DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

今週末の試合予定

2018年06月30日 00時11分04秒 | 世界ボクシング
2018年6月最終週末の試合予定です。

30日 土曜日
米国・オクラホマ州
WBOスーパーミドル級戦:
王者ヒルベルト ラミレス(メキシコ)対 挑戦者ロアメール アングロ(コロンビア)

*今週末も先週末と同様に、予定されている主要団体の世界戦は上記の一試合のみ。サッカーのワールド杯が開催中だから仕方がないでしょうが、世界戦開催ゼロよりはよほどいいことです。
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ベルチェル、古豪に快勝(WBCスーパーフェザー級)

2018年06月29日 00時59分00秒 | 世界ボクシング
先週末23日・土曜日、メキシコで行われた試合結果です。
WBCスーパーフェザー級戦:
王者ミゲル ベルチェル(メキシコ)TKO3回1分53秒 挑戦者ジョナサン バロス(亜)

*2010年から2011年にかけてWBAフェザー級王座に君臨していたバロスを迎えたベルチェル。その後もそれなりの実績を積んでいたアルゼンチン人でしたが、現在の実力、そして体力でベルチェルに圧倒的に劣っていました。

初回からベテランを圧倒していったベルチェル。2回にはコンビネーションからの左フックでダウンを奪うと、3回には立て続けに2度のダウンを付け加えます。試合継続を望んでいたバロスですが、彼の陣営がそれ以上の試合続行を許さず。ベルチェルのワンサイドマッチはそこで終了しています。

古豪を苦も無く破り、昨年1月に獲得した王座の3度目の防衛に成功したベルチェル。次戦では、しぶとい同国人ミゲル ローマンとの防衛戦が予定されています。ちなみにこのローマン、2011年3月(震災の翌日)に、当時バロスが保持していたWBAフェザー級王座に挑戦し大差判定負け。その1年後には、2階級上のWBC王者アントニオ デマルコ(メキシコ)に5回TKO負け。その後18連勝し、昨年1月に元WBC同級王者三浦 隆司(帝拳)と大激戦を演じ、最終的には半殺し状態にあっています。三浦はローマンに勝利した後、世界王座への返り咲きを目指してベルチェルに挑戦。判定負けを喫しています。

ボクシングには相性というファクターが勝敗に大きな影響を与えます。ベルチェルとローマンの相性というものが、どういうものかというのは、両者が拳を交えてみるまで分かりません。しかしローマンのこれまでの経歴を振り返ってみると、ベルチェルの勝利はよほど固いものだと思われます。

現在のスーパーフェザー級で、他団体王者たちと比べても実力が抜きんでた存在のベルチェル。ワシル ロマチェンコ(ウクライナ)との対戦が見てみたかったです。
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三代、6戦目で王座奪取に成功(OPBFスーパーフェザー級)

2018年06月28日 04時51分05秒 | 世界ボクシング
今月20日、東京・ディファ有明で行われた試合結果です。
OPBF(東洋太平洋)スーパーフェザー級戦:
挑戦者三代 大訓(ワタナベ)判定2対1(115-113x2、113-115)王者カルロス マガレ(比)

*プロデビュー僅か6戦目でOPBF挑戦となった三代。アマチュアでは60戦近いキャリアを持ち、昨年3月にプロデビューを果たしている23歳。対するマガレは三代の6倍のキャリアの持ち主。これまでに9つの敗戦を喫してきましたが、ロシア(2度)、豪州、ガーナ、マレーシアでの試合経験もあり、日本ではこれまで3戦全勝(全KO)という筋金入りの実力者といっていいでしょう。

そんな強敵を相手に三代はフルラウンドに渡り奮戦。中盤戦に危ない場面もありましたが、何とか逃げ切ることに成功し王座奪取。同門の大先輩である内山 高志より2戦早く同じベルトを獲得することに成功した三代。今後はどこまで内山に近づく事が出来るのでしょうか。ちなみに内山はOPBF王座獲得時から圧倒的な強さを見せ、その王座を5度の防衛に成功。世界王座挑戦時もチャンピオンを飲み込む形で世界のベルトを獲得しました。三代の目標は当然の如く内山を超える事。かなりの難題になりますが、新王者の今後の成長に期待しましょう。
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岩佐、指名挑戦者撃退なるか(IBFスーパーバンタム級)

2018年06月27日 00時48分31秒 | 世界ボクシング
8月16日、後楽園ホールで予定される試合です。
IBFスーパーバンタム級戦:
王者岩佐 亮佑(セレス)対 挑戦者TJ ドヘニー(豪)

*昨年9月、2度目の挑戦で世界のベルトを腰に巻く事に成功している岩佐。今回、2度目の防衛戦を日本のボクシングの聖地である後楽園ホールで行います。挑戦者ドヘニーは、アイルランド出身で現在は豪州を本拠地としている31歳。ここまでの戦績は19戦全勝14KOと素晴らしいもの。それに加えてドヘニーは、岩佐が苦手としている左構え(サウスポー)の選手。岩佐が長期政権を築くなら、何としても苦手を克服し、乗り越えたい防衛戦となります。

現在のIBFスーパーバンタム級ランキングを見てみると、亀田 和毅(協栄)、大竹 秀典(金子)、和氣 慎吾(Flash山上)、久我 勇作(ワタナベ)と国内の実力者がズラリと名前を連ねています。ドヘニー撃退に成功すれば、面白いカード実現が可能となります。岩佐のV2達成に嫌でも期待が集まってしまいます。
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ダラキアン、指名挑戦者に快勝(WBAフライ級)

2018年06月26日 03時27分56秒 | 世界ボクシング
今月17日、ウクライナで行われた試合結果です。
WBAフライ級戦:
王者アルチュム ダラキアン(ウクライナ)TKO8回2分54秒 挑戦者ヨドモンコン CP フレッシュマート(タイ)

*本来なら指名挑戦者として、2017年内に日本のリングに立つ予定だったダラキアン。前王者が突然と現役を引退してしまったため、その雄姿を日本のファンに見せる機会を失ってしまいました。路線変更を余儀なくされたダラキアンは今年の2月、16戦目にして初めてウクライナ以外の地で試合に臨み、見事に勝利。当時空位だったWBAフライ級のベルトを獲得しています。

ダラキアンが初防衛戦に迎えたのが指名挑戦者で、以前、同暫定王座の座に就いた経験があるヨドモンコン。27歳ながらもすでに50戦以上のキャリアを誇るタイ人です。そんなアジアの強豪を相手に、ウクライナ人はその能力を如何なく発揮していきます。

ガードは低く、フットワークはドタバタとして落ち着きがありません。しかしパンチを含め動き全体にスピードがあり、加えてその動きは変則的。タイ人は対戦相手の動きを見ているのが精いっぱい。ダラキアンのパンチが届く距離はヨドモンコンより長いため、ダラキアン打ち放題+当て放題。回を重ねるごとに、王者のリードは広がっていくのみ。気が付けばレフェリーが試合を止めた8回終了直前までに、ダラキアンが3度ものダウンを奪うワンサイドの試合に。

   
(豪快なボクシングで指名挑戦者を圧倒するダラキアン)

その全勝記録を17(12KO)に伸ばすとともに、本場米国で獲得した王座の初防衛に成功したダラキアン。軽量級らしからぬ豪快なボクシングを見せますが、穴はあります。ただ、WBAフライ級ランキングを見てみると、しばらくはその王座は安泰のようです。出来れば前王者との対戦を見てみたかった。その一言に尽きます。


(ウクライナの強豪ダラキアン。昨年、大阪のリングでその雄姿を見せてほしかった)
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永久追放にすべき(色々:06‐25‐18)

2018年06月25日 00時24分24秒 | 世界ボクシング
最近(2018年6月25日ごろ)のニュースです。

1)本来なら先週22日の金曜日に後楽園ホールで行われる予定だった日本バンタム級王座決定戦、村中 優(フラッシュ赤羽)対 斉藤 裕太(花形)。村中が前日計量に失敗したために、試合自体が中止となりました。村中の計量失敗というのは今回で何と4度目。これまでに2度の試合出場停止処分を受けていましたが、これ以上は許されるべきでないでしょう。村中はプロボクサーとして失格。日本ボクシング界から永久追放されるべきです。加えて村中の責任者であるフラッシ赤羽ジムに対しても厳しい処分を科すべきです。

2)OPBF(東洋太平洋)バンタム級王者マーク ジョン ヤップ(比/六島)対井上 拓真(大橋)によるWBCバンタム級王座挑戦者決定戦が9月11日、後楽園ホールで行われます。好試合が期待できそうです。この試合にヤップが保持しているOPBF王座が争われるかは不明です。

3)本来なら先月にサウジアラビアで行われる予定だったクルーザー級の4団体王座統一戦、WBC/WBO王者アレくサンデル ウシク(ウクライナ)対IBF/WBA王者ムラト ガシエフ(露)戦は、来月21日にロシアの首都モスクワで決行される模様です。

4)WBAライトヘビー級王者のドミトリー ビボル(キルギスタン)が8月4日、イサック チレンベ(マラウィ)を相手に保持する王座の5度目の防衛戦を行います。ビボルが出場する興行では、WBO同級王者セルゲイ コバレフ(露)も防衛戦を予定しており、8月の試合で両王者が防衛すれば、王座統一戦に向け交渉に入るのではないでしょうか。ちなみにチレンベは2016年7月に、当初コバレフが保持していた3団体統一王座に挑戦。その時は大差判定で敗れています。

5)来月14日、WBAスーパーミドル級王者タイロン ツォイゲ(独)が4度目の防衛戦を予定しています。ツォイゲに挑戦するのは、これまでに英国、英連邦、WBAインターコンチネンタル、WBCインターナショナル同級王座を獲得ししてきたロッキー フィールディング(英)。

6)フィールディングはこれまでに27戦行い、26の白星を重ねてきました。この英国人に唯一の黒星を与えたのが、同国人のカラム スミス。スミスはこちらも英国出身のWBAスーパーミドル級のスーパー王者であるジョージ グローブスへの挑戦が決まっています。本来ならその一戦は今月行われる予定でした(でしたよね?)がグローブスの怪我のために延期に。早く実現してほしいですね、このスーパーミドル級での英国ダービー。
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プロ9戦目が決定(スーパーバンタム級)

2018年06月24日 23時30分51秒 | 強いぞジョーさん
7月27日、エディオンアリーナ大阪第2競技場で予定される試合です。
スーパーバンタム級8回戦:
辰吉 寿以輝(大阪帝拳)対 ノルディ マナカネ(インドネシア)

*元WBCバンタム級王者辰吉 丈一郎(大阪帝拳)の次男坊寿以輝のプロ9戦目が決定。実戦数が58戦(32勝18KO24敗2分)のマナカネと対戦します。いかにも大阪帝拳ジムは苦慮して探してきた感のある選手。最新の3試合で黒星を喫している選手ですが、2012年4月には、横浜のリングで当時WBAバンタム級のレギュラー王者だった亀田 興毅(亀田)に挑戦し判定まで粘った選手です。負けが多い選手ですが、これまでの試合を振り返って見てみると、父の丈一郎よりかなり実力が劣っている寿以輝にとっては強敵でしょうね。寿以輝が苦しみながらも明白な勝利を収めることに期待しています。
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今週末の試合予定

2018年06月23日 00時19分06秒 | 世界ボクシング
2018年6月第4週末の試合予定です。

23日 土曜日
メキシコ
WBCスーパーフェザー級戦:
王者ミゲル ベルチェル(メキシコ)対 挑戦者ジョナサン バロス(亜)

*今週末予定されている、主要団体の世界戦は上記の一試合のみ。まあ、サッカーのワールド杯が開催中だから仕方がないでしょう。
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アコスタ、最終回TKOで初防衛に成功(WBOライトフライ級)

2018年06月22日 01時25分13秒 | 世界ボクシング
先週末16日・土曜日、プエルトリコで行われた試合結果です。
WBOライトフライ級戦:
王者アンヘル アコスタ(プエルトリコ)TKO12回1分43秒 挑戦者カルロス ブイトラゴ(ニカラグア)

*昨年5月に来日し、当時同王座を保持していた田中 恒成(畑中)に挑戦。好試合を演じるも、田中の技術に一歩及ばず世界獲得ならず。それと同時に自身初黒星を喫したアコスタ。しかし田中が自身の負傷+減量苦からその王座を返上。アコスタは昨年師走に行われた田中の後釜争いに勝利し、念願の世界のベルトを腰に巻くことに成功しています。

挑戦者ブイトラゴは、昨年の大晦日に東京のリングでIBFミニマム級王者京口 紘人(ワタナベ)に挑戦しTKO負けを喫した選手。今回が5度目の世界挑戦と実績はあるものの、田中戦以外のすべての試合で勝利を収め、勝った試合はすべて規定ラウンド内で終わらせているアコスタの勝利は不動と思われていました。

試合の方は予想通りといいますか、地元の王者が終始支配。ブイトラゴが最終回まで粘ったことの方が評価されるべきでしょう。しぶといニカラグア人を最終回に仕留め初防衛に成功したアコスタ。戦績を18勝(18KO)1敗にしています。そのKO率は何と95%。ライトフライ級では驚異的な数字です。現在アコスタへの指名挑戦権を保持しているのは大橋ジムの原 隆二。そして同級の5位には日本王者久田 哲也(ハラダ)が君臨しており、年内にも日本人選手との防衛戦が実現する可能性が高いのではないでしょうか。
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二人とも現役だったのか...(ライト級)

2018年06月21日 00時39分53秒 | 世界ボクシング
先週末16日・土曜日、メキシコで行われた試合結果です。
ライト級10回戦:
元WBOスーパーバンタム級王者ウィルフレド バスケス(プエルトリコ)KO3回 元3団体スーパーフライ級王者クリスチャン ミハレス(メキシコ)

*日本でもお馴染みの元世界王者同士の対戦。てっきり両選手ともすでに現役から退いていると思っていました。

ミハレスの引退試合として行われた一戦ですが、ミハレス陣営としては、名前があって、危険度の少ない対戦相手を選んだつもりでしょう。しかし結果はミハレス陣営の思惑とは一致しませんでした。

この試合がちょうど70戦目となったミハレス。2014年3月に、当時WBCスーパーバンタム級王者と君臨していたレオ サンタ クルス(メキシコ/現WBAフェザー級王者)に大差判定負けを喫してしまいましたが、その後は10連勝。対するバスケスは、2016年10月に、同胞のファン マヌエル ロペスに11回TKO負けを喫しており、それ以来試合から遠ざかっていました。しかもロペス戦を含め3連敗中と完全に終わった選手と見られていました。

ミハレスが来日してWBCスーパーフライ級の暫定王座を獲得したのは2006年の秋。バスケスがWBOスーパーバンタム級王座に就いたのは2010年2月。両者が世界の第一線で戦っていたのは、かなり前になるんですね。今回両者はスーパーフェザー級強の132ポンドでリングに登場。ミハレスの腹回りは弛んでいましたが、1年半ぶりの実戦だったバスケスは、それなりに引き締まった体格でリングに登場しました。

もちろん、両者には多くの期待を寄せてはいませんでした。しかしそれなりのボクシングを見せた2人の元世界王者。どちらともいえない流れのまま3回に突入。その回の2分過ぎ、バスケスがミハレスをコーナーに追い込み連打を浴びせます。最後はプエルトリコ人の右がメキシカンをフロアに送ると共に鼻を破壊。ミハレスはカウント内に立ち上がることができず、試合はそこで終わってしまいました。

2014年11月以来の勝利を収めることに成功したバスケス。戦績を25勝(20KO)7敗(2KO負け)1引き分けとしています。今後も現役継続なんでしょうかね?そのボクシングスタイルは、父のバスケス・シニアより、同胞の先輩ミゲル コット似といったほうがしっくりきます。

残念ながら有終の美を飾れなかったミハレス。戦績は59勝(27KO)9敗(2KO負け)2引き分け。この試合で引退するとは言っていましたが、まだまだ戦い続けそうな気がします。
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