DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

意見番(07‐31‐15)

2015年07月31日 02時26分18秒 | ボクシングネタ、その他雑談
2015年7月31日ごろの意見番です。

*いい感じです。こうやって両誌が若干違う表紙を持ってくるというのは。



ボクシング・マガジンの表紙の件ですが、三浦 隆司(帝拳)がこの4強に載るのは当然だと思います。しかし内山 高志(ワタナベ)に敗れたとき、その後の三浦の活躍を誰が予想出来たでしょうか?まったくもって感服です。

話は変わりますが、そろそろフロイド メイウェザー(米)の9月12日の試合の対戦相手が正式発表されてもいい時期だと思うのですが。その試合まであと7週間。実際はあとは発表のみ、までこぎつけているのでしょう。
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48勝2KOのクエンカが世界王者に(IBFスーパーライト級)

2015年07月30日 01時08分54秒 | 世界ボクシング
今月18日、中国・マカオで行われた試合結果です。
IBFスーパーライト級王座決定戦:
セサール クエンカ(亜)判定3対0(117-108、116-109、115-110)ヤン イク(中国)

*この試合後の戦績が48勝2無効試合で、その勝利の内KO勝利が僅か2。その驚異的な戦績から以前から気になっていた選手です。

プロ50戦目にして初の世界挑戦の機会を得たクエンカ。構え、パンチの打ち方は非常によく、パンチもよく出て、フットワークもスムーズ。しかしその放つパンチはあくまで相手に触るために放っているという感は拭えません。カウンター、ボディー攻撃も時には見せますが、そのほとんどは顔面狙い。しかし50戦してKO率が4%とというのはまったく持って凄いとしか言いようがありません。

初回終了間際、連打から左を当てダウンを奪ったアルゼンチン人ですが、5回には逆に中国人の右でダウンを奪われています。

今回がプロ19戦目だったイク。悪い選手ではないのですが、クエンカと比べるとその動きの鈍さが目立ってしまいました。

9回以降疲れが目立った中国人。最終回にレスリング行為から相手を投げ飛ばしたために減点1を科されています。

同級、そして一つ上のウェルター級には元WBCスーパーライト級暫定王者ルーカス マッティーセ、WBAスーパーライト級、ウェルター級王者マルコス マイダナ、そしてWBAウェルター級暫定王者ディエゴ チャべスと激戦好きのアルゼンチン人が目白押しですが、同国から極端に違ったタイプの選手が出るというのも中々凄いものですね。しかしクエンカ、その技術は認めますが、はっきり言って見ていてつまらない選手です。




スーパーバンタム級強10回戦:
ノニト ドネア(比)TKO2回1分41秒 アンソニー セトル(仏)

*今年に入り同級に再降格してきたドネア。今回の試合はスーパーバンタム級リミットを1ポンド越える体重で行われています。

腹回りがかなりダブついていた比国人。しかしパンチにはスピードがあり、非常にシャープでした。

初回1分過ぎ、ドネアの左ボディーが効き、数秒後にフロアに転落したセトル。同回終盤、右(上)、左(ボディー)のコンビネーションを貰い再びキャンバスに沈みます。

2回、今度は右のクロスでフランス人からダウンを奪ったドネア。セトルはカウント内に立ち上がりますが、陣営からタオルが投入され試合終了。ドネアが圧勝で再起2連勝を飾っています。
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10月にゴロフキン対レミュー(色々:07‐29‐15)

2015年07月29日 00時42分21秒 | 世界ボクシング
最近(2015年7月29日ごろ)のニュースです。

1)10月17日、米国ニューヨーク州で統一ミドル級戦が行われます。WBAのスーパー王座とWBC暫定王座を保持するゲネディー ゴロフキン(カザフスタン)とIBF王者デビット レミュー(カナダ)がそれぞれの王座を賭け激突。ゴロフキンにとり、自身がもっとも長く保持するWBA王座の15度目の防衛戦となります。もしこの試合に勝利した場合、カルロス モンソン(亜)の連続防衛記録14を抜き、バーナード ホプキンス(米)の築いた20連続(19?)防衛に続くミドル級史上2番目の記録となります。

ニューヨークを中心とする米国東海岸には現在、WBAレギュラー王者ダニエル ジェイコブス(米)、WBO王者アンディー リー(アイルランド)、元WBO王者ピーター クイリン(米)、そしてWBC王者ミゲル コット(プエルトリコ)等が主戦場にしています。同地区では10月の試合後も面白いカードが提供される可能性大、ではないでしょうか?

2)昨年6月から試合を行っていないWBOスーパーウェルター級王者デメトリアス アンドラーデ(米)。近日中に王座を剥奪される公算大との事。

3)WBCスーパーライト級王座決定戦ビクトル ポストル(ウクライナ)対ルーカス マッティーセ(亜)戦は10月3日、米国カリフォルニア州で決行される見通しです。

4)WBAミニマム級王者ヘッキー ブドラー(南ア)対同国人シンプウェ コンコ戦が9月19日に行われる予定です。

5)WBCスーパーバンタム級王者レオ サンタ クルス(メキシコ)が元王者アブネル マレス(メキシコ)と来月29日、無冠戦で対戦。勝者はWBCからダイヤモンド・ベルトが授与されるそうです。

6)クルスの後釜争いというべきでしょうか。同じ興行でウーゴ ルイス(メキシコ)とフリオ セハ(メキシコ)の間で、WBCの暫定王座決定戦が行われる予定です。

7)来月15日から2週間に一試合のペースで3試合出場を予定している元スーパーマン、ロイ ジョーンズ(米)。もっとも迫った試合、8月15日に米国コネチカット州で予定される試合の対戦相手が決まったようです。ジョーンズが対戦するのはビリー ベイリー(米)という選手で、これまでの戦績が12勝(3KO)19敗(4KO)。ここ15戦の戦績が2勝(0KO)13敗で、8回戦以上の試合経験はないようです。
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キッグ、元王者をTKO(WBAスーパーバンタム級:レギュラー王座)

2015年07月28日 02時37分58秒 | 世界ボクシング
今月18日、英国で行われた試合結果です。
WBAスーパーバンタム級戦(レギュラー王座):
王者スコット キッグ(英)TKO2回1分21秒 挑戦者・前IBF王者キコ マルティネス(スペイン)

*同級のIBF王座には、キッグの同胞であるカール フランプトンが君臨中。そのフランプトンは昨年9月、マルティネスに大差判定勝利を収めその王座を獲得しています。

結果だけ見るとキッグが、フランップトンは36分費やしてもKO出来なかった選手を4分半の間に2度倒しTKO。キッグの強さばかりが誇張され気味です。しかし実際は、スペイン人が前に出てき続けてくれたために起こった早期決着だったのではないでしょうか。

実際初回2分半過ぎ、マルティネスのパンチでぐらついた英国人。それ以外も初回はスペイン人の前進にタジタジでした。

本来なら自ら攻めるのが持ち味であるキッグ。2回、右アッパーからの連打でダウンを奪うと、今度は連打から再び右を当てダウンを追加。レフェリーはそこで試合を止めています。

6度目の防衛に成功したキッグは、フランプトンとの英国ダービーより、ノニト ドネア(比)との対戦の可能性が高いとの情報があります。


WBAライト級戦(レギュラー王座):
王者ダルレイ ペレス(コロンビア)引き分け(0対1:113-113x2、111-116)挑戦者アンソニー クロラ(英)

*戦わずして暫定王座からレギュラー王座に昇格したペレス。苦しみながらも2度目の防衛に成功。王者は低打により減点を2つ科せられています。
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コバレフ、楽勝(3団体統一ライトヘビー級)

2015年07月27日 05時24分26秒 | 世界ボクシング
一昨夜25日、米国・ネバダ州ラスベガス
3団体統一ライトヘビー級戦:
王者セルゲイ コバレフ(露)KO3回2分38秒 挑戦者ナジブ モハメディ(仏)

*現役最強王者の一人と謳われるコバレフが、IBFの指名挑戦者であるモハメディに圧勝。最初に手にしたWBO王座の6度目、バーナード ホプキンス(米)から吸収した残り二つの王座の2度目の防衛に成功しています。

試合前からコバレフの勝利が予想されていた一戦ですが、まさかここまで一方的な試合になるとは想像していませんでした。

同じ距離で戦う両者。試合開始早々から王者が丁寧な左ジャブでゲームをコントロールしていきます。

2回もちょうど中盤に差し掛かった頃、コバレフの右からそれに続く連打でモハメディがダウン。試合再開後クリンチを繰り返す挑戦者は、明らかに効いていました。

3回、挑戦者が入ってきたところに右を合わせ、再びフランス人をキャンバスに送ったコバレフ。鼻を痛めたのでしょうか?挑戦者はカウント内に立ち上がる事は出来ませんでした。

   

予想以上のワンサイドマッチを制したコバレフですが、次の試合を11月28日にロシアの首都モスクワで予定しているようです。その試合の対戦者の筆頭には同国人アルツロ べテルビエフの名前が挙がっています。コバレフからすれば、べテルビエフはそのプロキャリアが浅い内に早めに叩いておいた方が賢明でしょう。

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アブラハム、ライバル戦に勝利(WBOスーパーミドル級)

2015年07月26日 02時06分20秒 | 世界ボクシング
先週末18日、ドイツで行われた試合結果です。
WBOスーパーミドル級戦:
王者アーサー アブラハム TKO6回1分14秒 挑戦者ロバート ステイグリッツ(共に独)

*今回が4度目の対戦となった両雄。そのライバル戦に明白な形でアブラハムが終止符を打ちました。

倒す気満々でスタートを切ったステイグリッツ。次々にパンチを繰り出していきます。それを迎え撃つアブラハムは、いつものようにガードを固めインサイドから的確なパンチを返し応戦していきます。

4回、攻めに逸ったステイグリッツに左ジャブをコツンと当てダウンを奪ったアブラハム。ダメージはありませんでしたが、このあたりからアブラハムが徐々にペースを上げていきます。

6回、それまでのダメージの蓄積が一気に噴出した感のあるステイグリッツ。右をカウンター気味に貰い2度目のダウンを喫してしまいます。ステイグリッツ陣営はそこでストップを要請し、試合はそこで終了しています。

   

ライバルを沈め、保持する王座の4度目の防衛に成功したアブラハム。対スティグリッツ戦の戦績を3勝(1KO)1敗(1KO)にしています。正直、両者による5度目の対戦は必要ないでしょう。


アブラハム対ステイグリッツによるライバル戦史(4試合すべてがWBOスーパーミドル級戦):

第一戦:2012年8月25日
挑戦者アブラハム 判定3対0(116-112x2、115-113)王者ステイグリッツ

第二戦:2013年3月23日
挑戦者ステイグリッツ TKO4回 王者アブラハム

*アブラハムの左目負傷によるTKO決着。

第三戦:2014年3月1日
挑戦者アブラハム 判定2対1(115-110、114-111、112-113)王者ステイグリッツ

第四戦:2015年7月18日
王者アブラハム TKO6回1分14秒 挑戦者ステイグリッツ


WBAスーパーミドル級王座決定戦(暫定王座):
ビンセント フェイゲンブツ(独)TKO3回1分21秒 マウリシオ レイノソ(ペルー)

*WBOの同級王座で、ドイツ人のライバル同士による決着戦が行われた興行で、同国同級の新鋭が暫定王座ながら世界王座を獲得しています。新王者フェイゲンブツはまだ19歳で、この試合後の戦績が20勝1敗で、これまでのKO/TKO勝利は19にも上ります。
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今週末の試合予定

2015年07月25日 02時32分17秒 | 世界ボクシング
2015年7月最終週末の試合予定です。

25日 土曜日
米国・ネバダ州ラスベガス
3団体統一ライトヘビー級戦:
王者セルゲイ コバレフ(露)対 挑戦者ナジブ モハメディ(仏)

米国・ネバダ州ラスベガス(上記とは別会場)
WBAクルーザー級王座決定戦(暫定王座)
ベイビュート シュメノフ(カザフスタン)対 BJ フローレス(米)


29日 水曜日
タイ
WBAフライ級王座決定戦(暫定王座):
サタン クラティエンデーンジム(タイ)対 グレゴリオ レブドン(ドミニカ)
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寿以輝、2連勝を飾る(バンタム級)

2015年07月24日 00時17分34秒 | 強いぞジョーさん
今週20日月曜日、大阪・なみはやドームで行われた試合結果です。
バンタム級4回戦:
辰吉 寿以輝(大阪帝拳)TKO2回2分28秒 岡村 直樹(エディタウンゼント)

*4月にプロデビューを果たした辰吉2世。3ヶ月でどれだけ成長したかに注目が集まりました。

初回、自分からは仕掛けられず、相手に合わせ後手後手のボクシングになってしまった寿以輝。右を2度クリーンヒットさせられました。

2回、陣営からの指示が出たのか、当たらなくとも左ジャブを出し始めます。これで攻撃にリズムが出たのでしょうか、最後は豪快に左フックを浴びせ岡村を吹っ飛ばす形でダウンを奪っています。ここで岡村陣営からストップの要請があり試合終了。圧勝とまではいきませんでしたが、デビュー2連勝を飾っています。

   

試合後、しっかりと相手コーナーに挨拶に出向いた寿以輝。この姿勢を忘れずに、今後も試合に臨んでいって貰いたいですね。
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粉川、王座奪回(日本フライ級)

2015年07月23日 01時34分19秒 | 日本ボクシング
先週17日金曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本フライ級王座決定戦:
粉川 拓也(宮田)判定3対0(98-92x2、97-93)斎藤 洋輝(ワタナベ)

*前王者である村中 優(フラッシュ赤羽)が体重超過という失態を犯し空位となっていた王座の決定戦。その村中に2013年師走に王座を王座を奪われている粉川が力の差を見せ付けて勝利。王座の返り咲きに成功しています。

試合内容は採点以上に競った内容だった様子。しかしアマチュアキャリアがあるとはいえ、これまでに10回戦の試合を行った経験を持たない選手を王座決定戦に出場させるのはどうかと思います。

これまでに暫定王座を含め2度の世界戦を経験。一つ上のスーパーフライ級ではOPBF(東洋太平洋)王座を獲得している粉川。現時点では上を目指すよりも、地固めに集中すべきでしょう。
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フランプトン、不覚のダウンを喫するも試合には快勝(IBFスーパーバンタム級)

2015年07月22日 00時55分27秒 | 世界ボクシング
先週末18日土曜日、米国・テキサス州で行われた試合結果です。
IBFスーパーバンタム級戦:
王者カール フランプトン(英)判定3対0(116-108x2、115-109)挑戦者アレハンドロ ゴンザレス(メキシコ)

*プロ21戦目にして英国外初の試合に臨んだフランプトン。気合は十分だったのですが、空回りしているというのでしょうか、少々体が硬かったようです。試合開始40秒、左ジャブの突き合いで打ち負けたフランプトンは、ストンと手をつく感じでダウンを喫してしまいます。その後何事もなかったように試合は再開されますが、その回終了間際、右パンチを被せられ膝をついてしまいます。2つのダウンからのダメージはなかったようですが、いきなり敵地で苦境に陥ってしまいます。

     

2回以降、左を中心にしたテンポのいいボクシングで主導権を握っていったプランプトン。3回にゴンザレスが低打で減点を科せられたため、前半戦でポイント上で逆転に成功しています。

中盤以降も切れのあるパンチ、動きで試合を試合していった英国人。9回、少々強引に攻めて行った所に何度かカウンターを貰ってしまいましたが大勢に影響はありませんでした。挑戦者は11回に再度、ローブローにより減点を科せられています。

   

初回に不覚のダウンを喫したフランプトンですが、その後は安定したボクシングを披露し、結果として大差の判定勝利を収める事に成功。2度目の防衛に成功しています。

先月、フランプトンへの挑戦権を獲得しているのがサウスポーの和氣 慎吾(古口)。フランプトンはこれまでに、2度世界王座を獲得しているスティーブ モリター(カナダ)や、2階級を制したウーゴ カサレス(メキシコ)等左構えの強豪に圧勝してきています。和氣がスピードで王者を苦しめる所までは想像できるのですが、それ以上は苦しいように思います。試合後、フェザー級への転向の可能性も示唆しているようですが、対和氣戦が実現の場合は是非日本でその雄姿を見せてほしいものですね。
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