DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

サバイバル戦は痛み分け(フェザー級)

2025年03月30日 05時49分31秒 | 日本ボクシング

先週25日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
フェザー級戦(10回戦):
清水 聡(大橋)引き分け(1対0:97-93、95-95x2)阿部 麗也(KG大和)

*世界タイトル戦で苦杯を舐めた者同士によるサバイバル戦が実現。スピーディーなボクシングを展開する阿部を、独自の間合いとタイミングを駆使する清水が迎え撃つという凌ぎあいが終始続いた一戦。実力拮抗者同士の対決は、最後までどちらかが明白なリードすることなく試合終了。痛み分けという結果の末、両者が生き残るという結末になりました。

今回の興行では、松本 圭佑(大橋)が大久 祐哉(金子)を相手に日本フェザー級タイトルの5度目の防衛戦を予定していました。しかし松本の体調不良のため、その試合は直前に中止となっています。

タイトルの変動はありませんが、清水と阿部が主戦場とする2025年3月30日の、フェザー級のタイトルホルダーたちをおさらいしておきましょう。

WBA:ニック ボール(英/2)
WBC:スティーブン フルトン(米/0)
IBF
:アンジェロ レオ(米/0)
WBO:ラファエル エスピノサ(メキシコ/2)
OPBF(東洋太平洋):中野 幹士(帝拳/1)
WBOアジア太平洋:藤田 健児(帝拳/1)
日本:松本 圭佑(大橋/4)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

セムジュ、浜松のリングで防衛に成功(日本ウェルター級)

2025年03月25日 05時23分50秒 | 日本ボクシング

一昨日23日・日曜日、アクトシティ浜松で行われた試合結果です。
日本ウェルター級戦:
王者セムジュ デビット(ウガンダ/中日)判定3対0(98-92x2、96-94)挑戦者シーサー 皆川(平仲)

*東京五輪に出場し、ちょうど一年前となる昨年3月から主戦場を日本の移しているセムジュ。前半戦は皆川のボクシングに戸惑う場面もありましたが、中盤以降はしっかりとペースを把握。昨年8月に獲得した王座の2度目の防衛戦に成功しています。 

下記はセムジュが主戦場としているウェルター級の、2025年3月25日現在の王者たちとなります。

WBA:エイマンタス スタニオニス(リトアニア/防衛回数1)
WBC:マリオ バリオス(米/2)
IBF:ジャロン エニス(米/3)
WBO:ブライアン ノーマン(米/0)
OPBF(東洋太平洋):佐々木 尽(八王子中屋/2)
WBOアジア太平洋:佐々木 尽(八王子中屋/5)
日本:セムジュ デビット(ウガンダ/中日/1)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

尚弥、7連覇‼

2025年03月13日 05時26分46秒 | 日本ボクシング

先月末、昨年2024年の年間表彰選考会が行われ、各賞受賞が下記のように決定しています。

最優秀選手:
4団体統一スーパーバンタム級王者井上 尚弥(大橋):年間戦績 世界戦2勝(2KO)

技能賞:
WBCバンタム級王者中谷 潤人(M.T):年間戦績 世界戦3勝(3KO)

殊勲賞:
WBAバンタム級王者堤 聖也(角海老宝石):年間戦績 世界戦1勝(ゼロKO)、無冠戦1勝(1KO)

KO賞:
WBCバンタム級王者中谷 潤人(M.T)

努力/敢闘賞:
WBOアジア太平洋バンタム級王者那須川 天心(帝拳):年間成績 タイトル戦1勝(0KO)、無冠戦2勝(2KO)

新鋭賞:
日本バンタム級増田 陸(帝拳):年間戦績 タイトル戦2勝(2KO)、無冠戦1勝(1KO)

年間最高試合:
4団体スーパーバンタム級戦:井上 尚弥(大橋)対 挑戦者ルイス ネリ(メキシコ)
WBOアジア太平洋スーパーバンタム級戦:村田 昴(帝拳)対 山崎 海斗(六島)

*あと何度井上が選ばれるのでしょうか。そして、彼に続く選手は登場するのでしょうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

増田、李が共に防衛に成功(日本バンタム級ほか)

2025年03月12日 05時27分56秒 | 日本ボクシング

今月1日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本バンタム級戦:
王者増田 陸(帝拳)TKO6回2分16秒 挑戦者松本 海聖(VADY)

*今回がタイトル初挑戦となる松本も、チャレンジャーらしく果敢に攻勢に出ます。しかし王者が常に挑戦者をリードする形で試合は進行。最後は松本の負傷もあり、レフィリーが試合をストップしています。

昨年7月に獲得した王座の2度目の防衛に成功した増田。これまでに喫した唯一の敗戦は、2023年8月に、当時の日本王者で、現WBAチャンピオンの堤 聖也(角海老宝石)に喫したものとなります。

2025年3月12日現在の、バンタム級のタイトル保持者たちは下記のようになります。

WBA:堤 聖也(角海老宝石/防衛回数1)
WBA(暫定):アントニオ バルガス(米/0)
WBC:中谷 潤人(MT/3)
IBF:西田 凌佑(六島/1)
WBO:武居 由樹(大橋/1)
OPBF(東洋太平洋):栗原 慶太(一力/0)
WBOアジア太平洋:那須川 天心(帝拳/0)
日本:増田 陸(帝拳/2)

 

日本スーパーライト級戦:
王者李 健太(帝拳)負傷判定9回1分3秒(3対0:87-81、85-83x2) 挑戦者渡来 美響(三迫)

*前半戦はダウンを奪われるなどして後手に回ってしまった李。6回からギアを替えた王者は6回、7回とダウンを奪い返し逆転に成功。最後は負傷判定と少々煮え切らない結果となってしまいましたが、李が底力を見せタイトルの防衛に成功しました。

下記はこの試合が行われた時点(2025年3月1日)での、スーパーライト級のタイトルホルダーたちとなります。

WBA:ホセ バレンスエラ(米/防衛回数0)
WBC:アルベルト プエジョ(ドミニカ/0)
IBF:リチャードソン ヒッチキンス(米/0)
WBO:テオフィモ ロペス(米/2)
WBO(暫定):アーノルド バルボサ(米/0)
OPBF(東洋太平洋):永田 大士(三迫/2)
WBOアジア太平洋:永田 大士(三迫/2)
日本:李 健太(帝拳/2)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2025年 日本国内王座チャンピオン・カーニバル

2025年02月16日 05時18分31秒 | 日本ボクシング

今回で45回目となる日本王座チャンピオン・カーニバル。ライトヘビー級とクルーザー級の2階級以外の15階級に王座が設置されています。

日程が未定なカードを含め、各階級の対戦カードを見ていきましょう。

ミニマム級(2月5日/後楽園ホール):
王者松本 流星(帝拳)対 挑戦者岡田 真虎(JB Sports)

*この試合は既に行われており、松本が4回KO勝利を収め初防衛に成功しています。

ライトフライ級(4月8日/後楽園ホール):
王者川満 俊輝(三迫)対 挑戦者高見 亨介(帝拳)

フライ級・王座決定戦(4月8日/後楽園ホール):
永田 丈晶(協栄)対 山内 涼太(角海老宝石)

スーパーフライ級(4月22日/後楽園ホール):
王者高山 涼深(ワタナベ)対 挑戦者山口 仁也(三迫)

バンタム級(3月1日/後楽園ホール):
王者増田 陸(帝拳)対 挑戦者松本 海聖(VADY)郁哉(ワタナベ)

スーパーバンタム級・王座決定戦(4月22日/後楽園ホール):
石井 渡士也(RE:BOOT)対 福井 勝也(帝拳)

フェザー級(3月25日/後楽園ホール):
王者松本 圭佑(大橋)対 挑戦者大久 祐哉(金子)

スーパーフェザー級(未定):
*12月15日、原 優奈(真正)が王者奈良井 翼(RK蒲田)への挑戦権を獲得しています。

ライト級(未定):
*王者三代 大訓(ワタナベ)は12月7日に防衛戦を行っており、近々村上 雄大(角海老宝石)との防衛戦が発表されると思われます。

スーパーライト級(3月1日/後楽園ホール):
王者李 健太(帝拳)対 挑戦者渡来 美響(三迫)

ウェルター級(3月23日/アクトシティ浜松):
王者セムジュ デビット(ウガンダ/中日)対 挑戦者シーサー 皆川(平仲)

スーパーウェルター級(4月8日/後楽園ホール):
王者出田 裕一(三迫)対 挑戦者豊嶋 亮太(帝拳)

ミドル級(4月13日/大阪市住吉区民センター):
王者国本 陸(六島)対 挑戦者京原 和輝(博多協栄)

スーパーミドル級(未定):
*王者帝尊 康輝(一力)と、一昨年6月に帝尊と空位の王座を争った野中 悠樹(渥美)のみでランキングが構成されています。

ヘビー級(未定):
*日本最重量級はこの2年、王者但馬 ブランドン ミツロ(KWorld3)のみでランキングが構成されています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

川満、一気に仕留める(日本ライトフライ級ほか)

2024年12月23日 05時26分03秒 | 日本ボクシング

今月10日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本ライトフライ級戦:
王者川満 俊輝(三迫)TKO2回2分18秒 挑戦者大橋 波月(湘南龍拳)

*初回、両者の側頭部が偶然に当たってしまい挑戦者がダウンしてしまうアクシデントが発生。数分間の休息が入ってしまいました。試合再開後はうち気満々の両者がパンチを交錯する激しい試合が繰り広げられます。

続く2回も初回の流れが続きましたが、川満の左で大橋が大きなダメージを被る事に。その後の攻勢で王者が一気に挑戦者を追い込み、そのままレフィリーストップに追い込んでいます。

初回のアクシデントがあったとはいえ、得意の打ち合いの末勝利を収めた川満。保持する王座の2度目の防衛に成功。次戦はチャンピオンカーニバルで高見 亨介(帝拳)迎える事になります。

 

今月14日、エディオンアリーナ大阪で行われた試合結果です。
WBOアジア太平洋ライトフライ級戦(王座決定戦):
尾崎 優日(大成)TKO9回2分8秒 アーチェル ビラモア(比)

*8戦の経験を持つ者同士となったアジア地域タイトル戦。サウスポー(左構え)の尾崎がスピードに乗ったボクシングでビラモアを終始圧倒。終盤9回にパンチをまとめTKO勝利。WBCユース王座に続き、自身2つ目のタイトル獲得に成功しています。

下記は2024年12月14日時点での、ライトフライ級のタイトル保持者たちとなります。

WBA:空位
WBC:空位
IBF:矢吹 正道(Lush緑/防衛回数0)
WBO:岩田 翔吉(帝拳/0)
OPBF(東洋太平洋):タノムサク シムシー(タイ/1)
WBOアジア太平洋:尾崎 優日(大成/0)
日本
川満 俊輝(三迫/2)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三代、2連続TKO防衛に成功(日本ライト級)

2024年12月09日 05時23分05秒 | 日本ボクシング

先週末7日・土曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本ライト級戦:
王者三代 大訓(横浜光)TKO6回終了 挑戦者丸田 陽七太(森岡)

*この試合前までの戦績が17勝(5KO)1敗1引き分けと、非力なテクニシャンというイメージがあった三代。しかし4月に日本王座を獲得して以来、徐々に力強さが増しているようです。

三代が2度目の防衛戦に迎えた丸太は、以前2階級下の国内王座を保持していた実力者。三代はそんな強豪を相手に、得意の左ジャブと絶妙なステップワークで翻弄。挑戦者の目を腫れさせるなどして快勝劇を演じています。

30歳にしてまだまだ成長過程にある事を証明した三代。先月、大激戦の末OPBF(東洋太平洋)とWBOアジア太平洋王座の2つのベルトを統一した宇津木 秀(ワタナベ)との一戦を是非実現させてほしいものです。

下記は2024年12月9日現在の、ライト級の王者たちとなります。

WBA:ジャルボンテ デービス(米/防衛回数4)
WBC:シャクール スティーブンソン(米/1)
WBC(暫定):ウィリアム セペダ(メキシコ/0)
IBF:ワシル ロマチェンコ(ウクライナ/0)
WBO:デニス ベリンチュク(ウクライナ/2)
OPBF(東洋太平洋):宇津木 秀(ワタナベ/1)
WBOアジア太平洋:宇津木 秀(ワタナベ/0)
日本:三代 大訓(横浜光/2)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高山、3連続KO防衛に成功(日本スーパーフライ級)

2024年11月17日 05時29分36秒 | 日本ボクシング

先週12日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本スーパーフライ級戦:
王者高山 涼深(ワタナベ)KO2回3分6秒 挑戦者青山 功(セレス)

*本来なら7月に行われる予定だった一戦。その時は高山の体調不良のために中止に。4ヶ月のインターバルを経てようやく両者の対戦が実現する事になりました。

青山も何度かパンチをクリーンヒットさせる場面もありましたが、如何せん両者の実力に差がありました。最後は2回終了間際、高山が右でダウンを奪いゲームセット。昨年6月に当時空位だった王座を獲得して以来、3度の防衛戦をすべて規定ラウンド内(KO/TKO)で終わらせることに成功しています。

2024年11月17日現在のスーパーフライ級王者たちは下記のようになります。

WBA(レギュラー):フェルナンド マルティネス(亜/防衛回数0)
WBA(暫定):デビット ヒメネス(コスタリカ/0)
WBC:ジェシー ロドリゲス(米/1)
IBF:空位
WBO:ブメレレ カフ(南ア/0)
OPBF(東洋太平洋):KJ カタラジャ(比/0)
WBOアジア太平洋:川浦 龍生(三迫/0)
日本:高山 涼深(ワタナベ/3)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

増田、大ベテランを退ける(日本バンタム級)

2024年11月07日 05時15分07秒 | 日本ボクシング

先週末2日・土曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本バンタム級戦:
王者増田 陸(帝拳)TKO7回26秒 挑戦者宇津見 義広(角海老宝石)

*7月に2度目の挑戦で日本王座を獲得した増田。自身より20年近くもキャリアの長い宇津見の変則的なボクシングに順次対応。予想より少々時間を費やしてしまいましたが、実力の差を見せつけてTKO勝利。無難に初防衛に成功しています。

昨年8月に当時の日本王者だった堤 聖也(角海老宝石)に挑戦し、判定負けを喫している増田。その堤は先月にWBAの世界王座を奪取しています。来年は一つ大きな舞台での両者による再戦が見られるかもしれません。

下記は2024年11月7日現在の、バンタム級王者たちとなります。来年2025年には、同級での最強選手決定戦を是非実施してほしいものです。

WBA:堤 聖也(角海老宝石/防衛回数0)
WBC:中谷 潤人(MT/2)
IBF:西田 凌佑(六島/0)
WBO:武居 由樹(大橋/1)
OPBF(東洋太平洋):栗原 慶太(一力/0)
WBOアジア太平洋:那須川 天心(帝拳/0)
日本:増田 陸(帝拳/1)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松本、久々のKO勝利(日本フェザー級)

2024年11月06日 05時14分14秒 | 日本ボクシング

先月17日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本フェザー級戦:
王者松本 圭佑(大橋)KO2回2分25秒 挑戦者中川 公弘(ワタナベ)

*王座に就く前は、その強打で名を知らしめていた松本。しかし昨年4月に出場した日本王座決定戦を含め、4戦続けて判定勝利と拳が湿り続けていました。

今回行った4度目の防衛戦では、久しぶりに持ち前のKOパンチを見せつける事となりました。格下と言え、挑戦者から最初のダウンを奪うと、2度のダウンを立て続けに追加。昨年1月以来のKO勝利を収めています。

防衛記録を伸ばすと同時に全勝記録を12(8KO)とした松本。今後は国内に存在するアジア地域王者たちとの対戦が期待されます。

2024年11月6日現在のフェザー級の王者たちは下記のようになります。

WBA:ニック ボール(英/1)
WBC:レイ バルガス(メキシコ/1)
WBC(暫定):ブランドン フィゲロア(米/1)
IBF
:アンジェロ レオ(米/0)
WBO:ラファエル エスピノサ(メキシコ/1)
OPBF(東洋太平洋):中野 幹士(帝拳/0)
WBOアジア太平洋:藤田 健児(帝拳/1)
日本:松本 圭佑(大橋/4)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする