ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

①韓国文学②韓国漫画③韓国のメディア観察④韓国語いろいろ⑤韓国映画⑥韓国の歴史・社会⑦韓国・朝鮮関係の本⑧韓国旅行の記録

2010年 韓国の10大ニュースをみる

2010-12-31 23:41:45 | 韓国の時事関係(政治・経済・社会等)
 1年前の本ブログの記事<2009年 韓国の10大ニュースをみる>は私ヌルボなりにリキ入れて書きましたが、今回は芸能ニュースに時間をかけすぎたため、コチラは聯合ニュース選定の<国内10大ニュース>にベタッとよりかかって、常識的な線でまとめてみます。

①韓国哨戒艦撃沈や延坪島砲撃など北朝鮮の黄海軍事挑発
 3月26日、黄海上の南北軍事境界線・北方限界線(NLL)に近い海域で、韓国海軍哨戒艦「天安」が沈没。乗組員46人が死亡した。民間・軍合同調査団は北朝鮮潜水艇の魚雷により撃沈したものと結論づけた。 
 北朝鮮はまた、11月23日に延坪島に170発余りの砲撃を加えた。うち80発余りが島に着弾し、海兵隊の隊員2人が戦死、民間人2人が命を落とした。

 ・・・聯合ニュースの上記の記事、原文では「死亡した」ではなく「戦死した」となっています。
 「天安」艦の沈没について、韓国内のマスコミ・世論も相当数が北朝鮮の攻撃説を否定または疑問視しています。つまり事故とか策謀説とかですね。
 延坪島砲撃後、「ソウル新聞」の記事によると、世論調査の結果、20代は既成世代よりも戦争への不安感が高く、対北支援を中断しなければならないという要求も強かったそうです。また「延坪島海上射撃訓練を継続しなければならない」という意見も他の世代を上回り、現政権の対応に強い不満を持っているとのことです。「最も反北的かつ反政府世代になったのだ」と「ソウル新聞」は結論づけています。

②金正恩氏が金正日総書記の後継者に、近現代史上初の権力3代世襲
 北朝鮮の金正日総書記の三男・正恩氏が9月27日、朝鮮人民軍大将の称号を得たのに続き、翌28日には30年ぶりに招集された朝鮮労働党代表者会で中央軍事委員会副委員長に選出され、権力継承者の地位を公式化した。これを機に、北朝鮮は金日成、金正日、金正恩と続く近現代史上初の「権力3代世襲」体制構築を本格化し、国際社会の批判と冷評を浴びた。

 ・・・つまり、近代以前の体制ということですね。最近の報道では「金正恩を<青年大将>とよぶことを禁じた」とか。「未熟な印象を与える」とか・・・。最初から不安に包まれているような・・・。
 韓国では、保守政党が3代世襲を批判したのに対し、進歩陣営側の民主労働党は「北朝鮮の問題は北朝鮮が決める問題」として批判せず。こうした傾向は日本と似ているようです。ただ、韓国では進歩的な側の言論の「京郷新聞」は「北朝鮮の家族統治は社会主義理念を裏切るもの」であり、民労党に対し「市民への非人間的行為、・・・反人権的国家に対して、誰であれ、・・・人間という資格で、・・・批判し、指摘し、是正を要求する権利がある」と批判しています。(関連記事→コチラ)

③世宗市修正案の否決と鄭雲燦首相の辞任
 忠清南道世宗市の建設と関連し、政府は1月11日、前政権が目指した行政官庁の移転を白紙化し、「教育科学中心の経済都市」として建設する修正案を発表。野党と与党ハンナラ党の親朴槿恵系が強く反発するなか、修正案は6月29日の国会本会議で否決された。修正に向けた陣頭指揮を執っていた鄭雲燦首相は7月29日、談話で引責辞任を発表した。
 ・・・ずいぶん長く(与党内でも)論議が続いていますが、結局どうなるのでしょうか?

④統一地方選挙で与党ハンナラ党惨敗
 李明博政権に対する中間評価ともなった6月2日の統一地方選挙は、与党ハンナラ党の惨敗に終わり、地方権力は民主党をはじめとする野党に移った。
 野党勢力はハンナラ党の地盤となる江原道、慶尚南道の知事、ハンナラ党が席巻していた「首都圏ビッグ3」自治体首長のうち仁川市長選挙で勝利するなど、10か所の広域自治体首長を確保。一方のハンナラ党は6か所を手にするにとどまった。また基礎自治体首長選挙でも、民主党(92か所)など野党勢力が146か所を確保し、ハンナラ党(82か所)に圧勝した。

 ・・・教育監と教育委員も直接選挙になったわけですが、地方によって基本的な教育方針がずいぶん違うことになるんですねー。教育の地方分権化が進めば当然で、画一的になるよりもいい?

⑤iPhoneにギャラクシーS、スマートフォン時代が本格到来
 2009年末に国内に導入されたiPhoneがブームとなり、ことしはスマートフォンが一気に普及した。市場規模は昨年の80万台から700万台に急成長。2009年に発売されたスマートフォンは30機種余り。11月にはアップルのiPadとサムスン電子のギャラクシー・タブが同時に発売され、タブレットPC時代の開幕を告げた。
 ・・・日本と比べるとどうなんでしょうか?

⑥G20首脳会合の成功
 20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)が11月11~12日、ソウルで開かれた。韓国が新興国初の議長を務めた会合で、参加国は通貨問題や世界貿易不均衡の是正、国際金融セーフティーネット、開発、貿易自由化、金融機関・規制の改革、反腐敗など主要懸案で合意に至った。国際協力の枠組みを固めるとともに、韓国の格を一段階引き上げる契機となった。
 ・・・韓国ではずいぶん盛り上がっていたようですね。横浜のAPEC は実にクール。横浜市民の私ヌルボも、ただ全国から来ていたおまわりさんの数に驚くばかりでした。

⑦韓米FTAの追加交渉妥結
 韓米が12月3日、自由貿易協定(FTA)の追加交渉に妥結した。韓米FTAは2007年6月に協定文に署名して以来、自動車分野などをめぐる米国内一部の反発で進展がみられなかったが、追加交渉妥結により批准手続きを進める基盤を築いた。
 韓国は自動車分野で関税撤廃期限を延長するなど一部で譲歩した代わり、米国産牛肉の輸入拡大要求をはばみ、豚肉の関税撤廃時期延長などの成果を得た。

 ・・・韓国は米国とのFTAに署名した際、20兆ウォン(約1兆4千億円)の農業支援策をまとめています。日本政府は2兆円規模の支援策の検討に入った、と10月伝えられましたが、どうなったの? 財源が問題?

⑧キム・ヨナ、バンクーバー冬季五輪で金メダル
 キム・ヨナがバンクーバー冬季五輪でフィギュアスケート女子歴代最高点(228.56点)を出し、韓国人初の金メダルに輝いた。キム・ヨナは世界選手権、四大陸選手権、グランプリ・ファイナルも席巻し、女子選手としては初の「グランドスラム」を成し遂げた。
 ・・・27日の記事「2010年 韓国のスポーツ 10大ニュース」でも1位にランクされました。

⑨北朝鮮のウラン濃縮施設公開
 北朝鮮が11月9~13日に訪朝した核専門家のヘッカー米スタンフォード大教授に対し、1000基以上の遠心分離機が設置された寧辺のウラン濃縮施設を公開した。北朝鮮は、年間1~2個の核兵器を生産できる遠心分離機2000基が稼動中だと主張、北朝鮮非核化を促していた国際社会に波紋を生じさせた。
 ・・・わざわざアメリカの専門家をよんで見せたところがポイント。

⑩総合株価指数が2000超え
 総合株価指数(KOSPI)が12月14日、約3年1か月ぶりに2000を回復した。指数は通貨危機から10年が過ぎた2007年7月25日に2000を突破したが、米国に端を発した金融危機のあおりで938.75まで急落した。
韓国株式市場は欧州の財政危機や北朝鮮の延坪島砲撃事件、中国の金融引き締めという3つの悪材料にもかかわらず強い回復力をみせ、韓国経済の土台の強固さを示した。

 ・・・韓国総合株価指数(KOSPI)の数値の意味をヌルボは知りませんでしたが、「1980年1月4日の時価総額を分母に、算出時点の時価総額を分子にして指数化したもの」だそうです。ウィキのグラフを見るといろんなことが読み取れます。

 その他のニュースでは「羅老号、空中爆発」「韓国大使館職員、リビア内でスパイ活動を働いていたとされ追放。韓国大使館閉鎖」「安東河回村、慶州良洞村がユネスコ世界文化遺産に登録」「外交官の娘、特別採用が摘発される」等々が話題になりました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

韓国芸能界 2010年の10大ニュースをみる

2010-12-31 21:17:39 | 韓国の文化・芸能・スポーツ関係の情報
 2010年韓国の芸能10大ニュース(연예 10대 뉴스)を、韓国YAHOOで見てみました。
 
 ・・・という記事を実は昨日一度はupしたのですが、どんな性格の人が選定したのか、チャン・ドンゴン&コ・ソヨンの結婚以外は訃報や不祥事ばかり。疑問に思ったので一旦消去して、WowKoreaスポーツ韓国の記事等を参考に少し明るいorふつうのネタを最初に4つ書き足しました。

★K-POPシンドローム=新韓流の形成=海外でアイドルグループの活躍が目立つ
 少女時代、KARA、BIG BANG、BEAST、FTIsland、超新星などが日本のオリコンチャート上位を記録しました。
 中でも少女時代がシングル「Gee」でオリコン週間ランキング2位と、日本で海外女性グループとして30年ぶりの快挙を達成。またSUPER JUNIOR、SHINee、4Minute、Miss Aらはタイ、シンガポール、マレーシア、インドネシアなどの東南アジアで各チャートを席巻した。
ベテラン、中堅どころでは、キム・ドヒャンのデビュー40周年、イ・スンチョルのデビュー25周年、シン・スンフンのデビュー20周年、BoAのデビュー10周年等、記念アルバムや公演が相次ぎました。
 シン・スンフンが20年、BoAが10年ですかー・・・。年の立つのは早いものです・・・。

★ KBS第2がドラマ市場を先導
 「製パン王キム・タック」は「善人が勝利する」というメッセージを強調し続け、視聴率50%を超える人気となりました。財産も学歴もない主人公が困難にもめげず成長していく過程が多くの人の心をつかんだとのことです。「チュノ~推奴~」「勉強の神」「シンデレラのお姉さん」「トキメキ☆成均館スキャンダル」「逃亡者プランB」など、新しい素材のドラマを放映し、視聴者を楽しませた。
 MBCはドラマ「明日に向かってハイキック」をはじめ「同伊」「パスタ」などが善戦。SBSも「ジャイアント」「大物」「シークレットガーデン」などが話題に。男性の同性愛カップルを描いたSBSドラマ「人生は美しい」は、放映期間中は賛否両論が絶えなかったものの、少数者の人権を公論化したそうです。

★ Mnetのオーディション番組<スーパースターK2>、ケーブル放送の新紀元を開く
 134万人の応募者が殺到したMnetのオーディション番組<スーパースターK2>は、ケーブルチャンネルの番組としては初めて視聴率が10%を超え、最終回は18.1%を記録。挑戦者の情熱が話題を集め、優勝者ホ・ガクが中卒の修理工だった点がさらに感動を与えました。

★スリラー映画が人気を集める
 「黒く濁る村」「悪魔を見た」「ベストセラー」「深夜のFM」「キム・ボクナム殺人事件の顛末」等々、たしかにスリラーが目についた1年でした。
 観客動員数では、ウォンビン主演の「アジョシ」が青少年観覧不可等のネックもあったが622万人と韓国映画のなかでは最多を記録。2位はソン・ガンホ、カン・ドンウォン主演の「義兄弟」で546万人でした。
 映画賞関係では、イ・チャンドン監督の「詩」。<大韓民国映画大賞>監督賞・脚本賞、<大鐘賞>脚本賞等々、国内主要映画賞を総なめにしました。<カンヌ映画祭>でも脚本賞を受賞。主演したユン・ジョンヒは16年ぶりにスクリーンへ復帰し、<大鐘賞>の主演女優賞等を受賞しました。

★チェ・ジニョンとパク・ヨンハの自殺
 芸能人の自殺が今年も相次ぎ、大きな衝撃を与えました。
 3月には故チェ・ジンシルの弟で俳優のチェ・ジニョンが姉の死後2年足らずで同様の方法で世を去りました。
 6月のパク・ヨンハの突然の死は、日本の多くの韓流ファンにも大きな衝撃でした。
 芸能界関係者によると、「芸能界ではライトより陰が多い場所です。明るく元気な性格の若手俳優も寂しさにかられることはよくあり、鬱病に陥る危険性が大きい」そうです。

★シン・ジョンファンの海外遠征賭博の波紋
 KBSの「想像プラス」、 MBCの「黄金漁場(ラジオスター)」 SBSの「日曜日がいい」 等に出演していた司会者・歌手のシン・ジョンファン。9月に放送録画を連続してすっぽかした原因がフィリピンで賭博で負けて借金のために帰れなくなってるとか、デング熱で入院との嘘をついたとか、その後も捜査を逃れてネパールに渡ったとか、一体どうなってるの? 「韓国人生活情報」だかの10月号の記事によると、これまでも何度も違法賭博の前歴があったそうで、それでも何か月も経たないうちにまたやっちゃったりしてたそうだから、明らかにビョーキですね。年明けには帰国するという情報も伝えられていますが・・・。

★MCモン、兵役免除疑惑
 ヒップホップ歌手のMCモンが兵役免除を受けるため2006年に35回の歯を故意に抜歯したとされ、在宅起訴。11月開かれた公判では「歯科医の勧めで抜歯しただけ」と嫌疑を否定していますが・・・。この過程で、彼は入営延期を7回重ねたことも明らかになった状態。
 また、人気B-boy(ブレイク・ダンサー)グループのメンバーらが高難度のダンスを集中的に練習してわざと肩を脱臼させたとして起訴され、4人に懲役8月、2人に懲役6月・執行猶予2年・社会奉仕活動120時間の判決が下されたそうです。
 タレント・歌手やスポーツ選手の兵役をめぐるニュースも絶え間なく流されてますね。結局来年度からは肩脱臼、歯の不足、弱視等は免除理由から除外されることになるとか。

★タブローの学歴詐称説
 ヒップホップグループ<エピックハイ>のリーダー歌手タブローはスタンフォード大学の修士・博士課程を出ているそうです。ところが、さるインターネットカフェのメンバーが彼を二重国籍疑惑、学歴偽造の疑いで警察署に告発しました。
 しかし、その後スタンフォード大校内新聞が卒業式の写真を公開したり、大学の教務長がタブローの成績証明書を公開する等、疑惑を解きました。警察も卒業の事実を確認し、この事件は終止符を打ちました。タブロは自分を苦しめていたネチズン22人を告訴、警察はうち14人を在宅起訴し、海外居住者の4人に対し逮捕令状を受け、手配に出たということです。
 タブローといえば、昨2009年「トンマッコルへようこそ」の女優のカン・ヘジョンと結婚、2010年5月に女の子が生まれました。
 これまでもネチズンたちによる芸能人攻撃がいろいろありましたが、彼らの異様なほどの執拗さは一体なんなんでしょうね。
 6月交通事故(当て逃げ)を起こした俳優クォン・サンウの妻ソン・テヨンもネチズンたちの悪意のある書き込みに悩まされたそうです。(クォン・サンウは「第2の全盛期を迎え、2010 SBS演技大賞の有力な男最優秀演技賞候補」とも伝えられていますが、どうでしょうか?)

★チャン・ドンゴンとコ・ソヨン結婚
 1年前の記事でも「11月<元祖花美男.원조 꽃미남>俳優チャン・ドンゴンと<90年代最高の人気スター>コ・ソヨンの熱愛のうわさが伝えられた。1999年映画「恋風恋歌(연풍연가)」での出会いが契機に」と記しました。2010年5月に李御寧元文化部長官とパク・チュンフンの司会で、出会い後11年ゴールイン。6月10日に私ヌルボも講演を聴きにいった李御寧先生、こんな所にもお出ましになってたんですねー。
 熱愛説の浮上後、所属事務所も2人の恋人関係を認め、今年初めにはハワイ旅行も公開され、30億ウォン台という住宅購入のニュースも流されました。最終的に妊娠4ヵ月の<スピード違反>であることを知らせて結婚にゴールインしています。
 なお、コ・ソヨンがこの日着用したケープ・ブーツ・バッグにアクセサリー・手袋等のお値段は合わせて900万ウォンを越すとか、はあー、そーですか・・・。

★リュ・シウォンもついに(!?)結婚
 チャン・ドンゴン&コ・ソヨンのほかにも結婚報告も相次ぎました。韓流人気スターのリュ・シウォンは10月結婚。ファンの反応はどうだったですか? 歌手歌手パク・サンミンは7年以上ともに暮らしてきた新婦と挙式。5歳と3歳になる2人の娘も出席したとのこと。
10月には私ヌルボもCDを2枚持っている女性歌手イ・スヨンが10歳上の会社員と結婚。彼女は両親を交通事故で亡くしてるんですねー・・・。
 これまで1000万枚以上のCD売り上げを誇る人気歌手<バラードの王子>チョ・ソンモは11月結婚。
 ほかにも芸能ニュースで結婚情報はあるのですが、ヌルボはこれ以上はよくわからないので失礼。

★<幸福の伝道師>チェ・ユンヒ自殺
 <幸福の伝道師>で知られる作家兼タレント、チェ・ユニさんが夫のキム某さんと一緒に高陽市のモーテルで10月7日自殺をして大きな衝撃を与えました。
病苦のため生涯を終えるという内容の遺書を残したとのことです。これまでTVや著書で<幸せの伝道師>として活動してきた彼女の自殺のニュースにネットでは「他の人に幸福を求める言葉はすべて嘘だったのか」等、衝撃・悲しみ・怒りが交差したコメントが続いたとのことです。「幸せアドバイザー、チェ・ユニの希望授業」と題された彼女の著書がInnolifeの通販リストにもありました。本の紹介文を読むと、複雑な思いにとらわれてしまいます。

★作詞家チェ・ヒジンが、歌手テ・ジナ& イル父子を脅迫
 チェ・ヒジンという女性は、歌謡界の代表的スターのテ・ジナの息子で歌手イルの元カノ。彼女がイルとの別れの過程で、テ・ジナからの暴言や脅迫にあったと公開謝罪を要求してから互いの論難が開始されました。
 テ・ジナがヒジンの主張に反駁すると、チェ・ヒジンはイルに<性的倒錯>という言葉を使ったり、中絶をしたという事実まで示唆。
 しかし結局彼女は虚偽事実の流布とテ・ジナ等を脅して金を要求した疑いで拘束され、事件は終息。この事件は、チェ・ヒジンのいくつかの嘘や気絶、露出写真公開、悪口の波紋まで重なり、<とんでもドラマ(막장 드라마)>顔負けのストーリーで、ネチズンたちの関心を集めました。
 チェ・ヒジンは12月14日地裁で懲役2年の宣告を受けましたが、控訴状を提出したとのことです。
 芸能人の場外ドラマと、それに寄せる人々の関心の大きさは日韓共通ですね。

★イ・ヒョクチェ暴行事件
 人気コメディアンのイ・ヒョクチェが1月仁川市内のルームサロンの女性従業員を暴行したとされる事件も大きな話題となりました。イ・ヒョクチェが他のルームサロンに席を移した後、先のルームサロンで同席した女性従業員を呼んだところ、すでに帰宅したと知らされ、また店を訪ねて抗議をしたとのことで、その過程で彼はコップを投げたり悪口も浴びせたりして恐怖感を与えたそうです。結局彼はすべての放送を下りることとなりました。さる日本のブログによると、これまでも番組内で何度か暴言を重ねていたようです。やれやれ・・・。

★イ・ヒョリの盗作問題
 6月、歌手イ・ヒョリが4枚目のアルバム「Hロジック」の一部の収録曲に対して盗作事実を認め、歌謡・放送活動を中断しました。 彼女は過去2枚目の「Get ya」でもブリトニー・スピアーズの「Do Somethin」の盗作疑惑で歌手活動を中断したことがありました。
ネチズンたちが盗作疑惑を提起した過去のケースとは異なり、今回はイ・ヒョリが先に告白し、自分が被害者であることを明らかにして在イギリスの韓国人作曲家バヌスを非難。バヌスは反論しましたが、イ・ヒョリの所属事務所はバヌスを詐欺の疑いで告訴する方針だといいます。
 こうした相次ぐ盗作事件に関して、あるブログで「韓国では、盗作問題が表面化してから業界や関係者が動くことが多く、根本的な解決への努力が、まだまだ不足している」と指摘している点はなるほどと思いました。

★イ・ソンジン詐欺の疑い
 男性グループ<NRG>のリードボーカルだったイ・ソンジンが、3月2千万ウォンの借金を返さず詐欺容疑で逮捕され、ソウル永登浦警察署でも別の詐欺容疑で事実が確認されたとして身柄を移すと伝えられました。
 さらに7月の報道でも、彼が知人から借りた2億ウォンを返済せず、詐欺容疑で拘束されました。この金でマニラのカジノでバカラ賭博をした疑いも受けているとされています。 ふー、ここでも賭博ですか・・・。
 さるブログには「イ・ソンジンといえば、コヨーテの女性ボーカル・シンジの彼氏としても知られていましたね」とも。皆さん、くわしいですねー。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする