新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

石破茂は何をレガシーとするのか

2024年11月29日 12時03分00秒 | 石破茂政権

一躍政界のキャスティングボードを握って舞い上がっている不倫男が正体を見せ始めたようである。
 
国民・玉木代表が石破総理に原発の建て替えや新増設など提言
 

国民民主党の玉木代表は、石破総理とエネルギー政策などをめぐり会談し、原子力発電所の建て替えや増設などを提言しました。
国民民主党 玉木雄一郎 代表
「原子力の最大限の活用、特にリプレース、建て替えに加えて新増設もしっかり行っていくべき」
総理官邸を訪問した玉木氏や国民民主党幹部は石破総理に対し、原発の建て替えや新増設といった国民民主党の主張を政府の新しいエネルギー基本計画に反映させるよう申し入れました。
玉木氏は、石破総理とは「安価で安定的な電力供給が必要との認識は一致した」と説明しています。

 
●原発を増やせば電力に余裕が出る。
それは確かだし、既に造ってしまった原発は有意義に使っていくべきだとも私は思う(寝かせておいても一定のリスクはあるので)。
けれど、建て替えや新増設までは抵抗がある。
何故なら、現時点の技術でも、古くなった原発施設を安全に廃炉にし、汚染物質を長期に渡って管理できるかどうか、判断がつかない状態だからだ、ましてや、万一の事故が起きれば、廃炉も管理もとんでもなく困難になることが既に実証されてしまっている。
今必要とされる発電システムでも、未来においては酷い重荷になってしまう、これは未来の人たち、私達の後を継ぐ人たちに対して、とても失礼で不敬なことだと思う。子孫たちの重荷を増やすのは、なるべくならせずに済ませたいと思うのだ。
 
●短いスパンで見た原発は安心、安全なのかも知れないけど50年後100年後の安全の保証は無い。建て替えと言うリスクは高い。今だけを考えるといいかも知れない。100年後の安心、安全を念頭に計画を推進してもらいたい。
 
●国民民主党の主要支持組織の一つに電力労連(電力会社の労働組合の連合体)がある。先日、連合会長・芳野氏に事実上の退任勧告を受けた玉木氏とすれば、ここで原発推進を電力労連にアピールすることで労働組合の支持を繋ぎ止めておきたいという思惑があるのでしょうなぁ。
 
●世間が政治に関心を持ってるこのタイミングで思いきった提言ですね。
経済的に必要なのは理解しますが福島の方々の感情などを考えると国民民主党にとってはマイナスでしかないが、それでも提言した意味を国民的な議論にしていかないとね。
 
●国民民主党は労使協調の民間大企業労働組合の支持を受けている。有力支持母体の電力労連は経営側と一体になって以前から原発推進を求めていた。少数与党の自民党が国民民主党にゴマすりした。103万円の壁撤廃も非正規社員の労働時間を増やし人手不足を解消する経営側の意向に沿う。非正規から正規への身分移行や大企業の専業主婦年金優遇制度は手つかず。

 



 
まあネット上では賛否あったが、肝心の「壁」も維持登れないことになるかもしれない。
 
玉木雄一郎の提言を受けた肝心の石破茂がこんな状態では先がおぼつかない。
 
もはやサンドバッグ状態!外交で惨敗した石破総理に待ち受ける『東京都連裏ガネ疑惑』
 
人付き合いが苦手な石破総理は、外交の場でも人見知りぶりを発揮してしまった。失意のうちに帰国するも、今度は少数与党として、国会で野党と向き合わねばならない。総理は夜もロクに眠れず……。
■まさに内憂外患
11月21日、政府専用機で羽田空港に降り立った石破茂総理の足取りは重かった。南米での外遊で、なんの外交成果も上げられずに帰国したからだ。
総理就任後2度目の外交は初手からつまずいた。APEC首脳会議で、会議前に各国首脳らが和気あいあいと立ち話をしている中、ひとり席についたまま、俯いてスマホをいじる姿が物議を醸した。
中国の習近平国家主席との初会談では、習氏が差し出した右手を両手で握り返し、まるでへりくだっているかのような印象を残した。
翌16日には、日系人として初のペルー大統領となり、今年9月に亡くなったアルベルト・フジモリ氏の墓を訪れるも、事故渋滞に巻き込まれ、APEC閉幕に合わせた集合写真の撮影に間に合わなかった。
それだけではない。G20サミット後の帰路で模索していたトランプ次期大統領との面会も断念に追い込まれた。全国紙の政治部記者はこう話す。
「安倍政権や岸田政権は、内政でマイナスがあっても、外交で補うことができました。しかし、石破総理にはそれもできそうにない。トランプ次期大統領にも短命政権で終わると見切られ、相手にされていないのでしょう」
■臨時国会でも総理に困難
まさにふんだり蹴ったりの外遊だったが、帰国後も石破総理には厳しい現実が待ち受けている。まずは11月28日から始まる臨時国会だ。
そもそも衆議院の予算委員長のポストを立憲民主党に取られてしまったため、与党の思うように予算審議が進まない可能性が高い。旧二階派の中堅議員が語る。
「予算委員長には立憲の安住淳さんが就きましたが、これは森山裕幹事長の入れ知恵でしょう。森山さんは安住さんと同じ時期に国対委員長を務めており、気脈を通じている。『審議はとことんやってもいいが、予算は年度内に必ず通す』という条件で予算委員長を安住さんに譲ったのではないか。
とはいえ安住さんが予算審議を取り仕切るため、これまでのように閣僚が答えに詰まったら事務方の答弁で逃げるなどといった戦術は使えなくなる。野党に厳しく追及され、支持率はジリジリと下がっていくでしょう」
さらに国民民主党が'24年度補正予算で、「103万円の壁」やガソリン減税への対応を迫っている。旧二階派の中堅議員が続ける。
「国民民主党の玉木雄一郎代表は、不倫報道からの名誉挽回のため、『103万円の壁』の引き上げを強硬に主張してきている。税制が絡むので、政調と税調それぞれで協議を続けていますが、苦労して話をまとめても、国民民主党の得点となるわけだからたまらない」
■自民党都連の「裏金疑惑」
苦しい状況が続きそうだが、石破総理もなんとか得点を稼ごうと裏金問題の「けじめ」をつけるとして、政策活動費の廃止や政治資金を監視する第三者機関の創設などをはじめとした政治改革に取り組む姿勢を見せる。
しかし、こうした対応もピントがズレていると不評を買っている。その一つが裏金相当額の2倍(約14億円)を東日本大震災や能登半島地震の復旧・復興のために党から寄付するという方針だ。
東京大学先端科学技術研究センター教授で政治学者の牧原出氏が語る。
「こんな寄付を自分たちで決めてしまうのはお手盛りになるだけです。党の外にきちんと第三者機関を作り、その勧告を受けて対応すればいい。それをしないで小手先の対応ばかりしていれば、世論からは逃げているように見られてしまいます」
また裏金議員に国会の政治倫理審査会に出席するよう促しているが、党内からは反発の声が上がっている。
「何十人もの対象者がいるので、年明けから毎週のように政倫審を開いていくことになる。すると、いつまで経っても『政治とカネ』の話が終わらない。これでは来夏に控える都議選や参院選はとてもじゃないが戦えない」(旧安倍派中堅議員)
党内からは突き上げられ、世界の首脳からは相手にされず、石破総理は孤独を深めているという。自民党のさる閣僚経験者が語る。
「唯一信頼できるのは、同じ地元・鳥取で経済再生担当大臣を務める赤澤亮正のみ。石破さんは首相官邸に赤澤専用の部屋を設置しているほど。首相動静には載らないが、赤澤さんはしょっちゅう石破さんに呼び出され、愚痴を聞かされている」
過度のストレスから石破総理の身体にも異変が起こっているという。
「睡眠時無呼吸症候群が悪化し、2度も病院にかかったそうだ」(前同)
11日の首相指名選挙中に石破総理がうたた寝する様子が中継され、大きな非難を浴びた。これは睡眠時無呼吸症候群が原因だったようだ。
・・・中略・・・
(続く)
■いくら何でも厚かましい
自民党の赤澤亮正衆院議員(63歳。当選7回・鳥取2区)の名前を聞いて、直ぐにああ、あの人かと顔が思い浮かぶ読者は相当の政治通である。
永田町・霞が関関係者は石破茂首相の最側近として接する。10月1日に発足した第1次石破内閣では、経済再生相として晴れて初入閣した。
当時、取り沙汰された話はこうだ。赤澤氏は組閣の際、首相の女房役であり、内閣のスポークスマンである内閣官房長官への就任を石破氏に直訴したが一蹴された。次に、財務相では如何でしょうかと言い放ったというのだ。
口さがない永田町雀からは嘲笑された。曰く、いくら何でも厚かましい、身の程知らずだ、と。ところが、赤澤氏にはそれを撥ね返すだけの強い自負がある。すなわち、長きにわたって自民党内で反(非)主流派を余儀なくされた「孤高の政治家」石破氏を支えてきたのは自分一人だと。
加えて政治一家の血脈ということもある。そもそも赤澤氏の母方の祖父・正道は元自治相である。第3次池田勇人内閣と第2次佐藤栄作第1次改造内閣で自治相と国家公安委員長を務めた。一方、石破氏の父・二朗も旧自治官僚出身であり、建設事務次官、鳥取県知事を通じ田中角栄元首相の知己を得て国政に転出し、鈴木善幸内閣で自治相を務めているのだ。
■一大臣が政権運営を協議
政治キャリアとしては衆院当選13回の石破氏のほうが大先輩である。だが、同じ鳥取県選出の保守政治家の家系ということが、赤澤氏の石破氏に対する特別な想いをさらに駆り立てているのかもしれない。
第50回総選挙(10月15日公示・27日投開票)は与党の自民、公明両党が衆院過半数割れの大敗を喫した。11月11日に第2次石破内閣が立ち上がり、14~21日まで首相初外遊を行った。南米からの帰途、ドナルド・トランプ次期米大統領とのフロリダ州の別荘「マーラ・ラゴ」で面会するという政権浮揚策は期待外れの空振りに終わった。
その直後の毎日新聞世論調査(23~24日実施)で内閣支持率が前月比15P減の31 %、自民党支持率は8P減の21%と、政権与党にとって大変厳しい数字が出たのだ。早くも「青木の法則」(内閣支持率と自民党支持率を足して50%を下回ると政権運営が難しくなるとされる)が適用されかねない状況である。
石破首相が大ピンチに陥っているのは誰の目にも明らかだ。そんな折に赤澤氏について聞き捨てならぬ風聞を耳にした。そして取材したところ、看過すべきではない事が判明した。それを「赤澤案件」と名付けた。
事実であれば、赤澤氏は「佞臣」と言われて然るべきだ。同氏は大臣でありながら、異例にも首相執務室がある官邸5階に「別室」を与えられ、同所に外務、財務、経済産業省中堅幹部を招集して政権運営協議を行っているというのだ。
それだけではない。
■林芳正官房長官を排除
その協議内容を踏まえて赤澤氏が首相以下、政務・事務内閣官房副長官3人、政務・事務担当首相秘書官8人の面前で政策プレゼンをしているというのである。
同氏が石破氏にとって「精神安定剤」の役割を果たしていることは承知する。だが、これは明らかに一閣僚の矩を踰えている。なぜならば、指示系統にひとたび特例を認めると官邸が機能不全に陥りかねないからだ。あるいは「二重権力」の謗りを免れない。このリポーティングラインからは林芳正内閣官房長官が排除されている。まさに“林外し”の側面もあると言えよう。
赤澤氏本人には政局案件であるとの自覚がない。それだけに石破氏の統治力が問われているのである。そして、残念ながらその統治力は薄くて軽い。
「史記」の『項羽本紀』の故事から引けば、石破氏は今、「四面楚歌」に近い状況に置かれている。周囲を敵に囲まれ、孤立無援な己がそこを突破するには何が必要なのか。
石破氏がこのまま「正論アウトサイダー」に甘んじていては突破できない。取引も妥協も虚勢も不義も狡猾も怜悧も冷徹も、時に必要である。要は、理が非でもやれることはすべてやるのだ。でなければ、狂気の裏に弱気を見せたシェイクスピアの「マクベス」になってしまうであろう。
■「夫婦別姓」が引き金に
そこで起死回生の一手として温めているのが、「選択的夫婦別姓制度」の導入だ。立憲民主党をはじめとした野党が成立を目指しているが、世論人気の高いこの政策には、公明党も前向きで、11月14日には斉藤鉄夫代表がBS11の番組に出演し、「石破首相を通じて自民党を説得したい」と意欲を語った。
夫婦別姓制度は石破総理にとっても「渡りに船」になるかもしれない。
「石破総理は裏金問題の対応に追われており、国民を引き付けるような政策をいまのところ打ち出せていない。でも、この夫婦別姓制度に丸乗りすれば、支持率が回復するかもしれません。
立憲民主党としても、党内基盤が脆弱な石破総理のままで来夏の参議院選までやってもらいたいので、多少、花を持たせるような演出も許すかもしれません」(前出・全国紙政治部記者)
しかし、それで黙っていないのが、自民党内の保守系議員だ。彼らは「家族の一体感」を重視し、夫婦同姓をその象徴と捉えてきた。旧安倍派の若手議員が語る。
「問題なのは石破総理自身が総裁選時に夫婦別姓制度に賛意を示していたことです。総裁になってからは慎重な姿勢に変えたが、他の法案で他党の協力を得るために、夫婦別姓制度を押し切ってしまうかもしれない。仮にそうなれば保守系議員はまとまって『石破おろし』に動くか、それもできなければ党を割って出ていくしかありません」
石破総理と総裁選の決選投票を争った高市早苗元総務相は、来たるべき時に備えて保守系議員の結束を高めているという。
「落選した議員も含めて会合をよくやっています。ザ・キャピトルホテル東急で開いた衆院選の慰労会には保守系議員20名ほどが集まりました。萩生田さんら旧安倍派の重鎮も参加していました」
信念を違えてまで過半数を失った与党にいる意味はさほどない―そう悟った時に高市氏らは党を去るだろう。自民党は分裂前夜の様相を呈してきた。

 
やはり石破茂は「正論アウトサイダー」として、党内御機嫌取りなんかしないで、国民と野党が一致している政策を推し進めれば、おのずと党内右派が自民党から離脱して自民党の分裂となり政界の再編成にまで至れば、歴史に残る首相となるのではないだろうか、とオジサンは思う。 
  

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