DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

中谷、快勝でV9(OPBFライト級)

2018年02月28日 00時09分56秒 | 世界ボクシング
先週末24日・土曜日、エディオンアリーナ大阪で行われた試合結果です。
OPBF(東洋太平洋)ライト級戦:
王者中谷 正義(井岡)KO6回1分45秒 挑戦者パランペッチ トー ブアマス(タイ)

*2014年1月に同王座を獲得して以来、コツコツと防衛記録を伸ばしている中谷。今回が9度目の防衛戦となりました。

試合前の予想から快勝劇が予想されていましたが、実際の試合もその予想通りに進行していきます。長身の中谷が左ジャブ、ボディーで試合をコントロールしていき、最後もそのボディーでフィニッシュ。安定したボクシングを存分に見せ、同王座の二桁防衛まで1としました。中谷の目標は当然の如くOPBF王座の防衛ではなく世界のベルトを腰に巻くこと。しかしここまで来たのですから、出来ればV10後にさらなる上を目指して貰いたいですね。

ここ数年、安易な世界王座挑戦が目立つ中、世界的層が厚いとはいえOPBF王座の防衛に専念している中谷。この姿勢には好感が持てます。
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ダッケル、OPBF王座を失う(色々:02‐27‐18)

2018年02月27日 01時56分20秒 | 世界ボクシング
最近(2018年2月27日ごろ)のニュースです。

1)先週末24日、OPBF(東洋太平洋)スーパーフライ級王者レネ ダッケル(比)が豪州のリングに登場。WBAオセアニア同級王者のアンドリュー マロニー(豪)とそれぞれの王座を賭け対戦するも大差判定負け(119-109、118-111、117-111)。日本のリングで3連勝を収めている同王座を手放してしまいました。

ダッケル戦後の戦績を、16戦全勝(10KO)としているマロニー。これまでにWBAオセアニアのバンタム級、英連邦スーパーフライ級王座も獲得している中々の戦績の持ち主のようです。

2)今月17日、米国・ネバダ州でウェルター級のサバイバル戦が行われ、元スーパーライト級、ウェルター級王者のダニー ガルシア(米)が、元WBAライト級王者ブランドン リオス(米)を見事なワン・ツーでKO(実際はレフィリーストップ)。昨年3月に、キース サーマン(米)との王座統一戦に僅差の判定を喫し、33戦目にして初黒星を喫して以来の再起戦を飾っています。

3)同日、米国・テキサス州で、こちらも元世界王者同士のウェルター級サバイバル戦が行われています。こちらは上記の一戦とは違い、デボン アレキサンダー、ビクトル オルティス(共に米)共に譲らず12回引き分け。両者共に不調が続いている中、何とも煮え切らない試合結果となってしまいました。

4)本来なら今週末の3月3日、WBCミドル級の暫定王座を賭けて対戦する予定だったジャモール チャーロとウーゴ センテーノ(共に米)。センテーノの負傷のため、この試合は4月21日まで延期となっています。

5)ジャモールの双生児で、WBCスーパーウェルター級王座の保持者であるジャーメール。対戦相手は未定ながらも、6月9日に保持する王座の3度目の防衛戦を予定しています。

6)WBOスーパーバンタム級王者ジェシー マグダレノ(米)と同暫定王者アイザック ドビ(ガーナ)による王座統一戦が4月14日、米国のネバダ州ラスベガスで行われます。
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意外な苦戦?スミスが決勝進出(スーパーミドル級)

2018年02月26日 02時30分56秒 | 世界ボクシング
現地時間の約半日ほど前(24日・土曜日)、ドイツで行われた試合結果です。
スーパーミドル級12回戦:
カラム スミス(英)判定3対0(117-111x2、118-110)ニッキー ホルツケン(オランダ/Nieky Holzken)

*クルーザー級と同様に、多大な賞金が賭けられたトーナメントが進行中のスーパーミドル級。先週ジョージ グローブス(英)が同国人のクリス ユーバンクに勝利を収め、既にトーナメントの決勝に進出することを決めています。そしてこの試合が準決勝の第二試合目となりました。

試合直前に、対戦相手が元WBO、そしてWBAライトヘビー級王者ユルゲン ブレーマー(独)から、キックボクシングと掛け持ちのオランダ人ホルツケンに変更となった影響からでしょうか、終始慎重なボクシングを展開したスミス。ホルツケンのボクシング能力が、予想以上に高かったためもあるでしょうが、少々ガッカリさせられる試合内容だったようです。

何はともあれ、同国人グローブスとの一戦に駒を進めたスミス。その戦いは6月2日、英国はロンドンで開催されることが試合後に発表されています。
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意見番(02‐25‐18)

2018年02月25日 02時18分02秒 | ボクシングネタ、その他雑談
2018年2月25日ごろの意見番です。

*今年の日本ボクシング界の主役候補の2人がそれぞれの表紙を飾っています。来月号は、是非山中 慎介(帝拳)の世界王座返り咲きになって貰いたいものです。

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今週末の試合予定

2018年02月24日 01時22分33秒 | 世界ボクシング
2018年2月最終週末の試合予定です。

24日 土曜日
エディオンアリーナ大阪
OPBF(東洋太平洋)ライト級戦:
王者中谷 正義(井岡)対 挑戦者パランペッチ トー ブアマス(タイ)

豪州
OPBFスーパーフライ級戦:
王者レネ ダッケル(比)対 挑戦者アンドリュー マロニー(豪)

ドイツ
スーパーミドル級12回戦:
カラム スミス(英)対 ニッキー ホルツケン(オランダ/Nieky Holzken)

米国・カリフォルニア州
WBCスーパーフライ級戦:
王者シーサケット ソー ルンビサイ(タイ)対 挑戦者ファン フランシスコ エストラーダ(メキシコ)

WBAフライ級王座決定戦:
アルチュム ダラキアン(ウクライナ)対 ブライアン ビロリア(ハワイ)

IBFフライ級戦:
王者ドニー ニエテス(比)対 挑戦者ファン カルロス レベコ(亜)


28日 水曜日
後楽園ホール
WBAスーパーバンタム級戦:
王者ダニエル ローマン(米)対 挑戦者松本 亮(大橋)

*後楽園ホールで行われる世界戦。すごい久しぶりのような気がします。


3月1日 木曜日
両国国技館
WBCバンタム級戦:
王者ルイス ネリ(メキシコ)対 挑戦者山中 慎介(帝拳)

IBFスーパーバンタム級戦:
王者岩佐 亮佑(セレス)対 挑戦者エルネスト サウロン(比)

スーパーフェザー級8回戦:
粟生 隆寛(帝拳)対 ガマリアル ディアス(メキシコ)
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比嘉、ケンシロウも参戦

2018年02月23日 02時59分17秒 | 世界ボクシング
4月15日、横浜アリーナで予定される試合です。
WBCフライ級戦:
王者比嘉 大吾(白井・具志堅)対 挑戦者クリストファー ロサレス(ニカラグア)

WBCライトフライ級戦:
王者拳 四朗(BMB)対 挑戦者ガニガン ロペス(メキシコ)

*WBAミドル級王者村田 諒太(帝拳)の初防衛戦と同じ興行に、比嘉、ケンシロウの防衛戦も組み込まれました。計3つの世界戦が行われることになりましたが、最大の注目は比嘉が16連続KO/TKO勝利を達成できるかどうかでしょう。

無理にKOを狙わず、普段通りのボクシングをすれば、新記録樹立はそう難しくないと見ます。
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べナビデス、今度は快勝(WBCスーパーミドル級)

2018年02月22日 00時55分01秒 | 世界ボクシング
先週末17日、米国・ネバダ州で行われた試合結果です。
WBCスーパーミドル級戦:
王者デビット ベネビデス(米)判定3対0(120-108x2、119-109)挑戦者ロナルド ガフリル(ルーマニア)

*昨年9月、当時空位だった同王座を争った両選手による直再戦。9月の戦いでは、速攻型のベネビデスが、欧州の強豪(と言ってもそのキャリアのほとんどを米国で行っています)に後半苦しめられ大失速。最終回にダウンを奪われた挙句、判定は2対1という際どい勝利で当時20歳のべナビデスが緑のベルトを腰に巻くことに成功。

この再戦でも接戦が予想されていました。これまたその予想通りというのでしょうか、王者は前半戦、快調な滑り出しを見せます。しかし初戦とは違い後半にペースダウンを見せなかったベナビデス。ガフリルもしぶとさを見せますが、結局王者を揺るがすことは出来ず。師走に21歳の誕生日を迎えているベナビデスが王座の初防衛に成功するとともに、全勝記録を20(17KO)に伸ばしています。

ガフリルとの2連戦、計24ラウンドを経験し一皮むけた感のある若き王者。今後の活躍が嫌が上でも気になりますね。
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対戦相手が変更(スーパーミドル級)

2018年02月21日 00時01分14秒 | 世界ボクシング
今週末24日、ドイツで予定される試合です。
スーパーミドル級12回戦:
カラム スミス(英)対 ニッキー ホルツケン(オランダ/Nieky Holzken)

*本来ならこの日、元WBO、そしてWBAライトヘビー級王者ユルゲン ブレーマー(独)とスーパーミドル級決勝戦への出場権を賭けて戦う予定だったスミス。試合開始まで一週間を切ったところで、地元ドイツで人気を誇っているブレーマーがインフルエンザにKO負けを喫してしまいました。

ブラーマーの代役としてスミスの対戦者に選ばれたのが、オランダ人のホルツケン。ここまでの戦績は13戦全勝(10KO)というもの。しかしこれといった選手との対戦経験はないようです。このホルツケン、キックボクサーとしてはかなり名前、そして実力のある選手のようです。現在もボクシングとキックボクシングの両競技を行っているようで、日本のリングでもキックボクサーとして何度かリングに登場しています。

しかし純粋なボクシングのレベルを比較すれば、スミスの圧勝(楽勝?)になるのではないでしょうか。クルーザー級の同トーナメントは、世界王者たちが拳を交えあうという素晴らしい進行具合ですが、このスーパーミドル級ではそううまく事が運んでいないようですね。
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世界戦以外のヘビー級(色々:02‐20‐18)

2018年02月20日 00時57分52秒 | 世界ボクシング
最近(2018年2月20日ごろ)のニュースです。

1)来月の頭と終わりに注目の世界戦が予定されているヘビー級。その他にもいくつか興味深いカードが予定されています。3月の末日に英国では3団体統一戦が決行されますが、その前座に元WBA王者アレキサンデル ポべトキン(露)が登場。同地出身のデビット プライスを相手に、現在保持しているWBAインターコンチネンタル、WBOインターナショナル王座の防衛戦を行います。薬物検査に常に引っかかっている印象がある元世界王者。ポべトキンにとり、ロシア外で試合をすること自体が有意義な行動と見ていいでしょうね。ちねみにポべトキンは現在、WBA、WBO共にランキング最上位につけています。

2)そのポべトキンを挟むようにして存在しているのが、WBAレギュラー王者のマヌエル チャー(独)と2位のフリス オケンド(プエルトリコ)。両者は5月4日、オケンドの地元である米国・イリノイ州のシカゴで対戦します。両選手とも世界ヘビー級戦の舞台に立つこと自体疑問符が持たれる選手たちですが、対戦カード自体は中々興味深いものだと思います。

3)日本、OPBF(東洋太平洋)、WBOアジア太平洋ヘビー級王座を保持している藤本 京太郎(角海老宝石)。WBAでは15位に、WBOでは何と5位にランキングされています。世界挑戦はさておき、今年も昨年同様に定期的に試合を行って貰いたいですね。

4)昨年2度沖縄のリングに登場したOPBFライトフライ級王者のエドワルド ヘノ(比)が先週末17日、地元のリングに登場。元WBOミニマム級王者の同胞、メルビン サビーリョに2対1(118-110、119-109、112-116)の判定勝利を収め、昨年9月に獲得した王座の初防衛に成功しています。

5)ヘノ、サビーリョにとって大々先輩にあたるマニー パッキャオ、というか彼たちにとっては英雄でしょうね。そのパッキャオは4月14日に再起戦を予定しています。米国のラスベガスで予定されるその試合ですが、元WBOスーパーライト級王者マイク アルバラード(米)が対戦相手に決定したようです。

6)WBOバンタム級王者ゾラニ テテ(南ア)対指名挑戦者のオマール ナルバエス(亜)戦が4月21日、英国で開催されることが発表されています。本来なら今月に予定されていた両者の対戦。テテの負傷のため2ヵ月延期となっていました。
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まずはグローブスが決勝進出(WBAスーパーミドル級)

2018年02月19日 03時57分40秒 | 世界ボクシング
現地時間の昨夜(17日・土曜日)、英国で行われた試合結果です。
WBAスーパーミドル級戦(スーパー王座):
王者ジョージ グローブス 判定3対0(117-112、116-112、115-113)挑戦者クリス ユーバンク(共に英)

*クルーザー級と同様に、多大な賞金が賭けられたトーナメントが進行中のスーパーミドル級。この試合が準決勝の第一試合となります。

苦労人の交戦派のグローブスより、身体能力の高いユーバンクが若干有利と見られていた一戦ですが、グローブスがアウトボクシングでリードを奪うという予想外の形で試合は進んでいきました。思わぬところで経験不足が暴露してしまったユーバンク。悪いことは重なるもので、3回には右目じりをカットしてしまい、その後流血に悩まされられる形に。ユーバンクは後半戦に主導権奪回を試みますが時すでに遅し。グローブスが明白な判定勝利を収め、同トーナメントの決勝進出を決めるとともに、昨年5月に獲得した王座の2度目の防衛に成功しています。

もう一つの決勝戦は今週末24日、ドイツで行われます。その試合に出場するのは、こちらもまた苦労人である元ライトヘビー級王者のユルゲン ブレーマー(独)と、早くからその才能を高く評価されているカラム スミス(英)の対戦となります。個人的には苦労人同士の決勝戦が実現してほしいです。
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