DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

今週末の試合予定

2011年04月30日 00時28分03秒 | 世界ボクシング
2011年4月最終週末の試合予定です。

30日 土曜日
メキシコ
WBCライトフライ級戦:
王者ヒルベルト ケブ バース 対 挑戦者アドリアン エルナンデス(共にメキシコ)

メキシコ(上記とは別会場)
WBOライトフライ級戦:
王者ヘスス ヘレス(コロンビア)対 挑戦者ラモン ガルシア(メキシコ)

*BOXRECには「暫定王座戦」とは表示されていません。

WBOミニマム級戦:
王者ラウル ガルシア(メキシコ)対 挑戦者ロンメル アセンホ(比)

アルゼンチン
IBFライトフライ級戦:
王者ルイス ラサルテ(亜)対 挑戦者ユリセス ソリス(メキシコ)
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カーン、負傷判定でV4

2011年04月29日 03時43分16秒 | 世界ボクシング
16日 土曜日
英国
WBAスーパーライト級戦:
王者アミア カーン 負傷判定3対0(6回2分30秒:60-54x3)挑戦者ポール マクロスキー(共に英)

*試合終了時まで、カーンがスピードの差を見せつけてリードしていた一戦。6回終盤に偶然のバッティングでマクロスキーが負傷し、即ドクターがストップを要請。この試合はそこで終わっています。

負傷したのは挑戦者でした。目のすぐ上か、眉のすぐ下か。とにかく左目を負傷しています。

判定はワンサイドでカーンの勝利を支持していました。私(Corleone)も60対54で王者。しかし試合内容はそれほどワンサイドのものではありませんでした。

最近妙に増えた右対左の対決。この一戦もカーンが右構えで、マクロスキーは左構えでした。違う構えの対戦の場合、大きな傾向としてストレート(オーソドックスの右ストレート、またはサウスポーの左ストレート)を当てたもの勝ちです。しかしこの一戦、勝者カーンは左ジャブを起点に試合をリードしていきました。ガードの低いアウトボクサー マクロスキーにそのパンチはほとんど当たりませんでした。しかしカーンは常に一発でなくコンビネーションを放っていっていたため、攻勢点で挑戦者を上回る結果となっています。

プロ23戦目で初の黒星を喫したマクロスキー。常に落ち着き、カーンの決定打を許しませんでした。しかしスピードと手数で劣るため、常に後手の印象は拭えませんでした。

試合自体、スピード感あふれる中々の好試合。やはり中途半端な結果が悔やまれます。そんな中でも確実な防衛に成功したカーン。保持する王座の4度目の防衛に成功すると共に、今夏には同級の2冠王(WBC/WBO)ティモシー ブラッドリー(米)との頂上決戦の実現が期待されます。
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オルティス、激戦を制す

2011年04月28日 03時52分13秒 | 世界ボクシング
今月16日、米国コネチカット州で行われた試合結果です。
WBCウェルター級戦:
挑戦者ビクトル オルティス 判定3対0(115-110、114-112、114-111)王者アンドレ バート(共に米)

*この一戦、まさに激闘でした。両者合わせて4度のダウンがありました。2年前の6月に、先日WBAスーパーライト級の暫定王座に返り咲いたばかりのマルコス マイダナ(亜)とど派手な倒し合いを演じたオルティス。今回の試合もそれに引けをとらない一戦でした。

まずはオルティス、先制攻撃が大成功。初回に左右左の連打でダウンを奪っています。続く2回、今度はバートが右をきれいに合わせお返しのダウンを奪い返しています。このダウンによるダメージはそれほどないように見えました。

6回は両者がダウンを奪う/喫するという凄いラウンドでした。まずバートが再び右を合わせてダウンを奪っています。このパンチによるダメージとその後のバートの攻勢は凄まじいものがありました。レフェリーによってはこの回で試合を止めていたでしょう。しかしこの回終了直前、今度はオルティスが右を合わせダウンを奪い返しています。この回はまるで、1月に行われたWBAスーパーバンタム級戦、下田対李戦の3ラウンドの再現のようでした。

ダウン以外の回は、オルティスのペースで進んでいました。私(Corleone)の採点は114対111でオルティスを支持しています。

常に全力でパンチを振っていたオルティス。それをフルラウンド続けたのですから、その驚異的なスタミナ(肉体的+精神的)は賞賛されるべきでしょう。オルティスはこの試合が初のウェルター級リミットいっぱいで臨んだ一戦です。しかし体格は前王者を凌いでいました。

常に弱気の表情をチラつかせていたバート。世界王者はどんなに苦しくてもすべきでない表情でした。

24歳になったばかりの新王者オルティス。同じメキシコ系アメリカ人のオスカー デラホーヤの後継者筆頭として期待が集まってきました。今後の活躍が非常に楽しみです。
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色々(04‐27‐11)

2011年04月27日 03時43分46秒 | 世界ボクシング
最近(2011年4月27日ごろ)のニュースです。

1)7月から9月にかけて、ヘビー級戦線で大きな試合が予定されています。まずは7月2日、場所はドイツ。IBF/WBO王者ウラジミール クリチコ(ウクライナ)とWBA王者デビット ヘイ(英)がそれぞれの王座を賭けて対戦します。

続いて9月10日ポーランド。WBC王座を保持するビタリ クリチコが、ヘビー級第4の実力者と目されるトーマス アダメク(ポーランド)の挑戦を受けます。両試合とも非常に楽しみな一戦。私はクリチコ兄弟の勝利を希望、予想します。

2)10日前の17日。インドネシアで元OPBFヘビー級王者同士の対戦が実現しています。豪州のアレックス リーパイが、日本のリングで活躍していたオケロ ピーター(ウガンダ)に3回KOで勝利を収めています。

3)下の階級で逆2階級制覇を目指している元WBAスーパーミドル級王者のアンソニー マンディン。今月13日、同国人のガース ウッズと対戦し3対0(96-92、95-92、95-93)の判定勝利を収めています。マンディンは9回と10回にダウンを奪っています。この両者、昨年師走にも対戦しています。その時は5回KOでウッズが勝利を収めるという大波乱が起きています。

4)WBAスーパーウェルター級のスーパー王座を保持しているミゲル コット(プエルトリコ)。9月17日、米国ニュージャージー州で宿敵アントニオ マルガリート(メキシコ)との再戦/防衛戦を予定しています。

5)昨年8月、コーリー スピンクスをKOで破りIBFスーパーウェルター級王座を獲得したコーネリアス バンドリッジ。6月25日、米国ミズーリー州で指名挑戦者のセシュー パウエル(3選手揃って米)を迎え初防衛戦に臨みます。

6)同日ドイツでWBAクルーザー級王座統一戦が予定されています。正規王者はパナマのギエルモ ジョーンズ。暫定王者はドイツを主戦場にしているキューバ人ヨアン エルナンデス。
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39歳ラクマン、再び世界王者に

2011年04月26日 03時47分57秒 | 世界ボクシング
今月19日火曜日、タイで行われた試合結果です。
WBOフェザー級戦:
挑戦者モハメド ラクマン(インドネシア)KO9回1分29秒 王者クワンタイ シッモーセン(タイ)

*元IBF同級王者の肩書きを持つラクマン。すでに39歳になっています。IBF王座から陥落したのが2007年7月。その後の戦績は6戦2勝(1KO)4敗(1KO負け)。それらの敗戦は、WBC王座挑戦など中々質の高い対戦者から喫したもの。しかしすでに峠は越えた選手と見られていました。

ラクマンにとり敵地で行われたこの一戦。2回にダウンを奪われるなど案の定、10歳若い王者のペースで試合は進んで行きます。

しかし9回、右フックからコンビネーションを決め逆転のダウンを奪っています。試合再開後はチャンスを逃さずボディーでKO。最軽量級の大ベテランが敵地で2度目の世界王座奪取に成功しています。

この試合がラクマンにとり実に79戦目(64勝10敗5引き分け)。今後、日本のリング登場はあるのでしょうか。
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フェザー級(04‐25‐11)

2011年04月25日 05時28分03秒 | ボクシングネタ、その他雑談
2011年4月25日現在のフェザー級王者たちです。

WBA(スーパー):クリス ジョン(インドネシア/防衛回数14)
WBA(統一):ユリオキス ガンボア(キューバ/5)
WBA(正規):ジョナサン バロス(亜/0)
WBC:ジョニー ゴンザレス(メキシコ/0)
IBF:空位
WBO:オーランド ソリド(メキシコ/0)
OPBF(東洋太平洋):ジョネル アルビオ(比/0)
日本:細野 悟(大橋/1)


こちらは前回、先月9日時点でのフェザー級王者たちです。

WBA(スーパー):クリス ジョン(インドネシア)
WBA(統一):ユリオキス ガンボア(キューバ)
WBA(正規):ジョナサン バロス(亜)
WBC:長谷川 穂積(真正)
IBF:ガンボア
WBO:ファン マヌエル ロペス(プエルトリコ)
OPBF(東洋太平洋):ジョネル アルビオ(比)
日本:細野 悟(大橋)


そして前々回、2010年3月21日のフェザー級王者たちです。

WBA(スーパー):クリス ジョン(インドネシア)
WBA(レギュラー):ユリオキス ガンボア(キューバ)
WBC:エリオ ロハス(ドミニカ)
IBF:クリシトバル クルズ(メキシコ)
WBO:ファン マヌエル ロペス(プエルトリコ)
OPBF(東洋太平洋):松田 直樹(帝拳)
日本:李 冽理(横浜光)


最後はその前(2008年8月25日)のフェザー級王者たちです。

WBA:クリス ジョン(インドネシア)
WBC:オスカー ラリオス(メキシコ)
IBF:空位
WBO:スティーブン ルエバノ(米)
OPBF(東洋太平洋):榎 洋之(角海老宝石)
日本:空位

*フェザー級の王者一覧を投稿してから僅か1ヶ月半。その期間、王者の変動があまりにも激しかったので今回、最新版を載せることにしました。

年内にロペス対ガンボアの究極の一戦を期待していただけに、ロペスの陥落には驚きました。ロペスは今夏にもソリドとの再戦の可能性があるそうですが、ガンボアはその間、どのような待機期間を過ごしていくのでしょうか。ジョンとの対戦はよほどの事がなければ実現しないでしょう。バロスは一年前に一蹴していますし。名のあるジョニ・ゴンも、フェザー級では一流の王者とはいえないでしょう。

バロスが6月4日、スーパーバンタム級で安定政権を築いていたセレスティーノ カバジェロ(パナマ)との防衛戦に挑みます。このパナマ人が王座に絡んでくると非常に面白いのですが、その先のビックマッチは早くても今秋実現となります。激戦地区のフェザー級、しばらくは小康状態が続くかもしれませんね。

フェザー級という階級に慣れる前に王座から陥落した長谷川。休養後はOPBF王座辺りからの再スタートが妥当ではないでしょうか。
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ジョン、V14

2011年04月24日 06時47分25秒 | 世界ボクシング
先週17日日曜日、インドネシアで行われた試合結果です。
WBAフェザー級戦:
王者クリス ジョン 判定3対0(116-112x2、117-111)挑戦者ダウド ヨルダン(共にインドネシア)

*2003年9月から同王座を保持しているジョン。同胞のヨルダンに力の差を見せつけて勝利。14連続防衛に成功しています。

現在ジョンを含め3人の王者が君臨するWBAフェザー級。王者達との統一戦はもちろんですが、防衛記録がどこまで伸びていくかにも注目が集まります。

この試合、世界戦としては初のインドネシア人対決なのでしょうか?
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今週末の試合予定

2011年04月23日 00時01分27秒 | 世界ボクシング
2011年4月第4週末の試合予定です。

23日 土曜日
米国カリフォルニア州
IBFバンタム級戦:
王者ジョセフ アグベコ(ガーナ)対 挑戦者アブネル マレス(メキシコ)

IBOバンタム級王座決定戦:
ビック ダルチニアン(豪)対 ヨニー ペレス(コロンビア)

*IBF戦は延期に、IBO戦はメインに昇格して決行。今週は主要団体の世界戦は久しぶりにゼロです。
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ナルバエス、強敵に快勝

2011年04月22日 03時47分50秒 | 世界ボクシング
先週15日金曜日、アルゼンチンで行われた試合結果です。
WBOスーパーフライ級戦:
王者オマール ナルバエス(亜)判定3対0(115-112、117-110x2)セサール セダ(プエルトリコ)

*35歳の2階級制覇王ナルバエス。自身より10歳若い長身サウスポーにキャリアの差を見せつけて快勝。昨年5月に獲得した王座の2度目の防衛に成功しています。

この挑戦者、ナルバエスでなければかなりの苦戦を強いられていたのではないでしょうか。この階級としては比較的大柄(168センチ)でしかもサウスポー。打ち合いに強く、決して打たれ弱い選手ではありません。実際、4回までの序盤戦ではナルバエスも苦戦を強いられていました。

しかしそこは100戦練磨のナルバエス。中盤以降は持ち前の機動力を駆使し、攻防共に挑戦者を圧倒。攻撃面ではパンチを上下に散らし、防御面ではその機敏なフットワークでセダのパンチをスイスイとかわしていきました。

常に全力だった挑戦者に対し、余裕を持ち続けた王者。精神面での充実も誇示しています。

1つ下のフライ級王者時代には16連続防衛に成功しているナルバエス。この階級ではどこまで防衛記録を重ねていくことが出来るのでしょうか。善戦むなしくプロ初黒星を喫したセダ。敗れたとはいえ、能力は世界に通じることを証明しています。
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マヌエル ロペス、敗れる

2011年04月21日 03時48分31秒 | 世界ボクシング
先週末16日土曜日、プエルトリコで行われた試合結果です。
WBOフェザー級戦:
挑戦者オーランド ソリド(メキシコ)TKO8回1分39秒 王者ファン マヌエル ロペス(プエルトリコ)

*前王者となるロペスの地元で行われた一戦。試合前の予想を覆す結果となっています。

実力的には戦力が拮抗していた両雄ですが、新王者誕生と聞いたときには少々驚きました。また試合観戦後にも別の驚きがありました。

試合は常にソリドがプレッシャーをかけ、それをロペスがアウトボクシングで迎え撃つというもの。回が進むにつれ、ソリドのパンチのあたる回数が増えていきました。それらのパンチは軽打でなく、一発一発がダメージング・ブローとなる右ストレート。

以前から気になっていたのですが、ロペスの体は常に硬直状態。これではパンチによるダメージは重なっていくのみです。逆にソリド、高度なディフェンス技術に加え、体に柔軟性がありました。

ソリドは5回にこの試合唯一となるダウンを奪っています。右アッパー(はずれ)、左フック、そして右フックのコンビネーション。もしこのダウンがラウンドの終盤でなかったら、この回で試合が終わっていたかもしれません。

続く6回。ダウンはなくともソリドに10対8にしていいようなラウンドでした。最終回となった8回、ここでもロペスはソリドのパンチを浴び続けています。

7回終了時までの採点は3人のジャッジとも66対66のイーブン。私(Corleone)は68対63でソリド支持していただけに、意外に思いました。

昨年9月、善戦むなしくユリオキス ガンボア(キューバ)に完敗しているソリド。見事な再起戦+王座奪回劇を演じたことになります。試合前、そのガンボアとの頂上決戦が望まれていたロペス。プロ31戦目で初の黒星を喫しています。
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