シェラを応援してくださった皆様へ――
本日午前9時42分、シェラは安らかに旅立ちました。最後はいつもお世話になっている病院で揺るぎない信頼を寄せている院長先生が静かに旅立たせてくださいました。
こんなに安らかに最期を迎えることができるのなら週末に苦しませず、もっと早く逝かせてやればよかったとさえ思うほどそれは穏やかな瞬間でした。
シェラの最期を迎えるにあたって、「安楽死」という選択肢はぼくの中にまったくありませんでした。しかし、いまは決断してよかったと心から思っています。そして、これからも悔やむことは決してないはずです。
ぼく自身、無駄な延命は望まないと家族に伝え続けてきました。この何日かのシェラの苦しみを目の当たりにして、自分のポリシーの正しさを再確認することができました。最期をいかに迎えるべきかまでシェラに教えてもらいました。
病院できれいに処置をしていただいたシェラの亡骸を引き取り、いったん、家に連れ帰りましたが、午後、7月にむぎがお世話になった動物霊園でお骨にしてもらい、夕方にはわが家のむぎのお骨の隣に安置することができました。
むぎのときもそうでしたが、亡くなったその日のうちにお骨にすることでのご批判をくださった方もおられましたが、これはわたしどもの信念であり、自分のときも、死んだその日のうちといわけには法的にもいきませんが、可及的速やかに火葬にしてもらうのが望みです。
この週末、シェラとぼくたちがどんな時間を過ごしたか、いずれ冷静にこのブログに記録し、検証しておきたいと思っています。どんな煩悶があり、なぜ、考えてもいなかった安楽死を選択したかも記しておくつもりです。
また、いただいたままになっているコメントにもちゃんとご返事をさせていただきますが、いましばらくのご猶予をいただきたく、お願い申し上げます。
異変に気づいたルイは、今朝と夕方の食事を摂っていません。もうシェラはいないというのに、シェラを探しているようです。シェラのにおいの痕跡が残っている場所では必死に引っかいています。
シェラを喪ったわたしたちに寂しさや哀しみが襲ってくるのはこれからなのかもしれませんが、いまは苦しみを取り除いて安らかな眠りにつかせてやれて満足しています。
そんなことを書きながら、キーボードの上の手の甲に涙が落ちてきます。情けない爺さんです。
まずは、こんな泣き言ばかりのブログをお読みくださり、シェラにエールを送ってくださっていた皆様に取り急ぎのご報告と心からの御礼を申し上げます。
ありがとうございました。