新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
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リーダー失格を認めた菅義偉と陳謝では済まされない安倍晋三

2020年12月18日 11時17分41秒 | 菅義偉

突然、風呂の湯音が急上昇すれば熱くてすぐに飛び出てしまうのだが、浸かっている間に徐々に少しづつ湯温が上がれば気が付いたときには「茹でガエル」になってしまうので、しばしば引き合いに出されるのが、「まるで茹でガエル状態」という表現。 
 
先月以来、COVID-19の感染者数が断続的にじわじわ増え続け、3月頃の感染者数とは比べようもないほど上昇した感染者数なのだが、「経済を回す」ことが金科玉条のごとく意固地になって「感染拡大キャンペーン」を続けていた菅義偉は、まさに茹でガエル状態となっていた。
 
冷静な判断ができなくなり、時期的に出てはいけない最悪のタイミングで「高齢者8人忘年会」にのこのこ出かけたことが、国内はもとより海外でも話題にされていた。

 
菅首相、ステーキ大人数会食で「苦境に」 欧米メディア報じる」(毎日新聞
 
◆ワシントン・ポスト紙(電子版)
「ウイルス対策無視したステーキディナーで苦境に」との見出しで「4人より多い人数で会食しないよう求める指針に従わなかった菅氏に、多くの人がいらだっている」
 
◆ロイター通信
「日本が記録的な感染者増加に対応しているさなか「パーティーを開かないよう国民に要請した後、忘年会に参加して批判を受けた」

◆ブルームバーグ通信
「新型コロナ対応への不満から支持率を落としていると指摘」
 
その菅義偉は立場的には自衛隊の最高指揮官でもあり、16日、防衛省・自衛隊の幹部約90人が参加したビデオ会議でこんな訓示をしていたという。
 
菅首相にブーメラン…問題解決しない人はリーダーではない」(日刊ゲンダイ) 
 
 
「リーダーたるもの、問題を解決しなければならない。問題を解決しない人はリーダーではない」
 
この訓示を聞いた自衛隊幹部がどのようなツッコミをしたのかは知らないが、COVID-19の感染者対策を見ても、解決するどころか、解決に向けた戦略すら見られない行き当たりばったりの泥縄作戦をやっている菅義偉は明らかに「問題を解決できない人」であり、自らリーダー失格を吐露してしまったらしい。   

こんな菅義偉の体たらくぶりは自民党内からも今後の国会運営にも支障がでるという危機感が出始め、内閣支持率の低下も手伝いなんとか国民の目をそらすことを決断したらしい。
 
『桜を見る会』前夜祭 安倍前首相が国会で『虚偽答弁』陳謝へ 自民、年内実施を検討」(東京新聞

自民党は17日、安倍晋三前首相の後援会が主催した「桜を見る会」前夜の夕食会の費用補填疑惑に関し、安倍氏を国会に招致する方向で調整に入った。東京地検特捜部の捜査や安倍氏の意向を考慮しながら早ければ年内にも実施したい考えだ。疑惑解明に努める姿勢を見せなければ世論が離反し、菅義偉首相の政権運営にも影響しかねないと判断した。安倍氏は国会での説明が結果的に「虚偽答弁」となったことを踏まえ、陳謝するとみられる。複数の関係者が明らかにした。
 来年1月18日召集の通常国会をにらみ、自民党内では「安倍氏を招致し、早めに区切りを付けなければ野党が追及を強める」(閣僚経験者)との懸念がある。次期衆院選への影響は不可避だとの危機感も判断を後押ししている。閉会中審査での対応を想定し、招致する場は野党と協議して決める見通しだ。
 桜を見る会の問題が発覚して以降、安倍氏は国会で「補填はなかった」と重ねて答弁したが、今年11月下旬になって特捜部による安倍氏秘書や地元支援者への事情聴取が判明。関係者によると、秘書は任意聴取に政治資金収支報告書への不記載を認めている。

「安倍氏を国会に招致する方向で調整に入った」ということは、当然ながら今後の安倍晋三に対する検察側の対応も弁護士を通じて調整に入ったということかもしれない。
 
そもそも国会招致ならば、出席が任意で嘘の発言をしても罪に問われないのだが、まさかこの場に及んで「秘書が・・秘書はが」という言い訳をすれば検察側の心証は悪くなる。
 
だからと言って安倍晋三が虚偽答弁を素直に認めて素直に謝罪すれば問題ないのだが、「ある物事について訳や事情を述べた上で、謝る」陳謝なので、「実は信頼していた秘書が報告したことを信じた結果、虚偽答弁になりました」と、あたかも責任が他にあるかのような言い逃れだけは許されない。
 
実は安倍晋三の虚偽答弁よりもっと悪質な行為を安倍晋三側が行っていたことが明らかになっている。 
 
『桜』夕食会、補填分は現金払い 安倍氏側 監査人へ発覚回避か

安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前夜に主催した夕食会をめぐり、安倍氏側がホテルに支払う費用の不足分を補填(ほてん)し政治資金収支報告書に記載していなかった問題で、安倍氏側が補填分を現金で支払っていたことが16日、関係者への取材で分かった。現金決済は、記録に残る口座振り込みよりも、外部の税理士らが務める監査人が、収支の有無を確認しにくい。
 事務所関係者は「現金での決済は通常の支払いの一環だ」とし、収支報告書への不記載発覚を逃れる意図を否定している。
 東京地検特捜部は年内にも政治資金規正法違反容疑で後援会代表の公設第1秘書を立件する見通しで、近く安倍氏の聴取も検討している。
 夕食会は平成25年以降、支援者数百人を招いて都内の2つの著名ホテルで行われ、会費は1人5千円。昨年までの5年間で毎年100万円以上、総額で800万円超の不足分を安倍氏側が補填し、26年以降、収支報告書に記載していなかった疑いが持たれている。
 関係者によると、参加者の会費は当日中にホテル側に渡し、補填分は後日、集金に訪れたホテル担当者に、議員会館にある事務所の金庫から現金で支払うなどしていたという。
 後援会は25年分の補填についてはホテルの銀行口座に振り込み、安倍氏の資金管理団体「晋和会」の支出として収支報告書に記載していたが、26年以降は現金での支払いが続いていたとみられる。
 各政治団体には銀行口座があるが、収支報告書の提出前に政治資金監査人が口座だけをチェックしても、現金支出による補填分は確認するのは難しい。

 
このような悪質な違法隠しが判明したのなら、もはや略式起訴で罰金払ってお仕舞、というわけにはいかなくなる、とオジサンは思う。
   

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