新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

「茹でカエル」になる前にマスメディアは何をすべきか?!

2021年03月26日 11時40分16秒 | マスメディア

昨日は夜の会議に出るために久々に「上京」した。
 
途中、区内のある公園を通りかかると、おそらくは卒業式帰りだろうと思われる多くの男女の若者が嬌声をあげていた。
 
先日の高田馬場駅前のロータリーでバカ騒ぎしていた某大学の連中に比べれば、飲食喫煙しないで、ブランコ遊びをしていたのでホットした次第。
 
ところがこの国の大人たちの、それも政治家連中の発想には不気味さを覚えてしまう。
 
聖火リレー『始まったら、もうやめられない』 政府高官
 

言うまでもないことなのだが、いまだにこの国は原子力緊急事態宣言の真っ最中ということである。
 
そして聖火リレーの先導車が電通仕切りのスポンサー車両らしく、「電通の電通による電通のためのオリンピック」ということがよくわかる。
 
まあ「第4波」の中でが無事に聖火リレーが東京に戻るとは到底考えられない。
 
さて、朝の「通勤地獄」から解放されてはや10年が経ち、朝はゆっくりと8時からの民放の情報番組をつまみ食いしながらみている。
 
それらの朝の情報番組のいくつかは今日で終了するらしい。
 
中には「どうでもよい」内容の番組もあるので当然の結果かもしれない。
 
しかし数年前の「モリ・カケ・サクラ」疑惑に関して最も精力的に政権批判していた番組に異変が起きていた。
 
青木理が『モーニングショー』降板 政権批判コメンテーターを排除か 岡田晴恵の出演激減も…」(リテラ)
 

ネットには降板を惜しむ多くの声があふれていた。
青木さん、お疲れ様でした。
早く政権交代してほしいです!
枝野さんで大丈夫でしょうか。
連合の顔色うかがいで衆院選小選挙区の調整できるんでしょうか。
太郎さんにも頑張ってほしい。
日本もアメリカのようにリベラル政権樹立してほしいですが
まずは衆院選が国の命運を決めます。
幸い千葉県民は良識あることが判明しました。
この流れがきちんと国政選挙に反映されてほしいです。
青木さんのさらなるご活躍を願っています。
これからも頑張ってください!
国民のために。

■青木理さんは数少ない公安問題に詳しいジャーナリスト。政府にとって難敵だが、有権者にとっては最大の味方である。戦前の特高のような政治警察の跳梁を許さないために必要欠くべからざる人物。テレビ局に抗議する。
■おかしいことをおかしいと言うことが非難される国、それが日本。
もはや、まともな人間が生きる国ではなくなってる。
■玉川氏以外に青木氏がいて、吉永氏がいて、
まともな意見を聞けるから、うとうとしながらでも見ていたが、
もう観る価値がないよ、この番組。
最近、へんな姉ちゃんたちがコメンテーターとして
出てきているが、彼らは何も言っちゃあいない。
言葉は発しているが、社会システムから外れた情感意見ばっかり。
実がないから、言っていないことと同じ。
ジェンダーフリーとか言うけれど、
オンナだと言うだけで賢いわけではない。
バカは男も女も同割でいる。
金に汚い数も同割でいる。
しかし視聴者のカタルシスはどこに行く。
青木氏出演の番組を創れよ。
自分の安全を顧みず社会の木鐸たる人材は消される。
彼らを消す人間もいずれ社会から消されるということを知れ!
   
どうやら4月からの朝の情報番組は、お昼の「ワイドショー」レベルになってしまうかもしれない。
 
そんな状況にしているのが今の菅義偉政権なのだが、その政権の体質はヤクザ社会と同じらしい。


霞が関のモラル崩壊が止まらない。農水、総務両省に続き、文科省でも接待攻勢によって行政がゆがめられた疑惑が浮上だ。
 渦中の人物は、安倍政権末期に文科副大臣を務めた亀岡偉民復興副大臣。そして文科省トップの藤原誠事務次官だ。
 22日の「しんぶん赤旗」によると、接待漬けにしたのは宮崎の学校法人「豊栄学園」の清水豊理事長ら。亀岡とは2015~19年末に少なくとも計14回会食し、支払い総額は約95万円に上る。
 藤原氏がゴチになったのは官房長だった15年11月と17年11月。亀岡も同席していた。事務次官になっても亀岡や学園側と複数回会っていたというが、豊栄学園は紛れもない「利害関係者」だ。
 文科省は18年4月、学園が経営する都城東高を「教育課程特例校」に指定。20年2月には、私立高の産業教育施設を整える補助金約2400万円の交付を決定した。
 赤旗の取材に豊栄学園の担当者は「自らの利益になるからこそ接待で経費を落とす」旨を認めている。藤原氏が職務に関して供応接待を繰り返し受けていれば、国家公務員倫理法違反はもちろん、単純収賄罪にあたる疑いもある。
 またもや露呈した行政をゆがめた接待疑惑。藤原氏もまた、安倍政権時代から官邸の覚えめでたい人物なのである。
汚れ仕事に報いて異例の定年延長
「和泉さんから話を聞きたいと言われたら、対応される意向はありますか?」
 17年5月、加計学園問題のさなかに「出会い系バー通い」を読売新聞に報じられる前日、前川喜平元文科次官宛てに一通のショートメールが届いた。「和泉さん」とは、菅首相の懐刀・和泉洋人首相補佐官。送り主は藤原氏だった。
 既に前川氏は内閣府から「総理のご意向」と言われたことを記録した文科省文書の存在を認め、「加計ありき」を告発する意思を固めていた。藤原氏に時間稼ぎのつもりで「ちょっと考えさせて」と返信すると、翌日あの記事が出たという。
 昨年2月の日刊ゲンダイのインタビューに前川氏は〈想像ですが、あの時、和泉補佐官に会っていたら「読売を抑えてやる代わりに加計の話はするな」「これまで話したことは嘘だと言え」と取引を持ち掛けられたかもしれない〉と語っていた。
 恐らく藤原氏は菅や和泉氏らの意向をくみ、暗に圧力をかけたのだろう。そんな「汚れ仕事」が評価されたのか、17年1月に発覚した天下りあっせん問題で減給処分を受けたにもかかわらず、翌18年3月には定年を延長され、同年10月に事務次官まで上り詰めたのだ。
 異例の抜擢は、菅たちの“お目こぼし"があればこそ。藤原氏も職員への就任挨拶で庇護に応える。政権批判を繰り返す前川氏の著書「面従腹背」を念頭に「『面従腹背』はやめよう」と皮肉たっぷりに言い放ったのだ。
 まさに政権のイエスマン。藤原氏が次官に就いたため、「官邸と距離を置く人物」だった本命の小松親次郎氏は退官した。そして藤原氏は今年3月末にこれまた異例の3回目の定年延長により、次官続投が既定路線だ。度を越した「えこひいき」人事である。
もはや霞が関にモラルを求めるのはムダ
 官邸の意向を忖度し、汚れ仕事も辞さない官僚だけが異例の出世を果たす。腐臭漂う文科省トップの疑惑浮上は偶然ではなく、必然だ。
 赤旗の取材に藤原氏は「利害関係者」からの接待には亀岡の招待で出席したとして「行ったら、そこに(清水理事長が)いらっしゃった。(飲食代は)亀岡先生の負担だと聞いていた。文科省には届け出はしていない」と答え、開き直った。
 判で押したようなセリフを吐いた官僚トップが、もう一人いる。贈収賄で在宅起訴された吉川貴盛元農相と鶏卵大手「アキタフーズ」前代表の接待会食に同席、減給処分を受けた農水省の枝元真徹事務次官だ。
 枝元氏は「前代表が会食の場にいることを知らずに参加した」「吉川大臣に誘われたので大臣が支払ったと思っていた」と釈明。接待の見返りに行政をゆがめた疑いを否定しているが、贈賄側と収賄側と同じ席にいた人物の言い分を真に受けることはできない。
 18年10月と19年9月の枝元氏ら農水省幹部7人への接待には、アキタ社からの現金提供が発覚し内閣官房参与を辞職した西川公也元農相が2度目に同席。
 昨年の自民党総裁選で菅の選対事務局長を務めた吉川も含め、接待の場は政権中枢にいた人物ばかりだ。
 さらに2度ともアキタ社の地元・広島選出の河井克行元法相が同席していた。河井は菅の数少ない“子分"のひとり。行政に与えた影響を明かさない農水省の隠蔽姿勢は、「スガ直結人脈」への配慮ではないのか。
 親分をかばうためなら平気で情報を隠す霞が関の忖度気質は、モリカケ・桜を見る会など安倍政権時代の一連の国政私物化の頃から変わらない。むしろ「スガ親分」に代替わりしてから、悪化の一途である。
法を犯し、嘘をつかないと出世できない
 何しろ、この間に出るわ出るわ、農水省に総務省、文科省にせよ、薄汚い接待とその見返りに行政をゆがめた疑惑に登場する官僚たちは事務次官、審議官、局長クラスと出世頭のエリートばかりだ。
 こうなると幹部が腐っているのではなく、単に腐った官僚を幹部に引き上げてきただけではないのか。安倍政権の官房長官時代から内閣人事局を通じて人事権を振るい、官僚を従わせてきたのは言うまでもなく菅だ。
 決して菅の目が節穴なのではなく、そこには悪の人事査定が存在しているとしか思えない。
 法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)はこう言う。
菅首相は『政権の方針に従わない官僚は異動してもらう』と公言してはばからない。官僚に政権の方を向いて仕事しろと迫り、『国民の公僕』として政権に意見すれば飛ばされる。コロナ禍以前から霞が関は『行動様式の変容』を押し付けられ、同じセリフが出てくるのは新様式が浸透してしまった証拠です。官邸の意向を忖度し、公文書改竄や虚偽答弁など法を犯し、嘘をつかないと身分が保障されない。政権を守るため、身を張って悪事を働く官僚だけが出世する。今やヤクザ社会顔負けの霞が関にモラルを求めるだけムダ。接待の毒は全省庁に回っているに違いありません
 スガ親分のために悪事で出世――。そんな腐敗構造の象徴が、菅の長男が勤める放送事業会社「東北新社」から高額接待を受けた山田真貴子前内閣広報官だ。
 16年10月に東北新社が放送法の外資規制を超えていたのに、総務省はBS4K事業の申請を認定。17年10月には違法状態のまま、新設子会社への事業継承申請も認めた。いずれも最終決裁者は当時、情報流通行政局長の山田氏。この決裁には、接待問題で懲戒処分になった他の複数の幹部も関与していた。
 しかも、東北新社側は17年8月に外資規制に抵触する旨を総務省の担当者に伝えたと主張。言い分通りなら、山田氏が違法申請を知りながら目をつぶり、行政をゆがめたとの見立ても成り立つ。総務審議官時代の一晩7万円超の接待も、次官級の広報官起用も菅一族への便宜の見返りだったのではないか。
 むろん、辞職では済まされず、菅長男と共に国会招致し、さらなる追及が必要だ。
菅首相こそ過去8年もの自民1強体制にあぐらをかき、人事を操る独裁的手法で政治と行政のモラルを破壊した張本人。腐敗政権に従えば、官僚が腐るのも当然です。倫理観を失った霞が関の腐敗と荒廃を断ち切る上でも、次の総選挙は極めて重要になります」(政治評論家・本澤二郎氏)
 公正・公平な政治と行政を取り戻すには、アベ・スガ政治を一掃するしかないのだ。

 それにしても、「アベ・スガ政治を一掃」したくても、テレビからリベラルなコメンテーターたちがいなくなれば、ネットアクセスが不得手でテレビを唯一の情報源としている高齢者をはじめとする多くの国民は、正確な情報を正しく得ることが困難となる。
  
 そして国民が「茹でカエル」になってしまえば菅義偉政権の思うつぼになってしまうのではないだろうか、とオジサンは思う。 

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