「鉄男」

VHSビデオで「鉄男」を鑑賞。随分と昔に一度ビデオで見たきりで久しぶり。内容とかほとんど覚えてませんでしたがコマ撮りの所だけは覚えてた。凄いパワーを感じる映画でした。モノクロの映像のトーンも良いが全編に渡る手作り感というかアナログな感じが自主映画パワーのような凄みで迫ってきます。殺気走った眼の力と奇想天外な内容と展開、鉄人間？となってしまった男の哀しみみたいなものも部分的には感じたりで面白く見れました。
ただ話の内容というか物語が理解出来て見れたのかというと実はそうでもない。だけど話なんてあってないようなものと思って見れば筋や内容が完全に理解出来なくとも、それでも感じる勢いとパワーが十分に見せてくれる怪作品。
学生時代に８mmで作ってた映画「MILKMAN」のような荒い感じもあり結構好きな所がある映画でした。しかし、この作品の方が流石というかなんというか数段突き抜けたものがありますね。脱帽でございますわ。
音楽というか効果音も良くて編集も凄くて一言で言うと「なんかこうグワ～ッって感じ」の映画です。
続編2も以前に見ましたがこの１の方が好きです。

Aerosmith Big Ones

エアロスミスのＰＶ集のビデオ「Big Ones」を鑑賞。メイキング映像付きで面白く見れて音楽ももちろん良かった。今や懐かしいものとも感じるが、映像は今でも新鮮。
このビデオ集を買ったのは二つの好きなクリップが入ってるからで、どちらも若き一番魅力的だった頃のアリシア・シルバーストーンが出ていたから。久しぶりに見ましたがやっぱり良かった。セクシーでチャーミング！
そして、今まで知らなかった別のもう一本のクリップにも出ていた事が知れて見れた。こちらの中の彼女も素敵でした。
当時そんなにエアロスミスには興味は無かったんだけどビデオ見て音楽も好きになり一時はよく聴いたものです。
バワフルでボーカルのスティーブン・タイラーの爬虫類的な魅力と歌唱力に圧倒されました。なんかどこかユーモラスで憎めない良さもありましたね。
久々に大音量で聴いて見て楽しみ堪能しました。

「マングラー」

ビデオで久しぶりにトビー・フーパー監督の映画「マングラー」を鑑賞。
公開当時楽しみにして劇場へ観に行った記憶があるが、なんともB級な映画でちょいと肩すかしを食ったような記憶の残る映画でした。が、なんかB級ならではのエンタメ感と一部の場面は印象に残っていた。
キングの原作も映画より前に読んでいたが映画は全くの別物として考えた方が良い感じ。
冒頭のマングラーに喰われちゃう場面はなかなかインパクトがあります。（ここ覚えてた所）が、その後はグダグダと刑事の話が説明調の台詞で進行します。ちょっとタルいんですが話の方向はなんか超次元で変な方向に進んでゆきます。
真面目に演じているんですが話は荒唐無稽で笑える感じ。そこに良く出来た特殊メイクで顔を変えた怪俳優が登場して胡散臭くも面白い演技とやりとりを見せてくれます。
そして最後の方でなんだか分からないけどB級パワー炸裂の無茶苦茶な展開となり一気に面白さを加速させます。
忘れてたから本当にあっけに取られつつも楽しめた。
全体的にはなんかイマイチな感じもするけれども結果的には楽しめたB級ファンタジー・スプラッター・ホラー映画でした。