不惑フッカーのよもやま日記

不惑を過ぎてまだラグビーで熱いスクラムを組みたい男の、それでもヘナチョコな日記です。

あぁ松本復興対策担当相…

2011-07-05 23:21:35 | 震災
松本復興対策担当相が就任後9日目で辞任しました。

何たることだ!!



ところで何が問題だったのか、振り返ってみたいと思います。

・知恵を出さないやつは助けない 発言
大臣は岩手県知事に対して

「今度は知恵出したところは助けますから。知恵出さないところは
助けない。それくらいの気持ちを持って。あれが欲しい、これが
欲しいは駄目だぞ」

と言ったようですね。決して被災地の住民に対して「知恵を
出さないところは助けない!!」と断言した訳ではない。
それをマスコミの歪めた報道で誤った伝わり方をしたのではないでしょうか?


・県でコンセンサスを得ろよ!(と高圧的)
大臣は宮城県知事に対して
「水産関係で3分の1から5分の1集約すると言っているけど、県で
コンセンサスを得ろよ。そうしないとわれわれ何もしないぞ。ちゃんと
やれ」
と言ったようです。村井宮城県知事の提案する「水産業復興特区」案に
対して県漁連が大分厳しい反対意見を述べているようです。私は漁業は
全く分からないけれども、知事と漁業の当事者がモメテいる状況を案じて
キチンとコンセンサスを得るべきだという意見であり、極めて真っ当な
意見と感じますが。


・応接室で待たされて激高したことについて
「お客さんが来る時は自分が入ってから呼べ」と激高したようです。
でも至極もっともだと思いませんか?これは私の推測ですが、村井知事は
松本大臣を軽くあしらおうとしたフシがありますね。事実7/5の河北新報で
「今後は『松本大臣バージョン』の特に気を配った接遇を心がけて行きたい。
他の公務よりもそちらを優先したいと思う」と語っています。
つまり、他の公務の方が復興相に会うことよりも大切だと言っています。
ここで問題にしたいのは、復興相に会うということは、県の悲惨な状況・
窮状を訴え、同時に国の無策をとことん議論する、又とない機会だと
思うのですが、知事が他の公務を優先させ、復興相との会談を軽んじて
いたのではないでしょうか?事実遅れて入室した際も笑ってましたしね。
その辺の心のスキを松本大臣は見逃さなかったのではないでしょうか?


・オフレコ発言
はっきり言って彼の精一杯のジョークと思いますが。
(おもしろいかどうかは別として)


この辺の発言に対して「高圧的」「中央集権的」と批判されて辞任に至ったと
考えられますが、言っている中身はそんなにはずしてはいないのではない
でしょうか?例えば、先月南三陸町で仮設住宅に入居当選した方が1か月も
入居しないというワガママもありました(何でも食事が出ないということで)
この件は「あれが欲しい、これが欲しい」の典型でしょう。



ここまでは松本前大臣を擁護する論調で記述してみました。
ある意味穿った見方をしてみました。

しかし、穿った見方をしても許せない発言もありました。
例えば一番最初の、自治体に対する「知恵を出さないやつは助けない」発言。
岩手県:大槌町の町長さんは津波によりお亡くなりになりました。
そのほかの沿岸各市町村も、貴重な人材である、市/町職員が多数お亡くなり、
庁舎・車両等の財産も軒並み壊滅的な被害を受けています。
知恵が出せない程壊滅的な被害なのです。それを理解していない。
実はここが一番理解してほしいところで、この理解がない大臣が何を
言おうと、我々被災者の感情をくみ取ることは難しいでしょう。


又例えば、東北の市町村がどこにあるか分からない旨の発言もありました。
例え今知らなくともそんなことを言う必要はない。被災地軽視と
言われても反論できないでしょう。

いろんな意見があるでしょうか、

一番頭に来たのは、7/3に放言した件の責任を取って7/5に辞めたこと。

おだづなよ。

あんな発言で辞任する位ならば最初から啖呵を切るんじゃねーよ!!
ホントに、自分の言葉に責任を持たない連中が多すぎる。

ま、村井さんもホトホトそんな思いをしたからこそのあの態度だったの
かな~と又穿って見てしまう今日この頃です…



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