先週末26日土曜日、米国カリフォルニア州で行われた試合結果です。
WBC米大陸スーパーライト級王座決定戦:
ルーカス マッティーセ(亜)TKO11回22秒 ジョン モリナ(米)
*昨年9月にダニー ガルシア(米)に僅差の判定で破れWBC王座統一/WBA王座獲得に失敗したマッティーセ。今回の半年振りの再起戦、対戦したのは2012年9月に一階級下のWBC王座に挑戦し、44秒でTKO負けを喫しているモリナ。KO率が80%以上のマッティーセだけに、序盤戦での安易なKO勝利も予想されていました。しかし蓋を開けてみるととんでもない大激戦が展開されていきます。
まず先制したのはモリナ。初回中盤に右クロスを当てて、タフなアルゼンチン人をぐらつかせます。その回終了間際には今度はマッティーセがお返しとばかりに左でモリナにダメージをあたえます。しかし2回、米国人が初回と同じパンチでマッティーセからダウンを奪ってしまいました。
3回、頭突きで左目じりをカットしたマッティーセ。5回には、三度右クロスをクリーンヒットさせられ2度目のダウンを喫してしまいます。そのパンチは明らかに後頭部への反則打。しかしレフェリーの位置からはクリーンなパンチに見えたようで、ダメージはなくも採点上不利な展開に追い込まれていってしまいました。
しかしその前の4回辺りから積極的に左ジャブを突き始めた元暫定王者。中盤戦には左ジャブ、そして右パンチがドンドンと当たり始め巻き返しを始めました。
8回、右ショートでモリナをぐらつかせたマッティーセ。その直後、押した形でモリナをキャンバスに送りますが、レフェリーはこれをダウンと取っています。
そして10回後半、怒涛の連打で2度目のダウンを奪ったマッティーセ。試合は11回開始直後にマッティーセがもう一度ダウンを追加したところで終わっていますが、モリナ陣営は10回終了時にストップを要請すべきだったでしょう。
大激戦を制し再起に成功したマッティーセ。10回終了までの採点では3対0(97-90、94-92、95-91)でリードしていましたが、いくらなんでも97対90はないでしょう。私は93対93のイーブンと見ていました。
マッティーセの試合はどれも面白いという事が改めて実感できました。
WBC米大陸スーパーライト級王座決定戦:
ルーカス マッティーセ(亜)TKO11回22秒 ジョン モリナ(米)
*昨年9月にダニー ガルシア(米)に僅差の判定で破れWBC王座統一/WBA王座獲得に失敗したマッティーセ。今回の半年振りの再起戦、対戦したのは2012年9月に一階級下のWBC王座に挑戦し、44秒でTKO負けを喫しているモリナ。KO率が80%以上のマッティーセだけに、序盤戦での安易なKO勝利も予想されていました。しかし蓋を開けてみるととんでもない大激戦が展開されていきます。
まず先制したのはモリナ。初回中盤に右クロスを当てて、タフなアルゼンチン人をぐらつかせます。その回終了間際には今度はマッティーセがお返しとばかりに左でモリナにダメージをあたえます。しかし2回、米国人が初回と同じパンチでマッティーセからダウンを奪ってしまいました。
3回、頭突きで左目じりをカットしたマッティーセ。5回には、三度右クロスをクリーンヒットさせられ2度目のダウンを喫してしまいます。そのパンチは明らかに後頭部への反則打。しかしレフェリーの位置からはクリーンなパンチに見えたようで、ダメージはなくも採点上不利な展開に追い込まれていってしまいました。
しかしその前の4回辺りから積極的に左ジャブを突き始めた元暫定王者。中盤戦には左ジャブ、そして右パンチがドンドンと当たり始め巻き返しを始めました。
8回、右ショートでモリナをぐらつかせたマッティーセ。その直後、押した形でモリナをキャンバスに送りますが、レフェリーはこれをダウンと取っています。
そして10回後半、怒涛の連打で2度目のダウンを奪ったマッティーセ。試合は11回開始直後にマッティーセがもう一度ダウンを追加したところで終わっていますが、モリナ陣営は10回終了時にストップを要請すべきだったでしょう。
大激戦を制し再起に成功したマッティーセ。10回終了までの採点では3対0(97-90、94-92、95-91)でリードしていましたが、いくらなんでも97対90はないでしょう。私は93対93のイーブンと見ていました。
マッティーセの試合はどれも面白いという事が改めて実感できました。