DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

意見番(09‐30‐15)

2015年09月30日 02時43分20秒 | ボクシングネタ、その他雑談
2015年9月30日ごろの意見番です。



*ボクシング・マガジン社の「秋の世界戦展望」、いい響きですね。幽霊退治ならなかった山中ですが、今回の大苦戦を気に、斜陽を歩み始めるのでは?という予想をします。いくら幽霊相手とはいえ山中の限界を見たような気がします。
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エストラーダ、7度ダウンを奪う圧勝(WBO/WBAフライ級)

2015年09月29日 00時28分17秒 | 世界ボクシング
先週末26日土曜日、メキシコで行われた試合結果です。
2団体フライ級戦:
WBA(スーパー)/WBO王者ファン フランシスコ エストラーダ TKO10回1分26秒 挑戦者エルナン マルケス(共にメキシコ)

*現役軽量級最強を謳われるWBCフライ級王者ローマン ゴンザレス(ニカラグア/帝拳)の対抗馬筆頭と言われているエストラーダ。同胞の元WBA王者マルケスを相手に、その技巧と強打を見せつけ圧勝しています。

最初の2回をリードしたのは意外にも挑戦者。サウスポー・スタイから元気いっぱいに左を王者に当てていき、ポイント、ペースを把握していきます。しかし王者のエンジンがかかり始めると、試合展開は一気にエストラーダに流れていきます。

左右上下パンチを自由自在に当てていく王者。5回からは一方的な流れに。6回から始まる7度のダウンシーン。王者はまずマルケスの左ストレートに右ボディーを合わせ最初のダウンを奪います。2度目のダウンはその直後、ボディーの連打。7回には左ボディーで3度目、ボディーの連打で4度目のダウンを追加。9回、マルケスが出てくるところに左フックを顔面に持っていき5度目のダウン。そして最終回となった10回には、右ボディーで6度目、最後は連打をまたまた浴びせ7度目のダウンを奪っています。

   

コロコロとマルケスはフロアに送られていくのですが、その都度反撃を試みたため、主審も中々試合を止めることが出来なかった様子。しかしレフェリーによっては6回で試合を終わらせていたでしょう。



予想以上のワンサイド・マッチを演じたエストラーダ。IBF王者アムナット ルエンロエン(タイ)はかなりの試合巧者ですが、やはりファンは対ロマゴン戦を見たいでしょうな。
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フローレス、最終回TKOで初防衛に成功(WBAスーパーバンタム級:暫定王座)

2015年09月28日 00時08分49秒 | 世界ボクシング
先週22日火曜日、米国・ペンシルバニア州で行われた試合結果です。
WBAスーパーバンタム級戦(暫定王座):
王者モイセス フローレス(メキシコ)TKO12回57秒 挑戦者ルイス クソリト(亜)

*知らぬ間に同王座を獲得していたフローレス。その王座戴冠劇は4月に行われており、今回の初防衛戦もいつの間にか行われていたという感が拭えません。しかし王者、挑戦者共に好戦績の持ち主で、メキシカンの試合前のレコードは23戦全勝(16KO)。対するアルゼンチン人のそれは21勝(19KO)1敗とかなりの優れものです。

試合内容の方は、終始打ち合いが行われた中々のものだった様子。ペース自体は王者が握っていたようです。

今回の試合を含め、今年行われたWBAスーパーバンタム級戦は3試合目。レギュラー王座が1試合で暫定王座が2試合目。そういえばこの王座にはスーパー王者も認定されていた気がしますが、その選手の試合予定は未定のままのようです。
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コンセプション、暫定ながらも2階級制覇達成(WBAスーパーフライ級:暫定王座)

2015年09月27日 00時16分16秒 | 世界ボクシング
今月19日、メキシコで行われた試合結果です。
WBAスーパーフライ級戦(暫定王座):
挑戦者ルイス コンセプション(パナマ)TKO10回終了 王者ダビ サンチェス(メキシコ)

*意外な内容、試合結果でした。フライ級で世界王者だった時は、パフォーマンスとKOが豪快だったためにかなり注目をしていた選手でした。しかしエルナン マルケス(メキシコ)に連敗(連続TKO負け)を喫した時点で、打たれ脆さが気になり「もう終わった選手」としか見ていませんでした。実際はその後、9連勝(5KO)を飾り、4月のWBC王座挑戦までたどり着きましたが。

逆にサンチェスは暫定王者ながらも27勝(22KO)2敗という好戦績の持ち主。コンセプションはサンチェスの踏み台にされるのだと予想していました。

試合は初回からパナマ人のペースで進み、最初の3分間に王者がダウン。その後も元フライ級王者が試合を優位に進め10回にダウンを追加。そのラウンド終了後にメキシカンをギブアップに追い込んでいます。

暫定ながらも敵地に乗り込み王座返り咲きに成功したコンセプション。来月行われる同レギュラー王座戦の勝者との王座統一戦早期実現までたどり着いてほしいものです。
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今週末の試合予定

2015年09月26日 00時02分04秒 | 世界ボクシング
2015年9月最終週末の試合予定です。

26日 土曜日
英国
WBAスーパーミドル級戦(レギュラー王座):
王者ヒュードル チュディノフ(露)対 挑戦者フランク ブグリオニ(英)

メキシコ
2団体フライ級戦:
WBA(スーパー)/WBO王者ファン フランシスコ エストラーダ 対 挑戦者エルナン マルケス(共にメキシコ)

米国・アラバマ州
WBCヘビー級戦:
王者デオンティー ワイルダー(米)対 挑戦者ヨハン ドゥオパ(仏)


27日 日曜日
エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)
WBAフライ級戦(レギュラー王座)
王者井岡 一翔(井岡)対 挑戦者ロベルト ドミンゴ ソーサ(亜)



IBFミニマム級戦:
王者高山 勝成(仲里)対 挑戦者原 隆二(大橋)

日本スーパーフライ級戦:
王者石田 匠(井岡)対 挑戦者木村 隼人(ワタナベ)


29日 火曜日
米国・ネバダ州
WBAスーパーフェザー級戦(レギュラー王座):
王者ハビエル フォルトゥナ(ドミニカ)対 挑戦者カルロス ベラスケス(プエルトリコ)


30日 水曜日
後楽園ホール
日本スーパーバンタム級戦:
王者小國 以載(角海老宝石)対 挑戦者源 大輝(ワタナベ)

日本ウェルター級戦:
王者高山 樹延(角海老宝石)対 挑戦者田中 亮治(ヨネクラ)


10月2日 金曜日
アルゼンチン
IBFクルーザー級戦:
王者ビクトル ラミレス(亜)対 挑戦者オビル マッケンジー(英)

*当初暫定王者だったラミレスは正規王者ヨアン パブロ エルナンデス(キューバ)とのIBF内での王座統一戦を予定していましたが、エルナンデスが再三試合を延期したため同団体はエルナンデスの王座を剥奪。ラミレスが正規、唯一のIBFクルーザー級王者に認定されました。このマッケンジー戦がラミレスにとって初防衛戦となります。
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スーパー王者のみがWBAの世界王者(色々:09‐25‐15)

2015年09月25日 00時10分50秒 | 世界ボクシング
最近(2015年9月25日ごろ)のニュースです。

1)WBOに続いてIBFも、WBAの世界王者はスーパー王者のみという見解を公表しています。ノニト ドネア(比)との対戦が消えたWBAレギュラー王者のスコット キッグ(英)は、同国人で北アイルランド出身のIBF王者カール フランプトンとの対戦を目指しているとの事。しかしIBFはあくまでフランプトンを無冠の選手として見ており、両者の対戦が実現する場合、IBFとWBAの王座統一戦にはならないと発表しています。

2)IBF、WBOと同様、ボクシングの有力紙であるThe RINGも、以前からスーパー王者のみがWBAの世界王者であるとしています。今度の日曜日に大阪で行われるフライ級戦もWBAの世界戦ではなく、フライ級12回戦になるという事ですね。

3)そんな中、その腐敗団体は来月17日に最重量級の暫定王座決定戦を決行することを発表。その試合に出場するのはルイス オルティス(キューバ)とマシアス ビドンド(亜)。オルティスと言えば昨年9月に、同団体の同王座決定戦に出場し、初回TKO勝利を収めています。しかし試合後のドーピング検査に引っかかり、その試合を無効という結果に代えた選手です。

4)日本ヘビー級王者の藤本 京太郎(角海老宝石)が10月21日に後楽園ホールで試合を予定していますが、対戦相手は流動的のようです。

5)ロイ ジョーンズ(米)対元WBOクルーザー級王者エンゾ マッカリネーリ(ウェールズ)戦が、11月28日にロシアで行われる可能性があるそうです。

6)6月にWBAフェザー級レギュラー王座への挑戦に失敗したビック ダルチニアン(豪)が来月3日、2010年5月以来に豪州のリングに登場。タイのモンコチャイ ルックムアンカンチ(Mongkoichai Lookmuangkanch)と10回戦で対戦します。このタイ人の戦績は12勝(7KO)4敗(2KO)負けで、スーパーバンタムからスーパーフェザーの体重で戦ってきた経験があるようです。
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山中、苦しい防衛(WBCバンタム級)

2015年09月24日 22時48分47秒 | 世界ボクシング
一昨日22日、大田区総合体育館で行われた試合結果です。
WBCバンタム級戦:
王者山中 慎介(帝拳)判定2対1(115-113x2、113-115)アンセルモ モレノ(パナマ)

*今回がちょうど10度目の世界戦登場となった山中。ご存知の通り山中にとり、これまでのキャリアで一番の難敵との対戦、そして苦しい試合となりました(キャリアの前半に2度の引き分けはありますが)。対戦相手がWBA王座から陥落していたとはいえ、現在のバンタム級では最巧の選手モレノだったから致し方ない、という声も聞かれます。しかし多くのラウンドで採点の振り分けが難しかったのは事実でしょうが、かなり山中贔屓の判定だった気がします。

   

私(Corleone)の採点は117対111でモレノ。自分はジャブを有効として採る傾向があります。しかし確実に言える事は、最後の3ラウンド以外のすべてのラウンドはパナマ人のペースだったこと。またモレノのジャブが素晴らしかったのに比べ、山中のそのパンチはかなり技術的に劣っていたように思いました。結果論になりますが、山中が前半戦からその武器であり左を当たろうが外れようが強振していくべきだったでしょう。

「素晴らしい技術戦だった」という声も聞かれますが、5月に行われた「メイウェザー対パッキャオ」戦では、メイウェザーの技術を褒めるより、「技術戦=つまらない」とい声が多く占めていましたね。もちろんその試合と、今回の試合の規模/注目度は全然違いますが。また、もし亀田兄弟が同じような競った試合で判定勝利を収めた場合、どのような反応が試合後待ち受けているでしょうか。大批判の嵐か、完全なる無視になるのではないでしょうか。

今回の試合を通し、ボクシングというのはリング上のパフォーマンス以外のもの(世間の注目度、ボクサーの常日頃の態度など)も大きく影響するという事が感じられました。



モレノといえば、山中以前にWBCバンタム級の安定政権を築いていた長谷川 穂積(真正)との在位期間が重なります。もし「長谷川対モレノ」戦が実現していたら?同じサウスポーでも違う型の長谷川でも、かなり苦しい試合を強いられていたでしょうね。
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ブドラー、同国人対決を制す(WBAミニマム級:レギュラー王座)

2015年09月23日 02時42分46秒 | 世界ボクシング
先週末19日土曜日、南アフリカで行われた試合結果です。
WBAミニマム級戦(レギュラー王座):
王者ヘッキー ブドラー 判定3対0(117-111、116-112、115-113)挑戦者シンピウェ コンコ(共に南ア)

*日本でもお馴染みのWBA最軽量級王座。特にブドラーは、IBF王者高山 勝成(仲里)と互いに対抗王者としての意識を公にしている仲。しかし日本と南アフリカの地理的関係からか、どうしても遠い存在に感じてしまいます。

過去3戦、欧州のモナコで防衛回数を伸ばしていたブドラーが、昨年の3月以来の故郷のリングに登場。これまでにWBAアフリカ、IBOインターコンチネンタル王座を獲得してきた同国人コンコと対戦しました。

判定は明白な形で王者を支持していますが、試合内容はブドラーにとり、これまでの防衛戦と比べかなり苦しかったようです。

苦しみながらも防衛に成功したブドラー。WBA王座の5度目、同時に保持するIBO王座では9度目の防衛成功となりました。注目の高山との頂上決戦は実現するのでしょうか?
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再戦は引き分け(WBOスーパーフェザー級)

2015年09月22日 03時28分09秒 | 世界ボクシング
今月12日、米国・ネバダ州ラスベガスで行われた試合結果です。

*この興行のメインを飾ったのは、WBA/WBCウェルター級戦フロイド メイウェザー対アンドレ ベルト(米)。このメイウェザーの最終戦は、試合内容、判定共にメイウェザーの快勝劇でした。しかしその他の2つの世界戦はかなり競り合ったないようだった様子です。

WBOスーパーフェザー級戦:
王者ローマン マルティネス(プエルトリコ)引き分け1対1(115-113、113-115、114-114) 挑戦者オルランド サリド(メキシコ)

*4月にマルティネスの地元で初対戦した両雄。その時はマルティネスが2度のダウンを奪い、サリドの反撃を抑える形で判定勝利。マルティネスが3度目の王座獲得を果たしています。立場を入れ替えて行われた今回の再戦は、サリドの地元というべきラスベガスでメキシカンが自力を発揮。初戦同様最終回のゴングを聞く結果となりましたが、「サリドが有利だった」という声が試合後に多く聞かれました。両者による決着戦も即行われる可能性があるようです。


WBCスーパーミドル級戦:
王者バドウ ジャック(スウェーデン)判定2対1(115-113、116-111、113-114)挑戦者ジョージ グローブス(英)

*4月に同王座を獲得したジャックが初防衛戦に迎えた相手は、一昨年、昨年と同国人であるカール フロッチとの2連戦(連敗)で評価を大いに上げたグローブス。グローブスはフロッチ戦後2連勝(1KO)を飾り、今回の挑戦権を獲得しています。

今回の一戦は試合前から挑戦者有利という予想が立てられていました。案の定初回、英国人がダウンを奪うという最高の形でスタートさせています。しかしここから維持を見せたのが現在ラスベガス在住のジャック。結局は僅差ながらも英国人を上回るジャッジの支持を得ることに成功。2対1の判定ながらも初防衛に成功しています。
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大森、圧勝でV1(日本バンタム級)

2015年09月21日 01時34分33秒 | 日本ボクシング
先週半ばの16日水曜日、島津アリーナ京都で行われた試合結果です。
日本バンタム級戦:
王者大森 将平(ウォズ)TKO6回1分37秒 挑戦者向井 寛史(六島)

*一戦ごとにその評価を高めている大森。今回の初防衛戦では、これまでに2度の世界挑戦経験を持つ向井を迎えています。

試合開始からペースをつかんだ大森ですが、3回、4回にはボディー攻撃で挑戦者からダウンを奪っています。5回には反撃を試みた向井ですがそれも長くは続かず。6回に大森が連打でダメージを加えたところでレフィリー・ストップ。名前のある相手を退け、堂々の初防衛に成功しています。

この大森、まだ映像を見たことのない選手ですが、何となく将来性(世界を狙える)選手がありそうで楽しみです。


日本ライト級戦:
王者徳永 幸大(ウォズ)TKO10回1分50秒 挑戦者鈴木 悠平(真正)

*大森と同じく今回が初防衛戦となった徳永ですが、ライト級戦は挑戦者のペースで試合が進んでいきます。終始打ち合いが続く一戦。最終回までは挑戦者がリードしていた試合ですが、最終回に左フックで鈴木をキャンバスに送った徳永。動かない鈴木を見て主審は迷わず試合終了のコール。王者が逆転TKOで初防衛に成功しています。
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