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ロードバイク最速チューンナップ&メンテナンス徹底ガイド

2017-12-05 | 書評


 毎年、シーズンオフのこの時期には機材関係の面白い本が出ているような気がする。今年はこれ、なるしまフレンドの小畑郁さん監修のチューンナップガイドである。ロードバイクのメンテナンスについての本は数多あれど、チューンナップを主眼にした本は珍しい。しかも、監修がレーサーとしても有名な小畑さんなのが良い。

 内容としては、ジオメトリの読み方など基本となるものから、シマノコンポをベースにカンパニョーロのブラケットを取り付けたり、ハンドルにテニスラケットのテープを巻き付けたりというマニアックなチューンまで色とりどり。
 個人的には、フレームやハンドル、コンポーネントを含めた剛性の話(剛性を抑えた方がダンシングしやすいなど)、各社のホイールの設計思想、チェーンのメンテナンスが特に面白かった。特に、チェーンの注油の重要性は今まで思っていた以上だったので、今後気をつけようと思う。他にも、ディスクブレーキのことだとか、現役のメカニックに最新の機材がどういう風に映っているのか分かって大変興味深かった。さらっと読めてしまうが、良い本と思う。













ロードバイク 最速チューンナップ&メンテナンス徹底ガイド (洋泉社MOOK)
クリエーター情報なし
洋泉社

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