買った

長く続けたい!

上手くなりたい!

という熱意が伝わってきた


下手な私もまったく弾けない初心者にとっては身近なギター講師なのだ

親切な私は放課後に彼のお宅を訪ねてギターを教えたのだ

目的は彼の美人のお姉さんの顔が見たかったのだ


動機が不純であっても、ちゃんと彼にギターを教えたのだ

料理上手な彼のお母さんの持て成しも楽しみだった


数ヵ月後には彼も努力の甲斐あり演奏できる曲ができた

めでたし、めでたし・・・


受験で別々の高校に進学した


その後は音信不通になっていた

大学を卒業して社会人になった頃に同窓会の知らせが届いた

彼と同じクラスだった時のクラスメートが幹事だった


久々に友人たちと再会した

数年ぶりに彼に会ったのだ

「久しぶりだな~」

「ギター弾いてる?」

冗談を投げかけたのだ


何と彼は有名な楽器店に就職していたのだ

読者もほぼ100%知っているような上場企業なのだ

音楽とは無縁だった男が楽器業界に身を委ねたのだ


「何で楽器業界なの?」という野暮な質問はしなかった


「お前が音楽業界とは意外だったなぁ・・」

という私の言葉に彼は笑っていた


私は心の中で思っていた

『あの時に俺がギターを教えていなかったら・・?』

これは少なからず関係しているといえる


ちなみに楽器が弾けなくても音楽業界に就職できる

販売員もいれば、事務屋さんもいるのだ

しかしながら、事務屋さんとして就職するにしても楽器に興味がないならば他の業界に行くと思う

就職先は山ほどあるのだ


それから数十年が経った・・・

ある時、仕事の都合で地方都市を訪れた

仕事も一段落して夕刻に飛び込み的に楽器店を覗いたのだ

「もしかして・・○○君じゃない?」

何と!彼がその楽器店に勤めていたのだ

「凄い奇遇だな~ 久しぶりだよな」

彼の胸のバッジを見ると『副店長』と書いてあった

「出世したじゃない! 副店長なんだ・・」


何度も言うが・・

まったく音楽とは無縁の男が大手の楽器店で副店長になっていたのだ

同じ会社で知り合った奥さんと結婚して子供が二人いるらしい

東京には無理だったが○○県にマイホームも購入したようだ


良い事だと思う


彼にとってはあの時の一本のフォークギターが人生を決定付けたのだ

ちょっと大袈裟だが・・本当のお話なのだ


余談だが・・

高校、大学共に何人かの友人にギターを勧めてきた

大半が飽きてやめてしまったようだが・・

数人はオヤジになった現在も趣味で弾いているらしい

その中の一人とは年に数回ほどジャムセッションをする仲間なのだ


オヤジ達のジャムに奥さんと子供が付いてくる

時に車自慢であったり、ギター自慢であったりもする

驚いた事に中には大学時代に使っていたエレキを持参するオヤジもいるのだ


すぐに売ってしまう私とは大違いなのだ

何とも物持ちが良い男なのだ(偉い!)

「フレットくらいは打ち換えた方がいいんじゃない?」

常にコンディションの良い私の新しいギターと合わせると微妙に音程が狂っているのだ

減り過ぎたフレットでは完璧なチューニングは不可能なのだ

「いろいろと金もかかるしなぁ・・買えないよ」


オヤジにとっては趣味の世界は二の次、三の次なのだ

ある意味で私は趣味に関しては非常に恵まれていると思う



条件付きではあるが・・

欲しいギターを手に入れることもできる

パソコンに向かう時間も比較的自由な方らしい?


幸せだと思う。。



何だか昔話を延々と語ってしまった・・

たかがギターではあるがドラマがあるのだ


私に関して言うならば、音楽と仕事(収入)とはまったく無関係だが生活に影響がないわけではない

特に音楽を制作するようになってから、日々の仕事や生活にも張りが出てきたのだ

イライラとする事も多いが・・

何となく許せてしまう自分がいるのだ


かなりのウェイトで音楽が私のストレス発散になっているのだ

年齢や体力を気にすることなく続けられるのも良い点の一つだと思う

ちなみに作曲に関してはいつまで続くかは自分でも分からない

ゼロからの作曲とは非常に根気と集中力が必要な作業なのだ

もちろん、元になる音楽的なセンスも必要だが・・・



昨晩、ギターと戯れていて出来た曲をアップしてみたい

読者のみなさんはZZ TOPというバンドをご存じだろうか?

音楽好きな人が多いようなので多分一度は聴いたことがあると思う

アームなどの小細工なしのストレートなテキサスロックなのだ

あの太い音と親しみやすいリフが大好きなのだ

ギターソロもペンタトニック一辺倒の伝統的なロックだ

速弾きなどはないが・・何ともカッコいい!



髭とサングラスがトレードマークなのだ

まだ聴いた事がない人はyoutubeなどで検索してみてほしい



この手のロックが弾きたくなった時にB.C.Richが大活躍するのだ



単純にアームが無いというだけではない

厚いボディーと温かみのあるピックアップによるところが大きい

尖がった音が

特徴的なIbanezやAria Proには出せないサウンドなのだ


いろいろなジャンルに興味があるだけに何だかんだ言っても音数は重要だと思える



まったくの思い付きで弾いてみた

最初に浮かんだリフを聴きながら音を重ねただけなのだ

ベースもアドリブなのだが一番最後に音入れしたのだ

こんな自由度も宅録ならではの楽しみだと思う

「ベースが最後じゃダメなの?」

という感想を抱いている人もいると思う


基本的にはドラムやベースといったボトム的なリズム隊は最初に録ってしまうのがお約束なのだ

それにギターやボーカルを重ねるというのが基本だといえる


ちなみに全員がスタジオワークをこなしていたTOTOのメンバーのレコーディングはバラバラだったらしい

それぞれが多忙なだけに暇な時間を見つけて単独でスタジオを訪れていたらしい

目の前の譜面とカウント音だけを頼りに自分のテイクを入れて帰ってしまうらしい


何ともプロ的というか・・カッコいいと思う



相変わらず前置きが長いが聴いてみてほしい

まったくの遊びなのでクオリティは期待しないでほしい

エフェクトが少ないだけに何となくスタジオテイクのような感じに仕上がった気がする

リバーブをガンガン使ったホールシュミレーションも良いがこんなシンプルな音も捨て難い






完成曲以外にもこんな感じで『思い付き』を音にしてみたいと思っている

私のブログの信条は・・


”音が見えるブログ・・”なのだ




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秋のエレキ祭りだ!全員集合!(^O^)/

2011年08月24日 | 日記
ちょっとだけ・・

”景気の良いタイトル”にしてみた


ところで前回の曲は如何だったろうか?


補足なのだが・・

ベースはフェンダーでピック弾きしている

ベースもZoomのマルチエフェクターを使用している

ベースアンプのシュミレーションがいくつか入っているのだがイマイチ自分の好みの音が決まらない


ピック弾きにはこの音!

指弾きにはこの音!

というような明確な音が定まらないのだ



ある意味、素の音で録音している人から見れば贅沢な悩みだといえる

パラメーターもあまりイジらないで使っている

今後はもう少し積極的に音を変えてみたいと考えているところなのだ




ちょっと前の作業スペースなのだ

左の黒がギター用、右の赤がベース用なのだ

共に一万円台の製品だが宅録には十分なスペックだと思える

現在はもっと使い易く整理している




cubase付属のベース音源の正確さも魅力だがやはり本物の迫力には敵わないと思う

スラップばかりがベースではない事を改めて再認識しているのだ

奏法が増えれば音楽のバリエーションや奥行きも増すというものだ


何故だか・・

楽器店のお兄さんはスラップ否定派なのだ


「僕はロック系ですからスラップは必要ないですよ・・」と言うのだ

個人的にはロックにスラップも合うと思うのだが・・

ちなみに彼の演奏を一度も聴いたことがない

何故だか、私の前で弾きたがらないのだ



話は変わるが・・

文中の説明の為にいろいろな画像をアップしてきた

私と同じB.C.Richの画像をネットで見つけたのでアップしてみた



携帯電話のショボいカメラと違って鮮明なのだ


カッコいいでしょ?



関係ないが・・

以前にブログで紹介したので・・

ついでにスティーブヴァイの特注ギターの画像も見つけたので関係ないがアップしてみた



同じものをメーカーに依頼したら請求額はいくらくらいになるのだろう?

おそらく、高級車が一台くらい買えてしまうような気がする

市販の一本ネックのシグネチャーモデルでも40万円くらいするのだ



なんとも羨ましい・・




今回は面白い画像を用意してみた

正面撮りというのは多いがギターの背面画像は少ないと思う

何が言いたいのか?

実は各ギターのボディーの厚みに注目してほしいのだ




Ibanezがダントツで薄いのがお分かりいただけると思う

私もいろいろなギターを弾いてきたがこんなに極薄のギターは初めてなのだ

おそらくライブなどでの演奏を考慮しているのだと推測できる

実は座って弾いても意外に弾き易いのだ

あとの2本は普通の厚みだろうか?

B.C.Richのみが『スルーネック』なのだ

ビスを使用する事なく1枚の厚い板から削り出しているのだ


音の鳴りから考えるとBCが有利なようにも思えるが・・・

実は3本の中で一番『生鳴り』が良いのは意外にもIbanezなのだ

楽器店のお兄さんによるとネックに秘密があるらしい

さすがに『世界で一番売れているメーカー』なのだ


楽器店でギターを購入する際にエレキの生鳴りに注目する人は少ないと思う

エレキだけにアンプから出る音も重要であることに間違いはない

しかしながら、生鳴りが良いという事は結局のところ出音に影響するという事なのだ


特に音の伝達に関してロスが多いアーム付きのギターの場合には細心の注意が必要なのだ

ライブなどでアンプを『フルテン』(最大音量)にする場合にはあまり気にならないが
宅録などの環境で弾く場合にはギターの鳴りは何より重要だといえる

ネットオークションなどで格安のギターを購入し、
ピックアップだけを高性能なものに交換する人も多いようだが・・

ピックアップの性能にギターが負けているようではピックアップの性能の半分も発揮できないのだ


これは私の過去の経験なのだ

1万円くらいの格安ギターを実験台に分解&組み立てでギターを理解した時期がある

ピックアップだけダンカンなどに交換したのだが良い音はしなかった

リッターカーにオーバースペックの極太タイヤを履いているようなアンバランスさなのだ


中学生の頃にはピッチ調整の存在すら知らなかった

現在はギターの奥深さに溜息をつく毎日なのだ

この歳になって、ようやく納得のいくメンテができるようになった


ここだけの話、弦交換(アームの場合、ペグの巻き数が重要)を含めメンテだけは
販売のプロである楽器店のお兄さん達に肉薄している自信がある

過信しているのではない

そのくらい、ギターが好きだといいたいだけなのだ

そのわりにテクは微妙だが・・・

趣味の世界なので良しとしよう!


今回は短い曲を2曲ほどアップした

あえて説明は割愛したいと思う

なかなか面白い雰囲気に仕上がったような気がしている

ちなみに二曲目は布袋氏の『キルビル』を意識して制作した

キルビルを真似たというわけではない

私なりに『映画音楽』の依頼が来たら・・


「こんなイメージで作るかな・・?」

という軽~い気持ちなのだ










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