DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

これはないだろ(WBAライトフライ級:第2の王座)

2018年02月08日 00時28分55秒 | 世界ボクシング
3月18日、神戸・ポートピアホテルで予定される試合です。
WBAライトフライ級王座決定戦(第2の王座):
カルロス カニザレス(ベネズエラ)対 小西 怜弥(真正)

*これまで同王座を保持していた田口 良一(ワタナベ)がIBF王座を吸収したために、WBAスーパー王者に昇格。ここまでは分かります。しかし「空位になった」WBAレギュラー王座を2016年の大晦日に田口と引き分けたカニザレスと、これまでほとんどライトフライ級での実戦経験がない小西が争う。何だこれ?

WBAは各階級一人の王者にしていこうという方針を出し、日本ボクシング界もそれに大いに賛同していた筈。しかしここで日本人世界王者のその下にもう一人の日本人世界王者を作ろうとするとは。この試合を企画した関係者もそうですが、この試合にWBAの世界戦として出場するという選手も恥ずかしくないんですかね?統一王者田口への挑戦者決定戦として行うほうが、よほど潔いと思うのですが。

話は変わるんですが、エニックスが初代ドラゴンクエストを発売する前に、下記のようなゲームを製作しました。この試合会場と何か関わりがあるのでしょうかね?
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注目の再戦は子供の日(色々:02‐07‐18)

2018年02月07日 00時11分46秒 | 世界ボクシング
最近(2018年2月7日ごろ)のニュースです。

1)昨年の9月16日に対戦したゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)とサウル アルバレス(メキシコ)。その時は決着つかずの引き分けとなりました。第一戦直後から「いつ両者の再戦が行われるのだろう?」と話が出ていましたが、日時が日本で言う子供の日、そう5月5日に決定しました。試合開催地は近日中に決定するようです。

2)その究極の再戦の2ヵ月前に3月3日(!)、ゴロフキンとアルバレスへの次期挑戦者決定戦、ジャモール チャーロ(米)対ウーゴ センテーノ(米)戦が米国・ニューヨーク州で行われます。この試合はWBCミドル級暫定王座決定戦として決行されます。

3)ゴロフキン対アルバレス戦の一週間前の4月27日、昨年3月にゴロフキンの連続KO/TKO記録を止めたダニエル ジェイコブス(米)がリングに上がる予定。対戦相手は現在までに決定していません。

4)今週末の10日に防衛戦を予定しているWBCスーパーフェザー級王者のミゲル ベルチェル(メキシコ)。挑戦者の変更が繰り返されていますが、どうやらガーナのマックスエル アウクに落ち着いたようです。しかしこの試合が実際に行われるかは、その日になるまでわかりません。

5)同日予定されていたIBFスーパーフェザー級戦、王者セルゲイ リピネッツ(カザフスタン)対 マイキー ガルシア(米)戦は、王者の負傷のため3月10日に延期となっています。

6)日本国内ライト級のランカーであるハリケーン 風太(カシミ)が先週末3日、ロシアのリングに登場。ロシアを主戦場にしているアルメニア出身のバジェ サルガニャンの保持するWBCインターナショナル王座に挑戦し、王者を7回で撃破。インターナショナル王座とはいえ、WBCのそれは中々由緒、信頼のあるベルト。以前、あのミゲル アンヘル ゴンザレス(メキシコ/協栄ジムとの契約時の名前は東京 三太)も保持していたベルトです。各上選手を敵地で下す殊勲の勝利と言えるでしょうね。今後はこのベルトの防衛が可能なら実現させ、加えて日本王座はOPBF(東洋太平洋)王座、そしてその上のベルト獲得も目指していって貰いたいものです。
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ガシエフ、決勝に進出(2団体クルーザー級)

2018年02月06日 02時26分21秒 | 世界ボクシング
先週末3日・土曜日、ロシアで行われた試合結果です。
2団体クルーザー級王座統一戦:
IBF王者ムラト ガシエフ(露)TKO最終12回2分52秒 WBA王者(レギュラー王座)ジェニエール ドルティコス(キューバ)

*クルーザー級トーナメントの準決勝第二試合。地元の観衆の後押しを受けたガシエフが、強打で好戦的なドルティコスを相手に徐々に徐々にダメージを与えていき、最終12回に3度のダウンを奪いTKO勝利。先週末に行われた準決勝の第一試合で勝利を収めているアレクサンデル ウシク(ウクライナ)と5月11日に、サウジアラビアで4つの王座を賭け対戦することが決まりました。

その決勝戦も楽しみなのですが、まずはこの試合、そして先週のウシク対マイリス ブリエディス(ラトビア)の試合の映像を見たいです!そして出来ることならブリエディス対ドルティコス戦というのも実現してほしいものです。
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比嘉、まずは記録に並ぶ(WBCフライ級)

2018年02月05日 04時12分09秒 | 世界ボクシング
現地時間の半日ほど前(4日・日曜日)、沖縄県立武道館で行われた試合結果です。
WBCフライ級戦:
王者比嘉 大吾(白井・具志堅)初回2分32秒 挑戦者モイセス フェンテス(メキシコ)

*この試合、比嘉がKO/TKO勝利を収めれば、元WBCスーパーライト級王者浜田 剛史(帝拳)や、ウェルター級で活躍した渡部 あきのり(角海老宝石/当時は協栄)の15連続KO記録に並ぶことに。この日の比嘉のパフォーマンスを見ると、妙な緊張感は微塵も感じられず、見事なボクシングで記録に並ぶことに成功しました。

わずか152秒の試合でしたが、比嘉は決して強引なボクシングは見せず、左ジャブを多用し、時折ボディーにもパンチを放っていくという基本に忠実な素晴らしいボクシングを展開。高くて固いガードも崩れることなく、積極的に打ち合ってきたフェンテスの攻撃にもしっかりと対処していました。

最後は左ボディ、左アッパー、そして右のボディーと見事なコンビネーションでメキシカンをキャンバスに送ることに成功。フェンテスがダウン中に自らの手でマウスピースを取り出したため、その行為をレフィリーは挑戦者の降参と判断。そこで試合は終了しています。

次に試合は記録更新がかかった試合となりますが、今日のようなボクシングを見せれば順調に新記録達成となるのではないでしょうか。その瞬間が今から楽しみです。
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この階級、この選手(パーネル ウィテカー:ウェルター級②)

2018年02月04日 00時29分31秒 | ボクシングネタ、その他雑談
1990年代初頭からの約四半世紀、それぞれの階級で印象に残った選手を挙げていっています。記載上のルールは各選手、登場するのは1階級のみ。また、選んだ選手がその階級の実力№1とは限りません。個人的に思い入れのある選手、または印象に残った選手が中心となります。今回登場するのはボクシング史上最高の技術者の一人パーネル ウィテカー(米)。その試合は「つまらない」と現役時代は批判が殺到しましたが、その技術は誰もが認める天下一品のものでした。

昨年の師走からウェルター級になりました。その第一弾でお届けしたのがメルドリック テーラー(米)。アマチュアでは1984年のロサンゼルス五輪のフェザー級に出場し、見事金メダルを獲得。プロではIBFスーパーライト級とWBAウェルター級王座を獲得しました。今回の主人公であるウィテカーはそのテーラーの同期。ウィテカーもロス五輪に出場し、ライト級で金メダルを獲得しています。

テーラーはメキシコの伝説フリオ セサール チャベス(メキシコ)に破壊されてしまいましたが、このウィテカーはそのチャベスの伝説にストップを掛けました。テーラー、ウィテカーともに本当に素晴らしい選手たちでしたが、チャベスを中心に考えると、プロで残した業績は雲泥の差が出てしまいましたね。

ウィテカーがチャベスと対戦したのは1993年9月10日。その時、ウィテカー、チャベス共にすでに世界3階級制覇を達成していました。WBCウェルター級王者のウィテカーに、一つ階級が下のWBC王者チャベスが挑んだこの一戦。最初の2ランドはチャベスがグイグイとプレッシャーを掛け先行。メキシカン初の4階級制覇に向け好調な滑り出しを見せました。しかしそこからウィテカーが持ち前の技術を発揮していきます。チャベスが前進すれば持ち前の技術でかわし、逆に軽打でポイントを奪取。結局は両選手とも決定打を奪えずに12回終了。しかし出された判定はウィテカーから見て1対0(115-113、115-115x2)の痛み分け。しかし多くのボクシング関係者、ファンからはウィテカーの勝利を支持する声が多く聞かれました。


(チャベス対ウィテカー。まさに伝説対伝説の一戦となりました)

この一戦でウィテカーはチャベスに黒星を付けることは出来ませんでした。しかしチャベスがプロデビューから築き上げた連勝記録を87でストップしています。

   
(あのチャベスですらウィテカーの技術に及ばず...。)

ウィテカーのプロデビューは五輪の行われた年の11月。その後当然の如く白星を重ねていきます。1987年の3月に行った12戦目には、当時でいうと元WBAスーパーフェザー級王者で、その後WBCスーパーライト級王者となったロジャー メイウェザー(米)に明白な判定勝利を収めNABFライト級王座を獲得。その4ヵ月後にはUSBA王座も吸収し、世界挑戦に向け順調に地位を上げていきました。NABFもUSBAも現在と違い、地域王座とはいえ勢力が強かった1980年代後半。当時の世界ライト級王者たちにすれば、「嫌な選手がどんどん成長してきたな」と感じたことでしょうね。


(1984年のロス五輪ライト級で金メダルを獲得したウィテカー。メルドリック テーラー(金)やイベンダー ホリフィールド(銅)もメダルを獲得)


ウィテカーはプロで40(17KO)の白星を重ね、4度の敗戦と1つの引き分けを経験しています。2つの敗戦は自身最後の2戦で喫した衰えからくるもの。この2つの黒星は、ウィテカーのキャリアに何ら影を落とすことは無かったといっても過言ではないでしょう。そして残りの2つの敗戦と一つの黒星はというと、3試合とも「ウィテカーが勝利していたのでは?」という声が試合後、そして現在でも聞かれるものでした。

一つの引き分けは上記で述べたチャベス戦。一つ目の黒星はというと、チャベスの同胞ホセ ルイス ラミレスに喫したものでした。1988年の春に行われたその一戦。当時WBCライト級王者だったラミレスがフランスを主戦場にしていたためにウィテカーが渡仏して世界初挑戦を行う事になりました。ラミレスはすでに100戦以上‼のキャリアの突貫ファイター。しかし不器用なメキシカンを元金メダリストが捌き切ったと思われましたが判定はラミレスに。ウィテカーは16戦目でプロ初黒星を喫してしまいました。

「ラミレス対ウィテカー」戦後、その出された判定は多いな論議を呼びました。加えてその試合、ウィテカーは自らの負傷を抱えながらも(拳か肩)片腕でフルラウンドを戦い抜きました。まあそれは言い訳以外の何物ではないのですが、ラミレス戦で喫した黒星がウィテカーの評価を下げることはありませんでした。

ウィテカーの2度目の世界挑戦はラミレス戦から11ヵ月後の1989年2月に行われ、こちらもラミレスと同様の激闘型のグレグ ホーゲン(米)と対戦。今回は対戦相手に何もさせずに判定勝利。プロ18戦目で世界王座に到達しています。

その後ウィテカーは、順調に防衛記録を伸ばしていくと同時に、他団体のライト級王座も吸収していきます。世界王座奪取から半年後(1989年8月)、当時空位だったWBC王座を宿敵ラミレスと争ったウィテカー。その再戦では本来の実力を見せつけ大差判定勝利。WBC王座を吸収すると共に、IBF王座の防衛にも成功しています。その1年後にはWBA王座保持者のファン ナサリオ(プエルトリコ)をバッサリと一撃で仕留め3団体王座統一に成功。その後も順調にライト級王座の防衛回数を伸ばしていき、1992年の夏には2階級制覇に乗り出します。ウィテカーが挑戦したのは強打者ラファエル ピネダ(コロンビア)。しかしいくら強打者でも、パンチが当たらなければ何もなりません。逆にウィテカーはダウンを奪うなどして大差判定勝利。難なく2階級制覇を遂げています。

 
(3団体王座の統一に成功したファン ナサリオ戦(左)。アフリカの英雄アズマー ネルソンをも撃破(右))

IBFスーパーライト級王座をピネダから強奪してから半年、ウィテカーは当代きっての技巧派と目されていたWBCウェルター級王者ジェームス マクガート(米)に挑戦。技術者同士のレベルの高い攻防戦が12ラウンドに渡って繰り広げられましたが、結局はウィテカーが僅差ながらも明白な判定勝利を収め3階級制覇に成功。その王座の初防衛戦で上記のチャベス戦が行われました。


(マクガートとの技術戦にも勝利)

ウェルター級王座の防衛戦に飽き足らないウィテカー。1995年3月にアルゼンチンの「フリオ セサール」(本名です)、WBAスーパーウェルター級王座を10度守っていたバスケスに挑戦します。バスケスは決してかませ犬ではなく、1992年の師走に上山 仁(新日本木村)と争った王座を獲得後、強豪選手たちと世界各地で戦いながら二桁防衛に成功していた実力者。ウィテカーはそんなバスケスを手玉に取って大差判定勝利(3対0:118-107、116-110、118-110)を収めてしまうんですから大したものです。

バスケス戦後、スーパーウェルター級王座を即返上し、従来のWBCウェルター級王座の防衛に専念していったウィテカー。キャリア終盤にはお得意の「ポカ倒れ」をちょくちょく披露しましたが、ご愛敬といったところでしょう。

1997年4月に、スター街道驀進中だったオスカー デラホーヤ(米)に、ここでもまた疑惑の判定負けを喫し世界王座から決別。その後3試合をこなすも白星を得ることが出来ず(2敗1無効試合)、2001年に正式に現役からの引退を発表しました。
   
(デラホーヤとの金メダリスト対決。少々遊びすぎたかな?)




ウィテカーが獲得した王座(獲得した順):
NABFライト級:1987年3月28日獲得(防衛回数1)
USBAライト級:1987年7月25日(0)
IBFライト級:1989年2月18日(8)
WBCライト級:1989年8月20日(5)
(2団体統一王者に)
WBAライト級:1990年8月11日(3)
(3団体統一王者に。当時のWBOはスーパーマイナー団体)
IBFスーパーライト級:1992年7月18日(0)
(2階級制覇達成)
WBCウェルター級:1993年3月6日(8)
(3階級制覇達成。この王者時代にチャベスと対戦)
WBAスーパーウェルター級:1995年3月4日(0)
(4階級制覇達成。この王座は即返上し、ウェルター級王座の防衛に専念)



(ウィテカーの初の「タイトル」戦、対ロジャー メイウェザー)

引退後は当然の如くボクシングの殿堂入りを果たしたウィテカー。ザブ ジュダー(米)を世界王座に返り咲きさせたり、それなりにトレーナーとしても活躍。プライベートの方では、税金の未払いで一時問題になりましたが、現在のところは問題なし。2015年には息子さんを癌で亡くされています。ただ最近のインタビューを見る限り、元気そうでした。

ウィテカーといえば、やはり「つまらない」ボクサーの代名詞的存在でしたが、現役のボクサーで、そして歴代の偉大なる選手たちで一体誰が全盛期のウィテカーを凌ぐ事が出来るのでしょうか?全盛期のチャベスならかなりの勝負が期待できそうです。ヘクター カマチョ(プエルトリコ)やフロイド メイウェザー(米)とのスピード合戦も興味が惹かれます。スーパーウェルター級でのテリー ノリス(米)との対戦も見たかったし、アイク クォーティー(ガーナ)の堅いガードをどのように避けていくかにも興味がそそられます。まあ、現在のライト級、スーパーライト級、そしてウェルター級のトップ選手たちではウィテカーの相手にはならないでしょうが。

そのニックネームはスウィート ピー(Sweat Pea)。対戦相手からすれば憎たらしい嫌な選手。ファンからすれば憎みきれない選手、でしたね。


(オリンピックで金メダルを獲得し、プロでは4階級制覇に成功。凄い、の一言です)
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今週末の試合予定

2018年02月03日 00時16分35秒 | 世界ボクシング
2018年2月第1週末の試合予定です。

3日 土曜日
後楽園ホール
日本スーパーフェザー級戦:
王者末吉 大(帝拳)対 挑戦者大里 拳(大鵬)

ロシア
2団体(?)クルーザー級王座統一戦:
IBF王者ムラト ガシエフ(露)対 WBA王者(レギュラー王座)ジェニエール ドルティコス(キューバ)

米国・テキサス州
WBOスーパーミドル級戦:
王者ヒルベルト ラミレス(メキシコ)対 挑戦者ハビブ アハメド(ガーナ)

IBFスーパーフライ級戦:
王者ジェルウィン アンカハス(比)対 挑戦者イスラエル ゴンザレス(メキシコ)


4日 日曜日
沖縄県立武道館
WBCフライ級戦:
王者比嘉 大吾(白井・具志堅)対 挑戦者モイセス フエンテス(メキシコ)


8日 木曜日
後楽園ホール
日本スーパーライト級戦:
王者吉野 修一郎(三迫)対 挑戦者斉藤 正樹(TEAM10COUNT)

WBOアジア太平洋バンタム級戦:
王者勅使河原 弘晶(輪島スポーツ)対 挑戦者ジェーソン カノイ(比)

米国・フロリダ州
WBUクルーザー級王座決定戦:
ロイ ジョーンズ 対 スコット シグモン(共に米)
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村田、初防衛戦が決定(WBAミドル級:第2の王座)

2018年02月02日 00時53分02秒 | 世界ボクシング
4月15日、横浜アリーナで予定される試合です。
WBAミドル級戦(第2の王座):
王者村田 諒太(帝拳)対 挑戦者エマヌエーレ ブランダムラ(伊)

*昨年の10月に、2度目の挑戦でWBAの第2のベルトを獲得した村田。欧州ミドル級王座を獲得した経験を持つイタリア人、ブランダムラを迎え初防衛戦を行うことが発表されています。挑戦者の戦績は27勝(5KO)2敗(2KO負け)。戦績だけ見ると、それほど怖い挑戦者ではなさそうですが、やはりミドル級。1発には気をつけたいですね。

村田の初防衛戦が行われる横浜アリーナは、結構な規模を持つ施設。今後どのようなカードが加えられていくのでしょうか。WBCライトフライ級あたりは確実に来そうですが、久しぶりにホルヘ リナレス(ベネズエラ/帝拳)の雄姿も日本のリングで見てみたいですね。
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リナレス、安定したボクシングでV3(WBAライト級ほか)

2018年02月01日 00時11分13秒 | 世界ボクシング
先週末1月27日、米国・カリフォルニア州で行われた試合結果です。
WBAライト級戦(唯一王座):
王者ホルヘ リナレス(ベネズエラ/帝拳)判定3対0(118-110x2、117-111)挑戦者メルシト ゲスタ(比)

*番狂わせを目論むゲスタが元気よくスタートを切ったこの一戦。しかしリナレスが徐々にスピードに乗ったボクシングでペースを把握。最終的には大差判定で3度目の防衛に成功したリナレスですが、挑戦者の頑張りも目立つ試合でした。

しかしリナレス、日本国外でのマスコミでも「世界」の選手として認知されているのが凄いというか、当たり前というか。何でもワシル ロマチェンコ(ウクライナ)のターゲットの一人だそうです。


WBAウェルター級王座決定戦(第2の王座):
ルーカス マッティーセ(亜)TKO8回1分21秒 ティーラチャイ シッモーセン(タイ)

*この試合前までの37戦、3戦目でタイのご近所であるラオスで試合をした以外、すべての試合をタイで行ってきたティーラチャイ。現在では非常に珍しく、その実力がベールに包まれていた選手でした。
対するマッティーセは強豪たちとの激戦を繰り返してきた元WBCスーパーライト級の暫定王者。そんな対戦カードで先行したのは謎のタイ人でした。体格で上回るティーラチャイはジャブで元世界王者をコントロール。さすがにマッティーセも一方的にはやられていませんでしたが、アルゼンチン人にとって、イライラする試合展開となってしまいました。

しかし流石というべきでしょうか、8回にその強打でダウンを2度奪いそのままストップ勝利。現在のWBAウェルター級にはキース サーマン(米)が君臨していますが、自身2つ目のベルトを腰に巻くことに成功しています。
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