どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

アイノエイガ上映会

2009年03月28日 | 自主映画
編集室で起きてシャワー浴びてから退社。新宿に寄り道して昼飯に神座ラーメンを食べる。それから久々にビデオマーケットに寄る。VHSのセール品でずっと欲しかったけどDVD化されずにいる映画「炎の少女チャーリー」を発見。やっと久々に見れる!と即購入。
ついでにヘザー・グラハム主演の「ノンストップ・ガール」も購入。各100円という安値でした。
それから高田馬場へ向かい上映会場へ。今回はアイノエイガのアンコール上映会で既に全て一度見てる映画だったけど再び見て楽しめました。「魔神カイゼル」はやっぱり最高に笑えて楽しめた。編集と効果音の使い方が絶妙。主役もいいね。司会のストレートな突っ込みもツボでした。
自作「誕生日プレゼント」は前回より画質、音質共に良い状態で上映出来ました。上映の反応もなかなか良くて上映スタッフをしてくれた女性の反応が後ろの席にいたので全て聞こえてきていて「カワイイ~」って声や笑い声が聴けて良かったです。
今回の上映会には小学校時代からの友人が奥さんと共に見に来てくれて16年ぶり?の再会が出来ました。本当に懐かしく話せました。何年も会ってないのに面影は同じで全く違和感なし。ただお互い太ったな!という感じです。
舞台挨拶は相変わらず何も考えないで登場して、特に話す事浮かばず思い付きでなんか話した。客席に声の出演者を発見して急遽呼んで話してもらった。一緒に作ったメンバーが上映に来てくれるっていうのは嬉しいですね。
DVDの販売は価格を安くしたからか思ったよりも売れ行きが良くて「24日の木曜日」が何故か人気でした。
上映後、打ち上げという名の飲み会に参加。終電近くまでワイワイ飲んで話しました。体調の事を考えてお酒は控えめに後半は烏龍茶飲んでました。
また何か自主映画作りたい感じになってきました。上映会は色々と刺激になります。さぁ帰ったら「炎の少女チャーリー」でも見ようかな。次回作はこんな映画が作りたいんですよね。
ビデオが手に入らなかった昨年はこの映画の原作本を買ってまで本気で実現に向けて調べたり考えたりしてたんだけど話を壮大にしすぎて難しくなってきて中途半端でストップしたままなんですよね。
なんとか気分を盛り上げて実現させたいと思います。

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「デアボリカ」

2009年03月28日 | 映画
なんとか長く関わってた仕事が一段落付いた。良かった。だけども電車のある時間には終わらなかったので会社泊まりは決定!本日は自分の自主映画の上映会が昼からあるので始発で帰ってもまたすぐに出掛けなきゃならなくなるので会社から上映会場に行った方がよさそうだ。そんな訳で編集室のソファーで寝る事にしたが寝る前にレンタルしてたDVDで映画を一本見る事にした。
深夜の編集室を真っ暗にして一人で見た映画は「デアボリカ」というイタリアの74年のオカルト映画。
「エクソシスト」のバッタもの的なパクリ映画とも言えるが、これがなかなかの傑作でパワフルで邪悪で無邪気なゾ~ッとする映画で近年見たホラー系映画の中でも衝撃的であり気に入った。この映画公開当時に見ていたらかなりトラウマになってたであろう映画だったと思う。
流石に今見ると本当の意味での恐怖というのはあまり感じないのですが、実に趣味が近いといいますか、編集とか自作「MILKMAN2」とか「愛と憎しみの果て」に似た面が結構あって、すでにこのような映画が存在した事に驚きを感じました。似た感性の映画があったんだな!と。そして完成度もくやしいけどこの映画の方が数段上をいってます。撮影も素晴らしくカメラワークとかアングルとか素晴らしい!照明も美術も良くて、もうそれだけでも画面に惹き付けられました。物語自体の展開は少々たるい部分もあるのですがホラー映画なのに殺人場面もなく殆どずっと誰も死なない展開なのにゾッとするものもある映画でした。
子供の無邪気さと邪悪さが実に良く出ていて、この映画の主役でもある悪魔の存在感が子供っぽい邪悪さがあり良かった。最後に分かる悪魔の最初からやろうとしてた事や悪魔ならではの苦しみみたいなものも出ていて、どこか分かるような面もあり良かったな。単純に悪として描かれてなく悪魔と対立する立場の人間が宗教的な意味合いとかはなく普通の人間として描かれてるので「エクソシスト」よりも宗教感が無い部分が良かった。
悪魔の子を身ごもって「エクソシスト」のリーガンと同じように(完全なるパクリ)首が回転したりゲロ吐いたり顔が恐ろしい表情になったり浮いたり声が変化する奥さんの芝居とか表情、とにかくこれがゾ~ッとする出来で実際に自分の奥さんがこんな状態になったら本当に恐ろしいし嫌だろうなぁ~という感じがしました。
だけど映画として見る分にはいいねぇ~パクリだけどもパワーアップしてやっとるなぁ~とある意味好感触でした。
編集とかカット割り、音楽、効果音の使い方とかがなかなか斬新でシュールで刺激になりました。
スピルバーグの「ジョーズ」に対してのパクリ映画であるダンテの「ピラニア」が好きな映画であるように、この「エクソシスト」のパクリである「デアボリカ」もこれはこれで好きな映画となりました。

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