ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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国楽の楽器店を探すなら鍾路三街

2009-12-10 21:47:26 | 韓国旅行の記録
 以前フルートにはまっていたことがありました。その後時間と心の余裕がなくなったせいか、今では年数回も吹いていませんが・・・。

 90年代半ば頃に韓国に行った時、国楽(韓国の伝統音楽)の楽器の中に横笛(ピリ.피리)があるのは知っていたので、手軽に買える物なら吹いてみようかなと思い、韓国人ガイドさんに聞いたら、電話で調べてくれて、「鍾路三街に店があるそうです」とのことでした。しかしその時は帰りの日程が迫っていたので見送り。
 その後10年以上の間何度も韓国に行ったのに、本気で国楽の楽器専門店を探したことはありませんでした。

 実は昨晩から韓国に来ているのですが、今日ふと思い立って、まず楽器店がたくさん入っているという楽園楽器商街(サンガ)に行ってみました。

     

 市場と言っても、上の写真のような建物の2~3階に小さめの楽器店がぎっしり入って営業しているわけです。期待に反してここは西洋楽器と音響製品の店ばかりで、国楽の楽器店はありませんでしたが、それはそれとしてこの建物内の楽器の多さにはびっくりしました。日本でも合羽橋のように特定の商品を扱う店が集中している所もありますが、楽器店がこんなに集まっている所はないでしょう。

       
     

 こんなにたくさんギターだのピアノだのでかいスピーカーだのドラムセットが並べてあって、そんなに売れるものなのかなあと思ってしまうほどでした。

 そこを出て、地下鉄鍾路3街駅近辺を歩いていると、ついに見つけました。

     

 今回は買うつもりはなかったので外からガラス越しに見るとテグム(大芩.대금)という横笛があったのですが、その値段を見てまたビックリ!
 下の写真の真ん中の薄緑色のが玉石製で500万ウォン、その少し下の黒っぽいのは牛の角製で300万ウォンですよ!

     

 しかし、考えてみればフルートだって総銀製だとそのくらいの値段だし、他の洋楽器のお値段も中学校のブラスバンドレベルの◯万円から上となるとその2倍、その上はさらにその2倍になって、◯十万円なんてフツーですからねー。
・・・とはいうものの、やっぱり高いものは高い・・・。

 鍾路三街から北上して敦化門路を行くと、さらにいくつかの国楽楽器専門店がありました。店頭に大きなチャンゴ(チャング)が並べてあったりしてます。今まで何度か通ったはずの道なのに、目に入らなかったのかな?

 さらに北上して昌徳宮前の交差点に出ると、思いがけなくも、行き来する車を前に悠々と国楽を演奏する人たちの姿が目に入りました。(下写真)

      
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え? 申智愛よりも横峯さくらが稼いでいる!

2009-12-10 01:43:50 | 韓国の文化・芸能・スポーツ関係の情報
 12月9日、すなわち今日の「東亜日報」スポーツ欄に、「プロゴルファーは賞金でものを言う」という興味深い記事がありました。それを略述します。

 21歳のプロゴルファー申智愛が米国女子プロゴルフ(LPGA)ツアーで180万7334ドル(約20億ウォン)を稼いで、韓国最初の賞金女王になったことは日本でもかなり大きく報道されました。また彼女は1978年ナンシー・ロペス(米国)が持っていた最年少記録を4ヵ月近く塗り替えました。

 一方、最後の土壇場で逆転して日本女子(JLPGA)の賞金女王になった横峯さくらの賞金総額は1億7501万6384円。これをウォンに換算すると約22億4000万ウォン。2位の諸見里しのぶも約21億ウォンだから申智愛より上なんですね。

 LPGAツアーは賞金総額約593億ウォン、JLPGAツアーは約372億ウォンですが、ツアー警備と税金等を勘案すると、JLPGAの方が魅力的だとの話も出ているとのことです。

 韓国・米国・日本の今シーズン男女プロゴルフの賞金順位の表から、各1位と、米国・日本ツアーでの韓国人最上位選手の名と賞金額(ウォンに換算)は以下の通りです。

【韓国男子】①裴相文(ぺ・サンムン) 5億6000万ウォン
【韓国女子】①徐希(ソ・ヒギョン) 6億3000万ウォン
【米国男子】①タイガーウッズ 116億ウォン ⑩梁容銀(ヤン・ヨンウン) 40億ウォン
【米国女子】①申智愛(シン・ジエ) 20億ウォン
【日本男子】①石川遼  23億6000万ウォン
【日本女子】①横峯さくら 22億4000万ウォン ④全美貞(チョン・ミジョン) 16億ウォン

 ・・・ということで、韓国人ゴルファーで一番稼いでいる人はアメリカでがんばってる梁容銀なんですね。韓国内では男子賞金王の裴相文よりも女子賞金王の徐希の方が上をいってます。
 しかし、数字を見ると、実力があれば日本やアメリカに出ていく気になるのも当然でしょう。

 プロ野球をとってみても、韓国の場合は今年になって登録選手477人中年俸1億ウォン(約700万円)以上の選手がやっと100人を突破したというレベルで、最高年俸でも7億ウォン程度ということだし・・・。
 韓国代表チームで4番をつとめた韓国プロ野球ハンファの金泰均(キム・テギュン)選手がロッテに入団しましたが、3年契約で7億円となると、「中央日報」の記事にあるように、まさに<破格の待遇>ですねー。

 こうして数字で見てみると、当然ながら各選手の実力だけでなく、スポーツの人気度の差異もありますが、各国の物価とかの水準の違いを痛感せざるをえません。
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