昨年2017年にその活躍が顕著だった選手を5名選んでみました。今回は日本国内の選手5名からになります。
日本ライトフライ級王者久田 哲也(ハラダ)/2017年の年間戦績は3勝(2KO)
*WBAとIBF王座を統一した田口 良一(ワタナベ)は年間MVPに値する活躍を見せました。本来ならこの久田を相手に、当時保持していた日本王座の防衛戦を予定していたWBC王者ケンシロウも世界の強豪に揉まれながらドンドン成長していきました。WBO王座を返上し、フライ級に転向していった田中 恒成(畑中)も田口、ケンシロウ以上に世界戦での試合内容で凄かったです。しかしここはあえて、39戦目にして初のタイトル戦に出場し、王座獲得。そしてその王座を2度守った久田を選びました。
WBOフライ級王者木村 翔(青木)/3勝(3KO)
*WBC同級王者比嘉 大吾(白井・具志堅)のどちらにしようか迷いました。しかし2017年のこの時期、日本国内でもほぼ無名だった木村。その後敵地で世界王座を奪取し、初防衛戦は指名挑戦者を退けることに成功。久田同様、こういうたたき上げの選手は応援したくなります。
WBOスーパーフライ級王者井上 尚弥(大橋)/3勝(3KO)
*3試合とも試合内容がやば過ぎ。挑戦者が可哀想です。今年はバンタム級での世界即挑戦が無理なら、スーパーバンタム級も視野に入れてもらいたいです。
WBAライト級王者ホルヘ リナレス(ベネズエラ/帝拳)/2勝(2判定)
*2015年以降太平洋はおろか、大西洋までも超えて活躍しているリナレス。正に世界を舞台に戦っている強豪です。今年もどれだけの活躍が見れるか楽しみです。
OPBF(東洋太平洋)/WBOアジア太平洋/日本スーパーウェルター級王者井上岳志(ワールドスポーツ)/4勝(3KO)
*このまま成長していけば、ひょっとすると世界挑戦までたどり着けるかも、と期待を抱かせるスーパーウェルター級の井上。少々残念なことに、日本王座は返上してしまいました。出来ればもう一つ上の王座を腰に巻くまで、日本国内のベルトを守りながら世界挑戦を目指して貰いたかったです。