今朝の東京新聞の一面を読んだら、まさに「金をドブに捨てる」という言葉が浮かんできた。
「『辺野古』工事費 底なし 埋め立て14%すでに半分近く使い切る 米軍幹部も「ドローンの時代に不要」
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画を巡り、軟弱地盤の対策に伴う訴訟で最高裁は4日、県の上告を退ける決定をした。県の敗訴確定で、難航が予想される地盤改良は動き出す可能性が出てきたが、工事には2022年度末時点で4000億円以上が投入されている。防衛省が当初見積もった総工費3500億円を上回りながら、埋め立ての進捗しんちょく率は14%に過ぎない。辺野古予算は底無しの様相を帯びてきた。 ◆難工事予想される軟弱地盤は手つかず 沖縄防衛局によると、22年度、辺野古の新基地建設に支出した額は815億円。着工から21年度までにかかった工費と合わせると、総額で4312億円に達した。 一方で、22年度末時点の工事の進捗を見ると、事業全体の埋め立て土量2020万立方メートルのうち、4年余りで埋め立てた量は14%。しかも、これまで埋め立ててきた場所は、工事がしやすい水深の浅い海域だ。 防衛省は4年前、軟弱地盤対策のため総工費を9300億円に引き上げた。 辺野古の軟弱地盤 辺野古沿岸部東側の埋め立て予定地の海底に、「マヨネーズ並み」と評されるほどの軟らかい粘土層が広がっている。最深で水面下90メートルにまで及ぶ。防衛省は2015年に軟弱地盤の存在を把握していたが、その事実を伏せてきた。政府が存在を認めたのは、土砂投入を始めた翌月の19年1月。防衛省は「地盤改良すれば建設可能」として、大幅な設計変更を行った。深さ90メートルにまで達する軟弱地盤の改良工事は世界でも例がない。沖縄県は「必要な調査が実施されておらず、地盤の安定性が十分に検討されていない」などとして、変更申請を不承認としていた 難易度が高く、かなりの費用がかかると見込まれる軟弱地盤の工事が始まってもいない時点で、すでに総工費の半分近くを使い切ったことになる。 工費がさらに膨らむ可能性はないのか。沖縄防衛局に見解を尋ねると、「回答までに時間が欲しい」とのことだった。 ◆「2兆、3兆円超えるかも」 「事業進捗からすると、2兆をも超えて3兆も超えるかもしれない」。工費膨張の恐れは、国会でもたびたび指摘されている。 ただし、国会の質疑を見ても、政府が「これから幾らかかるのか」との問いに正面から答えた形跡は見当たらない。浜田靖一防衛相も今年3月の参院外交防衛委員会で、「引き続き抑制に努めつつ、必要な経費を計上してまいりたい」と述べるにとどまった。 新基地建設の総工費に関しては、軟弱地盤が判明するまで、政府は「少なくとも3500億円以上」と見積もっていた。 総工費を2.7倍の9300億円に引き上げたのは、海底に約7万本もの砂杭ぐいなどを打ち込み、軟弱地盤を固める大がかりな改良工事が必要となったためだ。工期も5年から9年3カ月に延ばした。大幅な設計変更に、当時の河野太郎防衛相は「無理のない工程だ」と強調していた。 今年6月の参院外交防衛委員会。総工費の全体像を明らかにしない政府に対し、沖縄選出の伊波洋一参院議員は、こう迫った。「これ以上の税金の無遣いにならないよう、今が引き時ではないか」 ◇ ◆前泊博盛・沖縄国際大教授「事業の再点検を」 「(辺野古新基地は)何のために造っているのか。ドローンの時代には使えない不要な基地だ」 今年3月、新基地建設の視察に訪れた米軍幹部が、周囲に漏らしたという。 この「辺野古不要」発言を在沖縄米軍関係者から聞いた前泊博盛・沖縄国際大教授(安全保障論)は、軍事的合理性の観点から「司法判断の前に、四半世紀前に計画された新基地建設は防衛政策上、今も有効なのか再検証は必要」と説く。 「世界一危険な普天間飛行場の危険性除去」を理由に建設が進められたはずだが、普天間の危険は放置され、滑走路のかさ上げや兵舎整備などが加速している。「返還どころか恒久使用に向けた整備強化が進んでいる。政府の主張は矛盾していないか」 財政的合理性からも疑問を投げ掛ける。「建設費が当初計画の3倍というのは公共事業として破綻している。3倍になった建設費もさらに膨らむ可能性がある上に、軟弱地盤問題で完成のめどすら立っていない。裁判が終結しても、事業全体の総点検が必要だろう」 |
20230905 #東京新聞
— 🌈ラナンキュラス(川上 真二) (@Lanikaikailua) September 4, 2023
辺野古 工事費底なし
そして、最も驚く記事
『米軍幹部「不要な基地」』
新基地建設の視察に訪れた米軍幹部が周囲に漏らしたという
「何のために造っているのか。ドローン時代には使えない不要な基地だ」#辺野古新基地断念を pic.twitter.com/Engu8JhZit
今日は9月5日(火)。
— 泉 房穂(いずみ ふさほ) (@izumi_akashi) September 4, 2023
朝刊1面に『辺野古移設、沖縄県敗訴確定、最高裁判決』との見出し。“裁判”といっても、これは“政治”そのもの。最高裁の裁判官を決めるのは、ときの政権。政権が許容できる範囲の裁判官しか今は選ばれていない。政権が許容できない判決が出ることはなく、結局は“政治”だ・・・ pic.twitter.com/XSgT5dfhaR
辺野古訴訟、沖縄県の敗訴確定
— 盛田隆二 🌐™ (@product1954) September 4, 2023
軟弱地盤に砂杭7万1000本。総工費は当初の2.7倍の9300億。政府は飛行場の完成まで12年かかるというが、それは地盤改良工事を始めてから早くて12年という意味だ。2040年に完成しているか判らないが、政治家は引退しているか既にこの世にいない。https://t.co/gY5u8qRKEg
「金をドブに捨てる」行為は無駄なことの例えだが、仮にドブをさらえば金がもどるかもしれないのだが、金目のものではなく、だれもが嫌うものを自分ちの庭に捨てるように、公海に投棄する行為は、やはり禍根を残すことになろう。
「世界も本音は呆れている『処理水放出』日本が失ったとてつもないもの」
東京電力福島第1原発の処理水放出で、中国が日本産海産物の全面禁輸を決めたことに対し、日本側も反発を強めている。
自民党の麻生副総裁は3日、仙台市で講演し、中国の対応を「明らかに政治の話で、科学的な話でも何でもないことははっきりしている」と批判。そのうえで「漁業関係者だけでなく、経営者とか政治家、役人も含めてどう対抗するか考えてやっていく必要がある」と強調した。 |
匿名掲示板の無責任な声・・・・。
●アメリカに命じられたのではないかという指摘がある。事実アメリカは今年になって日本産海産物輸入を急激させている。 基本、支持する国などひとつも無い。 誰にとっても悪手だから。 孤立した日本はどうする? イスラエルと同じだよ。アメリカに依存するより他にない。 日本が決して裏切れないようにはめられた。 菅直人の時一度裏切ったから。 ●岸田文雄は本当に外務大臣をやっていたのか。 彼の頭には世界地図が無い。 周りを見る目もない。 しかしバイデンだけはよく見える。 被爆地広島はこれでいいのか。 世界の信用を岸田文雄が自ら無くした。 広島一区から彼を永久に放逐すべきだ。 それが被爆地広島県民の世界に対する義務だ。 ●やってしまった以上、今更何を言っても遅い 日本は、国連加入国すべてを敵に回してしまったのだ 次の選挙で政権交代が起こっても、それは自民党が他党に責任転嫁できるというだけの話で、すでに手遅れ・・・起きなかった場合は嬉々として国民に責任転嫁するだけだろう もう、何をしても遅い せめて、手遅れになる前に、政権交代するべきだった 枝野が先の選挙の敗北の時に崩れたのは、この事を予測していたからだよ・・・無論、俺も予測していたがね まあ、これが「普通の日本人」とやらの望む世界だ・・・好きにするんだな |
烏賀陽氏が指摘していたのも国内問題だった福島原発事故を今回の海洋放出が国際問題にしてしまった点。中国を悪者にして済む話ではないし、それこそ海洋の放射能汚染の責任を自ら全て背負ってしまったような未来永劫祟る愚挙に過ぎない。 https://t.co/KxJCweVRb1
— 日本国黄帝 (@nihon_koutei) September 4, 2023
残念ながら日本のテレビワイドショーではこんな有象無象の連中が闊歩しているようだ。
【「出入国審査の入国条件でホタテ10個食わそう」橋下徹】
— ぜんじろう (@zenzenjiro) September 4, 2023
諸外国では差別発言をすると、コメディアンですら二度と復帰できないくらい厳しいのに、日本って本当にスゴイですね!差別助長する発言で爆笑するような人が元知事2人で、また、冠番組が持てます(笑)https://t.co/PX9AgUjZ2P
マスコミという教祖の発する情報は、鵜呑みにして信じる日本人の、なんて非科学的で哀れな姿だろう。 https://t.co/TxmsI9bNUP
— ゆりかりん (@yurikalin) September 5, 2023
最高裁が認めたため辺野古新基地建設はドロ沼に突入するわけだが、こんな大規模の公共事業の場合、仮に2040年に完成したとしても、当初予算を大幅に上回った責任をとる政治家はすでに岸田文雄内閣にはいない。
同様に海洋投棄の汚染水を30年間続けたのちの影響調査の結果は、やはり岸田文雄内閣はすでに亡くなり責任者があいまいとなる。
当然岸田文雄はそんなことは十分承知しており、精々あと数年、息子に地盤を譲るまで総理大臣の椅子に座りづづけることができれば、「後は野となれ山となれ」という腹積もりなのだろうと、オジサン思う。