今週25日・火曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本フェザー級戦:
王者松本 圭佑(大橋)判定3対0(100-90x3)挑戦者藤田 裕史(井岡)
*ここまでの戦績が12勝(3KO)10敗(1KO負け)4引き分けで、ランキングも下位に位置する挑戦者を迎えた松本。快勝以上に楽勝すら予想されていました。しかし叩き上げの藤田は中々の曲者で、王者が試合を有利に進めていきますが、結局は波に乗りきることが出来ず。松本がフルマークで3度目の防衛に成功するも、今後に大きな課題を残す結果となりました。
下記は2024年6月28日現在の、フェザー級の王者たちとなります。
WBA:ニック ボール(英/0)
WBC:レイ バルガス(メキシコ/1)
WBC(暫定):ブランドン フィゲロア(米/1)
IBF:ルイス アルベルト ロペス(メキシコ/3)
WBO:ラファエル エスピノサ(メキシコ/1)
OPBF(東洋太平洋):堤 駿斗(志成/0)
WBOアジア太平洋:藤田 健児(帝拳/1)
日本:松本 圭佑(大橋/3)
WBOアジア太平洋スーパーミドル級戦:
挑戦者帝尊 康輝(一力)TKO初回85秒 王者ユン デオクノ(韓国)
*試合開始から1分、ユンの右でダメージ甚大なダウンを喫してしまった帝尊。敗北も時間の問題と思われましたが、勝利に急ぐ韓国人に挑戦者の左が見事なカウンターとなり大逆転のダウンを奪うことに成功。倒れたユンは足を痙攣していたため、主審はそこで試合を即止めています。
稀に見る大逆転劇を演じた帝尊。試合時間は僅か85秒でしたが、ストーリーが凝縮された一戦でした。
世界と日本トップ戦線の隔たりが無限のように大きいスーパーミドル級。下記は2024年6月28日現在の、同級のタイトルホルダーたちとなります。
WBA(スーパー):サウル アルバレス(メキシコ/防衛回数8)
WBA(レギュラー):デビット モレル(キューバ/6)
WBC:サウル アルバレス(メキシコ/7)
WBC(暫定):デビット べナビデス(米/2)
IBF:サウル アルバレス(メキシコ/4)
WBO:サウル アルバレス(メキシコ/5)
OPBF(東洋太平洋):野中 悠樹(ミツキ/0)
WBOアジア太平洋:帝尊 康輝(一力/0)
日本:帝尊 康輝(一力/0)
*ちょうど一年前に、同級の初代国内王座を獲得している帝尊。その時空位の王座を争った野中 悠樹(ミツキ)は、現在OPBF王座に君臨しています。両者の再戦は勿論の事、彼らに続く選手が出てきてほしいものです。