どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ヴァレリーの誘惑」

2008年05月09日 | 映画
今日もお休み。昼間はずっと寝てましたとさ。遅い昼御飯にガーリック・ライス。おやつに満月ポン。遅い夕飯にまたキャンベル・スープ(クラムチャウダー)とオートミール。
風呂に入ってからDVDで「13THIRTEEN」のミック・ギャリス監督作品「ヴァレリーの誘惑」を鑑賞。
原作はクライブ・バーカーだとか、懐かしいな。昔彼の短編集をいくつか読んだものです。独特の世界感がある作家だと思います。この映画にもその世界感は出ておりました。想像上の?悪魔役のデザインだとかもそれっぽい。キャンディマンの彼が演じてました。なかなか切ない愛の為に残酷になれるという悪魔でした。物語は現実と空想の狭間で謎の美女に助けを求められる作家志望の男の話。ダークなファンタジーものです。ラストもなんだか切ない哀しさみたいな印象も残します。全体的に独特のクライブ・バーカーらしさが出ておりますが陰湿さは小説程は感じられません。彼の作品の映画化によくある妙なユーモア感もあんまりありません。実に的確に味も個性もなく上手く映像化した感じ。まぁ、立派だし良く出来ていたと思うのですが、欲をいうならばもう少し作家性というか個性が出ていた方が良かったように思います。極端にラブ・ストーリーなファンタジーにしても良しだし、サスペンス調にしても良かったとも思う。でも、楽しめましたよ。
あ、ドクことクリストファー・ロイドさんも出演していました。久々に見ましたがやっぱり彼の表情とか演技って好きだな。キャラクターがいいんだと思う。
明日の打ち合わせは昼過ぎからなので、昼間いっぱい寝たし今晩は自分の自主映画の企画を考えたり、編集の実験が進められるといいな。と思う。
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