一昨日(8月14日)夜は、当初シネマ・ベティで「キャタピラー」を観にいくつもりだったのです。初日ということで若松孝二監督・寺島しのぶさん・大西信満さん・篠原勝之さんの舞台挨拶もあるということだし・・・。その他、NHKでは「ともに語ろう日韓の未来」というちょっと気になる特番をやっていたし、「飲みに行きましょう!」との誘いもあったし・・・。
・・・で最優先したのが、これまで曜日の関係で行かれなかったコリアキネマ倶楽部の上映会。今回はたまたま行かれることになって、しかも上映作品が林権澤監督の「開闢(かいびゃく.개벽.ケビョク)」。1991年の大鐘賞で作品賞等5部門・青龍賞で監督賞等々多くの賞を受賞した映画ですが、ビデオやDVDは未発売。この機会に観るしかない、と思ったわけです。
・・・で観た結果は大正解!
いろいろ勉強になりました。今回は(一段と)長い記事になるので、2つに分けてupします。
私ヌルボ、この映画については、東学党の乱を描いた映画、ということくらいしか予備知識がありませんでした。
さらにまた、東学といえば「儒教・仏教に伝統的な神仙思想を融合した朝鮮独自の宗教組織で、1894年反封建・反侵略の農民反乱とされる甲午農民戦争の主体となった」という高校教科書の記述程度を知ってる程度。
関係人物といえば、<緑豆将軍>として知られる全琫準(チョン・ポンジュン.전봉준)がまず思い浮かび、続いて3.1独立運動の時の指導者で、独立宣言書を朗読した第3代教主の孫秉熙(ソン・ビョンヒ.손병희)。(タプコル公園に彼の銅像があります。)
初代の教主水雲・崔済愚(수운・최제우)は、いくつかの本等で名前は見たことがあるかも・・・。
・・・というわけで、この映画もたぶん全琫準を中心に、民族主義を基調とした闘いを描いた映画だろう、という先入観を持って観たのですが、全然予想を裏切られました。失望したのではなく、逆です。東学の歴史や教義等について今までほとんどわかっていなかったことを痛感しました。
映画自体は、2年後(1993年)の「風の丘を越えて 西便制」等と比べるとドラマとしての感興には欠け、観客動員数わずか4万6千人もうなずけなくはないです。<輝国山人のHP>も「睡魔と戦うのがたいへん」と記しています。しかし、東学の長い歴史を重厚に描いた力作であることに間違いはありません。
この映画の詳細な内容は上記<輝国山人のHP>にお任せすることとして、[下]に続きます。
→ 林権澤監督の映画「開闢」を観て、東学について学ぶ[下]
・・・で最優先したのが、これまで曜日の関係で行かれなかったコリアキネマ倶楽部の上映会。今回はたまたま行かれることになって、しかも上映作品が林権澤監督の「開闢(かいびゃく.개벽.ケビョク)」。1991年の大鐘賞で作品賞等5部門・青龍賞で監督賞等々多くの賞を受賞した映画ですが、ビデオやDVDは未発売。この機会に観るしかない、と思ったわけです。
・・・で観た結果は大正解!
いろいろ勉強になりました。今回は(一段と)長い記事になるので、2つに分けてupします。
私ヌルボ、この映画については、東学党の乱を描いた映画、ということくらいしか予備知識がありませんでした。
さらにまた、東学といえば「儒教・仏教に伝統的な神仙思想を融合した朝鮮独自の宗教組織で、1894年反封建・反侵略の農民反乱とされる甲午農民戦争の主体となった」という高校教科書の記述程度を知ってる程度。
関係人物といえば、<緑豆将軍>として知られる全琫準(チョン・ポンジュン.전봉준)がまず思い浮かび、続いて3.1独立運動の時の指導者で、独立宣言書を朗読した第3代教主の孫秉熙(ソン・ビョンヒ.손병희)。(タプコル公園に彼の銅像があります。)
初代の教主水雲・崔済愚(수운・최제우)は、いくつかの本等で名前は見たことがあるかも・・・。
・・・というわけで、この映画もたぶん全琫準を中心に、民族主義を基調とした闘いを描いた映画だろう、という先入観を持って観たのですが、全然予想を裏切られました。失望したのではなく、逆です。東学の歴史や教義等について今までほとんどわかっていなかったことを痛感しました。
映画自体は、2年後(1993年)の「風の丘を越えて 西便制」等と比べるとドラマとしての感興には欠け、観客動員数わずか4万6千人もうなずけなくはないです。<輝国山人のHP>も「睡魔と戦うのがたいへん」と記しています。しかし、東学の長い歴史を重厚に描いた力作であることに間違いはありません。
この映画の詳細な内容は上記<輝国山人のHP>にお任せすることとして、[下]に続きます。
→ 林権澤監督の映画「開闢」を観て、東学について学ぶ[下]