DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

IBO(04‐30‐20)

2020年04月30日 18時43分45秒 | ボクシングネタ、その他雑談

マイナー団体としては一番メジャーなIBO(世界ボクシング機構)。そのIBOの2020年4月30日現在の王者たちは下記のようになります。

ミニマム級:
ヌコシナティ ジョイ(南ア/防衛回数0)

*10年ほど前のIBF王者時代、高山 勝成(寝屋川石田)と対戦した経験を持つジョイ。高山同様、まだまだ現役で頑張っているようです。

ライトフライ級:
チボ モナベサ(インドネシア/0)

*このモナべサは2018年9月に後楽園ホールのリングに登場。現WBAスーパー王者京口 紘人(ワタナベ)に4回TKO負けを喫しています。

フライ級:
マクシミノ フローレス(メキシコ/0)

*IBO王者としては珍しくメキシコ出身の選手。現在保持する王座は昨年8月、比国のリングでカーロ ペニャロサ(比)に負傷判定勝ちを収め獲得しています。このペニャロサは、元WBCスーパーフライ級、WBOバンタム級王者ジェリー ペニャロサの甥っ子になります。

スーパーフライ級:
ギデオン ブセレジ(南ア/5)

*2006年にプロデビューを果たし、当時はミニマム級で戦っていた選手。ここまでの戦績が22勝(5KO)5敗(3KO負け)で、ミニマム級、ライトフライ級、そしてスーパーフライ級の3階級でIBO王座を獲得。2011年9月には、当時のWBCライトフライ級王者アドリアン エルナンデス(メキシコ)に挑戦し、2回でやぶれています。

バンタム級:
ミッチェル バンケス (ベネズエラ/0)

*19勝(13KO)1敗の好戦績の持ち主。

スーパーバンタム級:
スティーブン フルトン(米/0)

フェザー級:
空位

スーパーフェザー級:
空位

ライト級:
空位

*近い将来、ワシル ロマチェンコ(ウクライナ)を無条件で王者に認定する可能性があるのではないでしょうか。

スーパーライト級:
へレミアス ニコラス ポンセ (亜/0)

*昨年9月、敵地ドイツに乗り込み同王座を獲得。戦績は25戦全勝16KOと、素晴らしい戦績の持ち主です。今後、世界の舞台にどれだけ接近できるかに注目。

ウェルター級:
セバスチャン フォーメラ (独/1)

*昨年7月に同王座を獲得しているフォーメラ。ここまでの戦績は22戦全勝(10KO)。ドイツ帝国復興の鍵となる選手です。

スーパーウェルター級:
ジェイソン ロサリオ(ドミニカ/0)

*今年の一月にIBFとWBA王座を獲得したロサリオが、同時にIBOのベルトも手に入れています。

ミドル級:
ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン/0)

*あのゴロフキンです。2011年12月から2018年5月までの長期間、ゴロフキンがこの王座を温めていました。昨年10月にゴロフキンがIBF王座を奪取した時、同時にこの王座も獲得しています。

スーパーミドル級:
空位

*昨年2月にクリス ユーバンク(英)が同王座を獲得していますが、ユーバンクはその後WBAミドル級の暫定王座を獲得しています。

ライトヘビー級:
ドミニク ボーセル(独/0)

*昨年11月に、当時空位だった同王座を獲得。その時、同時にWBAの暫定王座も奪取しています。

クルーザー級:
ケビン レリーナ(南ア/6)

*同級の注目株の一人。2017年に同王座を獲得して以来、着実に防衛回数を伸ばしてきたレリーナ。マイナー団体の王者の目標は、当然の如くメジャータイトル。

ヘビー級:
アンソニー ジョシュア(英/0)

*ウラジミール クリチコ(ウクライナ)、タイソン フューリー(英)、ジョシュア、アンディー ルイス(米)、そしてジョシュアと、クリチコ弟が2006年にIBF王座に就いて以来、同王座は歴代の王者たちに引き継がれてきています。

*4つの階級で王座が空位となっていますが、その内の二つは昨年王座決定戦が行われ、引き分けで新王者誕生なりませんでした。日本が認定していない団体のためでしょうか、中々興味深い、というかある意味新鮮味のある王者たちの顔ぶれですね。願わくば、腐敗老舗団体を吸収してほしいものです。

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この階級、この選手(イベンダー ホリフィールド:ヘビー級①)

2020年04月29日 22時24分41秒 | ボクシングネタ、その他雑談

1990年代初頭からこれまでの約四半世紀、それぞれの階級で印象に残った選手を各階級3人ずつ挙げていっています。記載上のルールは各選手、登場するのは1階級のみ。また、選んだ選手がその階級の実力№1とは限りません。個人的に思い入れのある選手、または印象に残った選手が中心となります。

さあ、今回からいよいよ最後の階級となるヘビー級になります。遂にヘビー級にたどり着くことが出来た、というのが率直な感想です。一階級下のクルーザー級では、「一体誰を選ぼうか?」とかなり悩みました。しかしこの最重量級では既に3名の選手は選出済み。後はここに書き込むだけ。

最重量級となるヘビー級の第一ランナーとなるのは、同級の王座に就く事4度、現役時代、多くのファンを沸かせたリアルディールことイベンダー ホリフィールド(米)になります。

(ヘビー級の一番手は「リアルディール」(本物)ホリフィールド)

1984年11月から2011年5月までプロのリングに上がり続けたホリフィールド。これを書きながらそのキャリアを振り返っているのですが、その30年近くに及ぶキャリアが如何に凄かったか。改めて思わされます。

ホリフィールドを語るとしたら、どこから始めればいいでしょうか。私(Corleone)がボクシングに興味を覚えたのが1990年代初頭。その時既に、ホリフィールドは統一世界ヘビー級王者として世界の頂点に君臨していました。しかしその当時のホリフィールドは、絶対王者としての風格はなく、どちらかというとマイク タイソン(米)がヘビー級の最前線に返り咲くまでの代行者としてみられていました。

ホリフィールドが初めて世界ヘビー級王座を獲得したのは1990年10月25日。ホリフィールドはその日、その年の2月11日に、東京ドームでタイソンをKOしたジェームス ダグラス(米)を一蹴し統一世界ヘビー級王座を奪取しています。しかしホリフィールドが容易にヘビー級王座を奪取出来たのは、ダグラスのコンディションがあまりにも酷かったためと見られていました。ちなみに1990年10月25日には、もう一人の偉大なるボクサーが世界王座を獲得しています。ヘビー級とは対照であるWBC最軽量級戦が後楽園ホールで行われ、リカルド ロペス(メキシコ)が大橋 秀行(ヨネクラ)を破り、伝説の一ページ目を書き始めています。

世界ヘビー級王座を奪取しても評価されないホリフィールド。翌年4月に行われた初防衛戦。ホリフィールドは1970年代に活躍した伝説のジョージ フォアマン(米)を迎えました。世代を超えたこの戦い。激しい打ち合いを制し、勝利を収めたホリフィールドでしたが、この試合の主役はあくまで中年の星とされたフォアマン。フォアマンの健闘をたたえると同時に、古豪を倒しきれなかったホリフィールドに対し不満の声が上がっていました。

(「世代を超えた戦い」と謳われた「ホリフィールド対フォアマン」)

フォアマン戦後、タイソンとの一戦が決定しますが、その戦いはタイソンが収監されたためキャンセル。ホリフィールドは代役バート クーパー(米)との防衛戦に臨みました。あろうことかホリフィールドは、3流相手にキャリア初のダウンを喫するという大失態を演じてしまいます。結果は中盤TKOで防衛回数を伸ばしましたが、ホリフィールドの世界ヘビー級王者としての評価は、試合毎に落ちていく事になってしまいました。

翌1992年6月、ホリフィールドは1970年代後半から1980年代に長期政権を築いたラリー ホームズ(米)を相手に大差判定勝利。しかし試合前からホリフィールドに勝利は確実視されていただけに、ここでもファンはホリフィールドのパフォーマンスに対し不満の声を上げることに。

実力は認められていながらも、ヘビー級王者としては少々荷が重いとされていた当時のホリフィールド。そんな中、打倒ホリフィールドを目論む二人の若手が急速に成長していきます。一人は1988年のソウル五輪のスーパーヘビー級で金メダルを獲得したレノックス ルイス(英)。もう一人は、オリンピックの決勝でルイスに敗れるも、プロ転向後は急速に成長を続けていたリディック ボウ(米)。ここにタイソンを苦しめた驚異のスマッシュの持ち主、ドノバン ラドック(カナダ)が加わり、ヘビー級戦線はタイソン後の新たな時代に向け動き始めました。

まずは打倒ホリフィールド筆頭を召されていたラドックと、当時はそれほど評価が高くなかったルイスが対戦。ラドックが余裕しゃくしゃくで英国に乗り込むも、ルイスの強打の前に2回に沈んでしまいます。そして残ったホリフィールドとボウがラスベガスで対戦。1992年11月13日に行われたその試合は、ボクシング史上に残る大激戦の末ボウが勝利。ついに世界ヘビー級で新旧交代劇が起こりました。皮肉にもその試合、敗れたホリフィールドですが、大柄なボウに果敢に攻める姿勢はファンから大絶賛を浴びています。

(ボクシング史上に残る名勝負だった「ホリフィールド対ボウ第一戦」)

ボウに世界王座を譲ったホリフィールドは、「もう終わり」と思われていました。しかしその試合からちょうど一年後、再びボウと拳を交えたホリフィールドは、僅差の判定でボウに雪辱を果たすと同時に、ヘビー級王座への返り咲きに成功します。

1994年4月、ヘビー級王座に返り咲いたホリフィールドは、指名挑戦者マイケル モーラー(米)の挑戦を受けます。当時サウスポーを苦手としていたホリフィールドは、ダウンを奪うも僅差の判定負け。僅か半年で王座から決別をなりました。「さすがにこれで終わだろう」と思われたホリフィールド。その後レイ マーサー(米)やボビー チェズ(米)等名のある古豪に勝利を収めるも、ボウとの第3戦目では自身初のKO負け。世界王座へ返り咲きどころか、引退への秒読みが始まったかに思われました。そんな中、あのマイク タイソンがカムバックを果たし、世界王座への返り咲きにも成功していました。

(ついに実現した「タイソン対ホリフィールド」)

1996年11月にようやく実現した「タイソン対ホリフィールド」の戦い。試合前の注目は、「タイソンが何ラウンドまでにホリフィールドを仕留めるか」に集中していました。この試合、初回のゴングが鳴ってから試合が終わるまで、ズーっと緊張のしっぱなしでした。案の定、この試合でタイソンが放った最初の一撃で吹っ飛ばされたホリフィールド。しかしそこは懸命にパンチを返しながら踏ん張り、何とか生き残ることが出来ました。3回までは「ホリフィールド、倒れないでくれ!」と心で叫びながらテレビの画面にくぎ付け状態。しかし中盤以降、試合は予想外の展開となっていきます。

ブランク後、タイソンは4戦行いましたが、どの試合も3回以内にケリをつけてきました。そのため、スタミナ難が懸念されたタイソン。その懸念は現実となり、試合は徐々に徐々にとホリフィールドのペース。最後はダウンを奪うなどしてホリフィールドが11回TKOで勝利を収める事に成功。それと当時に、3度目のヘビー級王座獲得を成し遂げました。

しかし不思議なものですよね、フォアマンやホームズと対戦した時は、ファンの喝采はホリフィールドではなくフォアマンやホームズに対して多く、その数年後に行われたこのタイソン戦や、後の試合では、ホリフィールドに対しファンが常に声援を送っていったのですから。

タイソンを破り、三度世界ヘビー級王座の座についたホリフィールド。翌1997年の6月には耳を噛まれながらもタイソンを返り討ちにし、11月には宿敵モーラーに雪辱。タイソンから奪ったWBA王座に加え、IBFのベルトも再度獲得することに成功しました。WBA、IBFと来れば残っているのはWBCのタイトルのみ(1990年代後半、WBOはまだまだマイナー団体として認可されていました)。その最後のベルトを目指すホリフィールドに立ちふさがったのがレノックス ルイスです。1999年3月、米英の英雄たちがそれぞれのベルトを賭けて相まみえることになりました。

(タイソンに耳を噛みちぎられたホリフィールド)

ボクシングのメッカ、米国・ニューヨーク州にあるマジソン スクエア ガーデンで行われた戦い。試合は両者譲らず、12回引き分けとなりました。8ヵ月に場所をラスベガスに代えて再び拳を交えた両者。この再戦では、より慎重に戦ったルイスに軍配が上がり、世界ヘビー級のベルトは大西洋を渡っていきました。

(「米(ホリフィールド)対英(ルイス)」が実現)

ホリフィールドが獲得した王座(獲得した順):
WBAクルーザー級:1986年7月12日獲得(防衛回数5)
IBFクルーザー級:1987年5月15日(3)(2団体統一クルーザー級)
WBCクルーザー級:1988年4月9日(0)(3団体統一クルーザー級)
WBC米大陸ヘビー級:1989年3月11日(3)
3団体統一ヘビー級:1990年10月25日(3)(IBF/WBA/WBC)
2団体統一ヘビー級:1993年11月6日(0)(IBF/WBA)
WBAヘビー級:1996年11月9日(4)
IBFヘビー級:1997年11月8日(2)(2団体統一ヘビー級)
WBAヘビー級:2000年8月12日(0)
WBFヘビー級:2010年4月10日(0)

ルイス(Lewis)戦後、彼が返上したWBA王座にもう一人のルイス(Ruiz)を破り就いたホリフィールドですが、ルイス(Ruiz)との再戦に敗れ王座から転落。そのルイス(Ruiz)との再戦が行われたのが2001年3月。その後4度の世界挑戦を経験しますが、結局は王座返り咲きなりませんでした。

5度目のヘビー級王座獲得を目指したホリフィールドですが、負けるたびに「もう駄目だろう」と言われ続けました。しかしそれでもリングに立ち続け、2011年の5月まで現役を続けました。それ程の長い期間戦い続けられたのは、その不屈の闘志は勿論の事、基本に忠実なボクシングを貫き通したからではないでしょうか。

ホリフィールドの終身戦績は44勝(29KO)10敗(2KO負け)2引き分け。ヘビー級では4度、世界王座を獲得しましたが、それ以前にはクルーザー級で3つのベルトを統一することにも成功しています。そう、ホリフィールドはクルーザー級とヘビー級で、当時の主要団体の統一王者になったのです。

(クルーザー級時代のホリフィールド)

意外に思われるかもしれませんが、海外での実戦経験もあったホリフィールド。クルーザー級時代に2度、フランスのリングに立ち、キャリアの後半には、ロシア、スイス、デンマークでも試合を行っています。

現在でもよく、優等生のホリフィールドと問題児タイソンとして比較されます。しかし結婚離婚を繰り返し、複数の女性と何人もの子供がいるホリフィールド。10年ほど前には資産を使い過ぎて破産宣告も行ったというオチもありました。

今日現在もプロモーター業などで、ボクシング界を支えているホリフィールド。その勢いでコロナウィルスも打ち負かしてほしいですね。

(ナイスなミドルエイジとなったホリフィールド)

その長い現役生活で拳を交えた相手は、フォアマン、ホームズ、ボウ(3度)、タイソン(2度)、モーラー(2度)、レノックス ルイス(2度)、そしてその他大勢のクルーザー級、ヘビー級王座獲得者たち。彼がどれだけ偉大な選手だったかは、対戦してのリストを見れば一目瞭然です。

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ニカラグア、新たなボクシング・メッカへ!?(色々:04‐28‐20)

2020年04月28日 21時15分07秒 | 世界ボクシング

最近(2020年4月28日ごろ)のニュースです。

1)先日25日にボクシングの興行を終えたばかりのニカラグアで来月16日、新たな興行が決行される予定です。今回もまた、伝説のリカルド ロペス(メキシコ)の好敵手だったロセント アルバレス(ニカラグア)率いるバッファロー・プロモーションが興行を行うとの事。これまでアルバレスやローマン ゴンザレス(帝拳)など、極稀に超人的選手を輩出してきたニカラグアですが、それ以外だとボクシング後進国というイメージがありました。ここにきて世界ボクシングを先導する感じでボクシングの試合開催に乗り出しています。コロナウィルスに負けず、今後も新たなボクシングメッカ(!?)として頑張ってもらいたいですね。

2)Boxing Newsさんによると、日本時間の26日、お隣の韓国でも小規模なボクシングの興行が行われたそうです。小規模かつ無観客試合とはいえ、正式な公式試合。日本でも実験的でいいので、早くボクシングの興行が再開してほしいですね。

3)世界的大手トップランク者のボブ アラム氏は、6月にも米国内でボクシングの興行を再開したいと声明を出しています。しばらくの間は無観客での興行になるようですが、興行地としては、ラスベガスが位置するネバダ州、カリフォルニア州、そしてテキサス州の名前が挙がっています。

4)既に米国・フロリダ州は無観客でのボクシングの興行を認可する姿勢のようですが、現在までに興行は行われておりません。

5)WBOバンタム級王者ジョン リエル カシメロ(米)は、井上 尚弥(大橋)と対戦するまでに、ジョシュア グリア(米)と防衛戦を行う可能性があるようです。

6)実力は一級品ながらも、中々世界王座に返り咲けない元WBAスーパーウェルター級王者オースティン トラウト(米)。今後は本来の階級から体重を下げ、ウェルター級で戦っていく事を示唆しています。

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ボクシングの興行が再開(ライト級)

2020年04月27日 19時17分50秒 | 世界ボクシング

先週末25日・土曜日、ニカラグアで行われた試合結果です。
ライト級8回戦:
ロビン サモラ 3対0(78-74、77-75x2)ラミロ ブランコ(共にニカラグア)

*世界的には無名な選手同士の一戦。無冠戦8回戦で行われた試合は、昨年10月に2回TKO勝利を収めているサモラがライバルを返り討ちにしています。

今回の試合の注目点は、コロナウィルスが暴走している中、久しぶりにボクシングの興行が行われたという事でしょう。完全にコロナウィルスを撲滅するにはまだまだ時間がかかるでしょう。しかしそれまで指を加えて待っていてはボクシング自体が廃れてしまいます。今回の興行を機に、少しづつボクシング界にエンジンが始動してほしいものですね。

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実現するのか?(色々:04‐26‐20)

2020年04月26日 22時35分34秒 | 世界ボクシング

最近(2020年4月26日ごろ)のニュースです。

1)本来なら現地時間の今日、WBOバンタム級王者ジョン リエル カシメロ(比)との3団体統一バンタム級戦を行う予定だったIBFとWBAスーパー王座保持者の井上 尚弥(大橋)。その試合はコロナウィルスの影響で無期延期となってしまいました。早期実現が難しそうな「井上対カシメロ」戦。カシメロ陣営は、井上戦の前に一試合行う可能性があることを示唆しています。しかし何だかんだ言って、年内に実現するのではないでしょうか。

2)5月16日には、WBCバンタム級王者ノルディーヌ ウバーリ(仏)とノニト ドネア(比)の一戦も組まれていました。ひょっとしたら「井上対カシメロ」と同一興行で開催されることもアリなのでは!?

3)本来なら3月に行われる予定だったIBFクルーザー級戦、王者ユニエル ドルティコス(キューバ)対挑戦者マイリス ブリエディス(ラトビア)。5月に延期となっていましたが、この試合は再延期となっています。現在のところ新たな日程は組まれていません。

4)こちらも5月に予定されていた一戦、WBCヘビー級暫定王者ディリアン ホワイト(英)対元WBA王者アレキサンデル ポベトキン(露)も延期に。一応7月4日が試合の延期日となっています。この試合を含め、この時期にはボクシングの興行が復帰しているといいですよね。

5)WBAウェルター級王者マニー パッキャオ(比)とWBO王者テレンス クロフォード(米)の対戦話が持ち上がっているようです。

6)来月2日、タイで元WBCスーパーフライ級王者シーサケット ソールンビヤンと元IBFフライ級王者アムナット ルエンロエンが対戦するという話がありました。この試合が実現するのか、それとも延期、または中止になったかは不明です。

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今週末の試合予定

2020年04月25日 07時50分43秒 | 世界ボクシング

2020年4月最終週末の主な試合予定です。

25日 土曜日
ニカラグア
ライト級8回戦:
ロビン サモラ 対 ラミロ ブランコ(共にニカラグア)

*まだまだコロナウィルスが衰える事を知らずに世界中を荒らしまわっている今日この頃。そんな中で中米のニカラグアでボクシングの興行が行われます。メインのライト級を含め、8試合ほど予定されているようです。

サモラ、ブランコ共に、同国内レベルの域を出る選手ではありません。しかしこの興行が、世界ボクシングにとって光明の光であることを切に願っています。 

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日本国内王座(04-24-20)

2020年04月24日 22時39分27秒 | ボクシングネタ、その他雑談

今月に入り、現段階での世界主要4団体、OPBF(東洋太平洋)、そしてWBOアジア太平洋王者たちのリストを挙げてきました。今回は、2020年4月24日現在の日本国内王者たちになります。

ミニマム級:
空位

ライトフライ級:
空位

フライ級:
ユーリ 阿久井 政悟(倉敷守安/0)

スーパーフライ級:
中川 健太(三迫/0)

バンタム級:
鈴木 悠介(三迫/1)

スーパーバンタム級:
久我 勇作(ワタナベ/1)

フェザー級:
佐川 遼(三迫/1)

スーパーフェザー級:
坂 晃典(仲里/0)

ライト級:
吉野 修一郎(三迫/5)

スーパーライト級:
井上 浩樹(大橋/2)

ウェルター級:
小原 佳太(三迫/0)

スーパーウェルター級:
松永 宏信(横浜光/1)

ミドル級:
竹迫 司登(ワールドスポーツ/1)

ヘビー級:
上田 龍(石神井スポーツ/0)

*前回日本王者をお届けしたのは2017年11月30日でした。当時の王者だった小西 伶弥(真正/ミニマム級)、久田 哲也(ハラダ/ライトフライ級)、黒田 雅之(川崎新田/フライ級)、船井 龍一(ワタナベ/スーパーフライ級)、井上 岳志(ワールドスポーツ/スーパーウェルター級)は世界挑戦までこぎつけるも、王座奪取はなりませんでした。今回の王者たちの面々では、ライト級の吉野、スーパーライト級の井上辺りが期待できそうです。しかし如何せん彼らの主戦場としている階級が、階級なだけに...。

本来ならちょうどこの時期、各階級の日本タイトル戦では熾烈な戦いが繰り広げられている筈なのですがね。

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6月も興行なし

2020年04月23日 13時19分02秒 | 日本ボクシング

日本プロボクシング協会と日本ボクシングコミッションはこの度、6月末まで日本国内でボクシングの興行は行わないことを発表しています。3月、4月、5月、そして6月。今回の発表により、2020年の3分の1もの期間、日本でボクシングの試合が行われないという事になりました。延期のニュースはこれで最後にしてほしいです、ほんとに。

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WBS、活動してますか?

2020年04月22日 23時43分34秒 | ボクシングネタ、その他雑談

3年半前の2016年10月7日になりますが、タイでWBS(世界ボクシング社会/共同体)なる新たな世界ボクシング統括団体が誕生したという情報がありました。この団体は、元WBA副会長がラテンアメリカ中心のWBAから離れ、アジア・太平洋地域の選手育成のため設立した経緯があります。

(WBSのベルト。ボクシングというより、レスリングのベルトという感じがします)

WBSは、WBAのアジア地域の下部組織であるPABAを20年前に立ち上げた韓国のシン・ヨンサプ氏の主導の下に発足。2016年秋以降、WBAのアジア太平洋地域王座だったPABAもWBSの傘下に吸収される形となりました。

(今は亡きPABAのベルト)

日本は2020年4月の段階まで、この団体に所属していません。調べた限りになりますが、WBS加盟国は下記のようになります。

アルメニア、インド、インドネシア、ウクライナ、ウズベキスタン、オランダ、カザフスタン、韓国、北朝鮮!!!!、キルギス、豪州、中国、サモア、タイ、タジキスタン、タヒチ、チェコ、トルクメニスタン、トンガ、ネパール、ニューカレドニア、フィジー、パプアニューギニア、比国、ベラルーシ、ニュージーランド、マカオ、モルドバ、モンゴル、ロシア、ルーマニア

加盟国に北朝鮮をはじめ、インドやネパール、パプアニューギニアなど、ボクシング超後進国が名を連ねている事には驚かされます。

3年半前には、下記の11ヵ国が準加盟国としてリストアップされていました。

アルゼンチン、英国、カンボジア、ケニア、シンガポール、ソロモン諸島、タンザニア、米国、ベネズエラ、バネアツ共和国(太平洋に浮ぶ諸島)、メキシコ

WBSが発足されてからこの3年半、WBSのタイトル戦が決行されたという事を聞いた聞いたことがありません。PAPAも2017年に複数の階級で試合が行われましたが、2018年以降はタイトル戦ゼロ。WBSやPABAとは別団体と思われるWBAオセアニア、WBAアジア戦は決行頻繁に行われているようです。

 

(WBAオセアニア(左)とWBAアジア(右)のベルト。両方とも中々立派ですね)

設立当初から???だったWBS。このまま消滅してしまうのが一番だと思いますが。

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WBOアジア太平洋(04-21-20)

2020年04月21日 23時30分13秒 | ボクシングネタ、その他雑談

日本ボクシング界からみて、第2のアジア・太平洋地域団体にあたるWBOアジア太平洋王座。2020年4月21日現在の同団体が認定する王者たちはどのような顔ぶれになるのでしょうか。

ミニマム級:
重岡 銀次郎(ワタナベ/防衛回数1)

ライトフライ級:
冨田 大樹(ミツキ/0)

フライ級:
阪下 優友(角海老宝石/1)

スーパーフライ級:
福永 亮次(角海老宝石/0)

バンタム級:
ストロング小林 佑樹(六島/1)

スーパーバンタム級:
ジュンリエル ラモナル(比/0

フェザー級:
森 武蔵(薬師寺/2

スーパーフェザー級:
ジョー ノイナイ(比/2)

ライト級:
吉野 修一郎(三迫/0))

スーパーライト級:
井上 浩樹(大橋)

ウェルター級:
ベン サバ(豪/1)

スーパーウェルター級:
井上 岳志(ワールドスポーツ/1)

ミドル級:
野中 悠樹(井岡弘樹/1)

スーパーミドル級:
アブダラ パジワパジ(タンザニア/0)

ライトヘビー級:
ガサン ガサノフ(露/0)

クルーザー級:
ジェイ オペタイア(豪/1)

ヘビー級:
デムシー マッキーン(豪/0)

*前回同王座の王者のリストをお届けしたのが2016年9月2日。その月からこのWBOアジア太平洋戦が日本で解禁となりました。その後日本国内では、猛烈な勢いで同王座戦が決行されてきました。

王者たちの顔ぶれを見てみると、軽量級から中量までは日本勢、その上は豪州勢といった面々ですね。冒頭で、第2のアジア・太平洋地区の団体と書きましたが、現在のところでは、まだまだOPBFの方がどっしりとした感があります。

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