新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
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やはり無理筋の国葬後に岸田内閣包囲網が現れた

2022年10月05日 12時30分09秒 | 岸田文雄

いつのころだったかは忘れたが、こんな歌が流行っていたことを思い出した。
 

 
その後、年金未納問題が発覚したころ、「『未納3兄弟』と菅代表が批判 3閣僚の国民年金未加入」という政治家が登場したのだが、指摘した菅直人が、実は「年金未納8兄弟」(福田康夫、竹中平蔵、菅直人、麻生太郎、石破茂、茂木敏充、中川昭一、谷垣禎一)の一人だったというお粗末さが、当時の民主党政権時代に「ブーメラン」という言葉で揶揄されたいた。
 
そして今ではあらたな「カルト三兄弟」と言われている自民党のアキレス腱が登場しているが、今後の成行次第ではこの兄弟の人数はもっと増えるかもしれない。
 
“旧統一教会国会”で囁かれる岸田政権『アキレス腱』3人の名前 最もヤバいのは高木国対委員長
  

 

内閣支持率下落の大逆風で迎えた3日の臨時国会召集。自民党と旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の問題追及で手ぐすね引く野党に岸田首相が追い詰められる場面が出てきそうだが、永田町では政権の「アキレス腱」になりそうな3人の名前が囁かれている。
 筆頭は山際大志郎経済再生担当相。旧統一教会との関係で「申告漏れ」が次々見つかり、9月30日の党の追加発表に関しても「間違った報告をしていた」とまた訂正。説明をコロコロ変える不誠実な対応が、予算委員会などで集中砲火を浴びるのは必至だ。立憲民主党の岡田克也幹事長は1日、「内閣改造の際に、きちんと言わずに留任した感が否めない。本来ならば更迭されるのが普通だ」と批判した。岸田首相の任命責任も問われる。
 2人目は萩生田光一政調会長。2日に出演したNHK「日曜討論」では、旧統一教会問題で自身を含む自民議員の関与について、「教団の信頼を高めることに寄与し、反省している」と発言していた。国葬直後も「国民に国葬に取り組む政府の思いが上手に伝わらなかった。そんな反省がある」とか言っていた。すべて「反省」の言葉だけで済ませるつもりか。
 党三役としてメディアで存在感をアピールする場面が増えているが、「統一教会問題で自らの関与が報じられた際、報じたメディアに対し『出禁だ』と恫喝していた。やり過ぎると危なっかしい」(首相官邸関係者)との声も聞こえてくる。
■国会運営の手腕に疑問符
 そして3人目は高木毅国会対策委員長だ。国会運営の要だけに、実は高木氏が一番ヤバい。その手腕に疑問符がついている。臨時国会の会期を野党に伝えるのが遅れるなど、段取りの悪さに野党が激怒。立憲民主の安住淳国対委員長は「岸田執行部は実は国会や国を動かす能力がないんじゃないか」とボロクソだった。
「高木さんは派閥(安倍派)の事務総長なのですが、安倍派が後継会長や次期総裁候補をめぐってガタガタしているからか、派閥幹部の集まりで、『国対より事務総長の方が大事だ』と言い放ったらしい。そんなんで“統一教会国会”をうまく収められるのかどうか。いまは国対の仕事に全力を注ぐべき時なのに」(自民党関係者)
 すべては人事権者の岸田総理・総裁に降りかかってくる。国会論戦が見ものだ。


 
「筆頭は山際大志郎経済再生担当相」と名指しされているコヤツは最近は「瀬戸際大臣」と野党議員から呼ばれているのだが、「山際大臣が旧統一教会との関係公表に消極的なのは…上層部とズブズブではと多田文明氏が指摘」という記事によると、元信者でジャーナリストの多田文明がこう指摘していた。
 
韓鶴子総裁と多少なりとも言葉をかわしたとすれば、旧統一教会との関わりが深かったということになります。というのも、一般の信者らが、韓総裁と直接話す機会などまずありませんので、かなり特別な立場で招待され、参加したとみてよいでしょう》 
 
そして今度は旧統一協会関連ではなくあらたな疑惑も持ち上がっている。 
 

山際大志郎大臣に再び大臣規範違反が発覚 ペット関連企業株を報告せず
   

 
こんなアキレス腱を抱えている岸田内閣なのだが、一部報道によると、「岸田首相は最近、支持率の暴落に大打撃を受けてふ抜け状態だという。息子の精神的な支えが欲しかったか?」という声が上がっている。
 
だからと言って、このタイミングで、「岸田文雄氏長男が首相秘書官に 『人事活性化と連携強化のため』」とは驚きである。

 

10月4日、岸田政権は発足から一年を迎える。しかし、誕生時の祝福ムードや安定感はどこへやら。ここまで支持率の低下に悩まされることになるとは、誰も想像しなかっただろう。3日召集の臨時国会は11日から予算委員会を迎え、野党から旧統一教会(世界平和統一家庭連合)問題や東京五輪の裏金問題が追及され、岸田政権は「サンドバッグ状態」となるだろう。
実際、政界では岸田内閣の支持率低下に歩調を合わせるように、様々な動きが活発化している。
9月21日、立憲民主党と日本維新の会は、臨時国会で6つの政策で合意することを突如、発表した。長らく「犬猿の仲」と目されてきた両党が臨時国会において国会で共闘する……との報は永田町で驚きをもって迎えられた。
「官邸では維新と立憲の政策合意を掴んでおらず、報道直前に知ることとなった。総理も驚いた表情を浮かべ『そうか』と深刻な顔で頷いた。維新の寝返りによって臨時国会の運営が厳しくなることは明白で、いま、総理から温厚さが消えつつある」(総理周辺)
あくまで政策合意のみで、両党の間で選挙区の調整までは進んでいない。「政権交代に向けての本気度」はまだまだ低い。だが、野党第1党と第2党が共闘することにより、臨時国会で与党との対決姿勢が示されたことは間違いない。
「ホンマにトントン拍子に進んだ」
6つの政策合意を推し進めた、日本維新の会の遠藤敬国対委員長(54)はそう表現する。この流れは9月1日のBSフジの『プライムニュース』で馬場伸幸代表(57)と立憲民主党の泉健太代表(48)が対談したことが発端となって生まれたと指摘し、こう続ける。
「番組が終わって、すぐに馬場代表から『泉代表と国会法改正で合意できたからすぐに現場で落とし込んで』と電話があった」
この番組では、臨時国会の召集に関する国会法の改正についての議論が盛り上がった。これまでは4分の1以上の要求があっても、いつまでに召集するか、という期限について規定がないことを盾に、自民党は国会を召集してこなっかった。
これについて馬場代表が「立憲が音頭をとり、国会法の中に何日以内に召集するか期限を入れる方向で野党をまとめていただきたい」と呼びかけると泉代表も応じた。番組終了後も二人で話し合い、政策合意の土台ができた、という。
「現場レベルでも、安住淳国対委員長と文書交通費の問題や小選挙区の『10増10減』の関連法案について話すと『臨時国会ですぐにも』と時間を要することなく進んだ。記者会見の行われた21日までに5つの政策合意がなされ、発表当日、『若者への経済対策も入れましょう』と安住氏に話したら、その場で追加となって6つの政策合意となった」(遠藤議員)
日本維新の会は野党共闘の枠組みから外れ、与党でもなく「やゆよ」の間をとって第三極の『ゆ党』と呼ばれた特殊な立ち位置だった。
しかし、8月27日、馬場新体制となると「来春の統一地方選挙で600名以上の当選」を掲げたように地方議員を増やすことを優先し、自民党とは一線を画す方向にかじを切った。この動きは、岸田政権にとって脅威になることは間違いない。
「維新は10年近く、安倍・菅時代の自民党を、国会の内外でアシストしてきた。いわば自民党の補完勢力だった。ところが、岸田政権が維新と最も強力なパイプを持つ菅氏を遠ざけたことで、維新との蜜月が終わった。岸田政権が、支持率の高いうちに維新と関係を構築していれば、維新が立憲と共闘することもなかったでしょう」(政治部記者)
野党だけではない。与党の中にも岸田内閣にとっての「新たな脅威」が生まれつつある。9月27日の安倍晋三元総理の国葬で、友人代表として弔辞を述べた菅元総理に脚光が集まっているのだ。
「弔辞のなかで引用された岡義武著『山県有朋』も売れ出している。菅元総理に風が吹いてきたことで、いま、反・岸田陣営に活気が生まれています。特に、幹事長の職を失い影が薄くなってきた二階派が息を吹き返した。
また、河野太郎デジタル相が行っている議員向けの勉強会『火曜会』の案内が話題となっている。これも、河野氏が次を目指して動き出したのではないか、と。10月4日から再開される予定で、どんなメンバーが何人集まるか。当選四回以下の若手数十人に加え、石破茂元幹事長、小泉進次郎元環境相らも来るのかが焦点となっています」(同記者)
安倍元総理を弔うことが、政権安定にもつながると思っていたはずが、まさか国葬を境に新たな脅威が次々生まれることに なるとは、岸田総理自身、思ってもいなかったはずだ。


 
ところで、安倍晋三という後ろ盾を失い「閑職大臣」になった高市早苗が非公開の講演会でトンデモ発言をしたらしい。
 
『根拠は高市早苗氏』 国葬反対「8割が大陸から」と投稿の県議
   

  

 
自らの政治生命がそれほど長くはないと、後継づくりに長男を首相秘書官にしたと噂される岸田文雄。
 
昨年の総裁選では旧統一協会の後押しを受けながら岸田文雄に敗れた高市早苗。
 
当然ながら「次」のチャンスを狙っているのだが、来春の統一地方選挙に向けてそれまでは自民党の補完勢力だった日本維新の会が自民党とは一線を画す方向にかじを切るということは、岸田政権の寿命は短いということを如実に表しているのではないだろうか、とオジサンは思う。
 
   
 
    

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