新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

官僚は支配できるが閣僚たちは制御できない菅義偉

2020年10月28日 12時06分46秒 | 菅義偉

参議院議員の失職は免れないというより、もっと早く議員辞職すべきであった河井杏里がようやく保釈されたというニュース。
 


この保釈金の少なさに怒りのツイートが多かった。

 
この河井杏里の応援演説にご熱心だったのが菅義偉で、あまり公にされたくはない動画が現在も拡散されている。
  
保釈 河井案里被告と菅首相の特別な関係を物語る”パンケーキ動画” が!案里がツイッターにアップもテレビは封印
■案里被告をカットしたパンケーキ写真をあれだけ報じたテレビはこの動画を流さず
 パンケーキは、菅首相がパンケーキ好きをアピールし出す何年も前からブームで、むしろ菅首相のほうがパンケーキ人気に乗っかっているくらいなのに、「パンケーキ業界に貢献」などとドヤ顔で語る図々しさも気になるが、この動画からよくわかるのは、両者の関係だ。
 安倍首相はこの日、新潟県入りしており、にもかかわらず官房長官が官邸を空けて応援演説に出かけるだけでも異例なのに、わざわざパンケーキを一緒に食べてみせ、官邸との親密ぶりのアピールにまで協力する。菅首相がいかに案里議員をバックアップしていたかがよくわかるだろう。
 ちなみに、この動画は総裁選当時、ネット上で大きな話題になり、再生回数は177万回を超えているが、テレビは菅首相だけを切り取ったパンケーキ写真をあれだけ大々的に紹介しながら、この動画についてはほとんどの番組が触れなかった。
 そして、この動画と同様に、マスコミは夫妻の買収事件と安倍政権や菅首相との関係をほとんど報じなくなってしまった。
 しかし、菅政権やメディアがいくらなかったことにしようとしても、裁判で両者の関係が明らかになる可能性はまだ残されている。いまからでも遅くはない。メディアは河井夫妻の買収事件と安倍前首相、菅首相の関与について、あらためて検証・追及すべきだろう。

  
 
スタートダッシュは、次から次へと実現そうな政策を並べ立てて、あたかも「国民のための仕事内閣」を演出していたが、やはり時間の経過とともに地金がでてきたのか、その実態が明らかになるにつれて右肩下がりの評価はとまらないようである。
 
学術会議の推薦者の中で、過去に政府に楯突いた6名の任命拒否をした菅義偉は、拒否理由を明確にせずあいまいな理由の矛盾を指摘されながら平然と居直り発言を続けている。
 
すでに先週こんなツイートが拡散されていた。
   
その後、メディアも後追い記事を出していた。
 
任命拒否、04年「想定外」 学術会議人事、政府文書に明記」(毎日新聞)
 

 
さらに、菅義偉の外交センスを疑うような記事がでていた。
 
バイデン氏なら首相訪米は見送り トランプ氏なら早期にお祝い」  
政府は、11月3日の米大統領選で民主党のバイデン前副大統領が当選した場合、来年1月の就任まで初会談のための菅義偉首相の訪米を見送る方向で調整を始めた。4年前は安倍晋三前首相が就任前のトランプ大統領と会談し信頼関係を築いたが、バイデン氏の政治姿勢や、新型コロナウイルスの感染状況などを考慮する必要があると判断した。複数の日本政府関係者が27日、明らかにした。
 トランプ氏が再選された場合は、お祝いと菅首相の就任あいさつのため早期の訪米を模索する。米国でG7サミットが開催される可能性もあり「日程調整は、よりスムーズに進むだろう」(官邸筋)とみている。


「複数の日本政府関係者」と記事にはあったが、11月3日投票の米国大統領選挙は、今回はコロナ禍の影響で特に民主党は郵便投票を進めており、共和党がそれを妨害しているという報道もあり、当選が確定するにはかなり先になるといわれている。
 
アメリカ ウオッチ Yuko's Blog 選挙一週間前の投票状況は何を示唆?」 
 
そして、多くの専門家が杞憂するのは、郵便投票結果を待たずにトランプ大統領が最初の投票結果で上回れば勝利宣言するのではということらしい。
 
その後、バイデン候補の郵便投票結果がトランプ票を大きく上回れば、バイデンの勝利となるという、かなり的な流動情勢にもかかわらず、このように日本の外交上のこんな情報が漏れ出てくる菅政権は大丈夫なのか。
 
先日、「誰のため、何のため『年末年始17連休』」の中で、西村康稔経済再生担当相が、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐために年末年始の休みを1月11日の成人の日まで延ばすよう、企業に要請すると発表したことを伝えたが、どうやら閣僚への根回しがなく、さらには自民党への事前の相談もなっかたということが明らかになっている。
 
なぜ?年末年始の最大17連休案に二階幹事長が不快感も翌日に一転『やってみましょう』」 
 
来年の通常国会の冒頭解散を目論んでいた自民党・二階幹事長はこんな話を後から聞いて、「まだ西村くんからそういうことに対しては、聞いておりませんから、この場でお答えのしようがありません。真意はどこにあるのかということを、まだ十分に理解しておりません。」と不満を漏らしていた。
 
そもそも経済再生担当相が新型コロナウイルス感染症対策分科会の提言のいいとこどりをして、独断(?)で年末年始の休みを1月11日の成人の日まで延ばすよう企業に要請すると発表したことは、経産省出身のため経団連には要請しやすかったに過ぎない。

働く親たちが長い正月休みで家にいるので子供たちも一緒に休むことになったりすれば、当然ながら黙ってはいられない立場の閣僚も出てくる。
 
萩生田文科相は、「西村大臣から相談があった段階で、『学校は無理ですよ』ということをあらかじめ申し上げておきました。今年はもうすでに全国一斉休校を含めて授業時間が足りないということで現時点において文科省から学校に対して休業の延長等を要請することは考えておりません。」という正論を主張していた。
 
本来ならば、火曜日と金曜日の週2回開かれる定例閣議で事前に報告すれば済む話であった。
 
どうやら菅義偉首相抜きにあたかも話が進んでいたようであり、内部崩壊が始まっているのではないか、とオジサンは思う。
 
【付録】
 
青は藍より出でて藍よりも青く、スガはアベより出でてアベよりも奸佞なり。

(弁護士:澤藤統一郎)
  

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