新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
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NHKが変わったのか盛り上がった「日曜討論」

2021年12月13日 11時43分22秒 | 維新の会

2ヶ月ぶりに放送された日曜討論はこれまでの政府担当大臣を囲むのではなく、7党代表文字通りの「討論」お披露目だった。メンバーが刷新され、大阪の話題も出て盛り上がったようである。  


【日曜朝の大一番】維新の足立センセイ vs. れいわの大石あきこ議員(ノーカット)
 
「日曜討論」にこの衆院選で当選したばかりの「れいわ新撰組」・大石あきこ衆院議員(同党政策審議会長)が初出演した。 
 
今までの「予定調和」的な生ぬるい「日曜討論」にない緊迫した空気を醸し出しなんとも頼もしい姿勢を見せてくれた。
 
 テレビではほとんど触れられない大阪府・吉村洋文知事のコロナ失政を真っ向から指摘。しかも、維新のネトウヨ・足立康史議員からスリカエ反論を受けても、大石議員は全く怯まず、鮮やかな切り返しを見せ、逆に足立議員をぐうの音も出ない状態に追い込んでしまったのである。
 
「政府がやるべきことは保健所の職員を増やすことと、あとは人が休みやすいような体制、すなわちステイホームの給付金とか、休業などのお金の手当てを徹底するとか、雇用を安定させていくとか、そういうことが必要になると思います。
とくに、保健所なんですけど、職員を増やさなきゃいけないんですよ。どんなか、というと、疫学調査ができる職員を大幅に増やさなきゃいけないんですよね。市中感染を抑えるためには、封じ込めとか、追跡調査ができる職員を増やさないといけないんですよ。」
 
「増やさないといけないのに、これ、ずっとできていないんですよ。大阪にいたっては、保健所の職員が過労死レベルの残業が1年単位で続いていまして、これ、12月3日には、職員の組合が労働局に訴えると、こういうニュースが出されておられるんですけど、そういう事態になっています。なのに、吉村知事が持ち上げられているのは、異常だと思うんですね。この大阪、人口当たりの死亡者数がワースト1になってます。なので、岸田政権、いまこそ大阪の検証、各地の失敗事例の検証をして、第6波に臨んでいただきたいと思います」
 
大石議員のこの発言はまさに正論であり、コロナ禍で各地の保健所職員が過酷な労働を強いられているが、大阪は人手不足がとくにひどく、職員たちの訴えを受けた大阪労働局も「医学知見にも過労死リスクがあり、望ましくない状態である」「人員が増えない限り解消しない問題であると思う」「大阪府として体制を確保すべき」と、その事実を認めている。
 
また、「大阪の人口当たりのコロナ死亡者数がワースト1」というのも、まぎれもない事実である。
 
12月24日現在・札幌医科大学医学部 附属フロンティア医学研究所データよれば、12月11日現在の都道府県別の人口100万人当たりの新型コロナ死者数を見ても、東京都227.7人、神奈川県143.0人、愛知県153.7人、全国平均が145.0人なのに、大阪府は347.8人であり、感染者数がダントツに多く、東京五輪を開催し第5波で医療崩壊を引き起こした東京の1.5倍、全国平均や同規模の大都市を抱える県の2倍以上も死者を出している。
 
大石議員が光っていたのは、さらにそのあと、維新・足立康史衆院議員とのやりとりだった。
 
大石議員が上記の発言をすると、ふだん、ネトウヨ丸出しのスリカエ論法を多用している足立議員がこうからんできた。 
 
「ひとつ、先ほど大石さんが『大阪が』とおっしゃいましたが、非常に印象操作が強くてですね、あの、これ、吉村知事がしっかり説明責任を尽くしていますが、感染者数における亡くなられる方の割合で見ると、けっして大阪は高くなくて、まあ、全国の中で、中の……上くらいですね。だから、しっかりデータにもとづいた発言をお願いしたいと思います」
 
これに対しては、大石議員は、
「維新の足立さんが中の上とおっしゃっているんですけど、それはワースト10のことだと思うんですよね。ワースト1がいやでワースト10の計算をしてくるというのはおかしいと思うんですけども、あんまりそういうことに時間をとってる場合ではないと思います。やはりいまできていないことを真摯に認めて、次に進んでいくことが大事だと思うんですよ。だって、大阪府でも、先ほど言ったような「私たちを使い捨てにしないでください」て、大阪府の保健所の職員が「人増やして」って労基署に駆け込んでる状況ですから、保健所の職員増やすとか西村さんおっしゃてたけども、12月3日にこんなことなってますよ、ていう、そこは認めていただきたいと思います」
   

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久々に盛り上がった(?)この「日曜討論」放映後には、多くの驚きと称賛の声が集まっていた。
 

 
フリーライターの篁五郎が大石あきこにインタビューしていた。
  
大石あきこが『自民よりも維新と戦う』と言った理由」 
 
■橋下徹とのツイッターバトルは炎上覚悟だった
吉村さんが2015年10月1日に衆議院議員辞めたのに文書交通費100万円を満額貰っていたのを指摘したら橋下さんが出てきた。しかも私に何か言ってきたからわざと乗っかりました。普通の政治家はやりません。でも、橋下さんが馬鹿げたことを言っているところまで降りていかないと面白くないでしょ?(笑)。やってみたら橋下さんが「れいわの大石議員は小選挙区ではボロ負け。比例でかろうじて当選。しかも投開票日10月31日の翌日11月1日にやっと当選。これで10月分の経費100万円を受け取る異常さ」なんて選挙制度知らないの丸わかりなツイートをしてきた。それを返したら橋下さんの地が見えましたよね。
 とにかく「大石あきこを潰したれ」みたいに連続でツイートしてきた。連投すればするほど反響が大きくなって米山隆一さんからも「当選の事実自体は全員10月31日の20時00分に決まっておりますので、当選者全員「4時間で100万円」で変わりありません」なんて突っ込まれるくらいですよ(笑)
 ただ、ツイッターであのような返しをするときは結構失敗もします。こちらとしては賭けというか、自分ならこれが一番おもろいと思って出すようにしていますね。そこから単に炎上して終わるのか、評価されるのかはその時次第だと思います。今回に限っては米山さんのような賢そうな人にも褒められて良かったなと感じましたし、話題にしてもらえるじゃないですか。橋下さんがバカみたいなことやって、私もそれに同次元で対抗したら「あれは大石さんの勝ちやな」って。話題になりやすいですし、こうやって取材も受けているので良かったなと(笑)
 私はローカルな人間で生まれてから大阪を一歩も出たことがなかったんです。今回議員になって初めて東京行って大阪帰るみたいな二重生活を経験しています。東京の人から見たら都構想反対なんてローカルなことをやっていました。実はローカルじゃなくて全国問題だけど、東京の人から見たら「知らん」みたいところあります。でも、これは全国問題でとんでもないことが起きていると危機感を持っている人は少ないと思います。
 「大阪ってみっともないね。何してるの」みたいなことも言われます。でも、東京は小池百合子が都知事やっているじゃないですか。石原(慎太郎)が三期も知事やっていた。だから「人のこと言えないじゃない」って東京のこと思っています。東京の人から見たら「大阪はあれでいいの? なんなの」みたいに冷ややかに言われてますけど、私はその器の中でずっともがいていた存在です。今回のツイッター騒動でいきなりフォロワー数が倍くらいに増えたし、全国的な関心が増えたと思うと発信しがいもありますね。
 これからももっと気軽に政治の話題ができるように悪い意味での敷居を低くできるようにやっていきます。

 
大阪大学工学部、大阪大学大学院経て2002年に大阪府に入庁(騒音、大気汚染などの環境職)した大石あきこ。
 
立川談四楼が「只者ではない」とつぶやいたとおりの人物のようである。
 
今までは、「維新を勝たせた大阪の有権者」を批判していたが、「東京は小池百合子が都知事やっているじゃないですか。石原(慎太郎)が三期も知事やっていた。だから「人のこと言えないじゃない」とのツッコミはまさにその通りである。
 
今後、国会では政府・自民党と戦うのは他の野党に任せて、大石あきこには大いに「維新狩り」をしてほしいものだ、とオジサンは思う。    
    
 

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