ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

①韓国文学②韓国漫画③韓国のメディア観察④韓国語いろいろ⑤韓国映画⑥韓国の歴史・社会⑦韓国・朝鮮関係の本⑧韓国旅行の記録

1年の総括

2009-12-31 23:56:30 | お知らせ、その他いろいろ
 私ヌルボ、現在カタチの上では日本人の定番となってきた、紅白を見ながら年越し蕎麦を食べて、ミカンを食べて、という大晦日にはなっていますが、大晦日だ、新年だといっても、私ヌルボはこのところとりたてて感懐といったものはありません。
 <ハレ>と<ケ>の境がだんだんいいかげんになってきているようですね。とくにヌルボの場合いいかげんの典型です。

 しかし、一応2009年の自分自身と韓国のかかわりについて総括するという意味で、<ヌルボと韓国 2009年5つの収穫>というのを数え上げてみました。

①8月にこのブログを開設した。
②初めて韓国語の小説(申京淑「オンマのために」)を読んだ。
③初めてKTXに乗った。
④初めて韓国の温泉地(儒城温泉)に行った。大田の国立中央科学館とか教育博物館とかも・・・。他にも、9月と12月の2度の韓国旅行で、いろんな所に行った。
⑤久しぶりに受けた韓国語能力試験で○級に合格した。

 エライな~、って自画自讃。まあブログ自体自己満足だから。ハハハのハ。
 しかし、裏を返せば上の5つは、

①ブログ作成の技術とか、まだわからないことは多いし、内容的にももっとオリジナリティを高めなければ・・・。
②小説がそんなにスラスラ読めるレベルでもない。まして映画やドラマがスイスイ聴き取れるようになるにはまだ何年かかるか・・・。(アタマがボケる方が早かったりして・・・)
③④韓国内で行っていない所はいっぱいある。とくに地方。
⑤ハングル検定も韓能も、まだ上がある。

 ・・・ということで、それほど自己満足にひたれるレベルではありません。

 ・・・ということで、来年につなげることにしましょう。
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「カン・プジャ、コ・ソヨンの世の中はいやだ!」って、何のこと?

2009-12-31 00:29:06 | 韓国語あれこれ
 昨年の大晦日は、除夜の鐘を突く<打鍾式>が開かれた普信閣周辺でローソクデモ・集会が行われましたが、KBSが除夜の鐘を番組「行く年来る年」で中継する時、デモのようすや音声を入れないような<歪曲操作>をしてオンエアしたとの非難がありました。(<Innolife>の記事参照)

 今年もネット上で<集まろう! 普信閣へ!>というよびかけが載せられています。

 この記事によると、今年のKBSは除夜の鐘の生中継はしないそうです。

 ところで、私ヌルボの目にとまったのは、その記事の中で、よびかけポスターの写真の最上部に、<밥졸 끊기기 싫다!(飯の手づるを切るのはいやだ!)>に続けて記されている<강부자,고소영 세상이 싫다!(カン・プジャ、コ・ソヨンの世の中はいやだ!)>という文言。

 カン・プジャ(姜富子)は国会議員にもなった女優・タレント。コ・ソヨン(高素榮)は チャン・ドンゴンと熱愛中という人気スター。それがなんで? ・・・と疑問に思って調べてみたら、最近流行の新語だったんですね。

 じつは강부자(カン・プジャ)は高級住宅地の江南(カンナム.강남)に不動産(부동산)を持っている金持ち(プジャ.富子.부자)という意味でよく使われる言葉になっているということです。

 またコ・ソヨンは、高麗大(고려대)出身、ソマン(所望)教会(소망교회)の信徒、嶺南(ヨンナム.영남.慶尚道のこと)出身という李明博大統領の人脈をさす新語です。

 しかし、自分の名前が良くない意味で用いられる、その当人の気持ちはどんなもんでしょうね。カン・プジャさん自身<江南に住んでいる金持ち>だしねー。
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韓国の除夜の鐘 と 突く回数

2009-12-31 00:28:43 | 韓国・朝鮮関係の知識教養(歴史・地理・社会等)
 いよいよ大晦日です。
 大晦日といえば除夜の鐘です。

 除夜の鐘は煩悩の数すなわち108回打つのは日本の常識。

 なぜ108かというと、<四苦八苦>に由来しているという話はどれくらい一般的なんでしょうか?
 つまり、4×9と8×9を足すと108になるというわけです。
 ・・・と聞くと、な~るほど、と深く納得する人も多いようですが、私ヌルボは人柄自体は素直ですが、知識教養面では疑り深いので疑問に思っていました。

 韓国にも大晦日に除夜の鐘(제야의종)を突く習慣があって、ソウルでは普信閣の除夜の鐘が1953年以来恒例の行事になっています。
 <コネスト>の記事によると、「2005年からは市民のインターネット推薦によって選ばれた11名の各界の著名人が参加することでも毎年の話題となっています」とのことです。

 さて、その記事にもあるように突く回数は33回
 その理由は、植民地時代に独立運動に立ち上がった人の数だとか、観世音菩薩が衆生済度のために33に分身したことに由来するという説とか、33という数字は仏教で万物の根源とされることに由来するという説とか、時報として昔から33回打たれていたという説、国泰民安の考えに由来するという説等々、諸説紛々。

 ただ、韓国版のウィキでは、「元来は寺で鐘を108回鳴らす」とあります。ということは、日本だけではないのか~。

 またあるブログでは、次のような記事がありました。
 「人間には、六感(見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触る、思う)があり、(好む、嫌う、好きでも嫌いでもない)と(求める、避ける、どちらでもない)の6つの対処があって、これが過去、現在、未来の3つの時世で6×6×3=108。」

 ・・・う~む、なんなんだ~。結論はまだ不明。年を越えての宿題とします。
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