今日は休み。夕方過ぎまで寝てて、起きてからカップラーメン食べる。そしてテレビ見て健康には野菜ジュースがいいと改めて知る。そして風呂に入って久々にヒゲを剃りスッキリして、そのまま
レイトショーで映画を見に行く。「21グラム」という映画。予告を見て深そうな内容にグッときたので見たくなったのだ。フィルムの質感溢れる映像のトーンがいい。じっくり見れそう。しばらく見てるとこの映画は時間軸がバラバラなのに気が付く「ラストムービー」みたいな手法だ。僕はこの手法好きだけど一般映画としてみるとちょっと抵抗ある人もいるのでは?この手法にしては長い映画だったが、結局じっくりと最後まで飽きずに見れた。色々と話は前後するが内容が読める部分とそうでない部分があり色んな視野で全体が見れる構成が、それぞれの人物に感情移入出来るようになっている。僕が一番感情移入出来たのはベニチオ・デル・トロ演じる男。素晴らしい演技で
した。ショーン・ペンの演技も良かった。彼の「ミスティック・リバー」という映画での役とも印象がダブり、復讐の為に銃を手にとり相手を苦悩しつつも殺すという行為というパターンの展開を
予想させる感じになった時は「おいおいまたかよ!」と思ったし、「ミスティック・リバー」ではその部分だけが僕にはどうしても納得出来ない所だったし、そういう所を美化する所が最低だと感じたし好きになれなかったのだが、今回は違いました。それで、この映画の意図するものや描き方に共感したしラストはまたひとつひっかかる所もあるが素直にジ~ンと来ました。しばらく重い気分にはなりましたが人生色々、命の重さ、苦悩の重さについて考えさせられました。納得出来ないような死、そして病気や犯した罪の事、そしてそれらを救うという神の事を真剣に考えれば考える程、結局、腹が立つだけ。どうしようもない。最後は許しの心で前に進むしかないんだと思う。
しかし役者陣が豪華でした。みんな素晴らしい演技で見応えありました。たまには映画館でじっくりこういう映画を見るのもいいと思います。