新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

岸田文雄は現代の「裸の王様」に成り下がっている

2023年09月04日 12時12分46秒 | 環境破壊

9月に入って4日目の朝、目が覚めたら小雨が降っていた。
 
室温は25℃とまるでエアコン部屋のようであった。
 
このまま秋に突入することはないのだろうが、確実に「酷暑・猛暑」という言葉は消えていくのだろう。
 
時間の経過とともに「消えていきそう」なのが大阪万博。
 
在京大手メディアも警鐘を鳴らしていた。
 
まさかの『万博クライシス』 二頭体制の維新、政権の重責堪えうるか
 

今年5月末、首相官邸の総理執務室で対面した岸田文雄首相に、普段はクールな維新共同代表の吉村洋文・大阪府知事が、焦りの色もあらわに訴えた。

 「時間がタイトです。国、大阪府・市、建設業界が一体になって進めていかないと、開幕に間に合いません」
 2025年4月の大阪・関西万博開幕まで2年を切っていたが、世界56カ国・地域が自費で設計・建設する「タイプA」のパビリオンの大阪市への許可申請はゼロ。焦る吉村氏に、岸田首相は「政府としてもしっかり対応しなければならない。こちらから関係省庁に号令をかけます」と応じた。
しかし、吉村氏の直談判から3カ月が経った今も、大阪市への正式申請はゼロ件のまま。「万博の華」である諸外国のパビリオン建設が開幕に間に合わなければ、失敗の烙印(らくいん)を押されかねない。
 8月31日、政府はようやく重い腰をあげた。岸田首相は官邸に関係閣僚を招集し、予定通りの開催を目指すことを表明。政府主導で取り組むよう指示した。ここまで時間がかかったことに対し、維新幹部が「首相は万博に興味がないんだろう」と皮肉るほど、両者の間には温度差があった。
 そもそも維新が万博誘致に成功したのは、当時の安倍政権との間に「蜜月関係」があったからこそだ。特に、橋下徹元代表とともに維新を創設した当時の松井一郎・大阪府知事と菅義偉官房長官のパイプは太く、政権の全面バックアップを受けて、大阪は18年11月に万博の開催地に決定した。
 維新はこれを実績としてアピールし、松井氏の後継に立った吉村氏が翌19年の府知事選で圧勝。ニューリーダーとしての地歩を固めた。維新は大きな果実を手に入れたかのように見えた。
 だが、安倍政権を継承した菅政権は21年秋にわずか1年で退陣し、岸田政権が発足すると、歯車が狂い始める。菅氏は非主流派に甘んじる日々が続き、松井氏も今年4月に政界を引退。政権とのパイプは細っていった。
 そして今年7月、パビリオンの「建設申請ゼロ」とのニュースが流れると、「(万博を)最後まで責任を持ってやり遂げたい」(吉村氏)としていた維新側の言い回しに変化が生じた。


 

 
所詮は時の政権と蜜月関係になり、万博という巨大な公共事業を開催することになったのが、バックアップするはずの政権が代われば当然ながら前途多難になることは必至であった。
 
こんな危機的な事態になって、当時の安倍政権との間に「蜜月関係」があった橋下徹は、こんな「恨み節」を吐いていた。
 
橋下徹氏 万博の工事遅れ批判に『東京のメディアが悪い』「万博なんてもともとルーズ
 
元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が2日、「NewsBAR橋下」(ABEMA TV)に出演。2025年大阪・関西万博について言及した。
 進行役のサバンナ・高橋茂雄が「万博に対して何もイメージできないんですけど」と告げたときのこと。
 橋下氏は「これね、東京のメディアが悪いと思う。だって全然無関心だもんね。もっと東京のメディアが動いてくれないと、日本に伝わんないもんね。今ネガティブな報道ばっかりで」と本音を吐露。
 工事の遅れについても指摘されているが、橋下氏は「でも万博って元々、ドバイのときもそうですけど、開幕の日に全部用意整ってっていうのはあんまりないんですよ。結構、いい加減にルーズに。世界って開幕日があっても、『建設こっちでまだやってますよ』なのに、日本の場合は『開幕日に間に合わない!』って」と〝騒ぎすぎ〟と語った。
 続けて「ここもまずは政治の方で、岸田(文雄首相)さんなのか吉村(洋文大阪府知事)さんなのか、万博なんてもともとルーズだから、開幕しても『(金づちを叩く仕草で)コンコンコンコンやってていいんだよ』ぐらいのことをもうちょっと言ってね」とトップからのアピールを要望した。
 高橋は「でも行く人からしたら、『チケット買ったのに全部作っていてくれないと。こっち金払ってんねんから』ってなる」と譲らなかったが、橋下氏は「もっとおおらかに! 日本人気質、それは!」と苦笑い。さらに「チケット払っても、まだ2つぐらいのパビリオンでもいいじゃないですか。閉幕日2日前ぐらいにニョキニョキニョキっと出てくるとか。もっとおおらかに」と極端な例を示し訴えた。
 その上で「建築家の人が力入れるのは分かるんだけど、それも重要なんだけど、今回の万博って中身とかそういうものだから。今建築の部分で間に合う間に合わないって…。仮にちょっと簡素化しても僕はいいと思うんだけどね。ちょっとよ。プレハブとかはあかんけどね。今すごい建築を想定しているから、それをちょっと… ダメ? ちょっと簡素化」と高橋の顔色をうかがっていた。

 
 
 
オイオイ!連日、朝の東京のメディアにコメンテーターとして出演して生活費を稼いでいることを忘れたかのような橋下徹の哀れさといったところ。
 
まあ、維新の会と大阪万博が殿倒れになっても東京のメディアは全く関心がないということ。
 
さて、話は変わるが、「アンデルセンと「裸の王様」という童話の中で、『「自分の地位にふさわしくない者や、手におえない馬鹿者」の目には見えない、不思議な布地で作った新しい衣装を着た皇帝に対して、沿道にいた一人の小さな子供が<王様は裸だ!>と叫ぶシーンがあるのだが、日本では最近、78歳の高齢者が「不思議な処理水」を汚染水と思ったままのことを口にだすということがあった。
 
『鬼門』の農相ポストが再び時の政権を追い詰める?野村農相『汚染水』発言でも続投の背景とは
 
海洋放出が始まった東京電力福島第1原発の処理水を「汚染水」と発言し、4時間あまりで謝罪と発言撤回に追い込まれた野村哲郎農相(79)の資質問題が、処理水をめぐる中国の日本産水産物輸入の全面停止という強硬な対応に追われる岸田政権を直撃した。野村氏は「言い間違え」を主張し、首相や政権幹部らも「言い間違え」で足並みをそろえるが、言い間違えても許されることと、そうではないことがあるのが、世の常だ。
今回、野村氏が発言したタイミングは、岸田首相が東京・豊洲市場を視察し、水産事業者への支援策を発表した日。結果的に、支援策のニュースをかき消すような形になった。支援策には多くの漁業関係者が注目しているはずだし、首相のメンツも丸つぶれ。「言い間違え」ですむ問題でないことは、一目瞭然だ。
東日本大震災から12年が経過するが、被災地では今も震災前の生活に戻っておらず、特に原発事故の影響はなお続いており、政府には言葉も行動も合わせた支援継続が求められている。それを崩しかねない今回の出来事、しかも中国の主張をなぞるような発言を、言い間違えであっても水産事業者の担当閣僚が口にしてしまったという事実は、重いのだと思う。
直近では第2次安倍政権で、震災に関連した失言をした2人の大臣は、発言直後に更迭された。岸田文雄首相は野村氏の更迭を否定したが、岸田政権で昨年秋から冬にかけて起きた「辞任ドミノ」では、問題を抱えた閣僚の処遇に対する、後手後手の対応が露呈したことは記憶に新しい。今週9月8日に予定される、処理水海洋放出をめぐる衆参両院での閉会中審査に野村氏が出席予定で、この場で再び「炎上」するようなやりとりが起きれば、再び首相の判断にも批判が高まることになる。
野村氏の発言後、取材した政府関係者の言葉には、うなずくしかなかった。「まさかの鬼門復活だよ…」。
「鬼門」とは、かつて安倍晋三政権(第1次も第2次も)で不祥事やスキャンダルで交代が相次いだ、農相ポストのこと。第1次安倍政権では、2007年5月から9月までの約4カ月間に、当時大きな批判を浴びた事務所費問題などで農相が3人交代し、第2次政権でも2015年2月、政治とカネの問題で農相が辞任した。第1次政権では、この農相ポストをめぐる「負の連鎖」が、安倍氏を退陣に追い込む一因になった。その役職が再び、首相の足を引っ張るような形になったのが今回の問題のもう1つの側面だ。
野村氏は昨年8月の内閣改造で、当時78歳で初入閣を果たした。当選4回の参院議員。JA出身の農水族である一方、当選回数が適齢期となった「大臣待機組」の1人として、念願の入閣を果たした経緯がある。
「政策に詳しいことと大臣の資質は、必ずしもリンクしない」(関係者)といわれる。野村氏は「汚染水」以外にも、全面輸入停止に踏み切った中国の対応を「想定は全くしていなかった」と素直に驚いて危機感のなさを露呈。6月の記者会見時にかりゆしシャツで臨んだ際には「遊び人みたいな感じ」などと述べ、沖縄ではかりゆしが正装という認識が不足しているとの指摘を受けたこともあった。今回、発言の不安定さがあらためて露呈しただけに、野党議員からは「岸田首相は本当にこのまま続投させるのだろうか」と、首をひねる向きもある。
岸田首相が今回、野村氏の更迭を否定したのは、漁業者への支援策のとりまとめが迫ることに加え、近く内閣改造・自民党役員人事が予定されることも、影響しているとの見方が強い。更迭でダメージを負うより、内閣改造で何もなかったかのように退任させるのではないか…との見立てだ。
首相動静によると、岸田首相は8月に入り、各閣僚と昼食を取っている。1回に2閣僚が出席しているが、永田町では、この場が、内閣改造を前に「大臣再任か退任かの『面接』になっている」との見方がある。8月28日には、ともに去就が注目される河野太郎デジタル相と高市早苗経済安保相が昼食の場に参加したため、さまざまな臆測が流れた。野村氏は8月2日、現在の処理水問題にともに取り組む西村明宏環境相とともに、首相との昼食に参加している。今回の発言問題のかなり前ではあるが、この時の「面接」も含めて、野村氏の処遇が判断されることになる。久しぶりに岸田首相の「人事眼」が問われるシーズンが迫ってきた。

 
やはりいくら汚染水を希釈し足りしても原発のデブリを冷却した水はどこから見ても汚染水であろう。
 
トリチウム水と中国、それに岸田政権
 

放出口近辺から、トリチウムが10bq検出されたが、全く問題ない、と東電が発表しています。ハッキリ言って、これは潮の流れで検出場所の近辺に放出した水が流れた、というだけのこと。もっと放出口の近くで計れば、もっと検出されます。あくまで拡散する状況をみるための検出、というのが今回の意味です。
中国が放出に文句を言っていますが、明らかに中国共産党の誘導。今、デフレ下にあるので日本製品を禁輸する、口実にされたのです。また不動産問題、若年層の雇用問題、景気悪化など国民に不満が溜まっており、それを吐きださせる目的もある。そういうタイミングで、日本が放出をはじめたのです。ただ岸田政権にとって、中国の反応は想定通り、むしろ好ましいとさえ感じているでしょう。なぜなら国内のトリチウム放出反対派の動きを黙らせ、放出を決めた岸田政権から、中国に悪役を引き取ってもらう、その戦略に見事はまっているから。野村農水相が「汚染水」と発言、後に「緊張感をもって対応」としていますが、緊張感をもたないと「汚染水」と呼んでいるなら、それは中国と同じ意識、と暴露するようなものです。
しかしIAEAのグロッシ事務局長が、はっきりと「日本の海洋放出を後押しするわけではない」と述べています。日本では「IAEAがお墨付き」と報道されることが多いですが、IAEAは科学的には問題ない、とするだけで、日本の海洋放出を後押しするわけではない。それは大気放出もあり、日本が海洋放出に拘るのは、大気放出では風の流れ次第では陸地へと流れ、降り注ぐ恐れがあり、そのたび大騒ぎとなる。政治的リスクを恐れ、また放出量を計画的にすすめるために、海洋放出に拘った。IAEAはそんな計画に、お墨付きを与えていないのであり、あくまで岸田政権がそうする、というだけの話なのです。
前回、東電の従業員がトリチウム水を飲め、と提言するのは、そもそも人間が飲めないのなら、人間より小さな海洋生物に大きな影響がでるのは必定です。橋下徹氏が「ホタテを毎日食べる」などとしますが、ホタテはほぼ北海道が主で、影響はない。岸田首相がヒラメなどを食べても、今ひとつピンと来ないのは、トリチウムが海底に溜まるわけではないから。もし福島沖の海洋生物の安全性をアピールしたいなら、宮城の牡蠣、福島の北寄貝を食べないといけない。海水をとりこみ、濃しとって吐く貝類は、海水の影響を大きく受けます。ヒラメをうまそうに食べられても、何をアピールしたいかも分かりません。
中国以外の輸出先をさがす…などとしますが、もしやるなら海洋放出の前からやっておかないといけなかった。どうせ中国は政治問題化させる。むしろ岸田政権が、中国がこういう動きをして、日本人が困って、中国を悪者にして…というまで待っていたフシもある。まさに閣僚が「想定していなかった」などと述べるのは、もう愚か過ぎて話になりません。「日本人が食べろ」という橋下氏にしろ、場当たり的です。
日本人が海洋生物を食べなくなり、また輸出の方が稼げるから、そういう形で産業として発展した。例えば日本車が政治問題で海外で売れなくなったから、日本人は日本車に乗れ、などと言ったら「バカをいうな」と言われるでしょう。水産業や農業だけ、こうした議論になりますが、需要と消費のバランスはそう簡単には変わりません。牛乳が余っているから買え、というのも同様、それは明確に行政の失敗、計画の立て方がおかしい。中国が何もしてこない、という前提でいたのなら、もう岸田政権の失敗です。

 
さらに怒りの老ジャーナリストは吠えていた。
 
本澤二郎の「日本の風景」(4914)」
 
<NHKの汚染水情報操作討論会=海洋放出の加害責任>
昨日のNHK恒例の日曜討論会の様子が、ラジオから我が耳に飛び込んできた。出席者を確認しなかったが、ほとんどがろくでもない政府べったりの「専門家」で、公正な科学者は排除されていた。NHKによる「情報操作番組」である。

フランス製の不完全核除去装置ALPSは、猛毒トリチウムを除去できない。したがって処理水ではない。しかも、日本政府が「処理水」と言い張る中に、ストロンチウムなどの核種が残留している。あたかも科学的根拠に基づいた完璧な「処理水」とうそぶいているが、汚染水は正しい。本物の核の研究者として知られる京都大学OBの小出裕章氏の講演録をよく聞いて「学べ」といいたい。

NHKは安倍晋三と菅義偉の言論弾圧政策によって10年前から完璧に偏向報道に徹してきたが、今も変わっていない。公共放送ではない。NHK女性記者を20年もの長期間、安倍にべったりと侍らせてきたNHKに対して、繰り返し強く警鐘を鳴らしておきたい。
昨夕は、本物の遺伝子研究の学者のYoutubeをみた。体内に入ったトリチウムは、その後にヘリウムになって遺伝子を破壊してゆく。妊婦は子供を産むことさえできない。チェルノブイリでも判明しているのだが、NHK討論会のメンバーは大半が「法学部」の科学に無知な面々であった。

中国政府の鋭い批判と中国人民の当たり前の抗議活動を真正面から受け止める専門家がいない。政治的で、ためにする反論だと産経新聞の嘘情報に追随しているようで、途中で聞くのをやめてしまった。政治的発言ばかりで無知な視聴者に誤解を与えるものだった。NHKも落ちるところまで落ちてしまった!NHKは解体すべきだ。

猛毒トリチウム汚染水を海水で希釈しても無駄なことである。40年、50年、100年と継続することで海洋の生態系を破壊することになる。岸田文雄の大馬鹿は、例によって札びらで事態を乗り切ろうとして円激安に突っ込んでいるが、本末転倒である。日本政府と東電は加害者である。非は日本にある。
猛毒トリチウム汚染水を海水で希釈しても無駄なことである。40年、50年、100年と継続することで海洋の生態系を破壊することになる。岸田文雄の大馬鹿は、例によって札びらで事態を乗り切ろうとして円激安に突っ込んでいるが、本末転倒である。日本政府と東電は加害者である。非は日本にある。
<非は中国と信じ込ませるNHK右翼片肺報道に日本の危機>
非を棚に上げて相手を叩くという右翼片肺内閣のお先棒を担ぐNHKは、主権者を無視し、基本法である日本国憲法にも真っ向から違反している。
貴重な自然は、日本などのプラごみで汚染されている。魚介類は生存権を奪われている。そこに追い打ちをかける放射能汚染水の垂れ流しをなぜ強行するのか。科学的には普通の水とトリチウムを分離することができる。分離すればトリチウムの量はわずかだ。半減期もそんなに長くない。判り切っているのに東電など原子力マフィアは、そこに解決の糸口を見つけようとはしないで、もっとも安易で危険な垂れ流しを強行した。人類の名において許されない暴挙である。
岸田にとって代わる政権の樹立が、日本国民の責務であろう。幸い、東北の岩手県知事選において自公の垂れ流し派勢力が大敗北した。いよいよ小沢一郎の最後の戦いが始まる。全国民・無党派の結集で、自公維を壊滅させることができるだろう。


 
この岸田文雄政権の強引な「処理水」の海洋放棄により、日本の政界の潮目が変わるかもしれない、とオジサンは思う。 
   

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