DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

今週末の試合予定

2017年09月30日 00時58分33秒 | 世界ボクシング
2017年9月最終週末の試合予定です。

30日 土曜日
ラトビア
WBCクルーザー級戦:
王者マイレス ブリエディス(ラトビア)対 挑戦者マイク ペレス(キューバ)


10月2日 火曜日
後楽園ホール
OPBF(東洋太平洋)フェザー級戦:
王者ノ サミュン(韓国)対 挑戦者清水 聡(大橋)
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初のタイトル獲得なるか?(色々:09‐29‐17)

2017年09月29日 00時06分35秒 | 世界ボクシング
最近(2017年9月29日ごろ)のニュースです。

1)昨年師走にプロデビューを果たした元スーパーライト級世界王者コンスタンチン チュー(露/豪)の実子ティム(豪)。これまでに6戦の実戦を積み重ね、全勝(5KO)という記録を残してきました。そのティムが来月22日、初のタイトル戦に出場します。これまで160ポンドを上限とするミドル級のリミット内で試合を行ってきたチュー2世ですが、今回の初タイトル戦はミドル級の一つ下の階級であるスーパーウェルター級、WBCの地域王座であるABC王座決定戦に出場します。

12回戦ではなく10回戦で行われるその試合。ティムと対戦するのは、14勝(3KO)5敗(1KO負け)の戦績の持ち主であるウェード ライアン(豪)。これまでにミドル級で同王座を獲得した経験のある、ティムからすると各上の選手となります。チュー2世にとってまさしく挑戦試合となるこの一戦。どんな試合内容、結果が待ち受けているのでしょうか。

2)2015年に、米国のリングで亀田 和毅(協栄)に2連勝しているWBAバンタム級レギュラー王者のジェイミー マクドネル(英)。昨年11月にモナコのリングでリボリオ ソリス(ベネズエラ)を接戦の末勝利。保持する王座の5度目の防衛に成功しました。その試合直後から、WBAからソリスとの再戦を行うよう指令がでていましたが、ようやく11月4日、昨年と同じモナコで両者による再戦が行われることが決定した模様です。ちなみにマクドネル、ソリス共に第一戦以降実戦から遠ざかっています。

3)4月に日本のリングでWBAスーパーバンタム級王座と決別したネイマール セルメニョ(ベネズエラ)。来月3日に中国のリングに登場。同地期待の星チャン シュと空位のWBAフェザー級インターナショナル王座を争います。ちなみにセルメニョは昨年、3度中国のリングで戦い、全勝(2KO)という戦績を残しています。

4)セルメニョと対戦するシュは12勝(ゼロKO)2敗の戦績の23歳。自身8戦目に豪州のリングでWBAオセアニア・スーパーフェザー級王座を獲得。その後同級で同団体のインターナショナル王座を吸収しています。このシュ、2014年4月に自身2戦目のリングで金沢のリングに登場。その試合がデビュー戦だったHamamoto Kotaという選手に4回判定勝利を収めています。そのHamamoto選手ですが、BoxRecによると、その一戦以外は試合を行っていません。またシュは2015年5月、カシミジムのハリケーン風太に6回判定勝利も収めています。

5)昨年2度、日本のリングで内山 高志(ワタナベ)を破ったWBAスーパーウェルター級王者のジェスリール コラレス(パナマ)。来月21日に米国・ニューヨーク州で、18戦全勝15KOという素晴らしい戦績のプエルトリカン、アルベルト マチャドの挑戦を受けます。

6)WBAスーパーフェザー級戦と同じリングには、WBAスーパーウェルター級レギュラー王者デメトリアス アンドラーデ(米)も登場。アランテス フォックス(米)とミドル級の無冠戦12回戦で対戦します。
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メリンド、苦しみながらも強豪を退ける(IBFライトフライ級)

2017年09月28日 01時03分08秒 | 世界ボクシング
今月16日、比国で行われた試合結果です。
IBFライトフライ級戦:
王者ミラン メリンド(比)判定2対1(115-112、117-110、113-115)挑戦者ヒッキー ブドラー(南ア)

*デビュー当初から世界を期待され続けてきたメリンド。昨年11月、10年以上のキャリアを要し、3度目の世界挑戦で暫定ながらもようやく世界のベルトを腰に巻くことに成功しました。

メリンドが初防衛戦を行ったのは今年の5月。東京のリングで当時の正規王者であった八重樫 東(大橋)にまさかの初回TKO勝利を収め、王座の防衛に成功するとともに、IBFライトフライ級王座の統一に成功しました。今回メリンドが選んだ挑戦者が、WBAミニマム級王者時代に安定政権の築いていたブドラー。軽量級を代表する強豪と言って過言ではないでしょう。

戦前の予想通りに苦しい試合を強いられた王者ですが、最終回にはタフな南アフリカ人からダウンを奪うことに成功。それが決定点となり、僅差の判定勝利。苦しみながらも保持する王座の2度目の防衛に成功しました。現在ライトフライ級には、WBA王者に田口 良一(ワタナベ)、WBC王者にケンシロウ(BMB)、そしてWBO王者には田中 恒成(畑中)という日本人世界王者たちがメリンドを包囲しています。苦労人である元エリートがどこまで世界王座を維持できるか。注目です。
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近藤、世界初挑戦が決定(IBFスーパーライト級)

2017年09月27日 00時10分42秒 | 世界ボクシング
11月4日、米国・ニューヨーク州で予定される試合です。
IBFスーパーライト級王座決定戦:
セルゲイ リピネッツ(カザフスタン)対 近藤 明宏(一力)

*先月に同級メジャー4団体の王座統一に成功したテレンス クロフォード(米)。さらなるビックカードを目指すため、指名挑戦者であるリピネッツとの防衛戦を回避。IBF王座を早々と返上しています。

そのリピネッツと空位になった王座を争うのが、2009年に日本ライト級王座を獲得し、昨年にはスーパーライト級でWBOアジア太平洋王座を獲得している近藤。どうも両選手とも世界戦に出場するような選手には思えないのですが。というか、両者に関しほとんど知識がありません...。

このIBFスーパーライト級戦が行われる興行のメインイベントは、何とWBCヘビー級戦!本場米国でそのような大舞台に出場出来る近藤は、何とも果報な方です。冗談抜きにして、そのイベントで是非大和魂を見せつけて貰いたいですね。
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プエルトリコのヘスス ロハス、根性勝ち(WBAフェザー級戦:暫定王座)

2017年09月26日 01時57分09秒 | 世界ボクシング
今月15日、米国・ネバダ州で行われた試合結果です。
WBAフェザー級戦(暫定王座):
挑戦者へスス ロハス(プエルトリコ)KO7回2分59秒 王者クラウディオ マレロ(ドミニカ)

*ヘスス ロハスといえば1980年代後半から、1990年代の全般にベネズエラ出身の技巧派がいましたよね。日本のリングでも何度か実戦を行いました。レパード 玉熊(国際)の持つWBAフライ級王座に挑戦し、引き分けたのが1990年の師走。その8年後に飯田 覚士(緑)の持つWBAスーパーフライ級王座に挑戦。その時は飯田が肩を脱臼したために戦力大激減。それに乗じて判定勝利を収め、WBAフライ級に続いて2階級制覇に成功。しかし飯田の同門であった戸高 秀樹とは1度目は負傷引き分けで王座防衛に成功するも、再戦で判定負け。2001年9月に、玉熊の後輩であるセレス 小林に挑戦するも、僅差判定負けで世界王座返り咲きならず。しぶとい技巧派でした。

今回登場する同姓同名のプエルトリコのヘスス ロハスは、ベネズエラのヘスス ロハスと打って変わってタフなファイター選手。兎にも角にも前に出て、しつこくしつこく相手にパンチを放っていきます。プエルトリコのロハスを例えて言うなら、80年代の韓国選手。相手がギブアップするまで攻めの姿勢を貫き最後は勝利。まさしくこの試合がそのような感じでした。

センスを感じさせるサウスポー・スタイルのマレロ。スピーディーなボクシングを展開していきますが、ロハスはそんな事お構いなしに突進していきます。6回終了時の公式採点がどうだったかは分かりませんが、多分マレロがリードしていたでしょうね。

迎えた7回終盤。ロハスの愚直な前進に根負けしたとでもいいますか、プエルトリコ人の連打からの左でダウンを喫した王者。それほど肉体的なダメージは感じられませんでしたが、テン・カウント内で立ち上がることは出来ず。僅か5ヵ月で王座転落となってしまいました。

現在のWBAフェザー級王者には、スーパー王座にレオ サンタ クルス(メキシコ)が、レギュラー王座にはアブネル マレス(メキシコ)が君臨しています。両選手ともバンタム級上がりのため、もしこのロハスと対戦したら体格負けするかもしれません。
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混迷のライトヘビー級(色々:09‐25‐17)

2017年09月25日 02時46分15秒 | 世界ボクシング
最近(2017年9月25日ごろ)のニュースです。

1)先日、突如、ライトヘビー級3団体統一王者アンドレ ワード(米)が引退を表明しました。それから僅か数日、今度はWBAライトヘビー級レギュラー王者バドゥ ジャック(スウェーデン)が先月末に獲得したばかりの王座を返上。噂では、ジャックはWBC同級王者アドニス ステベンソン(カナダ)との対戦交渉中だとか。

2)つい数日前までは、WBAライトヘビー級には3人の世界王者が君臨していました。しかしワードの引退、ジャックの王座返上により、それまで(現在のとことは今でも)暫定王座に甘んじていたドミトリー ビボル(露)が唯一王者に昇格。ビボルの次戦は決定していませんが、すでに2017年に3試合をこなしているビボル。今後の活躍が期待できるでしょう。

3)ここ数年、同級の無冠の帝王と呼ばれてきたアルツロ ベテルビエフ(露)が11月11日、ラスベガスのリングでエンリコ コーリン(独)と対戦します。ワードが保持していた王座の一つであるIBFは、ワードの引退により当然の如く空位に。現在のIBF同級ランキングは、1位が空位で、2位がベテルビエフ。そしてコーリンが3位となっています。多分この一戦がそのままIBF王座決定戦になるのではないでしょうか。

4)昨年11月にワードに敗れ、保持していた3つの世界王座を手放したセルゲイ コバレフ(露)。6月のワードとの再戦では、元気なく8回TKO負けを喫しています。そのコバレフが11月25日、ウクライナのビャチェスラフ シャブランスキーと再起戦を行います。シャブランスキーはWBOランキングされていませんが、コバレフは同団体の1位にランクイン。この一戦もそのまま王座決定戦になるかもしれませんね。

5)世界とは遠く離れた存在のOPBF(東洋太平洋)同級王者。アーロン ライという豪州の選手が今年の2月に同王座を獲得しています。OPBF同級戦が行われたのは、実に2012年3月以来のものとなっています。

6)日本が公認するもう一つの同地域王座がWBOアジア・太平洋タイトル。昨年師走に、米国籍のスティーブ ゲフラード(Geffrard)という選手が同王座を獲得していますが、その後同王座戦は行われていません。
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ワード、突如引退!

2017年09月24日 00時01分49秒 | 世界ボクシング
スーパーミドル級とライトヘビー級の2階級を制覇したアンドレ ワード(米)。積み上げてきたプロの戦績は32戦全勝16KOと、KO率は50パーセントと重量級では寂しい数字ですが、戦績自体は素晴らしいもの。6月に、昨年11月に大苦戦を強いられたセルゲイ コバレフ(露)に見事なTKO勝利を収め、今後さらなる活躍が期待されていました。しかし先日、突然の引退を発表しています。

ワードといえば、2004年のアテネ五輪に出場し、ライトヘビー級で金メダルを獲得。その後プロではスーパーミドル級でデビュー。デビューから最初の4年間は五輪金メダリストとしては非常に慎重なマッチメークで下積み生活を経験。2008年にWBOの北米下部組織であるNABO王座を獲得すると、翌年にはWBCの同地域団体であるNABF王座も吸収。その後当時開催されていたスーパーミドル級トーナメント「スーパー6」に出場。初戦で優勝候補筆頭だったミッケル ケスラー(デンマーク)に予想外の11回負傷判定勝利を収めると同時に、自身初の世界王座であるWBAスーパーミドル級王座を獲得。同トーナメントの主力メンバーが、怪我からの理由で次々にトーナメントから消えていく中、アーサー アブラハム(独)、カール フロッチ(英)等当時のスーパーミドル級のトップ戦線を次々に撃破していき同トーナメント優勝を収めることに成功。同時にWBC王座も吸収しています。


(スーパーミドル級で2冠王となったワード)

数年前にはプロモーターとの確執や、自身の怪我などで貴重な時間にプランクを強いられますが、その技術がさび付く事ナシ。キャリアの最後には強豪コバレフに2連勝し、そのキャリアをより華やかなものにしました。


(ライトヘビーでは一挙に3本のベルトを獲得)

正直、そのボクシングは面白みに欠け、マッチメークで守られる過ぎの感がありましたが、ここ数年のボクシング界を代表した選手であったことは確かでしょう。彼が引退することに対し、世間一般があまりにも関心を示していないというのも、ワードらしいといえばそうかもしれませんね。
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今週末の試合予定

2017年09月23日 00時55分51秒 | 世界ボクシング
2017年9月第4週末の試合予定です。

23日 土曜日
英国
WBOヘビー級戦:
王者ジョセフ パーカー(ニュージーランド)対 挑戦者ヒューイ ヒューリー(英)

米国・テキサス州
WBAクルーザー級戦(レギュラー王座):
王者ジョエルニール ドルティコス(キューバ)対 挑戦者ドミトリー グドリアシュフ(露)

米国・カリフォルニア州
WBAライト級戦(唯一王座):
王者ホルヘ リナレス(ベネズエラ/帝拳)対 挑戦者ルーク キャンベル(英)


29日 金曜日
後楽園ホール
WBOアジア太平洋フェザー級王座決定戦:
天笠 尚(山上)対 リチャード ブミクビック(比)
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ケンシロウ、初防衛戦が決定(WBCライトフライ級)

2017年09月22日 00時01分09秒 | 世界ボクシング
10月22日、両国国技館で予定される試合です。
WBCライトフライ級戦:
王者ケンシロウ(拳四朗/BMB)対 挑戦者ペドロ ゲバラ(メキシコ)

*この興行には既に、ミドル級12回戦アッサン エンダム(仏)と村田 諒太(帝拳)による再戦、そしてWBCフライ級王者比嘉 大吾(白井・具志堅)の初防衛戦、対トマ マソン(仏)が行われることが発表されています。前々から予想はされていましたが、興行一ヶ月前にケンシロウの初防衛戦も組み込まれました。

ケンシロウに挑戦するのは元王者のゲバラ。これまで10戦しかキャリアのない王者にとり、決して安易な挑戦者ではないでしょう。

ケンシロウ、比嘉、村田の3選手が同じ興行に揃って出場するのは、ケンシロウ、比嘉が世界王座を獲得した5月20日以来となります。その時の戦績は2勝(1KO)1敗。今回はどのような結果になるでしょうか。
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田中、痛い勝利(WBOライトフライ級)

2017年09月21日 03時53分45秒 | 世界ボクシング
今月13日、エディオンアリーナ大阪で行われた試合結果です。
WBOライトフライ級戦:
王者田中 恒成(畑中)TKO9回1分27秒 挑戦者パランポール CP フレッシュマート(タイ)

*IBFスーパーバンタム級戦、王者小國 以載(角海老宝石)対挑戦者岩佐 亮佑(セレス)と同じ興行で行われたこの試合。前戦となった対指名挑戦者で、当初勝率、KO率とも100パーセントだったアンヘル アコスタ(プエルトリコ)を大激戦の末、明確な判定勝利を収めた田中。その勝利により評価がグッと高まりました。そして年末には、WBA王者田口 良一(ワタナベ)との王座統一戦という青写真も描かれ、まさに順風満帆といって試合前の田中。今回のパランポールとの2度目の防衛戦は、あくまで王座統一への通過点になる筈でした。

蓋を開けてみると、安易な挑戦者との防衛戦と見られていたこの一戦は、激戦へと向かっていきます。まず初回後半、挑戦者の右でダウンを喫した王者。ダウンを喫した際、左目を痛めるという思わぬハンディを背負う羽目に。

その後ペース、ポイント奪回を試みた田中。徐々にではありますが、タイ人を追い込んでいきます。しかし田中が攻勢に出れば激しく反撃に出るパランポール。王者は4回、右目をも負傷してしまいます。

田中が攻め、パランポールが迎え撃つという展開が続いていきますが9回、王者は右でようやくダウンを奪うことに成功。その後パランポールも最後の抵抗を見せるも、主審の試合ストップを呼び込み、何とかTKO勝利を収めた田中。まさに肉を切らせて息を断つ戦いを制し、白星を加えることに成功しています。

激戦の代償は大きく、両目を負傷した田中。試合後の診査結果では両目の眼窩底骨折と判明。全治2ヵ月だそうです。これにより、年内の田口との王座統一戦は消滅。まずは怪我の全治が優先となってしまいました。まだまだ22歳と若い世界王者なだけに、今後を考えればいい休養になるのではないでしょうか。
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