どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「幻影少年銀幕少女」

2009年12月26日 | 自主映画
今日は日中はぐっすり睡眠。よく寝ました。
夕方からシネマボカンへ自主映画の上映会へ行きました。自主映画作りをテーマにした山岸監督による新作2本立ての上映でした。
最初に上映されたのは「The Birth Of The Horror」という2年前に行われた怪奇劇場の参加作品のメイキング・ドキュメンタリー映画。これにおいらが出ているので、なんだか恥ずかしくもあり上映と同時に買い込んできたビール飲みながらの鑑賞。いきなりおいらのパートから始まる。インタビューで何喋ったかなんて覚えてなかったので懐かしくも新鮮に見れた。が、おいらの映像が長すぎって思った。おいらの喋ってる顔よりも撮影風景とかそういう映像とかの方が見たいぞ!ってね。撮影風景を自分とは違った視点で見れるというのはなかなか無いので面白い。あぁあの撮影はこんな事とかやったよなぁ~とか懐かしい記憶が甦りました。それから他の監督の撮影風景なんかも興味深く見れました。案外真面目な現場とか困難に直面してる状況だとかそれぞれの特色が垣間見れた。楽しく見れました。
そして休憩無しで「幻影少年銀幕少女」という映画の上映。自主映画作りをしてる主人公逹による映画愛に満ちた可笑しく笑える映画でした。予想以上に面白く最後はなんだかホロリとさせる感動?感傷的な感じでちょっとジーンときたりしたよ。監督・主演の山岸さんの心意気と映画作りの仲間である役者さんの力がうまく出ていたと思う。
映画作りに関する映画ってよくあるけど撮影に関するエピソードだけで終わらせてしまう作品が多いのだが、この作品は編集や上映という所までちゃんと描いている。そこがとても良くて更に50年後まで描かれたりします。映画って作っている時の作り手の思い出みたいなものもあるが、見た観客のそれぞれの想いや記憶もあるし、映画って完成した後50年経っても見る事が出来てその時代なりの出会いと見方も出来るというもの。役者さんもいつまでも当時の姿が残るっていうのも映画ならでは。
死んだ後も映画は残るんですよね。死んだ後にどうなるかなんて気にしたくは無いが未来にも自分逹の映画が見られて楽しんで貰えるならば嬉しいものですね。今日は大学時代からの友人と共に見たのですが、当時映画作りを共にした仲間なので、こういう映画を見て久々にあの妙な映画作りの魅力というか魔力を思い出したという。
そして、この映画のエンド・クレジットには怪奇劇場参加監督の撮影風景が写し出されるという作りになってました。そして、この映画の最後の映像っていうのがなんと!おいらの顔のアップ!で終わるのでした。(笑)

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