新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

完全な形で実現できない五輪は即中止

2020年03月17日 12時27分15秒 | 東京五輪疑惑

新聞やテレビメディアは連日「COWID-19」情報を垂れ流して、それに応じて「コロナ関連」の記事も多く発信されている。
 
しかし「コロナ騒動」のどさくさに紛れて先週末にこんなニュースが流れた。
 
公務員定年65歳へ閣議決定 検察官も、今国会成立期す
 
このタイトルの前半の「公務員定年65歳へ」は世の中の流れからは当然という声も多いが、なぜ「検察官も」なのか。
 
記事では、「検察官定年を巡っては、黒川弘務東京高検検事長の勤務延長が1月31日に閣議決定され、野党が「脱法行為』と追及。政府は国家公務員法の解釈を変更して検察官の定年も延長できると説明したが、『後付け』と批判されている」と、いわば「束ね法案」なのである。
 
これでは、政府が「脱法行為」を行い、批判されると新たな法律で正当化するという、トンデモないことが常態化してしまう。

森法相の答弁に『え?』 またどよめき<(2020年3月16日配信『朝日新聞』)
 

山添拓(日本共産党)VS森まさこ法無大臣・安倍晋三 山添「内閣の定めで検事長を引き続き仕事をさせることができる、再延長・再々延長も可能な法案だ


これまで政府と、荒唐無稽の答弁と言われた「口頭決裁」の森雅子法無大臣には"黒川検事長問題や3.11東日本大震災に関わる虚偽答弁"によって、散々振り回されてきたので、ここは野党のプライドにかけて反対し、成立阻止すべきであろう。
 
さて、昨日は、「五輪は利権集団によりアスリートファーストははるか彼方に消えた」というつぶやきの後半で東京五輪に関してIOCの動きを紹介した。
 
「予定通りの開催」、「無観客での開催」、「延期」、「中止」と様々な選択肢がメディアでは踊っていた。
 
どのような立場で発言するのかによって、その信憑性が大きく異なる。
 
東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の高橋治之理事(元電通専務)が当初は「1、2年の延期を検討すべき」と主張してきたが、来年は世界的な大きなスポーツイベントが予定されており、「東京五輪『2年後』も検討か 延期案に複数の賛同者」という流れになってきているという。
 
それに対して、昨日のテレビ電話によるG7首脳会議後、安倍晋三は夏の東京五輪・パラリンピックについて「人類が新型コロナウイルスに打ち勝つ証しとして、完全な形で実現することについてG7の支持を得た」と記者団に説明していた。
 
この「完全な形で実現する」という表現についてもネット上では様々な解釈が飛び交っていたが、コロナ騒ぎが世界的に終息し予定通り開催することが理想ではあるが、日本だけが「終息宣言」しても意味がないことは、すでに「パンデミックの中心は欧州」となってしまった現在、少なくとも年内開催はだれがみても無理だと思っている。
 
ということは、「完全な形で開催」できなければ中止も考えているということなのか。 
 
聖火リレー前にIOC決断か 東京大会延期か中止で五輪消滅も」 
 
バッハ会長が開催中止の具体的な判断基準について言及したのは初めてです。翌日にはギリシャの聖火リレーも中止になり、国際スポーツ関連団体が一堂に会する最大の会議を毎年主催する『スポーツアコード』が、4月19日からローザンヌで開催予定だった会議の中止を発表した。世界のスポーツ界にとってこれは大きな決断です。この会議では、国際競技団体の幹部とIOCの会合も予定されていたという。東京が五輪の開催都市とはいっても、日本だけが五輪に向かって聖火リレーを行うわけにはいかないでしょう。26日に福島から聖火リレーがスタートして、途中で中止や延期が決まったら聖火はどうするのか。だからバッハ会長がギリシャの聖火の引き継ぎ式が行われる19日以前に決断することは十分に考えられます
スポーツライターの津田俊樹
 
五輪が中止や延期になれば、五輪目当ての観光客を見込んで多額の借り入れをしてホテルを建てたり、店を改装した飲食店は大変です。倒産はかなりの数にのぼるでしょう。企業もそうですが、そもそも国や都市にとってもIOCがすべての決定権を持つ五輪開催はリスクが高すぎる。マラソン会場を勝手に札幌に移したり、新型ウイルスの感染という極めてまれな事情とはいえ、IOCは中止や延期を独断で決められる。国や東京都はこれまで、競技場の建設、改修、暑さ対策などで数兆円単位の『投資』をしてきた。それだけではない。招致のための裏金疑惑まである。中止や延期になって被る損失については、IOCに対して何の請求もできない。経済の落ち込み具合は、まったく想像できない。ボロボロになった日本経済を見たとき、今後、五輪を招致する都市はますます出てこなくなりますよ
ビジネス評論家の菅野宏三
 
今回の東京五輪は東日本大震災で壊滅的な打撃を受けた東北、中でも原発事故が起きた福島の『復興』を世界にアピールしようとしているが、被災地の政治利用です。札幌だって冷え切った北海道経済の起爆剤にするため五輪を呼ぶ。世界には財政負担を考え、住民投票によって五輪招致をストップさせる都市があるにもかかわらずです。安倍首相は新型コロナウイルス感染拡大に関する記者会見の中で、26日に福島を訪れ、聖火リレーのスタートに立ち会うと言った。緊急事態宣言がいつ発令されてもおかしくない状況です。いい加減にしてほしい。新型コロナウイルスが蔓延して身内や知人に感染者が出ている人もいるでしょう。選手たちには申し訳ないが、東京五輪の開催、札幌五輪招致について、今こそ冷静に考えてみるべきです
スポーツライターの津田俊樹
 
東京五輪誘致で最初は80%以上の国民が反対だったが、安倍政権の『復興五輪』の呪文に洗脳されたが、開催の年にコロナ大流行となり、日本人の祭り好きが仇になるとは安倍晋三はは疫病神なのか
 
「五輪いらない」派の立場からすれば、こんな掲示板の声が当を得ている。
 
かねてからオリンピック不要論者の俺は、それで良いと賛成する。
なぜオリンピックは、不要?
もう金かかりすぎて、完全に金食い虫になってしまった。
先進国の財政面で余裕ある国でないと開催できないものになってる。
全人類のスポーツの祭典なんて、じつに空々しい。
そしてアメリカのテレビ局の都合に合わせて開催時期が定まり、競技日程も組まれるなんて、バカバカしいことこの上ない。
今のスポーツ競技はすべてがプロ化してしまって、かつてのように純粋に肉体の限界に挑み最高のパフォーマンスを披露するという趣旨からも逸脱してるだろ。
プロ化してしまったために、優勝するため好成績上げるため、平気で薬使って競技者自身の体もボロボロ。不正薬物検出のためにこれまた予算をつぎ込む。
たかがスポーツだよ。されどスポーツなんだろうけど。
人類の極々一部だけのスポーツエリートを作り上げ仕立て上げるために、マスコミから何から大騒ぎもするし。
ふつうの人間の感覚として、なにかおかしいと感じないか?
わずか、ゼロコンマ・マイクロメートルの生物が、今の人類のあり方全てに猛反省を促してるんだよ。

そもそもIOCにすべてを握られているリスクの大きいイベントなので、五輪で一儲けしようと目論んでいた企業や政治屋連中はは中止になれば大打撃であろうが、それも自業自得であり、今後はまっとうな世のため人のためになる企業活動とか政治活動に転じてくれれば、安倍晋三とともにこの世から「五輪」という「誤倫」がなくなるであろう、とオジサンは思う。
   
 
【参考】
 

東京大会を機に「五輪は不必要だ」との声が広がればいい~スポーツジャーナリスト 谷口源太郎    
 
    

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