どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ホーボー・ウィズ・ア・ショットガン」

2012年06月16日 | 映画
DVDで「ホーボー・ウィズ・ア・ショットガン」を鑑賞。グラインドハウスのフェイク予告篇コンテストの優勝作品の長編映画化というもの。
ルトガー・ハウアー主演で狂った街のゴミ共を浮浪者がショットガンでやっつける話。スプラッター描写は派手でトロマの映画っぽいチープさと面白さがある。そんな無茶苦茶な感じのパワーだけでなく、なかなかしっかりした部分もあってルドガー・ハウアー演じる主人公の真面目な筋の通ったキャラクターが活かされていて魅力的で面白く見れた。意欲的で挑発的な自主映画作りのパワーに溢れた娯楽作で好きな事をやってる情熱が感じれて個人的には好感の持てる映画でした。特典映像のメイキングを見ると凄く楽しそうで同時に大変そうでしたが何か良いチームワークも感じれた。
音楽も良くて色々な昔のそれ系映画の影響も感じれるもので盛り上げていた。女優さんも存在感ありました。
ポスターもいい感じです。



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「スナッフ」

2012年06月16日 | 映画
DVDで映画「スナッフ」を鑑賞。前々からこの映画の存在は知ってはいたが、見れないでいた映画。殺人行為を撮影した映画という事で公開当時は話題となり大ヒットしたようですが、今じゃ全部嘘だと知られているし出来の悪いソフトポルノ映画でお蔵になってたもののラストに追加撮影した殺人場面を入れて話題性だけでハッタリ宣伝を行いちゃんとヒットさせて儲けたという映画で有名なある意味凄い作品です。僕の「世にも奇々怪々な物語」のDVDと同じメーカーさんから発売されたので再び興味を持ち見たのですが、思ってた以上に見応えある映画でした。
最後だけが見所?の映画だと思ってましたが案外、前半の物語部分も面白くみれました。撮影も演技も酷い自主映画レベル以下な作りですが内容はなかなか刺激的でチープながら意表をつく展開でチャールズ・マンソンのグルーピーみたいな女集団が無差別に人を殺したりする凄い話。音楽がイージーライダーの主題歌を真似したような曲でバイクで走ったりとあの時代の空気や暗部を赤裸裸に描いていたと思う。血糊が赤すぎてペンキみたいだったり殺される人の芝居が下手すぎたりして嘘っぽさや荒ばかりが目立つのですが、なにかいけない事を堂々と見せている所が他の映画にないインパクトを残します。
展開もたるいけど突拍子もない事も起きるので案外飽きずに見れます。そして噂には聞いていたラストを迎えますが、知ってはいたもののなかなか衝撃はありましたね。チープ感が逆に変な別のリアリティ感を出していて偽物と分かった上での安心して見れるタブー的ないけないもの見たさの見せ物的なものがありました。



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