中広が本田に競り勝つ

広島みよし公園カルチャーセンターで行われた試合結果です。
日本スーパーフライ級戦：
王者中広 大悟（広島三栄）判定2ー0（96-95、97-93、95-95）挑戦者本田 秀伸（グリーンツダ）

＊王者中広がディフェンス・マスター本田に競り勝ち、同王座の2度目の防衛に成功しています。
初回にダウンを奪った中広ですが、その後、本田も意地を見せます。結局はダウンがものをいい王者の勝利。試合後、反省の弁が目立った王者でした。

ウランゴ、クラウド

米国フロリダ州で行われた試合結果です。
IBFスーパーライト級戦：
王者ファン　ウランゴ（コロンビア）TKO11回1分51秒　挑戦者ランドール　ベイリー（米）

IBFライトヘビー級王座決定戦：
ターボリス　クラウド（米）判定3ー0（116-112x3）クリントン　ウッズ（英）

＊スーパーライト級戦はダウン応酬の打ち合いになりました。まず同級で3度目の王座獲得を目指すベイリーが6回にダウンを奪います。しかし王者が9回に2度のダウンを奪い意地を見せます。その後ウランゴの攻勢が続き、11回、ついに挑戦者陣営がストップを要請。そこで試合終了となっています。
ウランゴは2度目の王座の初防衛に成功しています。

チャド　ドーソン（米）が放棄した王座の新王者決定戦。強打のクラウドが終止試合を有利に進めた様子。判定は中差ながらも、文句のない判定で王座奪取に成功しています。

スーパーライト級戦は指名挑戦者を迎えての防衛戦。ライトヘビー級王座決定戦は1位対2位の間で争われました。これが世界戦のあるべき姿です。

今週末の試合予定

2009年8月最終週末の試合予定です。

29日　土曜日
広島みよし公園カルチャーセンター
日本スーパーフライ級タイトルマッチ
王者中広 大悟（広島三栄）対　挑戦者本田 秀伸（グリーンツダ）

ドイツ
WBOクルーザー級戦：
王者ビクトル　ラミレス（亜）対　挑戦者マルコ　フック（独）

メキシコ
WBA/IBFスーパーバンタム級戦：
王者セレスティーノ　カバイェロ（パナマ）対　挑戦者フランシスコ　レアゥ（メキシコ）

米国ハワイ
IBFライトフライ級戦：
王者ブライアン　ビロリア（ハワイ）対　挑戦者ヘスス　イリベ（メキシコ）


30日　日曜日
大阪府立体育館
WBAスーパーウェルター級暫定王座決定戦：
石田 順裕（金沢）対　マルコ　アベンダーニョ（ベネゼエラ）

スーパーフライ級10回戦：
亀田 大毅（亀田）対　ホセ　アルベルトクアドロス（メキシコ）

升田、敵地に散る

タイで行われた試合結果です。
WBC暫定フライ級戦：
王者ポンサックレック　ウォンジョンカム（タイ）TKO6回1分6秒　挑戦者升田　貴久（三迫）

＊升田、敵地で王座奪取ならず。2回、6回にダウンを喫しTKO負け。
暫定ながらも2度目の王座の初防衛に成功したポンサック。内藤ー亀田戦の勝者にきっちりと標準をあわせています。

グティレス、ガルシア

メキシコで行われた試合結果です。
WBCスーパーフェザー級暫定王座決定戦：
ウンベルト　グティレス(メキシコ）判定3ー0（115-113、115-111、116-110）セルゲイ・グリャケビッチ（ベラルーシ）

IBFミニマム級戦：
王者ラウル　ガルシア　判定2ー0（116-112、117-115、114-114）　挑戦者サミー　グティレス（共にメキシコ）

＊3位グティレスと1位グリャケビッチの対戦はメキシカンに軍配。上位ランカー同士の対戦と、挑戦者決定戦にはうってつけだったカード。正規王者ウンベルト　ソトが1階級上で3階級制覇を狙う話も出ていますがそれは先の話。何はともあれ、暫定王者がまた一人増えてしまいました。

僅差の判定ながらも4度目の防衛に成功したガルシア。4連続防衛しているにも関わらず、影の薄い存在です。

色々（08‐26‐09）

最近（2009年8月27日ごろ）のニュースです。

1）WBC/WBOミドル級王者ケリー　パブリック対WBO暫定スーパーウェルター級王者ポール　ウィリアムス（共に米）戦は、11月21日に米国ニュージャージー州アトランティックシティーで行われる予定です。

2）IBF/WBOヘビー級王者ウラジミール　クリチコ（ウクライナ）の時期防衛戦は、来年早々になる見通し。多分IBFの指名挑戦者アレクサンダー　ポヴェトキン（露）との防衛戦になるでしょう。

3）WBAスーパーバンタム級王座統一戦バーナード　ダン（アイルランド/レギュラー王者）対プーンサワット　クラティンデーンジム（タイ/暫定王者）が9月26日、アイルランドで予定されています。

4）OPBF（東洋太平洋）クルーザー級王者ドミニク　ヴィア（豪）が8月14日に試合を行っています。この試合でヴィアは、セイアウテ　マイラタ（ニュージーランド）を2回TKOで破りアジア・太平洋地区のWBO暫定王座を獲得。OPBF王座は賭けられていなかった模様です。

5）WBOフライ級王者オマール　ナルバエス（亜）が17度目の防衛戦を10月3日に予定しています。ナルバエスは敵地メキシコに乗り込み、地元のホープ　ビクトル　ザレタとの試合に臨みます。

6）ジェームス　トニーが来月12日に、今年の初陣戦を予定。マシュー　グリアー（共に米）と米国カリフォルニア州で対戦します。

スタイグリッツ、ブルーマー

ハンガリーで行われた試合結果です。
WBOスーパーミドル級戦：
挑戦者ロバート　スタイグリッツ（独）TKO11回12秒　王者カロリー　バルザイ（ハンガリー）　

WBOライトヘビー級暫定王座決定戦：
ユルゲン　ブルーマー（独）TKO11回39秒　アレクシー　クゼンスキ（ポーランド）

＊ドイツ勢が敵地（第3国）ハンガリーに乗り込み、世界王座奪取に成功しています。スタイグリッツ、ブルーマー共に2度目の世界挑戦で念願の世界一に輝くことに成功。
新暫定王座のブルーマー。正規王者ゾルト　エルディ（ハンガリー）との王座統一戦早期実現に期待しています。

マルケス弟

メキシコで行われた試合結果です。
スーパーバンタム級戦：
ラファエル　マルケス（メキシコ）対　ゴンザロ　ムングイア（ニカラグア）

＊結果報告といきたいのですが、試合が行われたかさえ現在の所不明です。現在WBCスーパーバンタム級1位にランキングされているマルケス弟。近い将来に西岡　利晃（帝拳）との対戦が実現する可能性があるだけに気になる存在です。

マルケス弟と激闘3連戦を行ったイスラエル　バスケス（メキシコ）がいよいよ再起のリングに登場します。10月10日、米国ロサンゼルスのリングに登場を予定しているバスケス。対戦者はNABF（WBCの北米下部組織）王者のアル　シーガー（米）。

ゲレロ、ディアス

米国テキサス州で行われた試合結果です。
IBFスーパーフェザー級戦：
挑戦者ロバート　ゲレロ（117-111、116-112、116-113）王者マルコム　クラッセン（南ア）

スーパーライト級12回戦：
元3団体統一ライト級王者ファン　ディアス　判定3ー0（116-112、118ー110、115ー113）元IBFスーパーライト級王者ポール　マリナッジ（共に米）

＊減量苦のために保持していたIBFフェザー級王者を返上していたゲレロ。実力者クラッセンに判定勝利を収め2階級制覇に成功しています。

判定だけみるとディアスの圧勝。しかし試合後、マリナッジのアウトボクシングが勝っていたという声も多く聞かれたようです。

今週末の試合予定

2009年8月第4週末の試合予定です。

22日　土曜日
米国テキサス州
IBFスーパーフェザー級戦：
王者マルコム　クラッセン（南ア）対　挑戦者ロバート　ゲレロ（米）

スーパーライト級12回戦：
元IBFスーパーライト級王者ポール　マリナッジ　対　元3団体統一ライト級王者ファン　ディアス（共に米）

メキシコ
WBCスーパーフェザー級暫定王座決定戦：
セルゲイ・グリャケビッチ（ベラルーシ）対　ウンベルト　グティレス(メキシコ）

IBFミニマム級戦：
王者ラウル　ガルシア　対　挑戦者サミー　グティレス（共にメキシコ）

メキシコ（上記とは別会場）
スーパーバンタム級戦：
ラファエル　マルケス（メキシコ）対　ゴンザロ　ムングイア（ニカラグア）

ハンガリー
WBOスーパーミドル級戦：
王者カロリー　バルザイ（ハンガリー）対　挑戦者ロバート　ステイグリツ（独）

WBOライトヘビー級暫定王座決定戦：
ユルゲン　ブルーマー（独）対　アレクシー　クゼンスキ（ポーランド）


28日　金曜日
タイ
WBC暫定フライ級戦：
王者ポンサックレック　ウォンジョンカム（タイ）対　挑戦者升田　貴久（三迫）

米国フロリダ州
IBFスーパーライト級戦：
王者ファン　ウランゴ（コロンビア）対　挑戦者ランドール　ベイリー（米）