どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「魔鬼雨」追悼ボーグナイン

2012年08月24日 | 映画
今日は夜から某映画の出力やコピー作業。濡れ場ばかりの映画なのにアシスタントは新人女子でなんかちょっと気まずい感じでもありましたが仕事だからしょうがない。朝までコース。
コピーのやり直しが出てそれやりながら会社の先輩に借りたDVDで「魔鬼雨」を鑑賞。先日主演のアーネスト・ボーグナインさんが亡くなり追悼も込めて購入したと聞いて前々からこの映画の存在は知ってたが見れずにいたので貸してもらう事にしたのでした。
何点か名場面のスチールを見て知ってるぐらいで物語や誰が出てるか等、殆ど知らなかったのですが、結構有名な役者さんが沢山出てました。
話はなんか気持ち悪い悪魔崇拝の絡んだ設定でしたが、どういう経緯で何がどうなってるのかが説明もないまま展開するのでなんかよく分からないまま異様な世界観の物語を見る感じでした。
アーネスト・ボーグナイン演じる教祖的な奴も異様さが出てて良かったですが、なんか彼の表情はどこかユーモラスな所もあるから面白味もありました。なんか展開はタルい感じもあって深夜に見たから眠くなっちゃう所もありましたが、この映画の見所はラストでしょう。邦題にある魔鬼雨が降って人がみんなドロドロぐちょぐちょに溶けちゃう描写をクドイ程じっくりと見せてくれる。なんか分からないけど良く出来ていてトム・バーマンらによる渾身の特殊メイクが楽しめます。
話の内容とかどうでもよい感じだが眼のない顔とか角生えて怖さよりおかしさを増した悪魔メイクとかドロドロ溶けちゃう特撮がなんか分からないけどスゲーって楽しめちゃう映画。
最近の映画だと「トランスフォーマー」もこれ系のなんかスゲー!けど話はよく分からないけどまぁいいか。な映画ですね。
「魔鬼雨」はラストのオチがなかなか効いてました。
ジョン・トラボルタが出ていたようだが恐らく特殊メイクで誰がどれだか分からなくなっちゃってた中の一人でしょう。多分あの役だろうが分かりません。
そんなに面白い映画ではありませんが、特殊メイクは勢いがあってなんかスゲー!な映画です。
後は似たような見せ場のありそうな映画「溶解人間」が見てみたい。こちらのメイクアップはリック・ベイカーだったかな?誰かビデオ持ってない?
先日亡くなられた主演のアーネスト・ボーグナインさんの御冥福をお祈りします。
表情の良いキャラの強い役者さんでした。色々な印象的な役がありましたが今回見た映画の役も変なインパクトがありました。





アーネスト・ボーグナイン
(Ernest Borgnine, 1917年1月24日 - 2012年7月8日)

コメント

「顔のない眼」

2012年08月24日 | 映画
DVDでずっと見たかったけど見れずにいた「顔のない眼」を鑑賞。
フランスのモノクロ映画。ホラー映画のジャンルに入る内容なんだろうが、とても哀しみのある美しいフランケンシュタイン的な物語で切なくてなんとも言えない後味を残す映画でした。
久々にこの手の映画で心に残る一本となりました。
モノクロの映像が美しくモンスター的な存在でもある表情の無い仮面の女のはかない佇まいと不気味な美しさがひときわ印象的。表情は変わらずとも苦悩や哀しみは伝わります。ラストの爽快感のない哀しくも自由になった姿は美しくなんとも言えない。
物語は大体は知っていたし分かってた通りでしたがドラマに惹き込まれた。
軽妙なテーマ音楽も効果的。それ以外はあまり音楽は無かった印象。
顔剥ぎ手術場面は古い映画にしてはリアルでなかなか衝撃的。
ブルーレイも出ていて画質が凄く綺麗だと評判を聞く。ちょっと欲しいんだけど結構高いんだなぁ。
DVDの解説見ると撮影はあの「メトロポリス」の特撮場面を担当していたカメラマンなんだとか。凄く美しいモノクロ撮影。凄いカメラマンだなぁと思った。
「顔のない眼」という邦題も良いですな。




コメント