昔の話になるが、2008年11月に日本外国特派員協会で行われた記者会見で、当時の「解散できない総理」でマンガ好きの麻生太郎は、アニメ監督である宮崎駿から、「恥ずかしいと思う。それはこっそりやればいいことです」とバッサリと切り捨てられたことがある。
その程度の輩なので、東京都の新規感染者数が6日に1000人を下回ったことから、何を勘違いしたのか、「新型コロナウイルス問題が曲がりなりにも収束」と発言し、よせばいいのに知ったかぶりで、「国際社会の評価は極めて高い」と、新聞は読まずにマンガしか読まない低能ぶりを曝け出していた。
「新型コロナ『曲がりなりにも収束』 麻生氏」
早速昨日には、「EU、日本など6カ国をコロナ『安全リスト』から除外へ=外交筋」という記事が出て、アホ太郎の無知がより鮮明になった次第。
EU、日本など6カ国をコロナ「安全リスト」から除外へ=外交筋 https://t.co/Sr8xiGZRZR
— ガイチ (@gaitifuji) September 8, 2021
改めて過去のアホ太郎のコロナ関連放言を晒しておく。
「『まがりなりにも収束』だけじゃない! 麻生太郎氏のコロナ発言は間違いだらけ」
昨年5月の参院財政金融委では、新型コロナについて「どのみち私はちょっと偏見があるので恐縮だが、これは風邪だから、はやり病だから」と言い、続けて、「7月になったら、だいたい止まっている」「この種の話は6月に何となく収まるのかなと思わないでもない」と自信たっぷりに答えていたが、この予想は見事に大外れ。「何となく収まる」どころか感染拡大の一途をたどったのは周知の通り。 昨年7月には政治資金パーティーの講演で、「コロナで全員、死に絶えるような煽った新聞記事も拝見するが、日本の場合、10万人当たり12~13人亡くなっている。人口比では、先進国の中で最もうまくいっている」と言っていたが、これまた的外れの発言となり、「最もうまくいく」どころか、一時は先進国の中でも最低に近い感染状況の時もあった。 米疾病対策センター(CDC)がワクチン接種後も感染予防のためのマスク着用を呼び掛ける中、「マスクなんていつまでやるのか」と発言して物議を醸したこともあった麻生氏。年を重ねると、自分が思ったことは口にしないと気が済まない――という意固地なタイプもみられるが、傘寿(80歳)の麻生氏はその典型だろう。 そろそろ一線を退き、大好きなマンガを読む余生を送ったらどうか。 |
こんなアホ丸出しの麻生派に属しているらしい河野太郎は、アホ太郎に「オレを副総理・財務相にしろ。甘利明を幹事長にしろ。石破茂と手を切れ。確約しろ。そしたら派閥を纏めてやる。細田派も纏めて望みどおり総裁にしてやる。できないなら降りろ。降りないなら降ろす」と恫喝されているらしく、まだ総裁選立候補に必要な20名の推薦人も集まっていないらしく、さらに現職のワクチン大臣なので遠慮して政策発表会見を開いてはいない。
もっとも、河野太郎は「改革派で発信力、突破力もある」と評価されているそうだが党内の5回生以上のベテラン議員たちには決して評判がよくない。
政策がぶれるし一貫性がなく、すぐ怒り出すことからネットでは河野がツイッターで意見の合わない相手をブロック(遮断)していることからブロック太郎と名付けられている。
また党内では防衛相の時に突然イージスアショアの中止を決め、その後省内が迷走していることなどから米国が「河野では納得しない」と言っているなどまことしやかな情報も流布されているらしい。
いっぽう、菅義偉の退陣が決まった後には、積極的にメディアに登場し顔と政策らしき構想を披露してきた岸田文雄は2日に森友問題について「調査が十分かどうかは国民側が判断する話」「国民が納得するまで説明を続ける」と豪語したものの7日、「再調査等は考えていない」と一気にトーンダウンしてしまった。
今では「新自由主義的な政策を転換する」というのが精いっぱいなのだが、別に岸田文雄は急に心変わりしたのではなく、元来安倍禅譲ばかり考えていた人物なのでだ驚くにはあたらないし、今回安倍晋三がなぜか極右の高市早苗を大々的に支援するのを見て、またもや安倍晋三に寄りすがろうとしているのだろう。
「安倍氏に配慮にじませる岸田氏…自民総裁選『3本の矢』は堅持」
自民党の岸田文雄・前政調会長が、安倍前首相への配慮をにじませる場面が目立っている。党内に影響力を持つ安倍氏が総裁選で高市早苗・前総務相を支援することに、危機感を抱いているためだ。8日に発表した経済政策でも路線転換を訴えつつ、安倍政権が推進した「アベノミクス」の3本柱の堅持を掲げた。 腐心 「私の経済政策をひと言で言うなら、小泉改革以降の新自由主義的な政策を転換することだ」 岸田氏は8日の記者会見でこう述べ、持論とする「新しい日本型の資本主義の構築」を打ち出した。所得再分配機能の強化で、格差是正を目指すものだ。安倍政権が重視した規制改革路線の見直しにも言及した。 一方で、記者会見では、安倍氏が「3本の矢」と名付けた「大胆な金融政策」「機動的な財政政策」「成長戦略」の堅持も同時に掲げた。 また、安倍政権時代に起きた学校法人・森友学園を巡る文書改ざん問題でも、岸田氏は安倍氏との距離感の取り方に腐心する。岸田氏は2日のテレビ番組で「さらなる説明」が必要との考えを示したが、5日後に「再調査は考えていない」と明言。安倍氏周辺が「話を蒸し返すな」と反発した影響と見る向きもある。 あいまい 8日の記者会見で岸田氏は、安倍路線を継承するかどうかを問われると、「ひとくちで言うのは難しい」と言葉を濁した。路線転換を図りつつ安倍氏へ気遣いを見せるというあいまいな態度を取るのは、1位の候補が過半数に届かなかった場合に上位2人で行われる決選投票も念頭に、決定的な対立を避ける狙いがあるようだ。 岸田派(宏池会、46人)は、総裁選が岸田氏と河野行政・規制改革相との決選投票になった場合、高市氏に投票した議員の票を得て勝利する戦略も描いている。特に、安倍氏の出身派閥で党内最大の細田派(96人)議員から支持を得るには、安倍氏との関係維持が不可欠となる。細田派では、次期首相に「アベノミクスの継承者」を望む声がある。 8日には宏池会の流れをくむ谷垣禎一・元総裁を中心とするグループ「有隣会」代表世話人の遠藤利明・元五輪相が岸田氏の支持を表明したが、派閥を超えた支持はまだ広がっていない。 |
オイオイ! 錆びついて行方不明の「3本の矢」をいまさら持ち出すとは、かなり時代遅れのセンスのない政治屋であろう。
いくら細田派が「アベノミクスの継承者」を望む声があったとしても、岸田首相が誕生したら、安倍晋三お得意フレーズの改訂版の「悪夢のような自民党政権」と多くの国民は感じるであろう。
ところで多くのメディアが指摘している泡沫候補で国民からも不人気な高市早苗がいち早く記者会見を開き総裁選出馬にあたっての政策を披露していた。
「膳場貴子アナ戦闘態勢で痛烈質問 高市早苗氏笑顔消え『これが私』」
元NHKアナウンサーで現在はTBS「報道特集」のキャスターを務める膳場貴子アナが8日、自民党総裁選に立候補した高市早苗前総務相の出馬会見に出席。厳しい質問で迫った。 質疑応答で指名された膳場アナは「TBS報道特集の膳場です」と名乗ると、高市氏は初めてその存在に気付き「あ、膳場さんですか。こんばんは」と思わず、驚きの声を上げ、笑顔を見せた。 膳場アナは「こんばんは」と早口で応じたあと、「政権構想では、経済的な弱者や格差の解消にほとんど言及されていないので、どういうお考えなのか是非、おうかがいしたいと思います」と質問すると見せかけ、「ちなみに、高市さんは2012年の『創生』日本の研修会で、社会保障を考える文脈でこういうことをおっしゃってます」と続けた。 そこから「『さもしい顔をしてもらえるものはもらおうとか、弱者のフリをして、少しでも得をしようと、そんな国民ばかりいたら日本が滅びる』こういう風に発言してらっしゃいます。あの、困窮する国民をどういう目でみてらっしゃるのか、確認をさせてください。その上で、この発言について弱者への視点が欠けている不安、批判の声があるが、どう受け止めているか聞かせて下さい」と迫った。 人気アナの戦闘モードに、最初は笑顔だった高市氏も次第に表情はこわばった。しかし発言が民主党政権時に生活保護の不正受給が問題になっていたときの発言でだったと注釈し、困窮問題などへのさまざまな政策を並べた。しかし発言に正面からは向き合わなかった。 その上で、「私に対して非常に色がついていると見られるというご指摘だが、これが私です。私は私の信念を持って、政策を発信してまいりましたし、実行もしてきた。今のありのままの私を、みなさまがどう評価していただけるのか、あんなんじゃダメだぞと言われるのか、そのまま自然体でいていいんだよと言って下さるのか、それは分かりませんが、これまでのことも含めてこれが私でございます。わりと素直な方で、同僚議員のアドバイスにも柔軟に対応してきた方です」と情感に訴えた回答でかわした。 |
この右翼オバサンが自然体で首相にでもなったら、日本はたちまち右に急展開して座礁してしまうだろう。
まあ、多くのメディアが「主要3候補」とはやし立てている上記の3人は誰が日本のトップリーダーになっても、日本の没落は止まらないであろう。
その前に総選挙で「自民党的」な政治的沈殿物を一層することが日本の将来に「明かりが見えてくる」のではないだろうか、とオジサンは思う。
【参考】
「何地獄がいい?」と聞かれてる感じ? pic.twitter.com/GYxssVMGqD
— T.sky (@Tsky28051552) September 8, 2021
枝野政権を安倍政権並みの長さで続けた後の選択肢は大きく広がるだろうが、入口は枝野しかないと思う。
— 渡辺輝人 (@nabeteru1Q78) September 5, 2021