どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ベオウルフ/呪われし勇者」

2008年01月02日 | 映画
昨晩も遅くまで起きてたので、今日も夕方近くまで寝ちゃいました。寝正月ですわ。
今頃になって年賀状をせっせと書いてから、年越しました蕎麦と御節料理を食べて年末年忘れパーティで貰ったいつもの日本酒を飲んで、ようやく正月らしい感じも。それから暫くテレビなんかを見てから、レイトショーで今年初の映画館での映画鑑賞へ。「ベオウルフ/呪われし勇者」という映画を見ました。
3Dでの上映で特殊な眼鏡を付けて鑑賞しました。最近3D映像での上映だというので見に行っても赤青の眼鏡で目がチカチカする感じだったり、部分的にしか飛び出さないという肩すかしな作品も多かったのですが、この作品は違いました。全編がちゃんとした立体映像であり、約2時間それで見せ切ってくれました。眼鏡も赤青でなくて昔見たディズニーのキャプテンEOとか博覧会系の立体映像で見る透明系なアレ。
こういう立体映画って長く見てると目が疲れたりするものが多かったのですが、この映画は映像も迫力あってカメラの動きとか立体効果も面白く、最後まで飽きる事無く見れました。映像の圧倒的な力というものを見せつけられた感じがします。立体映像での映画鑑賞というのも面白いです。その映像体験というか感覚がこの映画の一番の見所だったように思えます。
この映画、全てCGで作られてます。人間の皮膚とか衣装とか液体とかの表現が実に良く出来たCGで、なんかスゲー!っていう感じ。素人じゃないけど、ここまで出来ちゃうのね。なんて感心してしまう。だけど、動きはやっぱりCG臭くて、なんか変な違和感がある。3Dの立体映像の違和感と人間そっくりなCGキャラクターの芝居の違和感が合体して見た事のない違和感のある不思議な映像体験をさせてもらいました。これはこれで、そういう新らしい映画として楽しんで見れました。
カメラワークやら見せ方が実に良くて1本の映画としても面白く見れたし、物語もシンプルで楽しめた。
映像でちゃんと物語を語っていたと思います。アンジェリーナ・ジョリーのCG版の姿は良く出来ていた。
そんな彼女に誘惑されてしまう勇者のお話でもありますが、この役名は忘れましたがアンジェリーナ・ジョリーのモンスターさんはよ~く考えると約束さえ守ればそんなに悪い奴でもないし、ちょっと哀しい存在でもありました。逆に何がしたい存在の何者なのか?って気もしました。ただ単に子供が欲しいモンスターなだけだったのなら、やっぱり悪い奴じゃない気もするな。私の子供を作ってよ!って迫られて拒んだら殺されちゃう。みたいな雰囲気でもなかったけど、どうだったんでしょうね。拒んだら恐ろしい姿に変身して食べられちゃうとかだったのでしょうか?そうだと恐いよね。
ある種のおとぎ話な感じですが、最後はいい所で映画が終わり、いい結末でした。

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