DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

セグラ、強し

2010年08月31日 03時46分00秒 | 世界ボクシング
先週末土曜日28日、プエルトリコで行われた試合結果です。
WBA/WBOライトフライ級王座統一戦:
WBA王者ジョバンニ セグラ(メキシコ)KO8回1分34秒 WBO王者イバン カルデロン(プエルトリコ)

*7回終了までの採点は、僅差の3対0(68-65、67-66x2)でセグラがリード。ポイント的には競った試合内容でしたが、ペースはほぼワンサイドでセグラのものでした。

この試合、セグラのいい面ばかり映りました。これまで、変則的なボクシングの面ばかり目に付いていましたが、この試合で総合的に戦力が高いことを表明しました。攻撃面では、とにかく手数が止まりません。常にコンビネーションを放ち、必ず数発のボディーを混ぜていいました。相手のパンチに対しカウンターも取れ、遠距離からも攻撃可能。実行するかどうかは別として、アウトボクシングも難なくこなせるのではないでしょうか。
フットワークは、チャべス系列の無駄足のないすり足。プレッシャーのかけ方が絶妙のものでした。前に出ながらかわし、パンチを当てていく。カルデロンはパンチのダメージよりも、精神的ダメージの方が大きかったのではないでしょうか。

私(Corleone)の7回終了時までの採点は67対65でセグラ。5回、レフェリーはスリップにとりましたが、10対8でセグラに与えていいラウンドだったと思います。

常勝将軍カルデロンを敵地でKOしたセグラ。WBO王座を吸収するとともに、WBA王座の4度目の防衛に成功しています。今後、どのような路線を歩んでいくのでしょうか。このセグラ、私の中では評価が急上昇しています。

36戦目にして初の黒星を喫したカルデロン。今後はどうするのでしょうか。ミニマム級に再降格辺りが妥当の線だと思います。
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色々(08‐30‐10)

2010年08月30日 02時10分12秒 | 世界ボクシング
最近(2010年8月30日ごろ)のニュースです。

1)11月13日に予定されるWBCスーパーウェルター級王座統一戦、マニー パッキャオ(比)対アントニオ マルガリート(メキシコ)。先日、試合が予定される米国テキサス州からマルガリートに対し、同州での試合許可が下りています。

2)WBCミドル級王者セルジオ マルティネス(亜)の初防衛戦が決定しています。11月20日に米国内で予定されるこの試合。挑戦者はポール ウィリアムス(米)。両雄にとり、昨年師走依頼の再戦となります。

3)WBAヘビー級王者デビット ヘイ(英)が11月13日、2度目の防衛戦を英国で行います。今回ヘイに挑戦するのは同国人のオードリー ハリソン。

4)WBOスーパーライト級王者ティモシー ブラッドリー(米)対同WBC/IBF王者デボン アレキサンダー(米)による王座統一戦が、来年1月に行われる可能性があるようです。

5)11月27日、WBA/WBOライト級王者ファン マヌエル マルケス(メキシコ)がWBO暫定王者マイケル カツディス(豪)と王座防衛戦/統一戦を米国内で行うようです。

6)9月11日に予定されるエリック モラレス(メキシコ)対 ウィリー リモンド(英)戦。この試合には、空位のWBCスーパーライト級のシルバー王座が賭けられることになりました。
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日本王座(08‐29‐10)

2010年08月29日 08時12分43秒 | ボクシングネタ、その他雑談
2010年8月29日現在の日本王者たちです。各王者の下記は前回、2009年6月11日の日本王者たちになります。

ミニマム級:
八重樫 東(大橋/防衛回数1)

ライトフライ級:
宮澤 亮(井岡/1)
>>>賀陽 宗嗣(白井・具志堅)

フライ級:
清水 智信(金子/4)

スーパーフライ級(正規):
中広 大悟((広島三栄/3)

スーパーフライ級(暫定):
佐藤 洋太(協栄/0)

バンタム級:
山中 慎介(帝拳/0)
>>>大場 浩平(大一スペースK)

スーパーバンタム級:
芹江 匡晋(伴流/2)
>>>木村 章司(花形)

フェザー級:
李 冽理(横浜光/1)
>>>松田 直樹(帝拳)

スーパーフェザー級:
三浦 隆司(横浜光/3)
>>>矢代 義光(帝拳)

ライト級:
荒川 仁人(八王子中屋/0)
>>>三垣 龍次(MT)

スーパーライト級:
亀海 喜寛(帝拳/1)
>>>小野寺 洋介山(オサム)

ウェルター級:
空位
>>>中川 大資(帝拳)

スーパーウェルター級:
チャールズ 太田(八王子中屋/0)
>>>野中 悠樹(尼崎)

ミドル級:
鈴木 哲也(進光/3)

*国内レベルで見ると、当たり前の事かもしれませんが、それなりに戦力が揃った選手達が王座に就いています。近い勝利に、八重樫、清水辺りに次なるステップの声がかかるかもしれません。
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今週末の試合予定

2010年08月28日 00時16分03秒 | 世界ボクシング
2010年8月最終週末の試合予定です。

28日 土曜日
プエルトリコ
WBA/WBOライトフライ級王座統一戦:
WBA王者ジョバンニ セグラ(メキシコ)対 WBO王者イバン カルデロン(プエルトリコ)

アルゼンチン
WBA暫定スーパーライト級戦:
王者マルコス マイダナ(亜)対 挑戦者デマーカス コーリー(米)

メキシコ
WBCバンタム級ユース王座決定戦:
亀田 和毅(亀田)対 スティーブン ジャモエ(ベルギー)


30日 月曜日
ウクライナ
WBAウェルター級戦:
王者ビアチェスラフ センチェンコ(ウクライナ)対 挑戦者ホセ ナバロ(ベネズエラ)


9月1日 水曜日
南アフリカ
IBFスーパーフェザー級王座決定戦:
キャシアス バロイ 対 ムゾンケ ファナ(共に南ア)

IBFフライ級戦:
王者モルティ ムサラネ 対 挑戦者ゾロニ テテ(共に南ア)


3日 金曜日
タイ
WBCミニマム級戦:
王者オーレードン シットサナーチャイ 対 挑戦者ポンサワン ポープラムック(共にタイ)

ニカラグア
無冠10回戦:
WBAミニマム級王者ローマン ゴンザレス(ニカラグア)対 ヘスス リモネス(メキシコ)
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ケスラー、休養へ

2010年08月27日 03時20分25秒 | 世界ボクシング
スーパーミドル級トーナメント「Super Six」に異変が起きています。

トーナメントの初戦、現WBA王者アンドレ ワード(米)にまさかの黒星を喫したケスラーですが、いまだに同トーナメントの優勝候補に挙げられています。

ケスラーはトーナメント開始直後から目に違和感があることを訴え、左目に異常があることが判明。この負傷は大きな怪我ではなく、ある程度の期間の休養があれば回復するようです。眼科から約9ケ月のドクター・ストップをかけられたバイキング・ウォーリアー。この間、試合出場はもちろんのこと、スパーリング活動も禁止されます。9ヶ月というのがケスラーの最新試合、4月に行われたカール フロッチ(英)戦からか、またはこの8月からかは不明です。

来月末にケスラーに挑戦を予定していたアラン グリーン(米)は現在、別の対戦者を探しています。

ケスラーが長期離脱のために空位となったWBCスーパーミドル級の王座。10月2日に予定されるフロッチ対アーサー アブラハム(独)戦が王座決定戦に昇格しています。ケスラーは同王座の休養王者に認定されることが予想されています。
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色々(08‐26‐10)

2010年08月26日 04時19分50秒 | 世界ボクシング
最近(2010年8月26日ごろ)のニュースです。

1)先月防衛戦をこなしたばかりのフェルナンド モンティエル(メキシコ)。来月25日にメキシコで、保持するWBC/WBOバンタム級王座の防衛戦を行うという情報があります。現在までに挑戦者は決定していません。

2)来月18日に予定されていた注目のWBOフェザー級戦ファン マヌエル ロペス(プエルトリコ)対 ラファエル マルケス(メキシコ)戦は、マルケスが負傷したために延期となっています。

3)来月15日に予定されていたマルコ アントニオ バレラ(メキシコ)対 デビット ディアス(米)戦も中止となっています。多分バレラが負傷したためだと思われます。

4)来月4日に防衛戦を予定しているWBAスーパーフェザー級王者のホルへ ソリス(メキシコ)。挑戦者はコロンビアのフランシスコ コルデロに落ち着いた様です。

5)WBAライト級の正規王者に昇格したミゲル アコスタ(ベネズエラ)。来月25日にメキシコでリカルド ドミンゲス(メキシコ)を相手に防衛戦を行います。

6)日本でもお馴染みの元WBAスーパーフライ級王者アレクサンダー ムニョス(ベネズエラ)。10月2日にパナマのリングに登場を予定しています。対戦者は未定ですが、この試合ムニョスにとり昨年11月以来の試合となります。

7)今月14日、上記のムニョスに勝利を収めたことがあり、こちらも日本でお馴染みの元WBA/WBCスーパーフライ級王者クリスチャン ミハレス(メキシコ)が試合を行っています。ムニョスはコロンビア人のフランクリン ソリスに4回TKO勝利を収めています。
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アダメクが勝利

2010年08月25日 04時50分00秒 | 世界ボクシング
先日21日土曜日、米国ニュージャージー州で行われた試合結果です。
IBFインターナショナル/NABOヘビー級戦:
王者トーマス アダメク(ポーランド)判定3対0(117-111、118-110、118-111)挑戦者マイケル グラント(米)

*昨年7月に最後のクルーザー級王座の防衛戦を行ったアダメク。今回がヘビー級転向第4戦目になります。機動力とスピードでグラントに勝るも、体力的には押される場面があったようです。採点だけ見るとアダメクの快勝ですが、内容的にはかなり競ていた様子。ヘビー級での早期世界挑戦は非現実的のようです。

2001年にレノックス ルイス(英)に粉砕され、再起戦でもジャミール マクライン(米)に秒殺されたグラント。その後は2003年6月にドミニク グウイン(米)に7回TKO負けを喫した以外、15戦全勝(12KO)し、NABA王座も獲得しています。38歳と若くはありませんが、もう一暴れぐらいするかもしれません。
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フック、圧勝でV4

2010年08月24日 04時36分54秒 | 世界ボクシング
先日23日土曜日、ドイツで行われた試合結果です。
WBOクルーザー級戦:
王者マルコ フック(独)TKO5回2分18秒 挑戦者マット ゴッドフレイ(米)

*挑戦者も善戦を試みるも、パワーが段違いに違いました。フックが2回に1度、そして5回に2度のダウンを奪い挑戦者を圧勝。格の違いを見せつけ王座の防衛に成功しています。

ちょうど1年前に同王座を獲得したフック。すでに4連続防衛に成功したことになりました。今後は王座統一路線に乗り出すのか?少なくとも同階級に留まり、定期的防衛戦をこなしていって貰いたいものです。

格闘王フックが、万年地味なクルーザー級の救世主になるかもしれません。
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色々(08‐23‐10)

2010年08月23日 07時20分14秒 | 世界ボクシング
最近(2010年8月23日ごろ)のニュースです。

1)定期的に試合(防衛戦と無冠戦)をこなしているWBAライトフライ級暫定王者ファン カルロス レベコ(亜)。来月25日、敵地メキシコに乗り込み3度目の防衛戦を予定しています。今回の挑戦者はベテランの世界ランカーヒルベルト バース(メキシコ)。

2)2008年9月にWBAクルーザー級王座を獲得したギレルモ ジョーンズ(パナマ)。10月2日、ようやく初防衛戦を行う事が決定しました。挑戦者はロシアのワレリー ブルドフ。

3)10月16日に予定されるWBCヘビー級戦、ビタリ クリチコ(ウクライナ)対シャノン ブリッグス(米)が本決まり。この試合はドイツで行われます。

4)先週末パナマで行われた2大世界戦にWBAフライ級暫定王者ルイス コンセプシオン(パナマ)も登場しています。無冠戦に出場したコンセプシオン。コロンビアのウィルフレド バルデスを相手に、初回KO勝利を収めています。

5)今月末に南アフリカで予定されていたIBFの2大世界戦。若干ですが再び延期となり、9月1日に決行される事になりました。

6)今月半ば13日、ティム ベル(豪)が保持するPABAライトヘビー級王座を1対2(116-112、113-115x2)の判定で失っています。ベルを破ったのは同国人の中堅選手ホエル ケイシー。ケイシーはこの3月、西澤 ヨシノリ(日本)に8回KO勝利を収め、WBFとWBOのアジア伊・太平洋地域王座を獲得した選手です。
OPBF(東洋太平洋)王座も保持するベル。その王座が現在どうなったかは不明です。
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OPBF(08‐22‐10)

2010年08月22日 10時21分11秒 | ボクシングネタ、その他雑談
2010年8月22日現在のOPBF(東洋太平洋)王者たちです。各王者の下記は前回、2009年6月6日のOPBF王者たちになります。

ミニマム級:
マイケル ランデロ(比/防衛回数0)
>>>黒木 健考(ヤマグチ土浦)

ライトフライ級:
宮崎 亮(井岡/0)
>>>和田峰 幸生(筑豊)

フライ級:
ロッキー フェンテス(比/1)
>>>大久保 雅史(青木)

スーパーフライ級:
河野 公平(ワタナベ/2)

バンタム級:
マルコム ツニャカオ(比/1)
>>>サーシャ バクティン(沖縄ワールドスポーツ)

スーパーバンタム級:
下田 昭文(帝拳/1)
>>>ロリー 松下(カシミ/比)

フェザー級:
松田 直樹(帝拳/1)
>>>細野 悟(大橋)

スーパーフェザー級:
空位
>>>内山 高志(ワタナベ)

ライト級:
三垣 龍次(M.T/0)
>>>長嶋建吾(18古河)

スーパーライト級:
佐々木 基樹(帝拳/0)
>>>金 正範(韓国)

ウェルター級:
ウェール オモトソ(豪/0)
>>>佐々木 基樹(帝拳)

スーパーウェルター級:
チャールズ 太田(八王子中屋/1)
>>>飛天 かずひこ(新日本木村)

ミドル級:
佐藤 幸治(帝拳/2)

スーパーミドル級:
清田 裕三(フラッシュ赤羽/4)

ライトヘビー級:
ティム ベル(豪/1)

クルーザー級:
ドミニク ヴィア(豪/2)

ヘビー級:
ソロモン ホウモノ(豪/0)
>>>マイケル カービー(豪)

*日本が唯一認めるアジア・太平洋地域王座。
若干ではありますが、前回に比べ日本の独占が減少しています。気になるのが重量級に幅をきかせている豪州勢。OPBF王座獲得後、他の地域王座を獲得し、同王座の防衛戦を中々決行しないということです。
ライトヘビー、又はクルーザー級王座にダニー グリーン(豪/以前同王座を保持)が、ヘビー級王座にデビット ツア(ニュージーランド)が絡んでくるとOPBF王座の権威が増すと思います。

個人的な希望として、団体としての統一ベルトの作成と、WBCの同地域王座ABCOとの統合を期待しています。
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