新・定年オジサンのつぶやき

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自民党内に岸田文雄に代わる人材が存在するのか

2022年09月15日 11時53分06秒 | 岸田文雄

東京地検特捜部が企業のトップを逮捕する場合は、側近や配下の幹部の証言と家宅捜査によって確固たる証拠をつかんでから踏み切るものである。
 
その対象の人物が「私は何も知らない」とメディアに対してしらを切ったところで後の祭りである。
 
KADOKAWA会長逮捕 6900万円贈賄疑い 五輪汚職事件、東京地検特捜部」 
 



 
そして五輪汚職の諸悪の根源がやはり安倍晋三だったということが改めて浮き彫りになっていた。
 
『過去に五輪の招致に関わってきた人は、みんな逮捕されている。私は捕まりたくない』と言って断った。だけど、安倍さんは『大丈夫です。絶対に高橋さんは捕まらないようにします。高橋さんを必ず守ります』と約束してくれた。その確約があったから招致に関わるようになったんだ」
 しかし、その五輪招致が実を結び、大会が無事終わった後、約束の主、安倍元首相は凶弾に倒れ、招致のキーマンだった男は司直の手に落ちた。
 
『絶対に捕まらないようにします』元電通“五輪招致のキーマン"への安倍晋三からの直電」 
 
■中心になってやって欲しい」
 東京都が2016年五輪の招致に敗れ、再び次の2020年五輪招致に向けて正式に立候補を表明した約1年3カ月後。12年12月に、それまで下野していた自民党が再び政権に返り咲き、第2次安倍晋三内閣がスタートした。
安倍政権が肝煎りで推進した五輪招致のキーマンとなる男は、当時の状況について知人にこう話している。
「最初は五輪招致に関わるつもりはなかった。安倍さんから直接電話を貰って、『中心になってやって欲しい』とお願いされたが、『過去に五輪の招致に関わってきた人は、みんな逮捕されている。私は捕まりたくない』と言って断った。だけど、安倍さんは『大丈夫です。絶対に高橋さんは捕まらないようにします。高橋さんを必ず守ります』と約束してくれた。その確約があったから招致に関わるようになったんだ」
 しかし、その五輪招致が実を結び、大会が無事終わった後、約束の主、安倍元首相は凶弾に倒れ、招致のキーマンだった男は司直の手に落ちた。
 東京地検特捜部は8月17日、受託収賄の疑いで東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の元理事、高橋治之容疑者(78)を逮捕した。高橋氏は大会スポンサーだった紳士服大手の「AOKIホールディングス」から総額5100万円の賄賂を受け取っていたとみられている。高橋氏はゴルフを通じてAOKIの創業者で前会長の青木拡憲と知り合い、17年9月に自ら経営するコンサルタント会社「コモンズ」でAOKIと顧問契約。その後、AOKIが東京五輪のスポンサーになる過程で、便宜を図り、他にもAOKI側から競技団体へ拠出された寄付金の一部、2億3千万円が高橋氏の元に渡っていたことも発覚した。
贈賄側も青木前会長、実弟で前副会長の青木寶久氏や寶久氏の秘書役だった専務執行役員も逮捕された。
「AOKIは後発で始めたカラオケの『コート・ダジュール』や結婚式場の『アニヴェルセル』は好調ですが、肝心の洋服事業が苦戦しており、五輪の公式スーツの受注などを浮上の起爆剤にしたいと考えていた。青山の『アニヴェルセル』には会長や副会長が使うプライベートラウンジがあるのですが、そこで高橋氏や大会組織委員会の会長だった森喜朗元首相などをもてなしていたそうです」(青木前会長を知る会社役員)
 高橋氏は、元電通専務で、スポーツビジネスに精通し、絶大なる影響力を持つ大物として知られていた。
 だが、彼は13年9月にブエノスアイレスのIOC総会で開催都市が東京に決まり、翌年1月に大会組織委員会が発足してもすぐには理事に選ばれなかった。
 35人目の最後の理事枠に彼を押し込んだのは森元首相だったが、高橋氏には計算もあった。五輪のスポンサー選びを担う専任代理店には4社が手をあげ、最大手の電通が指名を受けた。実質的にその下に広告大手のADKグループが入る形になったが、電通の受注に関与した疑惑を持たれないよう、高橋氏は結果を見極めたうえで理事のオファーを受けたのだ。もちろん、冒頭の五輪招致への関与に消極的だったとの発言も単なる“ブラフ"に過ぎない。
■IOC総会に突然現れた高橋氏
09年10月、デンマーク・コペンハーゲン。16年の五輪招致活動に関わった幹部の1人は、雌雄を決するIOC総会を目前に控え、現地に高橋氏の姿を見つけ驚いたという。
「招致活動にほぼ関わっていなかったはずの高橋氏が突然現れ、票の行方を握るセネガル出身のラミン・ディアク国際陸連会長(当時)に接触し、『ラミンはアフリカの16票を纏めたと言っている』という情報をもたらしたのです。結果的に日本は敗れましたが、初めから高橋氏を頼るべきだったという後悔だけが残った。次の五輪招致は、高橋氏頼みになることは目に見えていた」
 そして高橋氏は招致委員会のスペシャルアドバイザーに選ばれた。
 スポーツマフィアが跋扈し、生き馬の目を抜く世界で、高橋氏が力を持ち得たのは、彼の1歳違いの弟の存在を抜きには語れない。それが「環太平洋のリゾート王」の異名をとり、バブル期に数々の伝説を残しながら、のちに「長銀(日本長期信用銀行)を潰した男」と呼ばれた故・高橋治則氏である――。
■ペレ引退試合で頭角を現す
治則氏は終戦の年、1945年に父親の実家がある疎開先の長崎県平戸島で生まれた。高橋家のルーツは平戸藩の藩士とされ、母方の遠戚には元運輸相の大橋武夫や「ライオン宰相」として知られる元首相の浜口雄幸がいるという。
 一家はその後、東京に移り住み、高橋兄弟は慶應幼稚舎から慶應高校へと進んだ。兄、治之はそのまま慶應大に入ったが、治則は一度、高校を中退し、世田谷学園に転入した後、再び大学で慶應に入り直した。2人にとって慶應人脈はその後の人生のベースになっている。治之氏は旧皇族の竹田家の次男、竹田恒治氏と同級生で、のちにJOCの会長になる3歳下の三男、恒和氏とも幼少期から親しく付き合う仲だった。
 大学を卒業した高橋兄弟は、兄は電通、弟は日本航空に就職した。
 67年に電通に入った兄が配属されたのは大阪支社の新聞雑誌局だった。3年後に開催される大阪万博関連の仕事で、和歌山県選出の山口喜久一郎衆院議員の秘書だった中西啓介氏と知り合ったとされる。のちに中西氏は衆院議員となり、高橋の弟、治則氏と刎頸の友となるが、最初の出会いは兄の方だった。
 高橋氏がスポーツ事業で頭角を現したのは、サッカー界の英雄ペレの引退試合を成功させた77年だ。
 ノンフィクション作家の田崎健太氏の著書『電通とFIFA』には、その時の様子がこう描かれている。
〈ペレの引退試合の話を耳にした高橋は「自分に任せてくれれば必ず成功させる」と手を挙げたという〉
 結果、ペレの引退試合は国立競技場が超満員となる大成功を収める。噂を聞きつけたサッカーのワールドユース大会のスポンサーだったコカ・コーラ社が高橋氏を直々に指名。その後、日本で開催されるワールドユース大会の事務総長として来日したのが、ブラッターだった。彼はサッカー界に君臨するFIFA会長、アベランジェの側近であり、自身ものちにFIFAの会長に就任している。高橋氏はスポーツ界の中枢に繋がる鉱脈を引き当てたのだ。
 高橋氏が、ペレの引退試合を成功させた年、弟の治則氏は日本航空を辞め、電子部品を輸入販売していた「イ・アイ・イ」(EIE)に入社する。日本教育テレビ(現テレビ朝日)の取締役だった高橋兄弟の父、義治氏が、EIEの再建を頼まれ、社長に就任。治則氏は副社長として実業の世界に足を踏み入れた。
安倍晋太郎との蜜月ぶり
 治則氏は、日本航空時代に“北海道の政商"と呼ばれた北海道テレビの創業社長、岩澤靖の次女と結婚。結婚披露宴には後に首相に就任する三木武夫や福田赳夫ら大物が挙って出席し、政治家志望だった彼は次第に政界に人脈を伸ばしていく。
 EIEは、円高の追い風に乗り、危機を乗り切り、業績は上向き始めた。そして治則氏は、その手腕を見込まれ、82年に協和信用金庫の立て直しを依頼されるのだ。
 彼はそれまで培った人脈を駆使して瞬く間に10億を超える預金を集めてみせた。その中には田中角栄の金庫番で、「越山会の女王」と呼ばれた佐藤昭子の名前もあった。佐藤の元には前述した中西啓介氏が頻繁に通っており、中西を通じて治則氏も出入りするようになったという。当時、自民党の実力者だった小沢一郎衆院議員とも佐藤を通じて近しくなった。
 その頃、治則氏と同じマンションに住み、のちに事業で深く関わった山口敏夫元衆院議員が語る。
「私はノリちゃん(治則氏)もハチ(治之氏)もよく知っていますよ。ハチは電通で派手にやっていましたけど、あれはEIEのカネでうまくやっていただけ。兄弟は全然性格も違います。政治家とメシを食う時にはノリちゃんを呼んでいろいろ紹介しました。安倍晋太郎とは以前から関係があったようでしたが、私のお陰で仲良くなった」
 高橋治則氏にとって安倍晋三の父、晋太郎は政治家のなかでも特別な存在だった。治則氏と20年来の付き合いだった知人が明かす。
「2人は頻繁に会食をしていました。『次は自民党の幹事長になる』と治則氏が嬉しそうに話していたことを覚えています。『普通の人だけど幹事長になれちゃうんだよね』と肩肘を張らない関係だった。一度お互いに古い家系図を持って来て突き合わせてみたら、どこかで繋がっていたという話もしていた。平戸がルーツの高橋家とは遠戚関係にあるようでした。秘書として晋太郎さんに付くようになった晋三さんのことも可愛がっていて、『経済のことを何も知らないからな』と言っていろいろと教えてあげている様子でした」
その後、協和信金トップの背任事件などもあり、実績を残す治則氏は非常勤理事から副理事長へと取り立てられた。そして85年5月、協和信金から改名した東京協和信用組合の理事長に就任する。のちに85年は「バブル元年」と言われるが、金融機関を手中に収めた治則氏は、狂乱のバブルへと突き進んでいく。

 彼はその後、メインバンクとなった長銀からEIEインターナショナルに湯水の如く注ぎ込まれた融資を元手に、ゴルフ場開発やリゾートホテルの買収に手をつけた。サイパンの「ハイアット・リージェンシー・サイパン」を42億円で手に入れると、オーストラリアでは、「リージェント・シドニー」を130億円、「ハイアット・リージェンシー・パース」は120億円で取得。2機のプライベートジェットで世界中を飛び回り、香港、ミラノ、ニューヨーク、タヒチなどでも次々とホテルを買い漁った。グループの資産は1兆円を超えた。

 
 
 
 
日本は五輪開催すべきじゃない。
もう誰のためのオリンピックか分からない。
東京五輪の時アスリートファーストと声高に発信してたことを覚えているけど当時JOC会長の竹田氏が辞任した。やましくなければ辞任する必要はないはずで、招致を含めスポンサーも表面化してないだけの疑惑だらけ。しれっと社外取締役になってたスポンサーが贈収賄。真っ黒なイメージは払拭できない。
森喜朗さんの案件は立件が難しいかも知れないけど逮捕された企業役員は完落ち。
東京地検特捜部は他のスポンサーを含め政治的圧力などき屈することなく全容解明をしていただきたい。電通や高橋氏にいくらチカラがあっても1人で全てを仕切ることは無理がある。政治家の関与は必ずあるでしょうね。

 
◆安倍さんは検察でも法務省でも、自分の思いのままと思っていたのですね。
本当にろくでもない、絶対に権力など握らしてはならない人に、自民党は権力を与えてしまったものです。
一度目の総理になった時の行いを見れば、二度と総理などしなかったと思いますが、自民党議員たちはそうではないのですね。国のためではなくて、自分のためにはどちらがいいかの思考しかないのですね。
◆次々と安倍氏の悪事が暴かれていく中で国葬ですか、意味が分からないです。国民からすれは国葬を強引に進めている政治家達は安倍氏を介して利益を得ていたのでしょうか?国民は不利益しか被っていないのに。何故そこまで強引に国葬を推し進めるのでしょうか?
岸田政権は統一協会を批判、排除を進めているが、統一協会とズブズブだった安倍氏との関係を考えると岸田政権のやっていることは説明がつかないてますし、明らかに矛盾しています。なのに何故国葬を実施するのか?明確に説明していただきたい。
◆この問題が急速に表に出て来たことも安倍元総理が消えた事と関係がないとは思えない。日本での五輪開催など利権のためのもので、アスリートなどはその集金のためのショーの見世物に過ぎないのだ。アスリートファーストの、スポーツの祭典の、平和の祭典のと単純に体育会系大好きで単純に期待している人達は少し考えたほうがよい。どうしても札幌冬季五輪がしたいなら、基金を提供しても充分利益になると考える企業やどうしても日本で実施する五輪が見たい個人が寄付を行い、それらの資金で行うべきで、決して公金を投入すべきではない。税金に群がれないとなれば意欲を失う者たちが大勢出るだろう。
◆亡くなった安倍元総理を悪く書くのもどうかと思うが、五輪疑惑の高橋氏にも関与していたのかと思うと情けなくなってくる。
安倍政権当初から、モリカケ問題やその他数多くの疑惑の連続で中には事件に発展したものも多い、亡くなっても統一教会やこの五輪疑惑までも安倍元総理が関与していたのは、何と言ってよいのか言葉さえ見つからない。
安倍元総理の疑惑や事件のデパートの主だから、検事総長の人事にも介入しようとしたのだろう。その証言として「絶対に捕まらないようにします」と安倍元総理は高橋氏に話していたと言うから、政治権力で司法や行政にも影響を与えようとしていたのだろう。
残念な事に安倍元総理が亡くなり、その影響がなくなった事でこの事件に発展していったのだと思う。次々と逮捕者が出ているが東京地検特捜部は某政治家や五輪でも多大な利益を得ている竹中氏などまで発展するのか、スッキリとさせていただきたいと思う。
 
 
あと2週間を切った安倍晋三国葬なのだが、生前の安倍晋三の悪行三昧をもっと多くの「善良な国民」たちが知れば知るほど、「何で国葬なの?」といった素朴な疑問の渦が大きくなることは間違いない。
 
そんな安倍晋三の「国葬儀」にこだわる岸田文雄なのだが、旧統一協会問題でその鈍感力がいかんなく発揮されたのだが、あいかわらず空気が読めない欠点をさらけ出しているようである。
   
『招待枠もないのに先走り』岸田首相が英女王国葬参列見送り 準備の関係省庁から不満」      
 
岸田文雄首相がエリザベス英女王の国葬(19日)への参列を見送ることが14日決まった。10日付の英王室からの招待状は日本の「国家元首」あて2人分。天皇、皇后両陛下が参列される。首相の訪英を想定しての準備を迫られていた関係省庁からは「もともと招待枠もないのに先走りさせられた」(内閣府スタッフ)との不満が漏れている。
 「10日付だが届いたのは10日より後」。14日の朝、英王室からの招待状についての情報が霞が関に流れた。松野博一官房長官は週明け12日の定例会見で国葬への参列者について「政府としてさまざま検討している」と説明。首相の訪英に含みを残していたからだ。 先の週末の段階で両陛下の参列は確定的とされていた。前提を踏まえた上で招待枠が2人分と分かれば、その段階で岸田総理の訪英はない。それなのに「さまざま検討」させていたとすれば、関係省庁の怒りを買うのは必至だ。「『10日より後』情報は官僚たちの不満を抑えるための官邸のリーク」(警察庁関係者)との見方も出ている。
 安倍晋三元首相の国葬やコロナ対策などを巡っての岸田首相や周辺の優柔不断、情報共有の不徹底は「常態化している」(自民党幹部)という。「英王室からの招待状に関しても、どこかで情報共有のパイプが詰まっていたのではないか」(同)との憶測も飛ぶ。

 
この間支持率低下で党内がざわつくという声も聴かれるが、実態は岸田文雄に代わる人材でも現在の諸問題への解決策がないことが逆に岸田文雄を強くさせているとなれば、今後しばらくは国民は「塗炭の苦しみ」から逃れそうもないかもしれない、とオジサンは思う。 
 
 

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